今日の草履は、仙北市内の男性のオーダー草履です。職場を離れる先輩女性の慰労会で、その方へのプレゼントとして承りました。
ご希望配色は基本おまかせでしたが、「いつまでも若々しく!」という贈り主の願いに、目いっぱい可愛らしい配色で表現してみました。履かれる女性はもちろんのこと、贈り主にも喜んでいただくのが真の「プレゼント」と思っています。
今月2日はカミさんの誕生日でした。その2週間ほど前でしたか、次女からLINEで2日と3日仕事を休めないかの相談です。そんなことを言うのは珍しいので、いったいどうしたのか返信してみると、カミさんの誕生日に私共々温泉一泊に招待したいとのこと。これを聞いたときは、嬉しいを超えてやや感動に近いものがありましたね。大人の休日倶楽部の最中だったため二連休は厳しいことを理解してもらい、2日の仕事を少し早く切り上げてつなぎ温泉へ行って来ました。
2日の夜、宿へ向かう途中に小岩井農場のクリスマスイルミネーションを愉しみ、温泉に一泊。翌3日は花巻宮沢賢治資料館を散策してきました。久しぶりの五人旅を娘たちも喜んでくれましたね。「プレゼント」というものは贈り主も喜んで大成功と思うわけです。
実は少し前、長女から私を叱責する手紙がありました。
家族の在り方を問うその内容には、私も考えさせられましたね。
その後間もなく私の考えを届けたことで、いくらか心が
落ち着いた模様です。
娘三人がお金を出し合い、両親を温泉旅行に招く。
これだけ聞けば「なんて良い家族なんだろう…」です。
しかしそこへ至るには、人並みの苦労や葛藤もまたあるんですね。
今日の草履もそうですが、「労に報いる」のはとても大事な
ことなれど、そこへ至る苦労を推し量れる人間になりたいものです。
基本的に家族は何を言ってもいいのです。
一番厄介なのは「言えない」ことですね。
私は少し喋りすぎと言われています(笑)