角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

生活を楽しくする出費。

2013年08月01日 | 実演日記




今日の草履は、滋賀県草津市からお越しくださったご家族の、中学一年生の男の子のオーダー草履です。お父さんが秋田県横手市のご出身で、子どもの夏休みを利用してのお里帰りでした。7月の下旬から、こうしたご家族の姿が多くなっている角館です。

こちらのご家族は、お父さんもお母さんもそれぞれにお買い上げくださいました。3足ですとお支払いは1万5千円前後になります。お母さんがお金を支払おうとする傍で男の子が、『うわ~、スゴいお金ダ…』。確かに子どもにしたら大金ですよ。

そのときお母さんが子どもへ返した言葉が、『生活が楽しくなると思えたら、そういうことにお金を使うのはいいことなのよっ』。
実に見事でした。子どもに対してお金の価値、あるいは使い方を説くのに、なかなかの表現じゃないでしょうか。



毎年八月第一土曜日に開催している「かくのだて絵燈籠夏まつり」。今年は明後日8月3日です。明朝の地元紙に折込が入りますので、ぜひご覧ください。
われわれ角館あきんど塾と仙北市商工会青年部の合同開催となって、今年で五回目となりました。知名度が上がってきたのか、午後8時頃には会場いっぱいのお客様になります。

北東北の短い夏の一夜、満天の星空のもと大勢で過ごすひととき。これが「生活を楽しくする」と感じてくださるなら、ぜひ遊びに来てください。出費は僅か300円、浴衣着用なら200円で、美味しい「夏うどん」がご賞味いただけます。
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