角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

まずはお嫁さんへ‥。

2007年07月23日 | 実演日記

<生地詳細・素材感>

今日の草履は、一般綿生地シリーズMサイズ23cm〔3000円〕
赤基調の和柄をベースに、紫を合わせた配色Ⅱパターンです。紫という色は、人によって好き嫌いがはっきりしているのかも知れません。ひと目で気に入ってくださる方もいれば、過去のオーダーで『紫だけはイヤ』とおっしゃった方もおりました。

7月下旬としては、過去にあまり経験のない気象を感じています。晴れれば高温、雨なら蒸し暑いというのが定番ですが、特に夕方以降の涼しささえ感じるこの数日は、なにやら今後の異常気象を予感させます。

73人目の草履職人誕生です。仙北市西木町にお住まいのお母さん、仙北市商工会を定年退職され、現在はお孫さんの保育園送迎や趣味の陶芸など、理想的な「老後」をスタートされています。
現役時代は仕事でもお世話になりましたし、米蔵スタッフにご友人がいることで今でもたびたび顔を合わせる方です。

お孫さんの保育園お迎えに時間にあるとのことで、今日はじっくり実演をご覧になっていました。おしゃべりの中で趣味の草履作りに話題が及ぶと、『えっ、この草履、作ってもイイの?』。たびたび顔を合わせていても、材料コーナーは目に入っていなかったようです。
もちろんOKをお伝えすると、まさに即決でした。草履台にイ草材料、布地材料に編み方ビデオと見本の草履、フルコースをお買い上げになり笑顔でお孫さんを迎えに行きました。

『作ったら、孫たちに履かせよっ!』と張り切っていましたが、まずは息子さん三人それぞれのお嫁さんへのプレゼントをお勧めしました。もちろん仲良しの嫁姑さんと思いますが、手作り草履でさらに磐石なものとなるでしょう。

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