読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

乾くるみ「カラット探偵事務所の事件簿1」を読んで♪

2012-08-05 13:06:24 | 
乾くるみの「カラット探偵事務所の事件簿1」読み終りました


いつも色んな仕掛けで楽しませてくれる乾くるみ作品



今回も楽しませてもらいました




倉津市(架空の市なのを知らないで検索してしまった!笑)は、


十二万の人口を抱える県内第3位の都市。



倉津駅の歓楽街の6階建て雑居ビルの最上階が、



『あなたの頭を悩ます謎を、カラッと解決いたします!』の、


謎解き専門の「カラット探偵事務所」である。




ここの所長は、




古谷謙三




このビルは古谷の実家の持ち物である。





裕福な家の三男坊。





どんなに親しい友人であっても、



敬語で話すというちょっと風変わりな習慣?を持つ。





これは、



この小説を書いたったひとりの所員であり、



高校時代からの友人『井上』が語っていた事である。



井上は、


元新聞記者。



体を壊し、新聞記者を辞めて、



古谷に誘われてこの「カラット探偵事務所」で働く事になった。




レトロな空間を好み、


パソコンの持ち込みも許さない古谷のこの事務所で、


閑古鳥の声を聴き・・


手持ちぶたさで携帯をいじり。。





この小説を書いた井上。






そんな井上の、



毎回事件を、



「さて~」



という口癖で始まる古谷の事件解決の全容をまとめた事件ファイルが、





この、





「カラット探偵事務所の事件簿」なのである









File 1「卵消失事件」



夫が不倫しているのでは?と疑惑を持った妻からの依頼。

カラット探偵事務所は「謎解き専門」なので、

これは専門外であったが、

その夫が古谷のよく知る作家で、

それに興味を持った古谷が依頼を受けることに。



夫を尾行する事もなく、


妻からの話だけで事件を解決してしまう。



メールのやり取りに隠された2人だけのヒミツの暗号☆



そして・・



卵のパックが開けた形跡もないのに、中身が消えていた!



その謎もカラット解決☆








File 2 「三本の矢」




武家屋敷といわれ、地元では有名な家の壁に矢が刺さっていた。


その犯人は・・

身内かも知れない。。


そんな疑惑を持ったこの家の主の妻からの依頼。


世間に知られずに解決してほしいと頼まれた古谷は、


早速この家にいき、


3人の息子たちに会う。



そして、


古谷が訪問している間に・・



3本目の矢がこの家に放たれていた!!






父と子の思いのすれ違いを、


古谷が見抜く。。





犯人は?!







File 3「兎の暗号」




資産家の故人が残した、



子供たちへの暗号。



ここには、



宝の在り処が示されているはずなのだった。



が・・


暗号が解読できないので持ち込まれた依頼。




故人の遊び心がつまった暗号。




一筋縄ではいかない暗号も、



古谷が取り組めば「カラッと解決!」




この謎解きで「なるほど~」をたくさん言ってしまう。



見つかった宝には、



その値打ちだけではなく・・


故人の子供たちに対する思いもこめられていた☆








File 4「別荘写真事件」




10年前に別れ、音信不通になった父親を探してほしいとの依頼。



1枚の写真が匿名で娘のもとに送られてきた。



手がかりは、



この写真と父親の名前だけ。




この難問を、


古谷は写真の背景から解決する!!




思い出の別荘で撮られた写真だと思っていた・・



しかし!




そこは意外な場所であった!!











File 5「怪文書事件」




ある団地に怪文書がポストに入れられる事件が発生。



日にちをおき、


3回に分けて入れられた怪文書。




「○棟の○○号室の○○は浮気をしている。」




この、


○の部分が書き換えられて3回入れられていた。




犯人の目的は何なのか?



犯人は団地内の人間なのか?





古谷は話を聞いただけで犯人の見当をつけてしまう。





犯人はあっけなく犯行を認める。




そして。。


そこに隠されたもう一つの事件。




温泉卵が10個出来てしまった謎を解決した古谷。



犯人の妻の心の闇にもせまる!!










File 6・・・のはずがなぜか、File 20「三つの時計」





井上の事情で、


書き溜めた事件ファイルをやむを得ず、


順序を逆にしたこの事件。




高校時代、



井上と古谷と仲のよかった早苗が結婚する事に。




その披露宴に呼ばれた井上と古谷。




そこで久しぶりに会った、




中学時代の美術教師の早苗の父。




自分たちの身分を明かすと、



早苗の父は早速依頼してくる。




早苗の結婚相手に初めてあった日。



人気洋菓子店の「時間限定販売しているチーズケーキ」を手土産でもらった父。




しかし・・


そのチーズケーキが売られた時間に買って、


到着した時刻とのつじつまが合わないことが気になっていた。




どう考えても・・


間に合うはずのない時間の壁。





時間のトリック?




その謎に古谷が挑む!





解決いてみれば・・



それは姉妹の愛の団結力であった事がわかる。








そして・・



早苗との再会で、


わかる・・



井上の、






自分を『俺』といっていた意外な事実が発覚!!




えーっ?!



そーだったの?!







こういう仕掛けがおもしろいんだよなぁ~♪




そんなわけで、


今「カラット探偵事務所の事件簿2」に取り掛かってます☆





これってまだ続くのかな?




とりあえず楽しんで読むことにします














この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
   | トップ | 乾くるみ「カラット探偵事務... »
最新の画像もっと見る

」カテゴリの最新記事