読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

碧野圭「失業パラダイス」~人は傷を負って何かを得る☆苦労は人を成長させる☆~

2014-11-01 01:47:23 | 



碧野圭「失業パラダイス」読み終わりました☆



最初このタイトルを見て



何で失業してパラダイスなんだろう?!



そう思った。



けど


読んでみると



「なるほどなぁ」ってなんか納得できた





碧野さんな作品を何冊か読んでいて



人の成長


それを感じる作品だなっておもいました。




人は傷を負って何かを得る



苦労は人を成長させる





今回の作品も



そんなことを感じました。




だから、




失業パラダイス




なんだなぁって。





主人公「田野倉 敦」は



映像制作会社をリストラされた。



ADを3年やっていたが


番組のやらせが発覚!


それに関わっていたことでそうなってしまう。



成り行き上嫌々ながらやったことだった。





そんなことを考慮はしてもらえず


敦としては理不尽なリストラだった。



その後


ハローワークに通うも


次の職はなかなか見つからない。



そんなとき


アパートをシェアしてる先輩と


「映像屋本舗」という仕事を始めることに。



カメラ担当の阿藤


編集担当で責任者の岡本


雑用担当の敦




仕事内容は


ビデオ製作



一般の人の依頼で


「思い出のビデオ」を作るというものだ。




そこでいろんな依頼人に出会う敦




そして


初めて自分が編集を任されて作った作品



これに依頼主から感謝される




それによって



敦は



今まで



「自分は誰からも必要とされない人間」




そう思っていたが



初めて



自分が必要とされ、評価された悦びを感じる




最初は乗り気でなかったこの仕事も


やる気になる。




そして



不登校で暗い感じの17歳の少女「沙良」に出会う。



沙良からの依頼は



あるレコード会社の歌のオーディション用の


ビデオ製作。



しかし!


顔は一切映さないでほしい。



↑そう言う依頼だった。




しかし・・


オーディション用のビデオには


顔出しが必要だった。



沙良が顔を出したくない理由・・



それは



イジメが原因だった!!




敦は


沙良の歌声を聴いて



感動する



阿藤も岡本も



その歌声に魅了される。



なんとかして


この少女の歌声を世に出したい!!



そう考えた敦たち。



顔を出さずに


オーディションを受けさせるのに考えた


苦肉の策とは




そして



年上の瑞稀と付き合いだした敦だったが



瑞稀の元彼出現に



2人の関係は危うくなる!!




その行くへはいかに




敦の成長を読者がつい応援したくなる




そんな1冊です




今何かに落ち込んでくじけそうになってるあなた!




そんなあなたにはぜひ読んでほしい




私も元気もらいました

















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