癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

第95回赤光社美術展

2018年10月18日 | イベント鑑賞・参加

今年で95回を数える赤光社美術展。今日から10/23まで、棒二森屋デパートで開催されている。

 毎年yamaさんから招待券をいただいて鑑賞することができている。
 美術はまったく分からないが、元同職の知人も多いので、毎年どんな作品を出品しているのか、とても楽しみである。
 また、山を描いた作品にも興味があり、いつもカメラに収めては、ブログにアップしている。






yamaさんの「生命の森」


毎年独特のタッチで山を描き続けているIさんの「頂稜(羊蹄山)」

このほか、山を描いている作品








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夕張市長・鈴木直道氏の講演会

2018年10月16日 | イベント鑑賞・参加

 道新函館政経文化懇話会10月例会の講演会「『人口減少ニッポン』を生き抜くヒント」<講師・夕張市長・鈴木直道氏>が、五島軒を会場に開催された。

 この懇話会は、月会費8,000円という主に経営者たちの集まりで、毎月の例会には講師を招いて講演会を開催している。今回は、会員以外でも2,000円で聴講できるので、参加してみた。
 
 目的は、もちろん講師である夕張市長鈴木直道氏である。30歳で、年収250万円の給料で、全国唯一の財政再生団体の市長になった、2期8年のこれまでの頑張りと実績を本人の口から直接聞きたかったからである。

 主な内容は、1、財政破綻してからの夕張市の歩み、2、コンパクト型の都市計画、3,JR北海道・攻めの廃線の3点だった。
 

会場の様子

 道内最大の出炭量を誇った1960年代は、人口11万6千人だったが、エネルギー政策の変換とともに、人口が急激に減少し、現在では8千人に落ち込んで、高齢者率50%になっている。

 財政再生団体になった11年前には353億円を18年で返還することになり、市職員の削減、職員や市長の給与削減、サービス事業の縮小などに取り組み、人口減少に拍車を掛ける悪循環を繰り返してきた。しかし、そのような取り組みやいろいろな事業を工夫して、10年間で156億円もの返還ができ、昨年から普通の都市並みの新しい出発ができるようになったそうだ。

 その中で、徹底した無駄を省く施策として効果を上げて来たのが、坑口ごとに点在していた集落(広域分散型の居住)をコンパクトにまとめる都市計画である。具体的には、公営住宅の再編と新築と移転促進、民間賃貸住宅新築への助成、公共施設の集中化、学校の小・中・高1校への統合などで、6年間で300世帯の移転、市外からの転入者の増加の効果があった。初めは反対していた人たちも、むしろ応援者になってくれて、理解が広がったそうだ。

 2016年のJRへの攻めの廃線提案だが、JR側からの提案が何もないうちに、①市が進める施策への協力 ②JRが保有する施設への扱い ③社員の市への派遣の3点を要請し、すべて受け入れてもらった。まさか、すべて受け入れてもらえるとは思っていなかったそうだ。
 スクールバスの運行適正化に向けては高校生に自主的に取り組んでもらい、中学生も含めて無駄に走ることのない予約運行の形となったそうだ。

 最後に、「自分が市長になりたくてなったのではなく、夕張の町をなんとかしたいという思いからだった」「課題先進地だったが、これからは課題解決先進地として頑張って行きたい」という言葉が印象的だった。若さとバイタリティを持ち合わせた鈴木市長ならではの情熱と実績に感動すら覚えた。

 質問の中で、自民党の知事候補として名前が挙がっているが・・・という問いに対しては、現在は何の働きかけはないとのこと。しかし、いずれは、都道府県や国の行政にも携わりたいという思いは持っているとのこと。今後の健闘と活躍とますますの発展を祈りたい。


北海道新聞みなみ風連載「どうなん・とうほく山楽紀行」
本日掲載の47回目「台場山」(函館市)は、下記の「最新情報」でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com
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講演会「函館は文化の十字路」ほか

2018年10月13日 | イベント鑑賞・参加

 函館文化会と函館市中央図書館共催の歴史講演会「函館は文化の十字路~様々な宗教の中で育まれてきた街~」に参加。会場は中央図書館視聴覚ホール。


講師は北海道教育大学名誉教授佐々木馨氏

 結論として、「函館の宗教的文化力」は、「開拓と開教」の内包と「教育、病院・医療、社会事業など」の外延の二重構想で発展してきた。その基盤となったのが、函館は4つの力<歴史力、都市力、科学力、文化力>が共存する街である・・・とのこと。
 
 その具体的内容として、1、函館の歴史軸の推移、2、文化の十字路の歴史的背景 3、文化の十字路の実相の3点について詳しい話があった。

※印象的なことだけメモ的に述べると次のようなことである。

1、函館の歴史軸の推移については

 古代・中世の函館文化史は、大船遺跡を含む遺跡や志海苔館などの<東部地域>から始まり、近世になると、函館を挟んで、松前・江差などの<西部地域>に移った。
 さらに、近世後期になって、幕府の蝦夷地直轄と黒船来航を機に函館の<西部地域>の整備が進み、一躍歴史の表舞台へ登場し、それ以降は北海道の表玄関として都市化が進行し、開港都市としての都市化と国際化が進んだ。

2、文化の十字路としての歴史的背景については

 ①グローバリズムとローカリズムの「歴史力」
  箱館奉行所の設置と五稜郭の築城、ペリー来航、開港、戊辰戦争の終結。
 
 ②北の魅力を創出した「都市力」(大正年代には東京以北最大の近代都市)
  北洋漁業の草分けとなった高田屋嘉兵衛の択捉航路、4つの大火からの復活、防災都市計画の推進、函館どつくの創業、青函連絡船の就航、北洋漁業の基地としての発展、

 ③都市化を導いた「科学力」
  武田斐三郎を中心とした<北海道最初の学問所・諸術調所での蘭学、測量、航海、造船などの伝授>。初代駐日ロシア領事ゴシケビッチによる<ロシア正教会建設、地域医療、写真技術の伝授など>。動物学者モースの<市立博物館の開館>。英国人技師パーマの<函館の水道の設計>

3、文化の十字路の実相については
 ①異文化としてのキリスト教の北海道開拓と開教(ハリストス正教ニコライ宣教師の来函、日本聖公会の英人ニング宣教師の来函、天主公教会の仏人カション宣教師の来函)。教育(アイヌ学校、遺愛学院、白百合学院)、病院、福祉などの外延。

 ②自文化としての宗教世界(神道、仏教、教派神道、新宗教)の「開拓と開教」
  いずれも、檀家を増やすためには開拓移民の推進が必要と、政府の神仏分離の動きに同化せず、仏教と神道が両輪となって「体制宗教」を担った。
 外延としての教育(六和女学校、高龍寺吉祥女学校、函館大谷女学校)、病院・医療(高龍寺での高松凌雲の「赤十字精神」、函館厚生院の開設)、社会事業(本願寺道路の開削)など。

 専門的な見地からの整理された内容だったが、一番大きな要因は、いち早く開港され異文化が入って来たことと、北海道開拓の表玄関として発展したことではないかと思われた。

◎今年最後のクルーズ船「ウェステルダム」
  

北埠頭から写した港町埠頭に接岸していた今年最後のクルーズ船「ウェステルダム」

 このウェステルダム号は、総トン数82,348t、就航年2004年4月 、乗客定員1,916名 、乗組員数800名、全長285.24m 、全幅32.21m、船籍オランダ。
 見た目もシックな感じだが、内装や装飾品等もクラシカルでシックな雰囲気の客船だそうだ。

 4月に始まって、今日で最後の函館港へ寄港したクルーズ船は、予定は31回だったが、実質的には27回で終わったようだ。一隻の乗客が1000人以上なので、経済効果はかなり大きいものと思われる。
 来年度函館港に寄港を予定するクルーズ客船は、過去最多だった2014年度の延べ37隻を上回り、40隻を超える見通しとなっているそうだ。函館市は年間70隻の寄港目標達成に向け、大型化が進む客船の受け入れ態勢強化に取り組んでいる。港町埠頭は市街地から遠いので、若松埠頭での12万トンクラスの大型船や西波止場への4万トン未満の船の接岸のための工事を進めている。
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第25回函館デザイン協議会・会員作品展

2018年10月11日 | イベント鑑賞・参加

 今年からこの協議会の会員になったというライフスポーツ仲間の京極さんから、「設立25周年記念第25回函館デザイン協議会・会員作品展」の案内が届いた。期間は10/11~14、会場はシエスタ函館4F。

 このような協議会や作品展があることなど、このような案内でもいただかなければ、知ることはなかった。どんな作品が展示されているのか興味もあったので、早速、初日に観に行ってきた。

 京極さんがいらして、いろいろ説明をいただきながら鑑賞することができた。特に、会員のこれまでの作品などを眺めて改めて感じたことは、身の周りで日常的に何気なく目にしている看板、ポスター、マーク、印刷物、道具・用具などのすべてにそのデザインの作者が必ずいる・・・身の周りはデザインで溢れているということだった。














「函館の水」をテーマにした子どもたちのペットボトルのラベルのデザインにプロのデザイナーが手を加えたもの。




京極さんと初出品の作品

 題名は失念したが、中国黄山市の明や清時代から続く建物が並ぶ土産物店通りの建物を、奥行きのない所から何枚も撮影し、それを絶妙に繋ぎ合せた作品。

 京極さんは、数年前に大阪から函館に移住してきた方で、全国的に活躍するカメラマンである。その仕事関係の素晴らしい作品は「京極スタジオ」で観ることができる。
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岩崎元郎さんの健康登山講座in北斗

2018年10月05日 | イベント鑑賞・参加

第2部 岩崎さんと私の対談「山のよもやま話」

 自分が会長を務める「新日本百名山・恵山を登る会」主催で、アルパインツアーや救心製薬や多くの登山用品メーカー協力・協賛の「岩崎元郎さんの健康登山講座in北斗」が、北斗市のかなで~るを会場に開催。この新百名山は講師の岩崎さんが選んだ山である。

 岩崎元郎さんは、無名山塾主宰・登山インストラクター。日本の元気を取り戻すための「一億二千万人総登山者計画」を提唱し、95年から5年間にわたるNHK番組「中高年の登山学」を通して、中高年の登山ブームの仕掛け人となった方である。

 第1部は、岩崎さんの「山に登って元気になろう」と題したトーク。次に、救新製薬のPRビデオ上映。第2部が岩崎さんと私の対談「山のよもやま話」、最後に豪華な景品が当たる抽選会という内容だった。

 岩崎さんのトークは、登山が健康に良いという話から、日本の元気を取り戻すにはみんなの頭を空っぽにすれば良い。頭が空っぽになれば新しいアイディアが次々湧いてくる。頭を空っぽにする最良の方法は、無の境地になれる山に登ること。大いに山に登って、日本の元気を取り戻そう・・・という内容だった。

 2人の対談では、中高年の登山の中で60代から70代のへ変化とそれへの対応、ここ10年間は若者の登山者が増えていて年代的な偏りがなくなっていることの要因や危惧されること、安全登山のためには常に「山は怖いもの」ということを忘れないこと、最近の登山の多様化について、北海道の山の魅力と留意点などなどを話し合った。


受付風景


自著販売のサインに応じる岩崎さん


豪華な景品の数々


会場を埋める180名の参加者


最初は「新日本百名山・恵山を登る会」事務局長鎌鹿さんのご挨拶


岩崎さんのトーク


ステージ上へ登場の2人の握手から


2人の対談


最後はハグしあい、岩崎さんの出たお腹を撫でる


40点を超える豪華な景品の抽選会。岩崎さんと私が抽選を引く。
中には2~3万円以上するリュックや登山靴、さらにもっと高いプロトレック(登山用時計)もあった。


七重浜つぼ八で打ち上げ 
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外泊~亀田八幡宮例大祭 & 富山ますのすし

2018年09月16日 | イベント鑑賞・参加

初めて目にした亀田八幡宮例大祭神輿渡御

 今日は外泊許可が出たので、朝食は病院で摂ったあと、そのまま、昭和温泉へ直行した。
 昨日まで腕に点滴治療の針が刺さったままだったので、シャワーを浴びることもできなかった。4日ぶりにゆったり温泉に入って、さっぱりして、帰宅した。

 例年はいち早い大雪の紅葉山行に出掛け、家にいないことの多い9/14~16は、函館の亀田八幡宮(通称:亀八)例大祭である。露店の出店数と種類は函館市内の神社のお祭りとしては最大規模だそうだが、年々減ってきているような感じがする。これまで知らなかったが、15日と16日は神輿(みこし)の神幸(渡御)も行われるらしい。

 いつも「亀田八幡宮のお祭りは雨が降る」と言われ、その通りのことが多い。しかし、今年は珍しく雨が降らないで終われそうだ。

 さて、この祭りの神輿渡御だが、いまだかつて一度も見たことがない。あることすら知らなかった。調べてみたら、その年によってコースか違うらしい。今年の予定では、我が家のそばは昨日通ったらしい。そこで、今日のコースの方へ出掛けてみた。








神輿を見た後、八幡宮へ行ってみた。


休日に重なったためにたくさんの人出が見られた。
昔はこの場所にサーカスや見世物小屋などが並んでもっと賑やかだった。


露店の前は賑やかだが、社殿の前は閑散としている


1862年(文久2年)改築の旧社殿(現神輿殿)

  1964年(昭和39年)に現社殿が建立された際に移設され、現在は神輿殿として使われており、現存する函館最古の建物である。
  1869年(明治2年)5月の箱館戦争で戦場となり、社務所が焼かれ神輿殿には弾痕が残る。同年5月17日には、榎本武揚らが近くの中村家(自分が学生時代4年間家庭教師をさせていただいたお宅)で新政府軍と降伏交渉を行った後、本神社を訪れ、降伏を誓約している。

 
関係者から教えてもらった箱館戦争時の弾痕(ほかに節穴があるが、それとは違う穴)

◎駅弁・富山ますのすし


近くのスーパー・ラルズで開催中の駅弁大会で買ってきた駅弁・富山ますのすしと八ヶ岳高原たまごサンド 
 昔、妻が富山へ行ったときに売り切れで食べられなかったそうだ。それ以来念願の駅弁になっていたらしい。
 実は、自分も三百名山巡りで富山は何度か通ったが、高くて食べたことがなかった。




ついでに買ってきた八ヶ岳たまごサンドも非常に美味しかった。

9/11に登った美利河丸山のHP版ページは下記の「最新情報」からどうぞ!写真等が少し増えています。
今年エベレストで亡くなる10ヶ月前の栗城史多さんのこの山の山頂写真もあります。
 http://sakag.web.fc2.com
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「北の昆布展」

2018年09月09日 | イベント鑑賞・参加

 7月から函館博物館で開催されていた「北の昆布展~昆布が支える日本の文化~」だが、前回出掛けたら休館日だった。その後行きそびれていたが、今日が最終日なので、慌てて観に行った。

 昆布といえば、江戸時代から北海道を代表する海産物だが、店頭に並べば高いのに、地味な食材という点ではNo.1かも知れない。決して主菜になることなく、和風料理の出汁のイメージが強い。

 そのような昆布の価値を認識し、興味を抱くようになったのは、日本一の昆布産地である、今は合併して函館市に含まれた南茅部に2度も勤め、合計7年間住んだことが大きい。

 天然昆布漁や昆布養殖に携わる人々に接し、子供たちも亡妻もその乾燥作業や加工のアルバイトに従事した。それ以来、我が家では毎日のみそ汁に昆布を欠かすことはなく、お歳暮やおつかいものにも、昆布漁家から卸し価格で分けてもらっている昆布を使っている。しかし、昆布料理はあまりすることはない。

 特に南茅部の真昆布は、江戸時代から北前船で京都・大阪方面へ運ばれ、京料理などに欠くことのできない存在となっていた。また、北前線の経由地である富山藩と手を組んだ薩摩藩が琉球王国を経由する中国(清)との密貿易に利用した「昆布ロード」の存在や、その財源が倒幕運動へ繋がったいう面白い話まである。

 そのような歴史からなのか、北海道は単なる原料供給地でしかなく、関西方面を初めとする道外でその価値が認められ、向こうの業者がいろいろな昆布製品が開発し、付加価値を高めて来た。
 多くの昆布製品を扱っている七飯町にある「昆布館」も、地元ではなく福井の業者であることが悔しい。


昆布がぶら下がる展示場の入口

 展示場は、次の3章で構成されていた。
 第1章 昆布とは何か
 第2章 昆布はどのようにして広まったのか
 第3章 昆布はどのように利用されているのか


入口に展示されている、「南かやべ白口浜真昆布」のポスター


北海道で獲れる昆布の種類


昆布の種類と製品の数々~それぞれに特徴があり、その用途にも違いがある


昆布採りの船と道具


江戸時代に昆布等を運んだ北前船の模型


全国の昆布の都道府県別消費量のグラフ
富山県が突出し、国内の97%を生産している北海道がラスト。
生産地の北海道でその価値が認められていないという現実が悲しい。
富山県の消費量が多いのは、北前船の中継地で栄えたこと、
富山県は北海道への移住者が多いことなどが上げられている。
北海道では、出汁くらいで、消費量の多い地域に比べて、いろいろな料理として食べることは少ないのが、消費量が少ない原因のようだ。


消費量トップの富山県の正月の鏡餅と昆布
~昆布は「よろこんぶ」に通じ、めでたいものの象徴として神事や行事に広く使われている。


最近その成分や栄養等で、注目されてきたガゴメ昆布のコーナー。
この昆布の研究や製品開発は函館が中心になっている。

 自分にとっては、特別目新しいことはなかったが、昆布の日本文化に及ぼした価値を再認識することができた。


我が家でおつかいものとして重宝している60㎝の長さに折った昆布
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講演「もし日本海がなかったら…スルメイカは?」

2018年09月04日 | イベント鑑賞・参加

 函館市国際水産都市・海洋総合研究センターを会場とした、退職組織の講演・研修会に参加してきた。演題は「もし日本海がなかったら…スルメイカは?」。


会場となった函館市濃国際産都市・海洋総合研究センターとスルメイカの写真


 講師は、国内のイカ研究の第一人者 函館頭足類科学研究所所長・北海道大学名誉教授 桜井泰憲氏。

 講演の趣旨は、最近激減したスルメイカを中心とした、最近の獲れる魚種の変化とその原因が主な内容であった。

 まずは、「イカの種類やイカの生態(泳ぎ方・空を飛ぶ・捕食行動・墨を出す・体色変化など)」について説明があった。

 その中で、興味深かったのは、イカは漁火となる集魚灯に集まると思われているが、実は光は嫌いだけれど関心がある習性を利用しているとのこと。昼は海底の薄暗い所にいて、夜は海面近くに上がってくる。そこに集魚灯を照らさせると、眩しいのでそれを避けようとして陰になる舟底に集まるのだそうだ。そこに針を垂らすから釣れる・・・ということらしい。
 スルメイカの寿命は1年で、日本海がその産卵と回遊場所なので、日本海の環境が大きく影響するらしい。

 次に、スルメイカを中心とする獲れる魚種変化についての状況の説明があった。
 
 特に2010年以降、その変化が大きくなっているとのこと。スルメイカは2016年~2017年激減、サケ激減(やや回復)、サンマ激減(やや回復)、ホッケ大不漁(やや回復)、小型マグロ大量入網、ブリの北上と漁獲増、二シン増加などなど・・・。
 その原因は、地球規模の温暖化ではある。ただし、偏西風の蛇行によって、局所的な異常寒冷・高温化の影響が大きい。今冬季の日本周辺は異常寒冷、しかし、春以降は高温化が進行中。特にスルメイカは、冬季の異常寒冷の影響が大きいとのこと。

 最後に、スルメイカの産卵の生態・行動の研究から、スルメイカがいなくなった原因についての説明があった。

 冬の季節風が強く海面気温が低いと、水温躍層が深くなって、一部の卵塊は海底まで沈み壊れてしまうことが分かった。2015以降同じことが起きているのではないかとのこと。
 また、産卵場は1年を通して季節的に移動する。2016年~2018年の産卵場の広がりは開腹していない。特に今年1月の産卵場の縮小が顕著で、冬生まれ群の復活にはもう少し時間がかかるとのこと。
 さらに、スルメイカの成長に適する水温範囲は12℃~15℃。成熟が進行する水温範囲15℃~18℃、採卵適水温は19℃~23℃、生存に不適な水温は12℃以下23℃以上である。

 なお、生け簀イカより活〆したイカの方が10時間後は活きが良いことが分かっている。今後は、魚介類の高鮮度・高付加価値化(地産地食の薦め)の研究も進めていく必要があるとのこと。


昭和30年(イカ刺しをどんぶりで食べたころ)の函館市入舟漁港付近の「イカブスマ」の光景

○施設見学

 入居型の貸研究施設として、学術試験研究機関や民間企業が入居できる研究室を備えている。隣接する岸壁には調査研究船が直接接岸でき、また、函館港外から直接採取した海水を水槽実験に使用することができるなど、水産・海洋分野の研究開発や、産学官連携の拠点としてご活用されている。さらに、来館者が自由に見学できる大型の実験水槽や、函館港が一望できる展望ロビー、海水を使用できる実習室、学会開催を想定した会議室なども備え、まさに、函館国際水産・海洋都市構想のシンボルとしての役割を担っている。



展示ホール


海洋総合研究センターに入っている研究機関と関連企業。
それぞれ連携することの利点があり、成果が上がっている。


大型実験水槽・・・今はカメラを付けた亀の生態を実験しているが、9/7からスルメイカの群れが入る。

 
北海道新聞みなみ風連載「どうなん・とうほく山楽紀行」
本日掲載の45回目「焼石岳」(岩手県)は、下記の「最新情報」でどうぞ!
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はたらくのりもの大集合in函館

2018年08月26日 | イベント鑑賞・参加
 港町埠頭を会場に、「第7回はたらくのりものin函館」が開催されていた。主催が函館私立幼稚園PTA連合会の幼稚園児を対象とした催しものである。しかし、興味が幼稚園児並みの妻が「行ってみたい」というので、お付き合いした。

 小さな子供は、車が大好きである。案の定、幼稚園児を中心とした家族連れで、予想以上にごった返していた。単に展示しているのではなく、実際に乗りものとのふれあいがいろいろ工夫されていて、長蛇の列ができていて、子どもたちは大喜びだった。
















妻の狙いは、この働く自動車だった



◎同時に埠頭に係留している海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」の見学会も開催されていた。






魚雷発射管


艦対艦ミサイル

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はこだて夜祭りinグリーンプラザ

2018年08月17日 | イベント鑑賞・参加

 外国人観光客に向けた夜間観光の新たな選択肢の創出などを目的に、函館市が今年初めて企画した「はこだて夜祭りinグリーンプラザ」。8月15日(水)から17日(金)までの3日間、大門のはこだてグリーンプラザで開催された。

 日本の懐かしい夏祭りの雰囲気を楽しむイベントで、注目は、今年惜しまれながら店を閉じた塩ラーメンの名店・星龍軒の特別出店。

 閉店前は混んでいて食べに行けなかった星龍軒の1日150食限定の塩ラーメンが目当てで、17時前に並んで整理券をもらった。17:05分で75番だった。このあとわずか20分で整理券がなくなったそうだ。一度家へ戻り、妻と一緒に出直した。


グリーンプラザの入口


まずは、星龍軒の露店へ


懐かしいミシュランひとつ星の塩ラーメン。相変わらず美味しかった。


会場では、太鼓のリズムに合わせて函館港踊りやイカ踊りなどを実施(18:00~20:00)。

 地元飲食店の出店する飲食コーナーや、金魚すくいなどの遊びが体験できる縁日コーナーなど、にぎやかな雰囲気だった。浴衣のレンタルもあった。しかし、外国人の姿は少なかった。


櫓を囲んでの盆踊りならぬ、函館港祭り踊り


妻のおじさんも趣味のチンドン屋で協力


千秋庵総本家の出店


ぽんびきの出店


懐かしいヨーヨー釣り


これも懐かしい金魚すくい
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第11回はこだて国際民俗芸術祭

2018年08月07日 | イベント鑑賞・参加

メインステージ

 はこだて国際民俗芸術祭は、2008年から始まり、今年で11回目を迎える、民俗芸術の分野で国内最大級を誇る夏の大型フェスティバル。
 世界の民俗芸術団体(アーティスト)が函館に長期滞在し、元町公園会場を中心に野外ステージやワークショップなど、様々なイベントを行う。
 2017年までに48の国と地域から、2,000人以上のアーティストが参加。参加者数はのべ30万人を数えるそうだ。

 過去に第6回と第7回に行っているので、それ以来4年ぶりである。16:00~21:00まで行われているが、17:00ごろに入場。入場料は1000円。しかし、寒い上に風が強く、おまけに雨まで降ってきて、最後まで観ないで帰って来た。









メインステージのほかに、大道芸人の芸もあった。

 

 



北海道新聞みなみ風連載「どうなん・とうほく山楽紀行」
43回目「有珠山」(8/7掲載)と42回目「太平山」(秋田県)(7/24掲載)は、下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com
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津軽の工芸 あけび蔓工芸作品展

2018年06月28日 | イベント鑑賞・参加


 本町のいしい画廊にで、今日から7/2(月)の5日間、「津軽の工芸 あけび蔓工芸作品展 by 手づくり工房 あけびの里(弘前市)」が開催されている。

 この作品展は、お互いに20代のころ、同じ職場に勤めていた敏子さんの作品が中心である。彼女は、弘前の籐工芸を生業にしていたご主人と結婚し、40年近く籐工芸に携わってきた。
 平成19年頃から素材をあけびの蔓に替えて開業し、青森県内でも珍しいあけびの手提げかご等を主商品にした店が「手づくり工房 あけびの里」である。

 この作品展は、いわば、敏子さんの「故郷に錦を飾る里帰り作品展」でもある。
 編み出せば早いらしいが、この蔓を自分で採りに行って、編めるような状態にするまでの工程に2年以上掛るらしい。その手間を聞いているだけで気が遠くなるようだった。














昔の仲間からのお祝いの花にひと口加えさせていただいた


即売もしていたので、彼女が焼いた焼き物にあけび蔓の持ち手を付けた小作品を買ってきた。
早速ラベンダーの蕾を生けてみた

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夕陽会創立100周年記念式典・祝賀会

2018年06月23日 | イベント鑑賞・参加
 
北海道教育大函館校同窓会である夕陽会(せきようかい)は、今年で創立100周年を迎え、その記念式典と祝賀会が、16:30から、函館ロイヤルホテルを会場に開催された。


 夕陽会は、1918年(大正7年)に北海道函館師範学校の第1回卒業生で発足している。その後、母校は、北海道第二師範学校~北海道学芸大学函館分校~北海道教育大学函館分校~北海道教育大学函館校と名称を変えてきているが、同窓会は、一貫して夕陽会だった。父は函館師範学校時代に卒業し、自分は学芸大学時代の最後の卒業生である。

 現在は、この夕陽会の参与という役職にあるが、現職の最後の2年間は副会長も務めている。80周年記念の時には、式典部の副部長を仰せつかり、芸術ホールを会場とした、合唱と映像とナレーションで演出する式典のシナリオを自分が作成し、仕切ったことが懐かしい。


祝賀会には815名の参加で、1ホールに入りきらなくて、2ホールに分かれていた。


引き出物は、夕陽会のロゴマークの入った五島軒のクッキー
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北のさきがけ 「道南四都物語」

2018年06月12日 | イベント鑑賞・参加

 今年は、北海道命名150年記念のイベントが道内各地で計画されている。その一環として、道立函館美術館で北海道150年事業アートギャラリー「北のさきがけ 道南四都物語」が開催されている。

 いつか観に行こうと思っているうちに、明日が最終日になっていて、慌てて鑑賞してきた。


 幕末の開港地・函館、北前船交易で栄えた港町・江差、最北の城下町・松前、明治の開拓地・伊達の、北海道4都市に焦点を当て、各都市ゆかりの文化財を集めた特別展である。
 都市という表現はどうかと思われるが、当時の人口からすれば、道内では確かに四都であったかもしれない。


会場に入ったら、江差の姥神大神宮渡御祭の山車のミニチュアと半纏が展示されていた。(撮影OK)

 隣には、有形文化財の本物の「松寶丸」がどんと置かれていた。(撮影OK)

 伊達市のコーナーでは、亘理藩の「洛中洛外屏風亘理伊達本」のスライドショーと屏風絵が展示されていた。


(パンフからスキャナー)

 途中に、上ノ国のアスナロの伐採と川を利用しての運搬の様子の屏風絵、江差の濱の様子の屏風絵が展示されていた。

 松前町のコーナーでは、「松前屏風」6扇の拡大されたスラードショーや蠣崎波響の作品を見ることができた。

 函館市のコーナーでは、五稜郭戦争の絵、ペリー来航の絵、土方歳三や榎本武揚の写真や明治初期の函館港の写真などが展示されていた。

 北海道命名150年というが、そのうちの半分は自分の人生でもある。そう考えると、北海道の歴史は本当に浅いと思ってしまう。しかし、その前の75年が開拓の歴史でもあったわけで、その苦労と発展は凄い営みだったと感心する。
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第33回ひろめ舟祭り

2018年06月09日 | イベント鑑賞・参加



 南茅部の臼尻漁港を会場とした第33回ひろめ舟祭りの夜の部だけ見に行ってきた。

 2015年に一度行ったが、昼の部のメイン行事の舟こぎ競争とたくさんの大漁旗や電飾で装飾した船のお披露目パレードだけしか見ていない。そこで、今回は、夜の部だけ見に出掛けた。
 「ひろめ(広巾)」とは、葉が広いことによる古来からの「昆布」の呼称で、ひろめ舟とは天然昆布漁で使用する木船のこと。

 なお、今年のこの祭りは、太平洋クロマグロの小型魚が函館市南茅部地区の定置網に大量にかかり、来期(7月~来年3月末)の道内の漁獲枠が「実質ゼロ」となる問題を受け、恒例行事「舟こぎ競争」の3部門のうち、地元の定置漁業者が参加する部門は中止にしたという。他の2部門の32チームは予定通りに開催し、最も迫力のある勇壮な定置漁業者11チームの部門が中止になったそうだ。


着いた時の会場の様子




まだ日の暮れる前の飾り船。
1隻あたり、60枚の大漁旗と500個ほどの提灯で飾られているそうだ。




 まもなく、ステージでテツ&トモのお笑いショーが始まった。


露店








夜の部で一番見たかった電飾を灯し、大漁旗等で飾り付けをした船の漁火パレードだった。
しかし、その前から雨が降り出し、風も強くなってきたので、漁火パレードは中止になった。


土砂降りの雨の中、花火が打ち上げられていたが、ずぶ濡れになって車に戻り、帰路に就いた
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