角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

花火の次はお祭り。

2006年08月26日 | 実演日記
今日の草履は、一般綿生地シリーズMサイズ23.0cm〔靴サイズ24cmまで可・・・3000円〕
唐草をベースに、真中に大きくエンジを入れてみました。イメージは「花火」でしたが、予定よりエンジが大きくなってしまったので、タイトルは「尺玉花火」にします。

今日も快晴の角館、朝からひっきりなしのお客様です。午前9時過ぎに米蔵に入ると、すでにご夫婦と思しきお二人がいました。
『早いですね~、これから大曲の花火ですか?』とお声を掛けると、『いえ、これから山登りです』。
今日の角館も、いろんなお客様がお越しのようです。

お昼頃までの賑やかさが嘘のように、午後はお客様が引きました。そりゃそうです、花火見物がメインでしょうから、出来るだけ早く会場へ行かなければ大変です。今朝7時頃のラジオでは、河川敷特設駐車場はすでに満車と言ってました。

午後4時頃、東京からお越しのご夫婦がお立ち寄りになりました。奥様が布草履作りをしているそうで、私の草履に興味津々見入っています。
『このイ草は売らないの?』とおっしゃるので、『1足分300円でお譲りしますよ』とお答えすると、『1足分だけ今もらって行ける?』ということになりました。
ご主人が時間を気にしていたので、『もしかして花火ですか?』とお尋ねすると、『そう、初めて見るの!』。

花火初心者にありがちですが、かなり甘く見ているご様子。午後4時に角館にいたのでは、花火会場に辿り着けるかさえ分かりません。

明日は花火帰りのお客様で、角館もごった返すでしょう。毎年のことですが、今晩遅くから角館の駐車場は満車になります。明日の夜明けと同時に散策がはじまり、終日多くの観光客で賑わいます。明日の話題は、もっぱら花火でしょう。

大曲の花火が終わると、次はいよいよ角館のお祭りです。これまで夏祭りのすべてが天候に恵まれました。こうなるとお祭りの天気が心配です。去年は初日に台風の接近があり、置山の人形を急きょ降ろすハプニングがありました。
ご参考までに、私が利用している角館の天気予報はこちらです。

明日からは、「角館のお祭りの楽しみ方」をご案内したいと思います。取り急ぎ、トップページに「観光用曳山激突一覧」をアップしました。
角館の“燃える秋”が目前です。

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