四方から登山道が上がって来ている広場風の頂上。避難小屋もあるが、展望台は腐っていて上れず。
この竜ヶ森は、秋田県中部の鷹巣町の南東端、過去2回登っている森吉山の東側に位置する山である。1000mをわずかに超す山だが、展望台も上れず、まったく展望のない山だった。
5合目付近を境に、下は秋田杉の林で、上は鬱蒼としたブナ林が覆い尽くしている。標高以上に奥深さを感じる山である。
登山道も非常に快適で、急斜面は丁寧にジグを切ってあり、一定のペースで登れる山だった。
比内コースを往復した。5:50スタート。登り1時間30分、下り55分、頂上休憩15分。8:35ゴール。
※トラックログはヤマレコを利用していたが、データ使用量が多いので割愛。帰宅後、携帯GPSのログを掲載予定。
広い駐車場が用意された登山口。写っていないが移動式トイレもある。
下の方は秋田杉の林が続く。
5合目で一般コース(左)とブナの森コース(右)に分かれるが、6合目で再び合流する。登りは右を進み、下りは左を下った。
5合目付近から鬱蒼としたブナ林が続く。
6合目で、右上にチラッと山頂が見えた。
頂上標識は、今年の6月1日に新しく設置されたようだ。
途中目にした草花の実。左上・マイズルソウ、右上・ツクバネソウ、左下・チゴユリ、右下・ユキザサ。
結局、展望もなければ、下界からの山容も分からず、印象の薄い山だった。
しかし、今日は、むしろ次がメインなので、そちらを楽しみに、1時間半を要して移動した。
◎桃洞滝散策
いきなり、ド~ン!とドアップで登場の桃洞滝。
少し引いてみたが、この滝の画像を初めて目にした方は何を連想されただろうか?
この桃洞滝は、滝マニアや沢登り愛好者にとっては憧憬の滝なのである。
滝の名前も取りようによっては意味深だが、その理由は形である。「女滝」とも呼ばれ、子宝、安産、縁結びの滝として親しまれている。もうお分かりだろう?これ以上書くとヤバくなるのでこのくらいで…。
以前どこかのJR○日本が観光ポスターにしたところあまりにリアル過ぎて不評を買ったとか・・・。
実は、数年前に函館の山仲間3人で、この滝を中心に2泊3日の東北の沢登りを計画したことがある。しかし、天候に恵まれず中止になった。それ以来諦めていたが、たまたま今回の山旅の計画を練っている最中に、偶然この滝までの遊歩道があることが分かり、今日の訪問先となった。
10:20、鳥獣センター前をスタート。片道4.2km。往復でちょうど2時間だった。
こんな立派な橋も架けられている。
ここも、またもやブナ林の中を行く。
やがて、横滝が登場。この先からナメの川縁の左岸を進む。
飛び石ならぬ飛び丸太を渡り、左岸から右岸へ。
あちこちにおう穴が目につく。
ずっと美しいナメが続く。右岸には岩をダイナマイトで削って安全な歩道を造ったようだ。
念願の桃洞滝をバックに写して、心置きなく帰路に就く。
なお、この滝の横を登れるようにロープが設置されている。この上を遡行すると、中ノ滝と男滝かあるらしい。なんとなく男滝も気になるが、沢登りスタイルでないと無理である。
道端で目にした花々。上はダイモンジソウ、左下はサラシナショウマ、右下はオクトリカブト。オクトリカブト(オクは陸奥の奥)。
このあと、11kmほど戻って国民宿舎森吉山荘へ。実は昨夜から、なぜかスマホの電波が繋がらなくなった。幸い、ここにはwi-fiが使えたので、ここでブログがアップできた。
たまにこのようなことはあるが、いつの間に回復している。明日まで回復しなければ、またwi-fiの使えるところを探さなくてはならない。
妻への連絡はスマホのラインを使っているが、ガラケーが利用できるので、このようなときは2台持ちが助かる。
明日は、八幡平の焼山の予定である。これから、その近くまで移動する予定。