癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

中標津集合、これから相泊まで

2012年07月30日 | 登山・旅行

<オンネトーから雌阿寒岳と阿寒富士を望む>

 足寄道の駅を出て、午前中、あちこち寄って、集合場所の中標津まで走った。


 足寄のシムワッカ(石灰華半ドーム)


 7;00から営業している雌阿寒温泉の野中温泉で朝風呂(200円) 


 オンネトーの湯の滝。現在でもマンガンを生成しているという珍しいところ。


 阿寒のアイヌ
 

 双岳台から雄阿寒岳と左後ろに霞んでいる雌阿寒岳


 川湯温泉屈斜路湖半の砂湯


 川湯温泉の硫黄山


 これから、4人で羅臼の相泊まで行って前泊し、明日から2泊3日で海岸トレッキングで知床岬を目指す予定。高巻きや潮の具合を見ての渡渉やへつりなどがあり、なかなかハードな行程。8/2には船で迎えに来てもらう手配をしてある。

足寄道の駅まで

2012年07月29日 | 登山・旅行

<足寄道の駅にある松山千春コーナー>
 
 今日は、千歳で、知床岬まで一緒に行くはずだった岳友・たかさんから二人用のテントを借りる。明日の14;00までに中標津まで行けばよいので、のんびり道東を目指して走る。


 安平町で見た赤いひまわり


 昼には35℃近くまで上がった芽室公園で水に戯れる子供たち。


 池田町のワイン城


 池田町のまきばの家展望台から十勝特有の畑地と池田町市街地を見下ろす
 足寄温泉に入っているうちに夕立のような豪雨に見舞われた。昨夜は暑くてパンツ一丁で寝たが、今日は少し涼しく眠れるかな?

漁川から漁岳へ

2012年07月28日 | 登山・旅行

 函館からSHOさんの同行を得て、恵庭市の漁川(いざりがわ)を遡行して漁岳(1318m)に登ってきた。
 
 「北海道の百名山」に選ばれていて、夏道はないが、札幌近郊ということもあり、夏冬問わず人気の山である。これまで雪山は2回登っているが、夏に登るにはこの漁川を遡行するしかないので、これま延び延びになっていた。SHOさんのお陰で、ようやく念願が叶った。


 570m辺りから茶色と緑の岩盤の上を流れる滑滝が美しい
 

 この沢の核心部、F1の滝。10mもないが、直登は無理。二人とも、左側に設置されている鎖とロープを利用して登る。


 625付近の深い釜を持つ滝。右手前の急な岩盤を登ってへつるしかない。SHOさんは難なく突破したが、岩盤はホールドがなくペロンとしていて、滑ると釜に落ちるという恐怖心から自分にはとても無理。
 SHOさんにロープを出してもらってトライしたが、結局滑って釜に落ちた。しかし、ロープのお陰で下半身だけ濡らしただけで済んだ。自分にとっては、ここが一番の核心部だった。

 ここを越えて660二股をganさんの本の記述通り右へ入る。10分以上進んで、どうも様子が変だ。GPSと地図で確かめたら、660二股は右ではなく、左へ進まなくてはならない。結局戻って25分ほどのアルバイト。  


 900mを越えると、斜度が増し、次々と滝が現れる。ロープが設置されている滝や巻き道のある滝、直登する滝など、様々である。だんだん沢の幅も狭くなる。


このような樋状の滝もある。この滝を越えたら、あとは滝はなかった。


沢沿いに咲くミソガワソウ



 山頂まではっきりとした踏み跡が続いていて、薮漕ぎはなかった。
 山頂はガスが懸かり、登ってきた沢と入渓地点の橋が見え、ときおり右手にオコタンペ湖が覗くだけだった。

 下山は、750mから右岸林道へ出て、林道を下った。登り4時間30分、下山2時間30分

 下山後、千歳市内の銭湯で汗を流し、千歳駅でSHOさんと別れた。SHOさんはあす札幌近郊の山に登り、自分は、31日からの知床岬海岸トレッキングなので、千歳道の駅で車中泊。

拙筆による「ほっかいどう山楽紀行」その後

2012年07月26日 | 登山・旅行
 6月2日から北海道新聞札幌圏版の「現代かわら版」のページに、土曜日隔週で、拙筆による『ほっかいどう山楽(さんがく)紀行』の連載が始まっている。これまで「空沼岳」、「夕張岳」、「定山渓天狗岳」、「緑岳~小泉岳」の4回が掲載された。ただ、残念なのは、カラー印刷が1回しかなかったことだ。今週土曜日の5回目は「徳舜瞥山~ホロホロ山」、その後は、「カムイエクウチカウシ山」、「黄金山」、「黒岳~お鉢巡り」・・・・と続く予定。

 担当者の話では、読者からの投書も数通あり、好評とのこと。山仲間からもうれしい直接の声やメールなども届いていて、大いに励みにもなっている。

 ガイド記事なら客観的事実だけを書けばよいので、登った山全部書くことは可能だ。しかし、この企画は、ガイド記事はたくさん出版されてる書籍に任せて、筆者ならではの想いやエピソードを中心として、その山の魅力を伝えて欲しいとのことだった。やはり、面白く読んでもらえることが最大条件である。結構プレッシャーはあるが、現在は、自分の山行時を思い出しながら楽しく書かせてもらっている。

 山の選択は、時季に合わせた旬な情報提供を意図して、自分が登った時季などを考慮している。また、半分以上は配布エリア(札幌市、石狩、後志、胆振、日高、空知の各管内)の山を取り上げたいとも思っている。

 幸い、助かるのは、担当の編集委員も岳人であることだ。校正が実に妙を得ている。こちらの文章のまずいところは、その意を生かすように直しが入る。直しが入ったところは、「さすがにプロだ!」と感心する。そんなこともあり、安心して書かせていただいている。

 また、新聞では使えない漢字があったり、ルビが必要な漢字があったり、用語の表記も違うことがあったりで、結構面白い。この辺りは、担当者にお任せしている。

 ただ、残念なのが、配布エリアの関係で、筆者の地元では読むことができないことだ。また、北海道新聞を取っていない人にも読んでもらいたい。そこで、数日後に送られてくる新聞をスキャナーで取り込んで、親サイトの『一人歩きの北海道山紀行』にアップしてきた。もちろん承認は得てある。

 これまで、新聞の切り抜きを直接スキャナーで取り込んでjpg形式(pdf形式はなぜか不承認)でアップしてきた。しかし、新聞は裏にも印刷されていることや用紙が真っ白でないことなどで、イマイチきれいな画像ではない。そこで、今日試しに、新聞をまずコピーして、それをスキャナーで取り込んでみた。そうしたら、以前よりきれいな画像になり、読みやすくなった。そこで、これまでの4回分を文字も大きくなるように作り変えた。

 以前より読みやすくなったので、下記からどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com/sangaku.htm 

ブログ訪問者100万IP突破

2012年07月25日 | PC・HP・ブログ
               <10日ほど前の我が家の階段横の猫額花壇の状況>

 このブログのアクセス状況を見ると、今日の段階で、訪問者のトータルが、「1,000,448 IP」になっていた。すなわち、昨日で100万IPを越えたということだ。

  このIP数というのは、「閲覧に使われたパソコン数=訪問者数」らしい。最近では1日450~550IP位で推移している。すなわち、1日に何回アクセスしても、1IPなので、その日の訪問者の実数に近い。ただ、検索ロボットの数も入っているらしいので、純粋な人数とはいかない。しかし、更新の励みになる数字ではある。他のブログと比べても結構アクセスの多い方だと自負している・・・それも、アクセスして下さる皆様のお陰・・・感謝・感謝!
 
 ちなみに、PV数は、「表示回数=閲覧数」で、このページが開かれた回数を表している。これは、今日現在のトータルで、「2,883,523 PV 」になっている。IP数とPV数の関係を見ると、ざっと1日に一人平均3回アクセスしてくれていることになる。

 このブログを発足したのが2005年11月だった。もうすでに7年目を迎えている。早いものだ。しかし、発足当初は「花sakagの気まぐれ日記」だった。1回目の大腸癌手術入院のときから現在の「癌春(がんばる)日記 by 花sakag」に改称した。ちなみに、花sakagを冠したのは、sakagをサカグと読む人が多いので、サカジーと読んで欲しくて、花咲爺に引っ掛けて表記したのだったのだが・・・果たして?

 親サイト「一人歩きの北海道山紀行」の方のアクセスが、今日で197万件を越えた。こちらは、アクセスした回数がそのまま数字となって表れる仕組みになっている。最近はひと月で2万件は越えるので、こちらも9月中には200万件を越えるだろう。

 「毎日チェックしています」という方や、「ときどきまとめて読んでいます」という方が多い。それも、アクセスの割りにコメントが少ないので、それ以外の方は誰が読んでいるのかほとんど分からない。ひょんなところで会った意外な人から言われてビックリすることが多い。

 残り少ない人生、プライバシー丸々公開しながら不特定多数の方々と関われる人生も楽しいものだ・・・今後ともよろしくお願いします。

断捨離

2012年07月24日 | 日常生活・つぶやき


 我が家は5人家族のときに建てた家で、しかも、収納スペースが多い間取りである。今は使っていない部屋も多く、いつかは捨てなければならないものがあちこちにある。

 3年ほど前に流行した「断捨離」ではないが、不要な物はどんどん処分しなくては、死んでから迷惑が掛かる。

 しかし、なかなか捨てられないのが、天井から幅2間の作りつけの本棚と他の2つの本棚の本と亡妻の遺品である。それでも、本は退職時に、専門書を中心に思い切って捨てて、だいぶ空間ができた。しかし、百科事典や全集物がまだかなり残っている。

 また、車庫の隣の20畳ワンフロアーのスペースに置いてあった物は、妻が内職の工房に使うことになった2年前に、粗大ゴミは車に積んで埋め立て処分場へ、燃えるゴミはクリーンセンターへ直接持ち込んで捨てた。 

 今日は、車庫の奥の開かずの間になっていた6畳の物置の整理に取り組んだ。そこには、お袋が使っていた漬け物樽やその関係の用具や和服用の草履がびっしり入った下駄箱などがあった。これらをすべて車に積み込んで、埋め立て処分場へ運び込んだ。草履やザルなどは燃えるゴミなので、引き取ってもらえなかった。

 その後、このスペースを夏の間出入りしなくても済む冬山とスキー関係の用具置き場にした(画像)。今後、ここをクロカンスキーのワックスルームとしても使うことにした。

 その勢いで、今は使っていない和室の2間幅の押入にびっしり残っている亡妻の衣類やバック類、趣味関係等の遺品を車に積めるだけ積んで、クリーンセンターへ運び込んだ。まだ、あと2回分は残っている。しかし、タンスの中の和服などは捨てるのが難しい。これは、どこかで引き取ってくれるところを探すしかないようだ。

市民の森のアジサイ園

2012年07月23日 | 花・紅葉だより


 湯ノ川トラピスチヌ修道院の南側の「市民の森」に、道内最大規模の約21種1万3千株の「アジサイ園」があることを今年になって初めて知った。 

 自宅のアジサイが見頃なので行ってみた。種類によって咲く時期がずれているらしく、まだ咲いていない種類もあったが、初めて目にした種類も多かった。










写真狙いの黄金山

2012年07月22日 | 登山・旅行

 道新連載の「ほっかいどう山楽紀行」の7回目(8/25)は「黄金山」の予定で、すでに原稿は書いてある。ただ、掲載する写真は山の全景にするか、人物の入った頂上付近にするか悩んでいた。しかし、人物の入った写真がないので、その撮影を目的に、3度目の訪問となった。

 日曜日でもあり、多くの登山者でにぎわっていたのは良いが、天候が良くない。上り始める前は見えていたが、頂上へ着いたら、周りはすっかりガスで覆われてしまった。ガスが切れたときにタイミング良く登山者が来てくれると良いのだが、なかなかうまくいかない。それでも、粘って、なんとか使えそうな写真が撮れた。

 今回は、新道を登って、旧道を下ってみた。やはり、最初のときに立ち往生した岩壁のトラバース場面はなくなっていた。

 たまたま登山道の草刈作業をしていた黄金山岳会会長のWaさんに会うことができた。彼とは、数年前に群別岳に二人で登って以来の懐かしい再会である。彼に旧道コースの岩壁のことを聞いたら、その岩壁は崩れてしまって、今はなくなったそうだ。


岩峰の前ピークから眺める頂上


頂上から岩峰の前ピークを眺める


国道の東側から眺めると、こんなとんでもない山容に見える。


 下山後、浜益温泉でのんびり汗を流し、札幌へ向かった。コインランドリーで洗濯をして、秀岳荘で買い物をした。
 明日、天気が良ければ、喜茂別岳の夏道を歩く予定だったが、低い雲に覆われそうなので、そのまま帰路に就いた。豊浦から高速に乗り、21:30には帰宅できた。

休養・移動日

2012年07月21日 | 登山・旅行
珍しく10時間ほども爆睡したが、さすがに今日は山に登る元気なし。6月から道内入りしてあちこちの山登りや観光をしている松山市の法起坊見習いさんと連絡を取ったら、糠平湖にいたので、音更道の駅で落ち合うことにした。

実は、彼とは今月末から来月初めに掛けて、彼のたっての希望であるとあるところへご一緒することにになっている。その打ち合わせが狙いだった。10過ぎに真っ黒に日焼けした顔で現れた。

打ち合わせ後、そこのレストランで中華ランチバイキングをご馳走になった。お互い車中泊の山旅は野菜不足や食品数不足になりやすい。その栄養補給に最適だったので、腹いっぱい食べた。食事後、今晩の然別湖の花火大会を見に行くと言う彼と別れた。

明日はトムラウシの予定だったが、どうも山の天気が良くないようだ。そこで、もし、天気がよければ、黄金山での写真撮りか一度しか登っていない神居尻山の予定に変更して、空知へと移動した。あちこち観光しながらのんびりと『Ho』の無料パスポートが使える新十津川温泉まで走った。

家を出るときに給油して、754km走って給油した。15km/㍑の燃費ということになる。なかなか良い走りだ。


新得のそば畑


富良野の「ラベンダーのうみ」にて


空知大滝と甌穴群・・・名前ほど大滝でもないし、甌穴もわからなかった


赤平の「日本一のズリ山階段777段」(標高198m)の頂上展望台から赤平市街地を見下ろす

コイカクからの下山(3日目)

2012年07月20日 | 登山・旅行

昨日、1839から戻るころには主稜線は、すっかりガスに覆われていた。コイカク夏尾根頭のテン場で朝を迎えても、霧雨状のまま・・・濡れて重くなったテントを背負って慎重に下山。

しかし、尾根を下って上二股へ着いたら、青空が広がっていた。上二股で沢靴に履き替えてのんびり休憩。さらに、途中の河原で濡れたテントを乾かして軽くする。


ひんやりとして気持ちの良い渡渉


下の函の中を通過


最後は、通行止めの札内ダムまでの5kmほどの舗装道路歩き・・・疲れた体には長かった。
ゴール後、新嵐山荘の風呂で3日ぶりの汚れを落とし、疲れを癒した後、レストランで打ち上げ。札幌へ戻る3人と別れて、自分はその駐車場で18時ごろに眠りに着いた。

3日間のHPへの40枚の写真を使った詳しい山行記録は、下記からどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/1839-12.htm

13年ぶりの孤高の鋭鋒1839峰(2日目)

2012年07月19日 | 登山・旅行

 今回の企画は、それぞれ一度ずつ登っている札幌を中心としたHYML60代男性陣による「かすみ草さんを1839峰を登らせる会」だった。そのリーダーをお願いされて同行した。

 天候に恵まれ、自分としても13年前の何も見えなかった初登頂以来の念願「晴れた1839に再訪したい」が叶った。


朝焼けの雲海の向こうに姿を見せる「わたしの一名山」カムイエクウチカウシ山と1823峰(手前)


エゾツツジ


朝日を浴びて招く1839峰を目指して、主稜線上を行く


ヒダカゲンゲ


ヤオロマップ岳にて、ここから支稜線上の1839峰へ向かう


南斜面を彩黄色一色のお花畑~シナノキンバイ、トウゲブキ、エゾカンゾウ


いくつものピークを越えて最後の登り

コイカク山頂(1日目)

2012年07月18日 | 登山・旅行
60代カルテット1839峰アタック隊は、1日目のテン場、年齢相応にビスタリーモードで札内ヒュッテから9時間半でコイカク夏尾根頭のテン場に到着。

メンバーは、札幌のyoshioさん、いさむちゃん、かすみ草さんと私の4人。一番体力があるということで、自分がテント担ぎを請け負う。

昨日、車は札内ダムまで入り、1時間の歩きで札内ヒュッテ泊まり。

明日登頂予定の遥かなる孤高のピーク1839峰はテントの向こうに見えているが、明日は、なんとしても晴れてほしい。13年前の何も見えなかったガス中登山だったので・・・


道内最高急登のコイカク夏尾根を眺めながらコイカクサツナイ川を遡行。


コイカク夏尾根の核心部の岩場をよじ登る。背中には上二股で汲んだ一人5㍑の水。
自分はさらにときどき足が攣るいさむちゃんの2㍑も・・・ゆっくりモードなので、なんとか役に立つことができた。


テントの中から明日目指す1839峰を眺める


グループ山行ならではの楽しい夕食

六花の森

2012年07月17日 | 登山・旅行
今日の午後、札幌の岳友らと中札内道の駅で待ち合わせて、札内ヒュッテに泊まって、明日から1839峰へ登るためにやってきた。

昨日の夕方家を出て、千歳の道の駅で夜を明かし、今日の朝のうちにこちらに着いた。そこで、午前中、最近できたらしい「六花の森」を1時間ほどブラブラ。


入り口


ハマナスの花越しの彫刻「考える人(ロダンから」の丘


クロアチアの古民家を移築した美術館が点在
坂本直行記念館、サイロ50周年記念館、真野正美作品館、はらたかよし作品館、直行絶筆展示室など


直行さんの絶筆作品


坂本直行記念館の中~十勝の花々の作品


十勝六花
エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、エゾノリュウキンカ、シラネアオイ


「サイロ」(十勝児童集詩集)50周年記念館の中の坂本直行さんが描いた表紙の絵


六花亭の工場とレストラン「はまなし」

企画展「写された幕末・明治の函館」

2012年07月15日 | イベント鑑賞・参加

 市立函館博物館で7/14~9/23の間、市制施行90周年記念企画展「写された幕末・明治の函館」が開催されている。

 横浜・長崎と並んで日本の写真発祥の地の一つとなっている函館には,幕末以降に数多くの写真家により撮影されている。本展では,写真家の中でも,特に,松前城や土方歳三の肖像などを撮影した田本研造(没後100年)を中心に,函館で活躍した写真家とその功績を紹介している。
 また,あわせて幕末から明治にかけて写された町並みを,古地図と共に展示し,函館の町の変遷が紹介されている。


 展示コーナーは4つに分かれていた。1)箱館・写真の伝来、2)函館で活躍した写真師、3)明治期の函館写真、4)大火と復興。これまで目にしたことのない写真が多かった。

 
 それは、この展示会のために、函館市中央図書館では、市立函館博物館・北海道立函館美術館とともにガラス湿板・乾板ネガ原板の共同調査を開始した。その結果、その存在が確認され、その写真が多く展示されていたことによるようだ。


 この企画展で展示しているガラス原板の高精細デジタルデータは、函館中央図書館のホームページで公開している。
 http://www.lib-hkd.jp/gph/top.html

結果的にタケノコ園の道から689.6峰へ

2012年07月14日 | 登山・旅行

 SHOさんと二人で、全く展望のない霧雨の中、北斗市の上二股林道からタケノコ園の道を辿って、689.6峰(三等三角点名・北中山)に登ってきた。
 
 そのSHOさんは、数年前の冬に北斗市の大野ダム奥の中二股林道から818.2峰(点名・中二股)へ上がり、森町との境界稜線を辿って、厚沢部町との境界稜線(中央分水嶺)を下って、循環縦走をしている。そのときに、689.6峰前後で、上二股林道から上がってきている道があったと言う。その道がどこから続いているのか知りたかったこととそれからの再登頂がずっと課題だったらしい。


 とりあえず林道を進み、689.6峰の西尾根の先端部分まで入ってみた。霧雨の中だったが、道探しがメインなので決行することに・・・。しかし、その尾根への道は見当たらず。SHOさんの記憶では、頂上から直接の尾根ではなく、もっと下のような気がしたとのこと。

 そこで、少し戻るとタケノコ園の入口があった。その道かも知れないと思い、その道を辿ってみることにした。


 上二股川を渡渉すると、立派な道が続いていた。分岐ごとにタケノコ園の案内図がある。GPSに入れていった頂上ポイントを頼りに進んでいく内に、もしかしたら、SHOさんの見たというのは、このタケノコ園の道で、それが境界稜線にも続いているのではないかという確信を持った。

 タケノコ採りの人も上までは上がらないようで、夏草が覆い被さり、採られていない太いタケノコも大きく伸びていて歩きづらかった。案の定、境界稜線上にもその道は続いていた。しかも、厚沢部側へ迷い込まないように、トラロープが張られていた。SHOさんのときも冬だったがそのロープはあったという。

 稜線上を少し進むと、その道は頂上を通過していた。笹藪に入って三角点を探したが、ネマガリダケの葉が厚く積もっていて、見つけることはとても不可能な感じがして諦めた。周りはネマガリダケに囲まれていて、天気が良くても、展望は期待できそうもないピークだった。


 自分たちの往復した道は、案内図に赤い線で記した道だった。来年の天候の良いときにでも、タケノコ採りを兼ねて再訪することにして、さっさと下山した。
 
 登り45分、下り35分・・・・ちょっと呆気なかったが、全身汗と雨でずぶ濡れの早朝登山だった。


花をたわわに付けたコクワの蔓