この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

これといって見所がなかった『アクアマン 失われた王国』。

2024-01-20 20:10:19 | 新作映画
 ジェームズ・ワン監督、ジェイソン・モモア主演、『アクアマン 失われた王国』、1/20、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(お客様感謝デーにつき鑑賞料金1100円)。2024年4本目。

 1/12公開の本作を1/20に観に行ったのには一応理由があります。
 毎月20日、30日はお客様感謝デーでイオンのクレジットカードで決済するとイオンシネマでは鑑賞料金が1100円なんですよね。
 去年の10月からACチケットを年間12枚しか購入出来なくなったので、お客様感謝デーのサービスをありがたく利用させてもらったというわけです(それまでお客様感謝デーなんて気にしたことなかったけど)。
 でも最初、自動券売機の提示金額が1800円だったので、ビビッてスタッフさんを呼びに行っちゃっいました。笑。
 無事1100円で鑑賞出来ました。

   

 記念すべきお客様感謝デー初鑑賞映画だった『アクアマン 失われた王国』ですが、いやぁ、ビックリするぐらい見所のない映画でした。
 監督が『死霊館』のジェームズ・ワンですから、それなりに期するものもあったのですが(自分は『死霊館』、及び続編の『死霊館 エンフィールド事件』を高く評価しています)、これといって悪いところもない代わりにこれといって見所もないというか。

 主人公が王でその弟が裏切り者のヒーローものといえば、どうしたってマーベル映画の『マイティ・ソー』を思い出すじゃないですか。
 本作は何から何まで「マイティ・ソー」と同じだったというわけではもちろんないんですが、本作ならではの兄弟エピソードが何かあったかというと特にありません。
 主人公が自分で投獄したくせによくわからない理由で弟を脱獄させてバディを組むことになり、あっちに行ったりこっちに行ったりするうちに和解しちゃうってだけのお話でした。
 ストーリー的に「え?」と驚いたり、なるほど!と感心したりする展開は無し。
 結末も同様でした。

 悪いところはなかったと書きましたが、不愉快なシーンはありました。
 地上のことを何も知らない海底人の弟に主人公が「エビみたいで美味いぞ」と言って生きたままのゴキブリを食べさせるシーンがあるんですよ(当然主人公は口にしない)。
 前作で主人公は日常的にゴキブリを食べてましたっけ?
 もし食べていたら食生活の違いで片づけられるかもしれませんが(片づけたくはないですが)、そうではなく、ただのイタズラで弟にゴキブリを食べさせていたとしたら、主人公、性格悪すぎません?
 冗談やイタズラで済むようなことじゃないと思うんですけれど。
 エンドロール後にも弟がゴキブリを食べるシーンがあって勘弁してくれよと思いました。
 ああいうシーンを見て、誰が面白いと思うんですかね?

 戦闘シーンもショボかったです。
 戦闘シーンがショボいというか、敵がショボいというか。
 敵の戦闘スーツのダサさは目を瞠るものがありました(土偶をイメージしてる?)。

 ジェームズ・ワン、やれば出来る子、じゃない、やれば出来る監督だと思っていたのでちょっと残念です。

 お気に入り度★★、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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