癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

今回の東北百名山巡りを振り返る

2019年09月23日 | 登山・旅行

 今回の山旅で一番印象深かった焼山(左)と焼山火口

 北海道内の主だった山はすべて何度も登っているので、道外の新しい山に登りたいと考えた。その対象として選んだのが、すでに52山登っている「東北百名山」だった。

 この度は、9/6に移動し、翌日十和田湖の外輪山である白地山からスタートした。天候にも非常に恵まれ、9/21の安家森と吹越烏帽子までの16日間の内、14日で17山を踏破することができた。 

 日本三百名山に選ばれている山や目立つ山はすでに登っていたので、物足りない感じの山が多かった感は否めない。しかし、それなりに新ピークの新鮮さと、知らない土地の旅を満喫できた。

 1日の所要時間が長くとも5時間程度の山が多く、連日登山も苦にならなかった。簡単な山同士の組み合わせでは、1日2山が4日あった。

 一番印象に残った山は、八幡平の活火山焼山である。活火山特有の変化に富んだ地形や川のあちこちから湧く温泉などを楽しむことができた。もっとも辛かったのは、白神山地の天狗岳だった。登山口から頂上までわずか200mの標高差しかないが、距離も長く、往復ともに激しいアップダウンが多かった。暑かったせいもあるが、むしろ下山のはずの帰りの方が辛かった。
 逆にもっとも呆気ない山は、往復1時間弱の安家森である。標高1239mもあるのに登山口の標高が1150mにあったからだ。まあ、それでも、日本三百名山巡りで、紀伊の山の護摩壇山(1372m)の往復20分という山もあったので、それに比べればまだマシである。

 前半の4日間は非常に暑く、汗だくで登ったし、夜も寝苦しかった。ところが、最後の4日間は寒いくらいで、最低気温2℃を記録した日もあった。

 基本的な日程だが、就寝時間は20時前後で起床が4時前後、登山開始は6時前後で、1日2山を除いては、ほとんど午前中の下山だった。それでも、温泉で汗を流し疲れを癒して、2~3時間ほどを要するブログアップ作業と次の山の登山口近くまでの移動時間で、意外と余裕はなかった。

 休養日は雨予報の日を当てたが、それほどの雨にもならず、大館市と横手市の観光を楽しんだ。また、下山後に、数年前に行きそこなった桃洞滝散策もできたし、遠野市に住む大学時代の96歳になる恩師を訪ねることができた。
 また最後の日は、東北百名山でもっとも厄介な山だと思っていた津軽半島の袴腰岳・丸屋形岳は、丸山林道の修復工事が行われていることもこの目で確かめることができ、今後の希望が持てたことはうれしかった。

 今回は、主に青森県・秋田県・秋田県の北東北の山だったが、来年以降は宮城県、山形県、福島県の山になる。今回で残り31山になったので、年1回として、あと2~3年は楽しめそうだ。