癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

天気と同行者に恵まれた瑞牆山

2008年11月30日 | 登山・旅行
今日は、奥秩父西部に位置する百名山の瑞牆山(みずがきやま)(2230m)。西面に垂直に切り立つ岩壁を張り巡らせ、特異な岩峰を連ねた独特の山容で人気の高い山である。

今日も思いがけない同行者が現れた。2年前まで小樽にいて、今は所沢在住のHYML仲間のなにわやさん(HN)ご夫妻が駆け付けてくれた。お二人とは今夏の北アルプスの黒部五郎岳で偶然再会してテン場で飲んで以来今年2回目だ。

風は強かったが、晴天の下、瑞牆山荘前から往復した。途中から眺める山容に圧倒され(画像)、果たしてどこをどのようにして、あの岩峰の上に立つのだろうかと心配になってしまう。

富士見平小屋から天鳥川への下りから道が凍っている。妻のために昨日買った簡易アイゼンが早速役に立った。自分はお馴染みのスパイク長靴で大丈夫。

天鳥川から先が、この山らしい登りが続く。巨岩の間を縫うような岩と木の根で構成される階段状の急登が頂上まで緩むことなく続く。頭上には狭い青空と覆い被さるような巨岩。その中でも青空をバックにスックリと屹立して一段と偉容さを誇っているのが大ヤスリ岩。その根元を巻いてやがて岩峰の頂上へ。
頂上からは、登っているときには想像もつかないような大バノラマが広がる。真っ白な富士山と隣の金峰山はスッキリと見えるが、南アルプスと八ヶ岳は残念ながら頂上稜線が雲で覆われたままだった。

登り、2時間50分。下り、2時間(4名)


下山後、ラジウム温泉で有名な増富温泉に入りたかったが、登山口でなにわやさんご夫妻と別れて、妻の希望で北杜市にあるハイジの村へ。その後、甲斐市で温泉に入り、ご夫妻お薦めの店で甲州名物のほうとうを食す。真に美味で大満足。

すっかり冬山の様相を呈しているロングコースの白石(和名倉)、甲武信、金峰~国師は次の機会に残し、これで今回の奥秩父の山を切り上げることにする。明日は、南下して、雪のないであろう河口湖北側の三ツ峠山と黒岳の2山の予定。それに備えて、今夜のねぐらは、河口湖畔の道の駅・かつやま。

ネット山仲間との乾徳山

2008年11月29日 | 登山・旅行
今日の乾徳山(けんとくさん)は、ニ百名山で、中腹の牧歌的な風景とアルペンムードの山頂部が人気の山とのこと。

今日は、HYMLの本家となるMMLという全国な山のメーリングリストメンバーの横浜のOさんと八王子のYoさんの同行をいただいた。Oさんは6年ほど前に北海道旅行にいらしたとき以来の再会でYoさんは初対面であった。

朝は予報通り素晴らしい天気で、目指す山も見えていた。しかし、だんだん雲が広がり、登山口に着いたときには頂上に雲が懸かってしまう。眼下の甲府盆地は晴れていたのに、山は最後まで晴れることはなかった。頂上直下には吹き付けるガスが霧氷を発達させていた。(画像)

中腹に広がる牧場跡ののどかな高原状のところを抜けると、一気に岩山と化し、岩尾根の急登に変わる。鎖場や梯子などのほかに溶けた雪が凍り、登山靴の二人は滑って大変だったが、自分はスパイク長靴が大いに効を奏した。

垂直に近い20mほどの鎖場をよじ登ると、岩の積み重なった頂上に飛び出す。天候が悪かったにもかかわらず30人以上は登っていた。


大平牧場からスタートし、下山は別コースの避難小屋に寄ってゆっくり昼食タイムを過ごし、元のコースへ下った。

登り、2時間25分。下り(昼食タイムを除いて)、1時間50分。

予報が外れて眺望と陽光には恵まれなかったが、お二人の同行者との楽しい出会いと変化に富んだコースに忘れられない一山となった。なお、妻は足手まといになりたくないとの想いから一人甲府市で遊んだ。

明日は、一昨日の雨で断念した瑞牆山の予定。そのときと同じ道の駅・にらさきで明日に備える。明日こそ、名山のこの時期ならではの陽だまり登山を満喫したいものだ。

ガス中の大菩薩嶺

2008年11月28日 | 登山・旅行
時代小説の題名になった大菩薩峠のすぐ北にある大菩薩嶺(2057m)は百名山ではあるが、登山口が1700mほどにあり、簡単に登れる山である。

昨日から続いた雨は朝には上がり、晴れ間が広がってくる。あとほど天候の回復が確実なので、先に明日予定の乾徳山登山口までの偵察をしてからこちらの登山口へ向かう。

昨日の雨は、残っていた雪を溶かしたようで、一番上の福ちゃん荘まで難なく入ることができた。しかし、車は1台もなく、福ちゃん荘も閉まっていた。

上空には青空が広がり、太陽も照って、稜線も見えていたので嬉々として準備をする。ところがスタートするのを待っていたように、一面濃いガスに巻かれる。そのうちにまた晴れるだろうと、大菩薩嶺~大菩薩峠を回る予定で11:20出発。

標高差350mほどなので、散策気分で歩を進めめる。雪は稜線近くになってわずかに残っている程度。稜線上の大菩薩峠への分岐にある雷岩は展望台らしいが、まったく見えないのが残念。

そこから5分ほど針葉樹林の溶けかかった雪道を進むと呆気なく頂上到着。周りが林にで囲まれて頂上感に乏しい地味な頂上だ。地面は一面真っ白だったが、積雪は3cm程度。

雷岩から大菩薩峠へ向かうつもりだったが、何も見えない上に、稜線を抜ける風が強烈で寒い。あっさり断念して、来た道を戻った。とうとう誰にも会わなかった。百名山で誰にも会わなかった山は、後にも先にもこの山だけだろう。

登り、1時間05分。下り、50分。(妻同行)

下山後、途中の大菩薩の湯でのんびり。そのころには、山の方もスッキリとした青空が広がっていた。まあ雨にも当たらずに登れただけでも良しとしよう。

今晩も、明日の乾徳山に備えて、昨夜と同じ道の駅。

雨の甲府市観光

2008年11月27日 | 登山・旅行
今日は瑞牆山の予定だった。天気予報は雨絡みだったが、山が見えていたので、ダメモトで登山口の確認もしたくて山へ向かった。しかし、どんどん黒い雲が広がり、登山口に着いたときには霧雨が降って来た。

諦めて甲府市に向かう。甲府城址~駅前通り~風林火山ガーデン~武田神社(画像)~武田信玄の墓~甲斐善光寺~県立博物館などを巡り、甲府市を中心とした山梨県の歴史を勉強。

夕方、東京から合流する妻を塩山駅へ迎えに行き、駅の直ぐ側にある重要文化財の甘草屋敷を見る。その後、笛吹温泉に入り、道の駅・花かげの郷まきおかに落ち着く。

明日も雨予報。昼までに晴れたら簡単に登れる大菩薩嶺の予定だが望み薄だろう。

深田久弥氏終焉の山・茅ヶ岳

2008年11月26日 | 登山・旅行
(画像は、金ヶ岳から望む茅ヶ岳ピークとその上に姿を見せる富士山)

今日はコースタイムが10時間30分の白石山(和名倉山)の予定だった。ロングコースなのでまだ暗いうちにヘッデンを点けてスタート。30分ほど登ると道が雪で覆われ始める。靴が埋まるようになりスピードが上がらない。短いコースならいいが、上に行くに連れて深くなると思えば体力的に心配になる。

あっさり断念し、登山口まで戻り、転進先を検討。標高も1700m台でコースタイムの短い茅ヶ岳に決定。途中、1400m台の柳沢峠の前後は積雪やブラックアイスでの慎重運転や通勤渋滞に巻き込まれたりして、65kmの移動に2時間半を要す。

この茅ヶ岳(ニ百名山)は、「日本百名山」の著者深田久弥氏がこの山で倒れて亡くなったことで有名になった山である。終焉の地碑は尾根に出て直ぐのところに建てられていた。山名の由来はススキ(茅)が多いことによるらしい。

9:00に深田記念公園登山口をスタートして、茅ヶ岳(1704m)のピークを踏み、さらに60m高い金ヶ岳まで往復した。頂上の下の尾根に出るまでは南斜面で、道にはまったく雪はなかったが、上の方の西と北の斜面は真っ白。2つの山の吊り尾根にも雪や氷が着いていて、高度感のある急で痩せた岩尾根なので、少し緊張した。

天候にも恵まれたが、とにかく展望が凄い。南側には、衝立のような南アルプスの甲斐齣や鳳凰三山がすぐ目の前に、その後ろや間から真っ白な仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳の頂上部分が覗く。西側には、白いいくつものピークが鋭く天を突く八ヶ岳もみごと。北側には、今回の計画に入っている金峰山と国師ヶ岳は車で上がるつもりの大弛峠もかなりの積雪のようですっかり冬山の様相を呈している。しかし、すぐそばの瑞牆山は、まったく雪が着いていない。南側には、当然真っ白な富士山。

登り、2時間20分。下り、1時間45分。〈金ヶ岳まで〉(単独)

 途中で会った人は、7人。地元の方の話では、こんなに早い雪は珍しいそうだ。この辺りの一帯は、瑞牆山、大菩薩嶺、乾徳山を先に登り、白石山、甲武信岳、金峰山~国師ヶ岳は様子見の予定。

下山後、温泉が向かいにある道の駅・にらさきでマッタリ過ごし、明日の瑞牆山に備える。

スカッパレの筑波山

2008年11月25日 | 登山・旅行
 
 今回の山旅のスタートは、関東平野に聳える日本百名山でありながら1000mに満たない筑波山。

 昨夕から振り続いた雨も夜明け前には上がり、登り始める頃には青空が広がり、頂上に着いた頃には快晴状態で、眼下に霞ヶ浦や関東平野が広がり(画像)、その向こうには真っ白な富士山まで見えた。初日から、まさに小春日和の陽だまり足慣らし登山を楽しむことができた。

 観光施設の賑やかなつつじヶ丘登山口からいろいろ信仰の山に相応しいネーミングが施された奇岩の続くおたつ石コースを、頂上である女体山経由で男体山まで往復した。

 ロープウェーの運行前のスタート時は、広い駐車場に我が愛車1台だけだったが、下山時にはたくさんの観光客と登山者に出会い、駐車場も満杯になっていた。頂上付近は、昨夜の雨が凍りついた樹氷から落ちた氷の塊が道を覆って光っていた。

 登り、1時間30分。下り、1時間15分。(妻同行)

 下山後、明後日まで東京で友人たちとの再会を楽しむ妻を途中まで送って、明日の予定白石山(和名倉山)に備えて山梨県塩山市まで走った。

 今晩の妻は、25年以上のお付き合いをいただいている最近テレビ出演で忙しいジャガー横田さんのお宅に招かれているそうだ。木下先生や大維志くんもいるのかな?因みに、偶然だが、我が家と婚姻届けの日が同じだそうだ。彼女たちの方が1時間ほど早かったと威張られているらしい。ちょっとミーハー気分になったところでお終い!

一路茨城県まで

2008年11月24日 | 登山・旅行
 9:30発のフェリーで大間へ。青森へ渡るより5000円ほど安い。余分に走るガソリン代を考えてもこちらがお得。

 八戸から八戸道~東北道~磐越道~常磐道を繋ぎ、21:00まで走る。ようやく茨城県に入ったすぐ先のPAで夜を明かすことに。途中、磐越道に入る郡山JCTを直進してしまい戻るというハプニングもあり。

 岩手県は平地にも積雪があり真冬状態なのにはビックリ。宮城県に入ると雨になり、ずっと雨の中の走行。明日はあと高速を1時間ほど走って筑波山の予定だが、今も強烈な雨が振り続いている。明日まで上がるどうか不安。今回も出鼻くじかれモードかも?

今年4回目の本州遠征へ

2008年11月23日 | 登山・旅行
 昨日は会長職4期目(1期2年)に入った函館スキー指導員会の役員会と懇親会、今日は函館スキー連盟の総会と懇親会・・・スキーシーズン前の役職絡みの会議も終了。

 明日からまとまった日程が取れたので、北海道の山が過渡期のこの時期、今年4回目の本州遠征に出る。今回は雪の遅いであろう奥秩父と南アルプスを除く山梨県や静岡県の下記の予定である。今年の過去3回はすべて天候に恵まれたが、果たして柳の下に4匹目のドジョウは・・・?

筑波山(百)、和名倉山(白石山)(二)、甲武信ヶ岳(百)、国師ヶ岳(三)、金峰山(百)、乾徳山(二)、大菩薩嶺(百)、瑞牆山(百)、茅ヶ岳(百)、櫛形山(二)、毛無山(二)、七面山(二)、山伏(三)、天城山(百)、愛鷹山(二)、箱根山(三)、金時山(三)、御正体山(二)、三ツ峠山(二)、黒岳(三)ほか
※(百)→百名山、(二)→二百名山、(三)→三百名山

 首都圏に近い山ではあるが、白くなった富士山や南アルプスの山々を眺めながらの静かな「陽だまり登山」を期待!

 明朝、大間行きのフェリーで下北半島に渡り、一路、明後日の筑波山の登山口へ向かう予定。今回は妻同伴で、これまで同様車中泊と自炊の優雅な?貧乏旅行。

術後9ヶ月検診

2008年11月21日 | 大腸癌日記
 
 今日、術後9ヶ月検診を受けてきた。血液検査、CTと超音波(エコー)検査の後、担当医(手術医)の診断を受けた。

 その結果、癌関係の気になるところや異常は認められないとのことで、まずはひと安心。

 ところが、脂肪肝が認められるとこと。オエッ~!フォアグラ状態かよ・・・??? 
しかし、血液検査の肝機能の数値上にはその影響は現れていないので、ちょっと気を付けると改善されるはずとのこと。

 帰宅後、気になってネットでちょっと調べてみた。
 http://www.kusuriyasan.org/byoukitoyobou/siboukan.htm

 アルコール類はそれほど飲んでいないので、自分の場合は、多分体質的に糖尿病に起因する類のものであろう。今回の血液検査の項目になかった中性脂肪はきっと高いに違いない。

 この原因として考えられることは、10月の本州遠征の山旅は、調子に乗っていつものときよりたくさん食べた気がする。帰ってきてからもその調子で食べ続けていたにも関わらず、ここひと月半ほど運動不足が続いた。このことが大きいと思われる。

 3日後に、まとまった日程が取れたので、今年4回目の本州遠征の山旅に出るつもりだ。今回は、南アルプスを除く山梨県・静岡県の雪の遅い山を巡る計画。今回の山旅と帰ってきてからの食生活に気を付けると多分改善されるであろう。帰ってきたら糖尿病の検診に行って、その結果を確認してみようと思う。 

雪中散策での出会い

2008年11月20日 | 花・紅葉だより
          
      
           昨日から降り続いた雪は、今日も一日降り続き、初雪掻きとなった。
                        昼頃の積雪は20cm位はあったろう。
       真冬でも路面が露出しているときが多いのに、今日はずっと雪で覆われたままだった。

          
            先日も書いたが、雪が降ってからの寒さは結構好きである。
     午後から、ガリッとマガナッて(しっかりと身支度をして)、五稜郭公園へと雪中散策に出掛けた。

           
                    この時期ならではのみごとなコントラスト
          
          
          雪の中を駆ける子供にカメラを向けたら、こんな可愛い表情で応えてくれた。
                        今でも子供は風の子!
           
          
                        雪の上に降り積もった紅葉

冬将軍到来

2008年11月19日 | 日常生活・つぶやき
                 (我が家の紅葉のガクアジサイの上にうっすらと積もった雪)

 玄関を抜けると、そこは雪国だった・・・。

 亡妻の祥月命日の今日は、正午の気温が-1.6℃。チラチラ舞っただけの初雪以来2度目の雪・・・昼には、木の上や芝生等もうっすらと雪化粧をし、横津連峰も麓まで白くなった。

 今日から数日間、真冬並みの寒波がやってくるらしい。テレビのニュースを見ていると、九州の福岡でも雪が降ったようだ。いよいよ冬将軍の到来か・・・。

 今、窓から眺めたら、吹雪模様で道路も真っ白になっている。明朝は今以上の一面の銀世界になっていることだろう。就職以来20年以上も東京で暮らしていた妻は、窓から外を眺めては子供のときと同じようにはしゃいでいる。
 
 昨年のブログを見たら、今日と同じ日に真冬日を記録して16cmの積雪があり、初雪掻きを経験した。明日は・・・?
http://blog.goo.ne.jp/sakag8/e/3829f1c8c2f339e3d842371f6393d807


 今日は、同期会の集合写真ができ上がったので、写真入りの報告文や決算報告等の文書の作成・印刷、丁合や袋詰め、そして、発送。今回は、参加できなかった人の多くが先生方の喜寿の祝いの記念品代を送ってくれたので、この作業量が多かったが、これで後始末がすべて終了し、ホッと一息。

泊まりがけの同期会

2008年11月16日 | 日常生活・つぶやき
          

 昨夜から今朝に掛けて、湯の川温泉のホテルで泊まりがけで中学校時代の同期会を開催した。20代の頃からずっと幹事を引き受けてきたが、今回は、卒業50周年と健在な二人の恩師の喜寿の祝いを兼ねた会であった。

 会った瞬間は年相応のおじさんおばさんばかりで、「おい、あれ、誰だ?」状態だが、話している内に全員子供時代の顔に戻ってしまうのが不思議だ。酔いが回るほどに、戻るのは、顔だけではない。気持ちもすっかりそのころに戻ってしまう。まあ、酔っぱらった子供だが・・・。楽しい時間があっという間に過ぎてゆく。
 
 いろいろな会があるが、子供の頃に戻れるこの会が一番楽しいかも?道内はもちろん、本州からも今年の越後の山旅で3回一緒に登ったNi君を初め7人が参加してくれた。


                        
 一次会は、大広間で2時間強、二次会はカラオケルームで2時間、そして、幹事部屋に集まっての三次会が2時間・・・。それぞれの部屋に戻ってもらったのが12時過ぎ・・・さらに部屋毎のお喋りが続く・・・・。3時過ぎまで喋っていた部屋が2つほど。

 今回で終わりにしようと思ったが、みんなの楽しそうな雰囲気や、「終わりにするなんて言わないで、まだ、頼むでや~」という切望の声に、「では、古希のときにやるか。あと5年、そのときまでみんな元気でな!」と再会の約束をして別れた。さて、5年後は何人集まれるのだろうか・・・?

ドラマ『風のガーデン』

2008年11月14日 | 日常生活・つぶやき
 日常的に連続テレビドラマを観ることはほとんどない自分だが、10月9日スタートの毎週木曜夜10時放送・フジテレビ開局50周年記念ドラマ『風のガーデン』は、珍しく妻に録画してもらってまでも、第1回からずっと見続けている。

○そのきっかけは下記であったのだが・・・。

・大好きな脚本作家・倉本聰の富良野を舞台とした『北の国から』『優しい時間』に続く“富良野三部作・最終章”として書かれた作品であること。
・ロケのほとんどが、これまた好きな富良野で行われ、実在の建物やこのために作られたガーデンを舞台にしていること。
・倉本聰ならではの人間模様の描き方が好きなこと。
・緒方拳の遺作となったこと。

○観進めていくに連れてすっかりはまってしまった。

 主人公は末期の膵臓癌を患い、死を目前にした一人の麻酔科医。人は最期にどこへ還るのか、どうやってそこへ行き着くのか、どんなことを考えてその時期を迎えるのか、家族とどのように接し、どのように別れを迎えるのか・・・などを考えさせられるドラマである。
 「ガーデン」には、三途の川を渡るところの向こう側に見える花園、という意味合いがあるらしい。季節ごとに咲くさまざまな花たちを風が撫でていくその美しいガーデンを写すカメラワークもすばらしい。

 このたび自分も癌を患い、あと5日後に8回目の祥月命日を迎える亡妻も癌で逝った。それを機に、現状の受け止め方、死というものの受け入れ方、家族それぞれの想いや自分の想いなど、いろいろ悩んだことも多い。また、いずれ死を迎えるときが必ずある・・・そのときは、どのようにそれを迎えたらいいのか・・・など、ついつい考えさせらながら見入っている。

 この舞台となっているガーデンは富良野プリンスホテルの敷地の一画にあり、来春から一般に公開されるらしい。ぜひ、見に行きたいものだ。

<番組のオフィシャルサイト>

http://wwwz.fujitv.co.jp/garden/index.html

遅い紅葉

2008年11月13日 | 花・紅葉だより
                       
          今朝の朝刊に、函館公園の紅葉の写真が載っていた。
             すでに終わったと思っていたが、今年は例年より10日ほど遅いとか・・・。
                台風が来なかったのと、急激に冷え込む日が少なかったことによるらしい。

            早速出掛けてみた。行く秋を惜しむたくさんの見物者で賑わっていた・・・。

            

            

            


林道探索&450岩峰ピーク

2008年11月12日 | 登山・旅行
            山仲間の誘いを受けて、今年最後と思われるすばらしい小春日和の下、
          新中野ダム駐車場を起点として、6時間にわたる晩秋の林道歩きを楽しんだ。

            
                         落ち葉に咲いた霜の花
      

            
9:00にスタート。まずは、ダムの下から黒井川沿いの林道を進む。地図を見たら、途中の尾根の先に、数日前にSHOさんが登ったという450岩峰ピークがあるではないか?
「それでは、我々も登ってみましょう」・・・トップを切って浅い笹藪の尾根を進む。なんと、その尾根の上には明らかな踏み跡が続いている。この先端には、新中野ダム湖岸の東側に屹立する岩峰がある。450ピークを越えてそこまで進む物好きな人がたくさんいるということだ。
だんだん細くなる尾根の先で岩峰に阻まれる。最初の岩峰は周りの灌木に掴まりながらなんとか登り切る。その岩峰の西側の根元をトラバースする踏み跡もある。しかし、450ピークへはとても直登できないのでコルから西側を巻いて登った。

            
              5人全員がそれぞれのルートで高度感満点の狭い岩峰に立つ。    

            
      戻りは、高所に強いKuさん以外は根元をトラバース。手前の岩峰と奧の450ピークを振り返る。

            
                  450ピークの下から袴腰岳と烏帽子岳を望む。

            
       ヤケに細長いドングリの実・・・すでに根を伸ばして、冬に備えている。芽を出すのは春。

            
               ブナの実の採取と落下状態を調査する道具(シーズトラップ)

            
                       ヒメスギラン(シダの仲間)
              周りの植物が枯れているので、シダやコケの類が非常に目に付く。 

            
                       スギゴケ(コケの仲間)

            
             林道の途中から蝦夷松山と西側手前の580岩峰ピークを望む。

            
                  すっかり葉の落ちたブナと爽やかな青空

            
                  青空に屹立する無名の岩峰~いずれはここにも立ってみたい。

            
                      ダム公園の最後間近いみごとな紅葉

                     歩いたコースのGPSトラックログ