癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

妻の7年ぶりのスキー&濁川温泉での年越し

2016年12月31日 | 日常生活・つぶやき

 昨年に引き続き、年越し特別料理「迎春の膳」がとても豪勢で美味しかった「カルデラ温泉ふれあいの里」で年越しをすることにした。

 何を思ったか、妻が7年ぶりに「少しでいいからスキーが滑りたい」と言う。そこで、濁川温泉への途中の初級者用のゲレンデのあるグリンピア大沼スキー場へ。2時間券で十分だと言う。


 7年のブランクを感じさせない、初級者の域を出ない滑りは健在だった。それなりに、とても楽しかったらしい。


 リフト降り場から駒ヶ岳を望む。下の赤いヤッケは妻。

◎濁川温泉での年越し


「旅の宿 カルデラ温泉ふれあいの里」の宿泊棟


日帰り客と一緒の温泉棟。宿泊棟から温泉棟までの廊下が、長くて寒いのが難点。


 食べきれないほどの料理に備えて、ジョギングに出た。濁川地熱発電所を眺めながら調子よく走っていたら、便意を催した。仕方なく30分で切り上げざるを得なかった…残念。


 温泉をのんびり楽しみ、ブログの下書きしながら、夕食を待つ。


豪勢な「迎春の膳」、何を食べても美味しくて、大満足。


お品書き


部屋へ持ち帰って、テレビを観ながらのんびり食べた「祝重」

 

  

  


 これだけの特別料理を食べて、一人1泊税込13000円ちょっとはほかにはなかなかないブランだ。卑し系夫婦にとっては大満足の年越し。
 
 それにしても、紅白歌合戦は年寄りには向かない番組になり、全然見る気がしなくなった。格闘技やボクシングの世界タイトル戦を見て、温泉に入って、「ゆく年くる年」も見ないで、11時前には就寝。

七飯スノーパークの初滑り

2016年12月30日 | スキー・クロカン

 今シーズンは、すでに12/11に札幌国際スキー場で初滑りを済ませ、遠く三段山でも山スキーを滑っている。しかし、ホームゲレンデである七飯スノーパークでは、今日が初滑りだった。

 天候も良いし、ゴンドラ降り場近くにオープンした山頂カフェ(PEAK CAFE)も見たかった。圧雪車で整備されたばかりのゲレンデを滑りたくて、朝早く出掛けた。5時間券を買って、運行開始すぐのゴンドラに乗った。しかし、昨夜は雪が降らなかったのと、積雪が40cmくらいしかないこともあって、雪面が堅くてあまり楽しくなかった。

 10時半ごろからゴンドラが混んできて待ち時間が長くなった。途中、PEAK CAFEでコーヒータイムを取り、12時ぐらいまで5本滑ったら飽きてきた。陽も翳ってきたので、2時間残して切り上げた。


ゴンドラから駒ヶ岳を眺める




青空をバックにした美しいダケカンバの樹氷。


ゴンドラを下りると、すぐ右下に山頂カフェ(PEAK CAFE)ができていた。


PEAK CAFEを横から眺める。


展望ハウス状の造りで、ガラス越しのゲレンデや、駒ヶ岳を中心とした大沼~鹿部方面の展望が素晴らしい。
ハンバーグやスパゲテイなど数種類のメニューも用意されている。


正月休みに入ったので、子ども連れのスキー客が多かった

挑戦と感謝の「2016年10大感動」

2016年12月29日 | 日常生活・つぶやき
 今年も、多くの新たな出会いや感動に満ちた、若い頃からの座右の銘である「挑戦と感謝」の1年でもあった。

 健康に恵まれて、相変わらずの遊び三昧の1年だった。改めてブログを見直してみたら、「今年もあちこちに出かけ、良く遊んだものだ」と我ながら感心する。これもすべて、妻を初め多くの方々のお世話になったり、支えられての行動ばかりである・・・まさに幸せな3感王(感心・感動・感謝)である。

 そんな中から、特に感動の大きかったことを時系列に沿って10個選び出して、「10大感動」としてみた。
 
◎北海道新幹線開業のおっかけ (3/25~27)

北斗市のセメント工場裏側の万太郎トンネルから出てくるH5系「はやぶさ95号」

 念願の北海道新幹線が3/26に開業した。その前日の新函館北斗駅や函館駅のようすや前夜祭の撮影、そして、当日の1番列車の城岱スカイラインからの撮影、翌日の木古内駅やその付近からの新幹線の撮影と3日間おっかけに終始した。

◎今年の一名山「4回も楽しんだ恵山南西尾根~西尾根ルート」(4/26、4/30、5/3、5/1)

南西尾根上の奇妙な岩塔と津軽海峡をバックに休憩

 今年の山行日数は歩き旅日数を足しても、退職後の目標としてきた100日には届かず94日で終わった。今年は、本として出版することになった「ほっかいどう山楽紀行」の補充用の写真撮影と、新連載の「どうなん・とうほく山楽紀行」の取材を兼ねた山旅がメインだった。
 その中で、今年の一名山を挙げるとすれば、SHOさんと二人で開拓した恵山のマニアックルートの「スカイ沢右岸尾根~スカイ沢峡谷~南西尾根~西尾根」である。山仲間を案内方々、4月から5月にかけて合計13名と一緒に4回も登った。最後の日には、海向山で念願のマキノスミレとの初対面も果たした。

◎『ほっかいどう山楽紀行』の出版準備 (5月~継続中)

初校の黒松内岳のページ

 2012年6月から始まった北海道新聞(札幌圏版)連載の「ほっかいどう山楽紀行」は、今年の8月末で終わる予定だったので、それに写真を追加して、本として出版する準備を5月から始めた。数社に交渉してみたが、結果的には、「紀行物は売れない」とのことで、自費出版の形にならざるえなかった。そこで、販売のお世話もしてくれる札幌の共同文化社に依頼することになった。
 ところが、道新の連載が、来年の3月までの延長をお願いされたために、出版は来年の春まで延期となった。現在は、未掲載のものも含めて原稿はすべて提出済みで、初校原稿も上がってきている段階だ。ページデザインは担当者にお任せしてあるが、こちらで考えていたよりずっと素晴らしい、見るだけでも楽しいものになっていて大満足だ。
 A5版オールカラー、写真は全部で500点ほど、288ページ、価格1800円+消費税、出版予定日4月20日、発刊部数2000部の予定で作業を進めている。

◎花道となった北海道退職校長会函館支部設立20周年記念式典・祝賀会(5/16)

式辞を述べる自分

 退職以来、12年にわたって務めた北海道退職校長会函館支部の理事だったが、最後は函館支部長として20周年という光栄な節目となった。支部長としての2年間は、日常的な業務のほかに、この記念事業の推進がメインだった。忙しかったのは自分以外の理事のみなさんだった。そのおかげで、支部始まって以来最多の115名もの参加をいただき、盛大に終えることができた。
 この式典・祝賀会を花道に支部長も降任することができ、顧問となった。しかし、この充て職としての本部の副会長の任は、改選年度のずれで来年の5月まで続く。残りの公職は、12年目になる北海道スキー指導者協会副会長のポストである。これも、誰からも受け入れてもらえる後任者のメドが付いたので、来年8月の代議員会で降任できそうだ。

◎恩師を訪ねる遠野・花巻の旅 by 地理研OBの会 (6/15~16)

ホテル花巻の前で、恩師(中央)を囲んで

 2年前からの合言葉だった「北海道新幹線が開業したら、遠野に住む瀬川先生訪ねよう」を実現すべく、遠野市に住む93歳になる大学時代の恩師瀬川先生を訪ねる1泊2日の旅に出た。メンバーは先生にお世話になった地理研究室OBの83歳~64歳の前期・後期高齢者の17人。
 新函館北斗駅で結団式を行い、北海道新幹線に初めて乗った。1日目は、遠野物語のふるさと・遠野市の観光、ホテル花巻に泊まって、2日目は、宮沢賢治一色の花巻市の観光を楽しんだ。93歳になっても我々より元気な恩師から全員元気をもらって新幹線で帰路に付いた。

◎72歳フルマラソン初挑戦の「函館マラソン」無事完走 (6/26)

妻とともに完走賞と完走タオル手に

 昨年まで「函館ハーフマラソン」だったが、北海道新幹線開業の今年から、ハーフとフルの同時開催となった。記念すべき第1回なので、「72歳の大冒険」でフルに初挑戦することにした。妻は、名古屋ウィメンズマラソンで昨年と今年の2回完走実績がある。
 突風と雨に見舞われたレースだったが、山パワーと3週間前までの中山道歩き旅パワーのお陰で、4時間56分07秒で、妻は後半追い上げて4時間58分42秒で、二人揃って、目標だった5時間を切って完走することができた。
 30kmを過ぎてからの万代こ線橋と巴大橋の往復が予想以上に辛くて、上りでは何度か歩いてしまった。来年は、またハーフに戻って、新聞の上位者一覧に氏名が記載されることを目標に頑張りたい。

◎再取材を兼ねた東北の山旅 (10/3~10/10)

初冠雪にぶつかった岩手山

 北海道新聞(札幌版)連載の「ほっかいどう山楽紀行」の2代目担当編集委員だった相原氏が、函館支社報道部長として栄転してきた。そのことが縁で、11月から道南版・みなみ風への「どうなん・とうほく山楽紀行」の新連載を依頼された。
 そのための再取材を兼ねて、東北の山旅をした。青森県の縫道石山、釜臥山、八甲田山、岩手県の姫神山、岩手山、再び青森県の石の塔&阿闍羅山、岩木山と巡った。10月上旬なのに、岩手山と岩木山では、初冠雪にぶつかり、いち早く冬山を経験した。

◎「インカトレイルトレッキングとマチュピチュ、クスコ、ナスカの地上絵12日間」(10/21~11/1)

3泊4日のインカトレイルトレッキングのゴールがマチュピチュ遺跡。翌日後ろの2つの山にも登った

 2004年から2007年までには年に2回ずつ6回も海外トレッキングに出掛けていたが、その後は、日本三百名山巡りや2度の大腸癌手術、公職の多忙化などでストップしたままだった。忙しい公職が解けたら、絶対行こうと決めていた今回のトレッキングツアーだった。
 ペルーのインカ帝国時代の首都クスコからインカ時代の石畳や石段の続く、標高2900m~4200mのインカ道を3泊4日のテント泊で歩き、世界遺産・マチュピチュ遺跡へ入るというトレッキング主体のツアーである。その前後に、クスコ市観光、高度順応を兼ねたウルバンバ谷観光、
マチュピチュ遺跡の後ろにそびえるワイナピチュ峰登頂、そして、最後にナスカの地上絵遊覧フライトという豪華な内容だった。砂漠やオアシスも初めて目にしたし、インカトレイルに多くの遺跡が残っていることにも驚いた。ただし、アメリカのアトランタで乗り換えての、片道合計26時間以上のフライトが辛かった。

◎道新みなみ風に、新連載「どうなん・とうほく山楽紀行」始まる (11/8~隔週火曜日)

第1回目の恵山・海向山の記事

 北海道新聞夕刊(道南地元版・みなみ風)が11月で20周年を迎えるに当たって、その新企画として「どうなん・とうほく山楽紀行」の連載の依頼を受けた。来年の3月までは札幌圏版の「ほっかいどう山楽紀行」とダブることになるが、こちらは地元である道南では読むことができなかっただけに、喜んで引き受けた。
 北海道新幹線開業もあり、東北の山と道南の山が対象である。東北は北東北の青森・岩手・秋田の3県、道南はニセコ以南の山を1:2の割合で執筆することになった。約束は2年間、50回なので、すでに執筆する山はピックアップしてある。常にカラーページで、写真も大きいのがうれしい。
 数日前から2回も事前PRがあり、第1回目の11/8は、上掲の記事と見開きで「執筆者インタビュー」も顔写真入りで大々的に掲載された。お陰で、電話やメールやはがきなどのほかに、会う人からもあちこちで直接反応をいただけるのがうれしくもあり、怖くもある。

◎初夏と秋の2回に分けて19日間で踏破した「中山道歩き旅」(①5/24~6/4、②11/12~19)

京都三条大橋でゴール

 大きな公職を退任できたら、もっと道外の山旅と歩き旅をしてみたいと考えていた。いつものことだが、北海道では触れることのできない中世や近世を含めた重層的な歴史に触れることができるのが大きな魅力である。それらにじっくり触れることができるのが歩き旅である。
 次に考えていたのは旧街道だった。五街道をすべて踏破した箱館歴史散歩の会主宰中尾仁彦氏によると、一番のお勧めは、五街道の中でもっとも江戸時代の面影をそのまま残す宿場町やその遺構が多い中山道のとのこと。有名な木曽路の妻籠宿や馬篭宿もこの街道にある。
 そこで、まずは、「中山道69次」の歩き旅を計画した。全長534キロで、日本橋から京都三条大橋までを山側で繋ぐ街道である。できれば、一気に歩き通したかったが、まとまった日程が組めそうにもない。そこで、暑い夏を外した梅雨前と紅葉時の2回に分けて挑戦することにした。前半が、武州路・上州路~信濃路~木曽路、後半は、残りの美濃路~近江路とした。後半は妻も同行してくれたので、楽しい旅となった。
 この道外の歩き旅は、四国遍路、熊野古道などをすでに歩いているが、どうも癖になる。来年は東海道歩き旅も視野に入れてある。四国遍路の逆さ打ちもしたいし、ほかの旧街道歩きもしてみたい。

 この充実した遊びや1年の出来事をほぼ毎日ブログにアップし続けてこれたのは、このブログや、親サイトの「一人歩きの北海道山紀行」の読者のお陰であると心から感謝しています。
 来年も、今年以上に充実した日々の内容をアップし続けて行きたいと思っています・・・どうぞ、よろしくお願いいたします。
 最後になりましたが、新年が皆様にとって良い年でありますよう心からお祈りいたします。

妻の大掃除慰労外食

2016年12月29日 | 食べ物
 今日は、妻が一人で頑張る年末大掃除の最終日なので、慰労を兼ねて、昼食も夕食も外食にした。ちなみに、自分は100%当てにされていないので、まったく手伝うこともない。ただただ感謝のみ・・・。

昼食は、すぐ近所のキングベークの月替わりランチ「キングベークサンド」

デザートにシュークリームが付いて580円也


夕食は、歩いて5分ほどの中華料理「廣河」でお好み料理



この店は、何を食べても美味しい上に、ボリュームがあって、お得感が大きい。
塩あんかけ焼きそばに、小皿料理4皿とビール。
これを2人で食べて2980円。

 

風前の灯火?歳の市

2016年12月28日 | 道南の風物詩

歳の市の華やかさを漂わせるまゆ玉も扱っている中島廉売の2店

 札幌は50年ぶりの大雪で交通マヒが起きているが、ここ函館は平地には全く雪がなく、殺風景な年の瀬を迎えている。
 特に予定もなかったが、家でごろごろしているにはもったいない天気である。そこで、街中ロングウォーキングに出ることにした。しかし、ただうろうろ歩くのも目標がない。

 そこで、昔は賑やかだった露店の「歳の市」巡りをしようと考えた。以前からの記憶では、中島廉売、松風町グリーンプラザ、湯倉神社前の3ヶ所だったはず。ネットで調べたら、やはり昨年は同じ3ヶ所に6店あったそうだ。そこを廻ってみようと考えた。

 まずは、中島廉売へ向かった。ここでは、ほかの店でも同じようなものを扱っていたが、「函館歳の市商業協同組合」加盟店の出店は、上掲の2店のみだった。昨年より1店減ったようだ。


次に向かった松風町グリーンプラザもわずか2店のみ・・・ここは昔はズラーッと並んで賑やかだったのだが・・・


棒二森屋デパート前の門松・・・函館最大級の2.7㍍とのこと


棒二森屋デパート正面玄関横のテントでの露店。これはデパートの売り場

この後、湯の川の湯倉神社まで歩いたが、今年はここには出店されていなかった。
結局、「函館歳の市商業協同組合」加盟店の出店は、わずか2ヶ所の4店に減ったようだ。
昔の歳の市は賑やかだったが、今ではスーパーやホームセンターなどがメインとなっている。
まさに、風前の灯火状態のようだ。寂しい限りだが、やがて消えゆく運命なのだろう。


五稜郭界隈の様子も見たくて、電車通りを歩き、丸井今井デパートへ。付近には露店はなかった。
ここでは、正面玄関から入ったところに「迎春フラワーアレンジメント」が展示されていた。


帰り道、我が家の近所のホームセンターに寄ってみた。ここにもたくさん売られていた。


やはり、我が家の近くのスーパーでも、整然とたくさんのものが売られていた。


歩いたトラックログ
総距離17.4km、時間3時間40分、平均速度4.7km

船橋屋のくず餅 & グリル塩豚の半身揚げ

2016年12月27日 | 食べ物
 


 3連休中に東京へ行った妻が、たくさんの人からいただいた多くのお土産を持参して帰って来た。
 その中に、別々の人からもいただいたという船橋屋の元祖くず餅が2つもあった。

 船橋屋は、江東区の亀戸天神のそばにあり、創業が文化2年(1805年)という老舗である。明治初頭に出たかわら版「大江戸風流くらべ」において、江戸甘いもの屋番付に「亀戸くず餅・船橋屋」が横綱としてランクされ、船橋屋の名声を不動のものとしたらしい。

 もちもち感やぷりんぷりん感のある食べ物が大好きな自分である。このくず餅は、この両方を兼ね備えている銘菓だった。450日間かけて自然発酵させた小麦澱粉を蒸し上げて作るらしい。それと、秘伝の黒みつと焙煎した香り高いきな粉との絶妙な組み合わせが、よりその美味しさを際立たせていた。賞味期限はわずか2日間とのことで、えっさえっさと食べている。

◎グリル塩豚の半身揚げ

テイクアウトで買ってきた鶏の半身揚げ

 湯川の漁火通りにある、安くてボリュームがあって美味しい人気店「税込299円の塩ラーメン」が看板メニューのグリル塩豚。先日、東京へ行く妻を空港へ送るときに昼食に食べたのが、1日100食は出るというこのラーメンだった。

 そのときに、旅から帰ったら、もう一つの看板メニュー「鶏の半身揚げ(725円)」を食べようということになっていた。テイクアウトして家で食べたいので、電話予約をしておいて、17:30に取りに行った。ちなみに、店で食べる半身揚げセットはご飯と味噌汁が付いて738円。


 これは500gの半身を揚げているらしい。外はカリカリ、中はジューシー。店名の通り塩味が効いて実に美味かった!

後半初校第1弾

2016年12月27日 | 日常生活・つぶやき


 3連休の留守中に、共同文化社から12月上旬に提出した出版原稿の後半部の初校第1弾(36ページ分)が届いた。

 上掲の画像は、4ページ構成のカムイエクウチカウシ山のページである。基本は、1回分の連載記事に3~4枚の写真を加えた2ページ構成だが、6つに分けた山域ごとに、お気に入りの山はもっと多くの写真を加えた4ページ構成のものがある。このほかに5座ほど、見開き2ページの写真を加えた4ページものもある。
 
 ページデザインは、こちらで届けた文章原稿と写真をもとに、お任せで好きなように作成してもらっている。送られてくるたびに、「さすがプロ!」と思わせるページ構成に、うれしさがこみあげてくる。

 午前中に、その校正に取り組んだ。年が明けると、後半の本文部分の第2弾、第3弾、さらには、「はじめに」「目次」「山域ごとの各扉と山楽コラム」「これまでに踏破した北海道の山一覧」「あとがき・ほか」「表紙」なども送られてくる予定だ。

 できれば、4月中旬の出版を考えている。これらの初校が揃った段階で、2月中に再校、3月中に校了の予定だ。

余韻を味わうHP更新

2016年12月26日 | PC・HP・ブログ

三段山頂稜で後続メンバーを待つ

 昨日までの疲れからか、8時近くまで爆睡した。いつもの「登っては書く」のスタイル踏襲ということで、滅多にない好天に恵まれ、滑りも楽しめた「三段山」の記録をHPへのアップ作業に取り組んだ。

 やはり、山は天気である。特にこの時期、良くても降雪の中が当たり前の十勝連峰である。しかし、今シーズンの初の山スキー登山となった一昨日の無風状態の好天は本当に珍しかった。写真も冬山ならではの美しさが際立っている。おまけに、雪不足ながらも、雪付きの良い沢型の地形の中の長距離滑降も楽しむことができて、遠くまで出かけた甲斐があったと大満足だった。

 写真を見ながら、当日の余韻を楽しむ。さらに、ブログやHPへアップへアップしては、それを反芻する。登る前の計画段階の楽しみ、登っている最中の楽しみ、帰ってから記録を整理する楽しみ・・・1粒で3度美味しい・・・これが山である。しかし、これは山だけでなく、歩き旅もそうである。

 これからも、HPやブログへの「登っては書く」「歩いては書く」のスタイルは続けて行きたいものだ。これが、北海道新聞への2つの連載や、来春の本の発刊にも繋がっているのだから。

 三段山のもう少し詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com/sandan16.htm

 12/23日掲載の「ほっかいどう山楽紀行」の「112 崕山(きりぎしやま)」は、下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com/112kirigisi.htm

XCスキー初滑走in滝野

2016年12月25日 | スキー・クロカン

 朝から白銀荘周辺は雪雲にすっぽり包まれていて展望がない。もちろん山は見えない。例年は、三段山のほかに富良野岳のジャイアント尾根、前十勝のカバワラ尾根などへも出かけるが、今年は明らかな雪不足で、とても滑れる状態ではない。三段山は、昨日滅多にない好天に恵まれて、深雪ではなかったが滑りも十分楽しめて大満足である。何も見えない雪の中をまた登る気にはならなかった。

 結局、山は諦めて、朝食後帰るメンバーも多かった。自分の当初の予定では、天候が良ければ、午前中は山に登り、午後から札幌へ向かい、明日、滝野すずらん丘陵公園のクロカンスキーコースで初滑走をするつもりだった。しかし、明日の札幌は雨予報だった。sこで、朝食後、札幌の滝すずらん丘陵公園へ向かった。

 札幌は、この時期50年ぶりの積雪90cmというドカ雪で、23日にオープンしたコースの雪は十分すぎるほどだった。しかし、一気に降った雪なので、圧雪車で整備してはいるが、十分締まった感じではなかった。

 ここは国設の施設で、3km、6km、10km、16kmと4コースも整備されている。足慣らしもしないでいきなり16kmへ入った。結構アップダウンが多いので、初めのうちはぎくしゃくしたが、のんびり初滑走を楽しむうちに、徐々に身体が慣れてきた。結局、16kmを滑って、15分ほど休み、6kmで仕上げをした。明日は雨予報なので、そのまま帰路に就いた。途中、200円で入れる留寿都温泉に寄って、21時には帰宅できた。


発着地点でのグランド状の周回コースで基礎練習をしているグループ


チューブ滑り会場を見ながら


滑り始めたのが、昼休み時間だったので、コース上にあまり人がいなかった


コース上に3ヶ所のトンネルがある


幅広の贅沢なコース


コース表示

好天に恵まれた三段山

2016年12月24日 | 登山・旅行

〈富良野岳をバックに三段山山頂へ〉

 例年12月~3月の3連休は、上富良野町吹上温泉白銀荘を根城にしたHYML三段山オフミが開催される。自分はこの時期しか参加できないので、ここ数年いつも参加している。


 札幌を5時に発って、富良野に抜けたら、珍しく十勝連峰からトムラウシ山まできれいに見えていた。

 8時には白銀荘に着いた。昨日から泊まっているメンバーが三段山へ出発するところだった。準備をして、あとを追った。


 青空に下に、噴煙を上げる前十勝が見える。この時期にしては、風もなく、珍しい好天だ。


 1段目のタンネの森の手前で、先行グループに追い付いた。


 2段目の上は雪が少なく、ハイマツが顔を出してボコボコしている。
 滅多にない好天なので、山頂を目指すことにした。


 富良野盆地をバックに登る。


 帰りの滑りが楽しめそうな沢型の斜面とその上の頂上を見上げる。
 この上から頂上までは、ガリガリ・ボコボコで、帰りは滑りが楽しめないので、頂上の少し下にスキーをデポして、ツボ足で登った。


山頂稜線から、安政火口越しに迫力満点の上ホロカメットク山を眺める。


 山頂稜線から三段山頂上を見上げる


 3年ぶり?の頂上。後ろは噴煙の下に姿を見せる十勝岳


 他のメンバー。初登頂が2名。


 通称廊下と呼ばれる沢型斜面を滑る。


 下がバーンになっていて、その上に軽い雪が乗っているので、ゲレンデ感覚で滑りを楽しめた。

 登り、2時間半、下り、途中後続を待って少し登り返して滑りを楽しんで1時間。下山したら、13:00だった。すぐに温泉に入る。ビールを飲みながら、のんびりこのブログを打つ。

 このあとの夕食懇親会が楽しみ。食事は自炊である。 

 洋ちゃんご夫妻の豚肉いため


 男料理の3種類のスパゲッティ


 料理勢揃い


 天気予報が悪かったのと、クリスマスにかさなったので、キャンセルも多く、例年よりかなり少ないメンバー。


デザートまで用意されていた。

また札幌、ヤブ山忘年会

2016年12月23日 | 日常生活・つぶやき

 ここ数年、12月末の3連休は、上富良野町吹上温泉を根城にしたHYML三段山オフミと、札幌での「地図がガイドの山歩き」主催のヤブ山仲間の忘年会(昨年は旭川)とのセットになっている。

 今年は、1日目の今日が札幌でのヤブ山忘年会、明日と明後日が三段山オフミへの参加である。

 東京へ行く妻を空港まで送って、その足で札幌へ向かった。これで、3週連続札幌だ。我ながらマメな自分に感心してしまう。昨日から降り続いている雨で、長万部までは平地に雪はなかった。その後札幌へ入るまでは順調だった。しかし、そのあとがドカ雪の大渋滞で大変だった。6時間以上も掛かった。

 珍しく今年はこの仲間との山行の機会はなかった。恒例の行事もインカトレイルの旅と重なってしまった。しかし、長年にわたり一緒に藪を漕いだ、非常に気心の知れた素晴らしい仲間である。この忘年会はほとんど外したことがない。

 今回は、例年より人数は少なかった。しかし、会長的存在の北見山岳会の熊ぷ~さん(元斜里岳清岳荘管理人)が、札幌に移住したので、函館からの自分以外は全員札幌在住メンバーだった。

XCスキー・ベースワクシング

2016年12月22日 | スキー・クロカン

上から、スクレイパー、ブラシ、ベースワックス、レース用ハイフッ素ワックス

 XCスキーは、ゲレンデスキーと違って、自分の身体で推進して滑らせるので、ワックスが命だ。

 シーズン前のベースワクシングをきちんとしておくと、あとはレース前や練習前の雪質や雪温に合わせたワクシングだけで良くなる。昨日と今日は暖かかったので、そのベースワクシングに取り組んだ。

 基本的に、XCスキーのワクシングはホットワクシングである。すなわち、①ワックスをアイロンで浸透させる ②30分以上冷す ③スクレイパーで剥がす、④ブラシで徹底的に剥がす。それも、ブラシは、ボアブラシ~ナイロンブラシ~馬毛ブラシの順で、ワックスの白い粉が出てこなくなるまで剥がさなくてはならない。


アイロンでワックスを浸透させる

 シーズン前のベースワクシングは、それを、①ピンク色のベースワックス(+10°〜0°)~②紫色のベースワックス(+3°〜-4°)~③青色のベースワックス(-3°〜-12°)ごとに、上記の手順を3回ずつ繰り返す。結構な手間と時間が掛る。冷す時間を抜いて、1回のワクシングに30分は掛る。結果的に、昨日から2台(オールラウンド用、湿雪用)のスキーに9回ずつワクシングをしたことになるので、正味4時間半だ。
 ホットワクシングの大きなデメリットは、《時間がかかる・場所が必要・道具も必要・ワックスの種類が多いので費用が重む・技術も必要》と、はっきり言って面倒くさいことは事実である。しかし、それで良く滑り、滑走時の身体に掛る負荷が少なくなると信じてやるしかない。


徹底したブラッシング

 自分は、1階のフリースペースでワックスコーナーを常設できるが、このようなスペースのない人は、部屋の中で、ブルーシートを広げてやらなくてはならない。これが面倒で、止めてしまう人もいる。

 ちなみに、ゲレンデ用のスキーも山スキーも、滑走面の保護や滑走性から、同じようにするのが望ましい。しかし、上から下へ滑るだけで、タイムを競うわけでもないので、液体の万能ワックスで済ませている。

 なぜここまでして、XCスキーをするのか?と思われる方は、下記をどうぞ!
 「自分にとってのクロカンスキーの魅力」(2010,3,10の記事)

革のソファの剥げと色落ちの補修

2016年12月21日 | 日常生活・つぶやき

【カラー補修クリーム】(上)と【ユニバーサルレザーローション】(下)

 今の家を建てたときに亡妻の実家から新築祝いにもらった革張りのソファだが、すでに30年近く経っている。数年前から、色が剥げて白くなっているところが気になっていた。まだ座り心地は良いので、買い換えるつもりはなかった。

 ネットでいろいろ調べたら、革トラブル救急箱「ハッピーバリュー・コム」というサイトが見つかった。
 42色の中から選ぶ補修クリームと、汚れ落としと補修クリームを伸ばして使うユニバーサルレザーローションを購入すれば、自分で補修できるようだ。色は、ダークグレーを選んだ。


befor
試しに、部分的に、レザーローションで汚れを拭き取り、恐る恐る補修クリームを塗ってみた。
↓↓↓↓

after
 色もピッタリで、予想以上にきれいになった。自信を持って、レザーローションと補修クリームを7:3で混ぜて、他のところにも、筆で塗りながらウエスで伸ばした。乾いてから空拭きをすると、宣伝文句通り、手に付いたクリームは洗うだけで取れるのに、心配な色落ちはなかった。


befor
↓↓↓↓

after

 5脚全部を補修したが、レザーローションを混ぜることによって、艶も出て、思ったよりはるかに新品同様に蘇って大満足。購入費用約3800円也。

昨日の北海道新聞夕刊(道南版・みなみ風)連載の「どうなん・とうほく山楽紀行」の「4当別丸山」は下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/4toubetumaru.htm

ダイナミック(動的)ストレッチ

2016年12月20日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

ダイナミック(動的)ストレッチ

 ここ数年、耳にするようになった「ダイナミック(動的)ストレッチ」・・・それに合わせて、「今までのストレッチは、運動前に行うことは不適。運動前に筋肉を伸ばし切ってしまうと、弾性エネルギー(バネ)が失われ、かえってパフォーマンスが低下する」という有害説が近年広まってきている。

 確かに、最近、TVでサッカー選手の試合前の準備運動を見ていると、このダイナミック(動的)ストレッチを取り入れていることが分かる。

 これまで、ストレッチというと、下の図のように、筋肉を伸ばしたまま数十秒静止することが多かった。しかし、これは、厳密にはスタティック(静的)ストレッチと呼ばれるものである。

これまで多くやってきたスタティック(静的)ストレッチ

 もともと、レース以外に準備運動はしない方だが、これを耳にした2年ほど前から、ランニングやほかの運動前にはストレッチはしないで、軽い屈伸運動くらいだけでスタートしている。それでも、特に走りに影響はないし、怪我も故障もしていない。これからは、もっとダイナミック(動的)ストレッチを意識的に取り入れようと思っている。

 ことの発端は、2000年に発表されたDr. Herbert Popeという研究者の論文とのこと。この研究によると、運動前に静的ストレッチをしてもしなくてもケガの発生とは全く関係ないことがわかったそうだ。(※すでに故障持ちの方は例外)
 その後、一気に研究が進んで、静的ストレッチあるなしで比較をして、実は静的ストレッチをするとかえって垂直跳びや陸上タイムなどのパフォーマンスが落ちる!という研究報告が、いろんな独立した研究から出できたそうだ。

 最近、日本でも、急速に研究が進み、運動前の静的ストレッチはパフォーマンスを下げる(特に瞬発系)という科学的根拠が多数報告されて、運動前は静的ストレッチではなく動的ストレッチを取りいれるようになっている。そして静的ストレッチをするなら運動後がいいとのこと。

<ダイナミック(動的)ストレッチ>
◎動きの中で筋肉を伸ばしていく。
目的
・柔軟性の向上(静的ストレッチよりは低い)
・ウォーミングアップ
・筋力の向上など

<スタテック(静的)ストレッチ>
◎動きを止めて筋肉を伸ばす。
目的
・柔軟性を高める
・疲労回復
・リラックス効果など

 基本的には、就寝前などは静的ストレッチ、活動前などは動的ストレッチが適しているとのこと。朝起きたら動的ストレッチをやって、寝る前には静的ストレッチをやる、そんな生活リズムを作ったらとても健康的だという。ラジオ体操が、そういう面では見直されてきているらしい。ただ、ラジオ体操の欠点は、下半身の運動が少ないことだという。

 これまでを振り返ってみると、スポーツ界では、昔良かれと思ってやってきたことが、今ではかえって有害ということが良くある。体育の時間にやったウサギ跳びや「運動中は水を飲んだらダメ」などは、その典型だろう。

五稜郭の堀の氷紋

2016年12月19日 | 日常生活・つぶやき

 気温も高く、快晴で絶好の山日和だが、その気にはならず、年賀状のコメント書きや次回の連載の原稿のチェックなどをして過ごした。
 夕方になって、五稜郭公園へウォーキングに出掛けた。地表の雪はここ数日の高温でほぼ溶けてしまったが、堀の氷は張ったままだった。しかし、なぜかその上には積雪はなかった。

 いろいろな氷紋があり、なぜそのような模様ができるのか分からないが、おもしろくてカメラに収めてきた。