今日の草履は、仙北市内の男性のオーダー草履です。やはりこちらの男性もオーダーに訪れたのは秋でした。全国を歩くお仕事がひとまず落ち着き、本日無事にお手元へ届いています。この時間はもう履いてくださっているでしょうか。
ご希望配色は「完全おまかせ」でしたので、お若い男性だからこそシブい素材を使ってみました。私の手から直接お渡し出来なかったため、目にされたときの反応が分かりません。こういうのが案外残念なんですよね。
師走に入ってからお客様の人数がめっきり減り、逆に草履在庫が並びだしています。これから一冬在庫作りになるのですが、そんな中にもリピーターさんが訪れますし、初めてお会いする方ともご縁が生まれます。すると現品を選んでお持ち帰り出来ますから、お客様の反応がとてもよく分かるんですね。そうした意味でも私にとっての冬期間はとても大切です。
今年の草履実演はいよいよ明日一日を残すだけとなりました。お客様のお訪ねがあるかどうかは分かりませんが、気持ちのうえで有終の美を飾りたいと思っています。