角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

楽しみの再会。

2014年04月25日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き[四阡六百円]
こちらもシックな配色で編んでみました。一昨日の「今日の草履」は早々にお選びのお客様がいましたので、組み合わせを変えて近いイメージを再現しました。おそらくこちらもそれほど時間がかからず選ばれていくでしょう。

今朝出勤前に玉川堤防の桜並木を撮影してきました。開花レベルでは「つぼみ」と「咲き始め」の中間でしょうか。早い木で三分咲きもありましたね。今日の日中が20℃を超える好天でしたから、夕方時点でさらに開花が進んでいます。明日はまた22℃の予想ですから、27日の日曜日からお花見らしくなるでしょう。武家屋敷通りの枝垂れ桜は五分咲きまで来ました。







桜まつりの楽しみの一つに、ご愛用者との再会があります。特に県外からお越しのご愛用者とは、この桜まつりとお盆の再会が多いです。散策途中にお立ち寄りくださり、『おっ、やってるね~』と声を掛けていただくのがなんとも嬉しいものです。一昨日は山形県のご愛用者が立ち寄られ、『満開になったらカミさんを連れて来ますよ』。ぜひ寄ってくださいとお応えしました。

『いよ~、久しぶりっ』と入って見えたのは、まだ記憶に新しいおじさまです。厳寒の一月に初めてお会いしたおじさまは、秋田県のご出身で現在鎌倉市にお住まいです。神奈川県の大学を卒業されてそのまま教員として現地就職し、最近定年退職されたと伺いました。一月にお会いしたとき、『教員だったもんだから老後がそれなりに恵まれてて、ときどき秋田に来てお金を使ってるんだよ』と言っていたのを思い出します。ふるさと納税に近い考え方ですね。

明日からゴールデンウィークに入ります。新幹線もホテルも昼食お弁当も、角館はご予約でいっぱいとのこと。その中に角館草履のご愛用者が含まれているかもしれません。桜満開と共に、ご愛用者との再会を楽しみにしている草履職人であります。
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