角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

プレゼントは誰が使う!?

2009年10月09日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
エンジ基調の銭湯プリントをベースに、合わせはエンジです。
赤基調の組み合わせ、なんだか明るく楽しくなる配色ですね。こうした草履こそご年配の女性にお勧めしたいものです。銭湯の平生地はこちらになります。




東京からお仕事でお越しのお父さん。しばらく展示パネルをご覧になり、『こういうのは履くのかなぁ…』。どうやら奥様へのお土産にとお考えのようでした。
角館草履の特徴と健康効果をご説明すると、またまた悩みました。結局、『やっぱり欲しかったら自分で買うのがイイな』と、一旦は草履コーナーから離れて行かれました。
それが10分ほども経たないうちに戻って見え、『なんだか気になるからやっぱり買ってくよ、女房と娘に…』。

その後のおしゃべりで分かったのは、奥様は気に入らないお土産にはっきりNOを言うらしいですね。誰でも貰って嬉しい顔を見たいがために、お土産を買います。それが、『な~に~、これっ』みたいに言われたら、そりゃあショックは隠せないでしょう。
実際こうした過去があったからこそ、お父さんは躊躇したんだそうです。おまけに一足4000円ともなれば、気に入らなかったときの奥様のお顔は、そりゃあ怖いものになるでしょう。

10月5日のブログでご紹介した結婚記念日のプレゼントは、予想通り私の使う頻度がより高い結果となっています。
今日のお父さんが奥様と娘さんのために買った草履を、自分自身で履くことにならないように祈るだけですね。
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