角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

手書きの魅力。

2007年02月24日 | 製作日記

<生地詳細・素材感>

今日の草履は、一般綿生地シリーズLサイズ25cm〔3500円〕
藍色とんぼをベースに、黄色と赤茶が入り混じった綿生地を合わせています。この生地なんですが、元々は南国のビーチのイラストが描かれていたものです。巻かれてしまうとまったく面影がありませんが、なかなか面白い草履になったと思います。

先日、年賀はがきの当たりを交換してきました。切手シート3枚です。4~5年前、二女に届いた年賀状が4桁の大当たりで、3千円相当の美味しいものと交換しました。滅多にお目にかかれない4桁でしたが、これがナンバーズだったら100万円に化けています。そう思うと、3千円の旨いものの味が複雑でした。

今年の年賀状は、はじめて年が明けてから書きました。だいたいは前年に書き上げて、元旦の朝に先様に届くのがフツーです。言い訳がましい話なんですが、昨年末は二女の入院もあって年賀状へ気持ちが行きませんでした。
もちろん届いた年賀状にお返事は出すつもりでいましたから、せめてもの気持ちもあってすべて手書きにしました。ワープロを購入して以来ですから、15年ぶりくらいでしょうか。すべて書き上げた達成感は、活字とまったく異質でしたね。

草履の通信販売では、基本的に郵便振替でご送金をいただいています。この振替用紙には「通信欄」という項目があって、もちろん何も書かなくてイイのですが、結構の割合で一言コメントが書かれてあります。
今日届いた振替用紙には、『きれいな草履をありがとうございました。早速はかせていただいています』とありました。ご自身の手書きコメント、なんとも言えない嬉しさがありますね。

手書きの年賀状、しばらく続けてみようかと思っています。

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