角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

くれぐれも雪にご注意を。

2012年02月02日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
昨秋から茶系の草履をずいぶん編みました。年末に届けられた新柄の中にも茶系があって、今年に入って結構編んでいます。春になってどんなお客様がお選びになるのか、草履自身も楽しみにしてるんじゃないでしょうか。

全国ニュースで報道されている通り、仙北市にある玉川温泉で雪崩が発生。簡易テントの中で岩盤浴をされていた三人が生き埋めとなり亡くなりました。昨日のブログで「大雪の功罪」を書きましたが、こうした事故は明らかに「罪」でしょう。

事故の詳細を知らない私が、温泉施設の過失に触れるのは止します。ただどうしても思うのが、未然に防ぐ手立てはなかったんでしょうか。未然に防ぐのは雪崩ではなく、そこへ人間が足を踏み入れることの事前阻止です。秋田県人は、少しばかり大雪に慣れ過ぎてはいないでしょうか。

一説には「ガン」さえ治すと云われる玉川温泉。これまでのブログでも、ここへ湯治に訪れる人たちが何人か登場しています。私自身はその地へ足を踏み入れたことがないのですが、玉川温泉で働いていた知人がおりますし、三年前に亡くなったじっちゃとばっちゃは長年湯治に訪れていました。

現在の草履実演でも、玉川温泉と限らず仙北市の温泉を訪れた方々との出会いはとても多いです。草履の常連さんもたくさんいますから、こうした事故を聞くとなんとも心が痛いですよ。
特に山間地はまだまだ雪が増えるでしょう。過信や慢心のないようにしたいものです。
コメント
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