角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

単位と米。

2017年12月10日 | 製作日記





オレンジベースの一寸法師プリントです。

「一寸」や「一尺」と言われても、若者にはちんぷんかんぷんかも知れません。
同じように使われなくなった単位が「石」。よく訊かれる質問に『角館は何万石あったの?』があります。そもそも「一石」とはどういう量なのか。

一石は100升、一升枡100個分の米です。かつての日本人は一食おおむね一合のご飯を食べました。これが一年で約一石になるわけです。

藩政時代の角館は1万5000石。いささか単純計算ですが、一万五千人が暮らせる経済力を持っていたのでしょう。

パンやパスタもいいですが、やはり日本人は米を食いたいものです。

(西宮家米蔵にて)
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