癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

50年振りの再会

2008年10月31日 | 日常生活・つぶやき
                 (画像は、五稜郭タワーで開催されていた菊花展)

 20代の頃から勝手に幹事を買って出て2,3年置きにずっと中学校時代の同期会を仕切ってきた。このたび、11/15に、卒業50周年を記念した会を開催する準備をしている。母校は、今は上磯町と合併して北斗市になった大野町立大野中学校。当時は純農村地帯で広々とした野山を舞台にした楽しい思い出がいっぱいの故郷である。

 昨夜、これまで住所が不明で一度も案内を出したことのないTa君から直接電話をいただいた。「今、函館で新しく仕事をしに来たのだけど、同期会をするって話を聞いたので・・・」とのこと。今日、そのTa君のところへ案内状を持参した。中学生時代の顔は朧気ながら覚えていたが、自信がなかった。

 昔とあまり変わらない若々しい顔で彼は待っていた。顔を合わせた彼の第一声・・・「お互い歳とったなぁ~」

 彼は中学校を卒業して大阪へ行ったとのこと。あのころは、卒業生の半分は金の卵ともてはやされ、集団就職で本州へ渡ったものである。彼もその一人であった。その後、北海道へ戻り、室蘭で建築関係の仕事をしていて、このたび、函館で新しくリフォーム関係の会社を興して仕事を始めるために出てきたらしい。まだ現役で、しかも、新しい土地で仕事を始めようとする意欲と情熱に驚いた。「みんなと会うのが楽しみなので、ぜひ出席する」とのこと。初めて、しかも50年振りにみんなに会う彼の反応が楽しみだ。

 しかし、この私が仕切る同期会は、これを機に最後にするつもりだ。それは、ずっと40名前後の参加が続き、還暦の時は50名以上で盛り上がったのだが、2年前は急減して28名、今回も30名ほどの予定である。届く不参加者からの返事を読んでいると、自然の摂理ではあるが、本人の体の調子、旦那や妻の看病などの理由で、だんだん参加したくてもできない環境になってきているのが寂しいからだ。また、開催するたびに名簿に「死亡」と記入しなければならない友が増えていくのも辛い。

 幸い4名の担任のうち2名は健在で毎回出席してくれている。今回は、その先生方の喜寿の祝いも兼ねている。先生方もみんなもまだ元気で、「まだ続けて欲しい」という想いがある内に終わるのも悪くないであろう。あと2週間、その準備で少し忙しくなりそう・・・。最後に相応しい思い出に残るいい会にしたいものだ。

冠雪の駒ヶ岳ぐるっと

2008年10月30日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ
                 ここ数日、駒ヶ岳に冠雪が続いている。
              この山は見る位置によって、実に様々な姿を見せる。
ちょっと用事で出掛けたついでに、反時計回りにぐるっと一周ドライブをしてその様子をカメラに収めてきた。

           
           大沼トンネルを抜けて大沼公園へ向かう途中の湖畔から
              (南斜面のせいか冠雪は微かに見えるだけ)


           
           鹿部ロイヤルホテルへ向かう道路の正面に見える神々しいゴリラさん
                 (砂原岳の東端ピークと岩場)

           
           森町沼尻地区から(剣が峰は見えずに砂原岳のみ)

           
           森町砂原地区市街地より(剣が峰が右側から頭を出す)

           
           森町尾白内地区から(双頭富士)

           
           大沼湖畔の樹間から覗く最後の紅葉

帰路 鹿角市の滝巡り

2008年10月27日 | 登山・旅行
帰路、秋田県鹿角市を通ったら、国道沿いや少し入ったところで、紅葉に彩られたいろいろな滝を見ることができた。

           
                             止滝

                  
                             錦見の滝                   

           
                              銚子の滝

                 
                              湯ノ又の滝

           
                                滝巡りで拾った紅葉

             
           隣の小坂町にある国指定重要文化財の「旧小坂鉱山事務所」
                  (明治末期の洋風建築)    

中禅寺湖畔点描

2008年10月26日 | 登山・旅行
10/14~16は日光の山々を登ったので、その前後に、中禅寺湖畔付近で拾った風景をいくつか・・・・。            

            
                          戦場ヶ原

                 
                           華厳の滝      
          
            
                         中禅寺湖へ注ぐ地獄川の流れ

            
                         二荒山神社中宮祠とご神体の男体山

                 
                            湯の湖から流れ出る湯滝

                 
                            霜の下りた戦場ヶ原と残月
            
                             夜明け前の男体山と湯の湖

会津街道点描

2008年10月25日 | 登山・旅行
今回の山旅は天候に恵まれて、ほとんど観光らしいことはできなかったが、初日(10/6)は雨で会津街道沿いの観光に費やした。

               
                 縄文杉を凌ぐ阿賀町の日本一の巨木「将軍杉」

           
                     西会津町の大山祇神社本社参道の道祖神と杉並木
本社(奥宮)は遥拝殿(下宮)からさらに山道を四キロほど登ったところに鎮座されている。小雨の中その参道を辿ってみた。

           
大山祇神社本社(奥宮)~宝亀九年(778年)の勧請と伝えられている。御祭神は、大山祇命、岩長比売命、木花咲耶姫命の親娘三神。大山祇命は、山の樹木が雨水を涵養することから水源・水利の神として、また岩長比売命は、長寿の守護神、そして木花咲耶姫命は良縁・安産の守護神としてあがめられている。

           
           レトロな街並みを象徴するような昭和7年建築の会津若松市役所

           
                復元された会津武家屋敷の陣屋

           
           会津若松の酒造博物館(大正期の建物)  

           
                JR会津若松駅舎

           
                  鶴ヶ城(6月に撮影)

函館市大間町?

2008年10月23日 | 日常生活・つぶやき
チョンボで一晩大間町で過ごした後、無事7:10の函館行きのフェリーに乗り、9:00には帰宅できた。

この東日本フェリーは11月で国内フェリー業界から撤退し、函館~青森、函館~大間、室蘭~青森のすべてを廃止することになった。昨年と今年、華々しく90億円も掛かる高速船を2隻も造り、ターミナルも全面改築したばかりだったのに。

幸い、函館~青森は関連グループ会社の道南自動車フェリーが在来船を引き継ぐことになったが、函館~大間は廃止の方向だった。

ところが、フェリーでわずか1時間40分、往復の乗船料金が2610円で結ばれる大間町の住民にとっては、昔から函館市大間町と言われるほど函館に依存してきた通院や買い物の重要な足である。大間町以外の下北半島の先端部の町村も似たような状況であろう。

幸い、今回の旅行中に、青森県と大間町など関連自治体で来年一杯の期限付きではあるが、赤字分の1億2000万円を負担し、道南自動車フェリーが値上げをして運航を引き継ぐことになったようだ。しかし、再来年以降はどうなることやら・・・?

今朝も、50人ほどの乗客のほとんどは明らかに函館へ通院に出掛ける雰囲気の人たちであった。

最後の最後に大チョンボ!

2008年10月22日 | 登山・旅行
画像は、秋田県小坂町の明治末期に建てられ洋風建築・小坂鉱山事務所の建物(国指定重要文化財)


まだ暗いうちに庄内の道の駅を出て、ちょっと遠回りをしてまだ通ったことのない秋田県の小坂町と鹿角市、青森県の田子町と三戸市を集中的に観光して大間のフェリーターミナルを目指す。

16:10発の1時間前に到着。ところが、その時刻は9月までの時刻だった。便数も3便から2便になり、13:50が最終。ガ~ン!

18:30には帰宅できるはずが、大誤算。4時間ほど走って青森からの高速フェリーに乗れば今晩中には帰れるが、ガソリン代も含めて2万円近い出費オーバーしてまで急ぐ理由はない。

結局、明朝の7:10発を待つことに。函館を目の前にしょっぱい川を挟んで16時間の足踏み。まあ、当初の計画通り新潟発のフェリーに乗るのと帰宅時刻はほぼ同じなのだか・・・。

仕方ないので、本州最北のいで湯大間温泉海峡保養センターでマッタリ・・・入浴後、ブログを打ち、新聞を読んだりテレビを見たり。夕食もここて摂り、大間崎の駐車場で夜を明かすことに。

お手軽登山・米山、そして帰路へ

2008年10月21日 | 登山・旅行
大源太山の登山口まで行ったが、低く黒い雲で覆われてどきどき霧雨まで降ってくる。あっさり断念して、日本海側に抜け、上越市と柏崎市に跨がる米山(993m)を目指す。


子供のころから知っていた「米山さんから雲が出た~♪」と「三階節」に唄われていた山がこの山だった。越後富士とも呼ばれるこの米山は、古くから地元の人たちに親しまれてきた信仰の山である。山頂に祀られている米山薬師は日本三薬師の一つ。

いくつか登山道はあるが、水野林道終点からの最短コース(2km)を往復した。途中でこの山の開祖・泰澄大師の石碑への参道に階段を設置していた男性からこの山の歴史や山名の由来を教えていただく。

山頂の米山薬師堂は、和銅5年(712年)に開建され、米山の由来は、沖を通る船で米を運ぶある豪商に米の托鉢をお願いしたら断られたので、弟子が法力を掛けたら、この山に船の米俵が全部飛んできたことに因るとのこと。それまでは五輪山という山名だったそうだ。

頂上が近づくに連れて、紅葉が非常にきれいになる。しかし、上空を黒い雲が覆い遠望は利かなかったが、日本海と上越市や柏崎市などが見えた。

登り、50分。下り、35分(単独)

下山してもまだ11時前。当初は、明日の新潟発小樽行きのフェリーに乗る予定だったが、妻の乗船料を含めたフェリー料金とガソリン代を計算したら、運転は大変だが、下北の大間発函館行きのフェリー利用が一番安上がり。しかも、明日中に帰宅できそうなので予定を変更。今日中に温泉も隣にある山形県の道の駅・庄内みのりの里まで走った。

周回コースの至仏山

2008年10月21日 | 登山・旅行
今日も快晴の朝を迎える。今回の山旅計画最後の山となったのは、尾瀬ヶ原の北に聳える至仏山(2228m)。尾瀬ヶ原もちょっと覗き、それを眺めながら登りたいと考え、鳩待峠から尾瀬ヶ原の端の山の鼻まで歩き、東面コースを登り、鳩待峠へ下る反時計回りの周回コースを歩いた。なお、東面コースの下りは、今年から?危険とのことで禁止になっていた。

マイカーの規制が解除になっていたので喜んでいたら、駐車場料金が2500円にビックリ。しかし、規制中はバスで往復するとなると二人で3600円、渋々納得。しかし、高過ぎない?

山の鼻までは3.3kmの木道歩き。尾瀬ヶ原の端っこだけ眺めて登りに掛かる。高度を上げて行くに連れて、尾瀬ヶ原の全貌と12日前に登った燧ヶ岳が見えてくる(画像)。

下は木の階段が連続し、上に上がるに連れて重なった岩や岩場の急登が続く。非常に滑りやすい蛇紋岩で、下りを禁止した理由が分かる気がする。どうやら事故があったらしい。

頂上からは、6月の越後の山巡りや今回の山旅で登った山々の他に南にはいずれ登る予定の山々も見える。山容は穏やかに見えるが、頂上やその西側斜面は岩場や岩頭や岩稜が連なり意外に荒々しい山である。鳩待峠までの下りは、小至仏山までは岩稜が続くが、その後は緩やかな尾根道で非常に歩きやすい。

山の鼻まで50分。登り、2時間40分。下り、1時間55分(妻同行)

予備日の明日は、巻機山や谷川朝日岳から眺めて非常に気になった山容の上越のマッターホルンと呼ばれている大源太山を朝駆け速攻する予定。それに備えて、水上ICから関越道に入り、関越トンネルを潜り抜けた土樽道PAで夜を明かす。携帯が圏外なので更新は明朝の予定。

ハプニング発生の武尊山

2008年10月19日 | 登山・旅行
武尊山(ほたかやま)(2158m)は、利根川源流域に聳える大きな火山だ。日本武尊の東征伝説に因んだ山名とのこと。

昨夜の段階では、武尊神社のコースから登るつもりでブログにもそう書いたが、妻も登りたいと言うので、距離は長いが、標高差が小さく、斜度も緩く、難所もなく、リフトも利用できる初心者コースの武尊牧場スキー場からに変更した。

そのことで迷惑を掛ける事態が発生。拙サイトの愛読者で一昨年夏の北海道旅行の際にわざわざ拙宅を訪ねて下さった地元群馬のSa氏から、昨夜のブログを見て同行しようと武尊神社の登山口で待っていたが現れないとの電話を7:20にいただく。恐縮至極、脂汗タラリ・・・。すぐに、こちらに回って後を追いかけるので先に登っていてほしいとのことだが、反対側なので2時間位は掛かるはず。

8:15に動き出したリフトに乗り、山頂駅をスタート。中ノ岳の登りに掛かるまでの2時間は、きれいなブナ林の落ち葉の絨毯を踏みしめながらの緩やかで快適な散歩道状態が続く。中ノ岳への登りで2ヶ所鎖場の急登があるだけ。頂上の下で立て続けに3団体のツアーが下りて来て、少しは空いたはずの頂上に到着。

写真を撮ったり、座る場所を探したりして落ち着いたところへSa氏が到着。我々が3時間要したところを2時間で来たとのこと。2年ぶりの再会を喜び、昼食を一緒に摂り、下山も花咲の湯での入浴もご一緒して別れた。お手数ならぬお足数を掛けて申し訳なかったが、わざわざのお気遣いがうれしかった。

登り、3時間05分。下り、2時間。(妻同行)

今回の山旅も本当に天候に恵まれているが、今日も凄い秋晴れのポカポカ陽気だった。すぐ近くに見えた明日の至仏山も大丈夫なようだ。花咲の湯から少し戻って、関東道の駅人気ランキング4年連続1位の川場田園プラザで泊まることに。暗くなってしまい、人気のいろいろな施設は見ることはできなかったが、レストランで食べた郷土料理・きのこおきりこみ(上州ほうとう)がとても旨かった。

急登急登&ロングの谷川朝日岳

2008年10月18日 | 登山・旅行
画像は、向かい側から望む朝日に輝く谷川岳の東壁

朝日岳は本州に多い山名である。今日の山は、谷川岳のすぐ東側に聳えるので谷川朝日岳(1945m)とも呼ばれているらしい。今回の山旅の中で、最もハードな山との認識はあったが、同行者を得て、さらに最高の天候に恵まれ、谷川岳の大迫力の東壁を眺めながら楽しく登ることができた。

今回の山旅を開始して間もないころ、一昨日のお二人の仲間で、昨年の北アルプスの有明山にもお付き合いいただいた埼玉県のSa氏から、この山への同行希望が寄せられた。まだ現役なので週末の今日に設定した。

妻と車を谷川岳ロープウェイ山麓駅駐車場に残し、土合コースをピストンした。いきなり急な尾根に取り付き、驚いたが、なんとそれが標高差900mの白毛門までずっと続く。常に木の根の階段か岩場の連続である。これだけ長い急登はあまり経験がない。白毛門までで3時間弱。しかし、昨日一ノ倉沢から眺めたが逆光で良く見えなかった谷川岳東壁が朝日を正面から受けてくっきりと見えるのがうれしい。

白毛門は登って行くと実に立派なピークで、ここで引き返す人が多いのも納得できる。この先がやたらと遠い。頂上までわずか200mの標高差しかないのに、笠ヶ岳、小烏帽子、大烏帽子など5つほどの落差の大きなピークの急なアップダウンを繰り返すこと2時間弱。

天候に恵まれたこともあり、苦労に報いてくれる展望がうれしい。北には巻機山や越後三山、東には燧ヶ岳や至仏山や武尊山、西にはすぐ向かいの谷川岳、巻機山に登ったときに気になった垂直に切り立った岩壁の大源太山などなど。

登り、4時間40分。下り、3時間55分。

下山後、Sa氏に駐車場まで送ってもらって来年の再会を約束して別れた。明日は、混雑しそうな至仏山を明後日に回し、先に武尊山に登ることにした。武尊神社から登るために水上町の道の駅で夜を明かすことにし、水上温泉で疲れを癒す。

迫力の谷川岳

2008年10月17日 | 登山・旅行
画像は、ロープウェイ山頂駅から望むトマの耳とオキの耳の双耳峰の谷川岳

新潟県と群馬県に股がる谷川岳(1977m)。最近はあまり聞かなくなったが、「死の山」のイメージが強く、山をやらない人でも山名は知っている人が多い。それだけ多くのクライマーを引き寄せ、転落事故が多かったということだろう。

今回の山旅で楽しみにしていた山の一つ。そのアルペン的山容、深く刻まれた谷、細く連なる稜線、日本三大岩場の一つに数えられる一ノ倉沢から見上げる東壁・・・すべてに大満足の山だった。

妻も一緒に往復ロープウェイを利用して、トマの耳を越えて頂上のオキの耳まで往復した。昨日もそうだったが、平日にも関わらず物凄い数の登山者に驚く。ほぼ蟻の行列状態。明日の週末はどうなることか?

このコースは、急な岩場はあるが、特に危険なところはない。左手の万太郎岳の鋭峰や仙ノ倉など日高の山を彷彿させる細い稜線、右手には明日の予定の朝日岳を見ながら高度を稼いで行く。

天候はいいのだが、春霞みのようで遠望は利かないのが少し残念。でも、苗場山や巻機山やこの後の予定の武尊山や至仏山などは同定できた。頂上から少し先へ進んで東壁を斜め上から覗いて見た。やはり思わず足がすくむ物凄い迫力だ。

登り、2時間20分。下り、1時間55分。

下山後、この時期の週末は交通規制のかかる一ノ倉沢まで車で入って谷川岳の顔とも言えるクライマーを引き寄せて止まない巨大な東壁を下から見上げる。生憎逆光でその素晴らしさを伝えられるような写真を撮ることはできなかった。明日は、早朝から、この岩壁を眺めながら隣の朝日岳に登るのでそのときを期したい。

ハーレム登山の日光白根山

2008年10月16日 | 登山・旅行
雲一つない秋晴れの朝を迎える。放射冷却現象で1300mの戦場ヶ原は-2℃と冷え込んだ。

関東以北の最高峰(2578m)を誇る今日の白根山は、群馬県草津の白根山に対し、日光白根山、または奥白根山と呼ばれている。また、シラネアオイの花名はこの山が由来とのことだが、今は絶滅の危機に陥っているらしい。どこでも普通に見られる北海道から分けてあげたい、

今年も、地元佐野市のKa女史とSa女史が同行してくれた。このお二人とは4年前ニセカウと紅葉の大雪高原沼巡りの案内をして以来、3年前の妙義山、2年前の一切経山と4年連続の同行となる。いずれも紅葉時期の七夕のような年一回の出会いを繰り返している。妻も含めて3人の女性を従えての美味しい手料理付きのハーレム登山をのんびり楽しませていただいた。

菅沼登山口から頂上を目指し、弥陀ヶ池を起点に座禅山~頂上~五色沼と周回し、下山した。

火山色の非常に濃い山で、頂上も大きなドーム状で、弥陀ヶ池から頂上までは、溶岩の上の岩登り状態。あちこちに噴火口跡が点在し、複雑で荒々しい地形をしている。五色沼もその一つのようだ。これで、日光の4山を登ったが、どれも2300mを超す高山で登山口も1700mほどのため、どの山も紅葉はすでに終了していた。

登り、3時間35分。下り、3時間05分。

下山後、二人と別れて、明日の谷川岳に備えて水上町の道の駅まで走った。途中、彼女らお勧めの「吹割の滝」に寄る。今までに見たことのない珍しい滝だった。そばの吹割温泉に入る。

○明日以降の予定
天候に恵まれて10日連続になったが、それほど疲れはない。

「週末に谷川朝日岳なら」という条件で、今日のお二人の仲間の埼玉のSa氏から同行の申し出があった。そこで、明日以降の予定を次のように変更した。
17谷川岳、18谷川朝日岳、19至仏山、20武尊山、21予備日

楽勝日光2山~男体山と太郎山

2008年10月15日 | 登山・旅行
雨は昨夕には上がり、青空が広がる中、日光の象徴とも言える男体山に妻と一緒に登り、下山後、すぐ北に聳える太郎山に単独で登った。

○男体山(2486m)

中禅寺湖の北側に聳える美しいコニーデ型の山で、古くからニ荒山神社の御神体として信仰の山として親しまれて来た。

志津峠からの裏登山道をピストンした。7合目までは、ひたすら展望のないオオシラビソの樹林帯を登る。振り返ると樹間から昨日登った女峰山が見える。8合目からは高山帯らしい雰囲気になり、斜度も緩み、快適な稜線歩きとなる。

頂上には、信仰の山らしい設置物がたくさんあってやや落ち着かない感じ。岩の上に屹立する刀剣が印象的だ。北側の展望は広がっていたが、南側は、下から沸き上がるガスに遮られて見えない。しかし、中禅寺湖の青い湖面が一瞬だけではあったが覗いてくれた。

登り、2時間15分。下り、1時間35分(妻同行)

○太郎山(2367m)

男体山のすぐ北に聳える山。男体山を午前中に下山し、わずか15分の移動で新薙コースの登山口へ。車に妻を残して一人でピストンした。

山容や地図からも予想していたが、中盤からものすごい急登が続く。左手には流れ出した溶岩がそのまま固まったような岩盤の斜面や崩壊地形が続く。木の根と幹や岩に掴まりながらの四つん這い状態で、どんどん高度を稼ぐ。新薙と呼ばれるガレ場をトラバースしてまもなく、火口跡の背丈の低い草原状の笹原に出る。そこを通過して、10分の登りで頂上着。

頂上からは、男体山からはガスで見えなかった中禅寺湖や戦場ヶ原が良くみえた。昨日の女峰山やその左側に那須岳、北側には、燧ヶ岳が近くなり、西側には、明日の予定の日光白根山がひときわ高く見える。

登り、1時間30分。下り、1時間05分。(単独)

下山後、日光市街地まで下りて買い物をし、再び戻り、中禅寺湖温泉に入り、戦場ヶ原近くの駐車場に落ち着く。

午前勝負の女峰山

2008年10月14日 | 登山・旅行
画像は、西隣の帝釈山への稜線から女峰山の尖った頂上を望む。



日光連山の男体山と対になったやさしげな山名とは裏腹に、険しい尖峰を突き上げた女峰山(2383m)。

午後から雨の予報。午前勝負なので、最短距離となる志津峠の先の林道ゲートから、妻を車に残してスタート。30分ほど林道を歩き、馬立を起点として、登りは直接頂上を狙い、下りは西隣の帝釈山~富士見峠の周回コースを採った。

スタート地点がすでに1700mを越えていて、気温が2℃だった。馬立で3人の先行者に追い付く。

左手に男体山、大真名子山、小真名子山の連なりを眺めながら、右手の大きな涸れ沢沿いの尾根を登る。2時間でちょっと呆気ない頂上着。尖った頂上から高曇りと雲海の間には遮るもののない展望が広がる。遠くに富士山まで見えて感激。

10分後、追い越した年配の男性が到着。私より3歳先輩の瀬戸市の方であった。歩くペースがほとんど変わらないので、誘って一緒に帝釈山経由の下山コースを辿る。帝釈山までは、高度感のある細い岩稜歩きで、振り返ると女峰山の尖峰が鋭く天を突いている。

富士見峠まで下りたら林道の終点で、周りは針葉樹林。北海道の感覚では、とても2000mを越えている地点とは思えない。1時間半の林道歩きも北海道大好き人間とのお喋りで退屈しなかった。

登り、2時間05分。下り、2時間25分

下山後、日光観光している内に雨が降りだした。明日は雨予報だが、予定は男体山と太郎山。はたして?