角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

おっかしい買い物・・・。

2005年12月23日 | 実演日記
今日の草履は、縞木綿シリーズMサイズ23.0cm。〔写真〕
このオレンジの縞木綿が、なんとも言えず暖かみがあって好きなんです。

それにしてもスゴいです、雪が。今朝除雪ブルドーザが置いてった量が今冬一番でした。そして朝からずーっと降り続いています。明日の朝、また今冬一番と言うのは間違いなさそうです。

-思い出の実演日記その2-

2005年9月のとある日、西宮家に奥様お二人連れが訪れました。布巻草履がツボにはまったようで、真剣な眼差しでリサイクルシリーズの品定めをしておりました。
ふとした瞬間、ひとりの奥様の視線が一点に集中し、『えっ!?こっちのはなに?』。視線の先には、エンジの鼻緒の絣(かすり)草履がひとつ。試験的に作った10足の残り最後の一足でした。
『私、これを買わないと一生後悔するような気がする・・・』。即決でした。

帰り際、その奥様がなにやらケタケタ笑い出すのです。
『いえね~、今そこの直売所で百円の野菜をすっごい吟味して買ったのよ~。それがなんで四千円の草履は簡単に買えるわけ~、おっかしいわよね~』。

私は嬉しいのですが、確かにおっかしいかも知れません。(^_^;)
コメント
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