癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

知西別岳リベンジ

2010年03月31日 | 登山・旅行
(途中の575ピークから頂上を望む)


この知西別岳(1317m)は、遠音別岳と知床峠の間の稜線上に位置し、山腹に羅臼湖を抱えた山である。数年前に海別岳に登ったとき以来の念願だった東隣の遠音別岳に昨年登ったら、さらに東隣のこの山に登りたくなった。

昨日は山スキーでトライしたが、時間切れで途中断念。今日は、そのリベンジ・・・ツボ足とカンジキで再トライ。天候は昨日よりずっと良く、スタート前のウトロ温泉から頂上も見えていた。

早朝の3時に羅臼道の駅を出て移動。ウトロ温泉裏のスキー場を6:00にスタート。昨日時間切れで断念した地点に1時間も早い2時間で到着。昨日のスキーはまさに無用の長物だったということ。

575ピークでカンジキを履く。標高650m付近が森林限界で、その上は雪の薄いところにハイマツと矮生のダケカンバが頭を出すだけの荒涼たるだだっ広い真っ白な斜面が続く。1000mを越えると、まさに氷の世界。カンジキの爪だけが頼り。下りで風に煽られて転んだら緩斜面にもかかわらずしばし滑落。慌ててカンジキの爪を立ててストップ。

薄日の差す薄曇りのお陰で、360の大展望がみごと・・・東には羅臼岳~硫黄岳、南には国後島、西には遠音別岳~海別岳、北のオホーツク海の沖には流氷帯などなど・・・。

登り、4時間35分。下り3時間ちょうど。大満足の翌日リベンジだった。

下山後は、昨日と同じ65歳以上100円のウナキベツの温泉。さらに斜里市街地まで走り、スーパーで惣菜等を購入して、斜里道の駅に落ち着く。明日は雨予報・・・朝起きてから考えよう。

知西別岳~時間切れ

2010年03月30日 | 登山・旅行
(画像は、冬眠明けのクマの足跡~標津山地の山では目にしなかったが、知床のクマは目覚めが早いようだ)

昨日で標津山地の予定の山を踏破できたので、6泊もお世話になった快適な中標津の公共駐車場を後にして、知西別岳(1317m)の登山口となる斜里町のウトロへ向かった。

曇ってはいたが、晴れそうな気配もあるので、急いで支度をする。距離と標高差から、登り5時間、下り3時間の計算で、7:30にウトロスキー場をスタートし、頂上に繋がる北西尾根を辿った。

しかし、樹林の濃い痩せ尾根がほとんどで、急なアップダウンが多く、すんなりと歩くことができず、何度もスキーを脱がなくてはならない。575ピークまで進み、尾根を乗っ越すために沢に降りた時点(510m)で3時間を経過し10:30。

その先は広くて緩やかなハイマツ帯の尾根なので、すんなりと歩けそうだが、標高差800mを2時間で登るのは絶対に不可能・・・あっさりと撤退を決意。下りも1/3はスキーを担いでツボで歩き、2時間も掛かった。

このコースからのリベンジは、スキーではなく、ツボかカンジキの方が絶対速そうだ。実際にそういう記録もある。

下山後は、ウナキベツ自然休養村の温泉で汗を流す。この温泉は300円だが、65歳以上は100円なのがうれしい。
その後、昨日まで一緒だった中標津のお二人との明日の知床岳に備えて、羅臼道の駅まで走った。甲子園の小樽北照高校の放送を聞きながら・・・。勝ってベスト8進出。

しかし、夕方の打ち合わせの結果、明日の知床岳は天候がすぐれないので中止となった。明後日以降3日間は悪天候予報。そこで、明日は、天候がそれほど悪くなければ、今日のコースをカンジキでのリベンジに挑戦することに・・・それがだめなら、今回は知床の山は諦めざるを得ないかも・・・。

俣落岳~クテクンベツ岳~ソーキップ岳

2010年03月29日 | 登山・旅行
(画像は、クテクンベツ岳頂上岩頭の上のMiさんとMoさん~バックは右端が俣落岳、その奥はサマッケヌプリ)

標津山地の主稜線上の1000mをわずかに越える5山のうち、残っていた俣落岳(1003m)と通称・ソーキップ岳(1023m)に、自分は一昨年の夏に沢から登頂しているが、MiさんとMoさんが未踏の主稜線から吊り尾根で繋がっている通称・クテクンベツ岳(995m)の3山を9時間30分掛けてのハードな欲張り循環縦走となった。

根北峠の根室側の少し手前の忠類川沿いのルベス林道を3kmほど歩き、588ピーク経由で、稜線手前の910ピークに繋がる北西尾根を登り下りした。

7:20にスタートし、俣落岳まで4時間20分。稜線を戻って吊り尾根クテクンベツ岳まで1時間05分。さらに稜線上のソーキップ岳まで40分。ソーキップから下山が2時間40分、ゴールが16:50・・・北西尾根や林道も登り返しがあり、最後までシールを外すことかできず、距離も長かったが、さすがに疲れた!

天候は、俣落岳に着いたときが一番悪く、それ以降は徐々に回復し、標津山地の山々はもちろん、下山時には斜里岳もくっきりその姿を見せてくれた。

下山後、一昨日に引き続き標津町川北の「鉄の湯」で疲れを癒す。出たらとっぷり日が暮れていた。

明日は、単独で、知床半島の知西別岳の予定。

観光ドライブ

2010年03月28日 | 登山・旅行
今日は自分の誕生日だった・・・この歳になると特に感慨もなし。「死出の旅への一里塚」はちょっと拗ねすぎか?まあ、客観的な年齢よりは若い気持ちで生きたいものだ・・・。

今日は休息日にして、明日から続く好天に備えることにした。朝の内にコインランドリーで洗濯。その後、計画していた観光ドライブに出る。まずは、昨日の尖峰から見えた野付半島へ。あちこちにある沼に白鳥の姿やガンの仲間やオオワシやオジロワシの姿が・・・冬のトドワラもわざわざ歩いて見てきた。夏より荒涼とした侘しさがいい感じ。

標津山地から知床半島へと連なる白い山並みや国後島を眺めながら尾岱沼へ。夏は打た瀬舟で有名なところだが、今は野付湾を挟んで野付半島が見えるだだの海。自分の誕生日プレゼントに北海シマエビを買って自宅へ送る。

次の目的は風蓮湖。砂嘴の走古丹まで走る。白鳥と鹿の群れが印象的。戻って今度は根室市側の白鳥台センターへ。白鳥はかなり沖に固まっていた(画像)。ここのソフトクリームは北海道でも有名なので食してみた。評判に違わず美味かった。

あとはボツンボツンと点在する「○○牧場」の看板が目につく広々とした西別原野を走って中標津へ戻る。一部標津町と根室市だったが、あとは走っても走っても別海町だった。

戻って、中標津保養所温泉でのんびり。今夜は、中標津在住の甲子園球児だった教え子と居酒屋で、子供のとき以来21年振りの楽しみな再会・・・向こうは一児の父に、こちらはジジィに・・・お互いに判るかな?

明日は、俣落岳~通称・クテクンベツ岳~通称・ソーキップ岳の循環縦走の予定。

尖峰~リベンジ登頂

2010年03月27日 | 登山・旅行
今日も、天候に恵まれて、ジモティのお二人にお付き合いいただき、昨年天候悪化で途中撤退した尖峰(947m)に登ることができた。Miさんは20年ぶり2度目、Moさんは初登頂とのこと。

武佐岳の北東隣に位置し、国境稜線から外れた標津町の山で、名前通りの急斜面を巡らせた山容が非常に目立つ山である。

昨年と同じ釧北峠へ通じる国道244号線の金山橋手前の川北温泉に通じる林道ゲートから山スキーでスタート。途中の分岐から尖峰の麓に向かう林道(画像)を終点まで進み、沢の中を通って北東尾根に取り付いた。560m付近にスキーをデポし、アイゼンとピッケル持参でツボ足で登る。

昨年、アイスバーンでピッケルとアイゼンにロープまで使用して苦労した衝立のような790ピークへの急斜面は、膝上より深い新雪のお陰で難なく突破。

コルから東肩までの急な尾根も新雪やステップの刻みやすい堅さの雪に助けられて、きつい登りではあったが、恐怖心は湧かなかった。東肩から高度感満点のナイフリッジのハイマツ稜線の西端が頂上である。

高度感満点の狭い頂上はお尻がむずむずして落ち着かないが、山容からも期待した通りの360度遮るもののない大展望がみごと・・・標津山地の山々はもちろん、知床連山、広い根釧台地の向こうには野付半島や国後島など・・・念願叶ったリベンジ登頂の満足感に酔う。

登り、3時間40分。下り、2時間05分。

下山後は、標津町川北の「鉄の湯」で疲れを癒す。明日は、天気予報がパッとしないのと連日山行の疲れもあるので休息日とした。

これまでの3山の記録は、同行いたたいているMoさんの大画像でアップの下記サイトからどうぞ!
http://akadake.web.fc2.com/



養老牛岳

2010年03月26日 | 登山・旅行
(画像は、南東尾根の700m付近から望む養老牛岳頂上)

結果的に、頂上到着に合わせて晴れてくれたグッドタイミングの天候に恵まれて、ジモティのお二人にお付き合いをいただき、昨日中止した養老牛岳(847m)に登ることかできた。

根室支庁と網走支庁の境界稜線上の西側に位置し、摩周湖に近い、どっしりとした山である。養老牛温泉の奥のシバタノポリ沢川沿いの林道を辿り、途中から幅広で緩やかな南東尾根に取り付いた。750m付近にスキーをデポしてツボ足で登頂。

スタートしたときは雪も降っていて、目指す山は見えず。天気予報を信じて前進。徐々に青空が広がってくる。ハイマツが頭を出す頂上に着いたときはみごとに晴れ渡り、展望も広がって感激する。しかし、すぐに西側から雪雲が押し寄せてきて、下山後はとうとう標津山地すべてが雲の中。

スキーデポ地点から林道までは疎林帯の幅広尾根で、昨夜の新雪にも恵まれ快適な滑降を楽しむことができた。

登り、2時間45分。下り1時間20分。

下山後は一昨日の無料の天然露天風呂「からまつの湯」で1時間半ものんびりお喋り。その後、Miさんのお宅で夕食をご馳走になることに・・・。

図書館と懐かしの再会

2010年03月25日 | 登山・旅行
(画像は、図書館も併設の中標津総合文化会館)

今日は養老牛山の予定だったが、天気予報が変わったので中止。午前中は、朝の内に市街地を車で見て回った後、図書館で時間を潰す。

中標津町は、人口2万4千人の根室管内では根室市に次ぐ町だが、空港もあり、位置的に管内の中央部に位置するだけに、市街地は非常に都会的な感じがする。総合文化会館も立派で、中にある図書館も充実している。今日のような停滞日は、本当に助かる。

午後からは、大学時代の1年先輩のお宅にお邪魔する。7~8年ぶり?の再会で積もる話に花が咲く。夕方には、市街地に数軒ある温泉の中でMoさんお薦めのトーヨーグランドホテルの日帰り温泉へ。

天候判断や計画は、標津山地の山は全部お付き合いするというMoさんとMiさんにすべてお任せしているが、明日は、好天予報なので、今日中止した養老牛山の予定。

サマッケヌプリ

2010年03月24日 | 登山・旅行
(画像は荒川林道の正面に見えるサマッケヌプリと同行案内を買って出てくれたお二人)

天候に合わせて予定より1日早くなった遠征初日は、標津山地及び中標津町の最高峰サマッケヌプリ(1063m)・・・斜里岳のすぐ南の網走、釧路、根室支庁の境界を形成する標津山地には、標高1000mをわずかに越える山が5山ある。その中で登山道のある武佐岳と標津岳はすでに登っている。あと俣落岳と通称・ソーキップヌプリも今回の計画に入れてある。

北海道中快晴予報の最高の天候に恵まれ、5日前に別ルートからとは言え、登ったばかりにもかかわらず同行案内を買って出てくれた中標津ジモティのMoさんとMiさんとの感激の初対面登山となった。

中標津側から荒川林道を詰めて、複雑に点在するピークの間を詰めて東コルに上がる。ジモティならではの効率的なルートだった。その東コルにスキーをデポして、急な東尾根を登った。直ぐ北隣の斜里岳や北東の海別岳、標津山地の山々、阿寒や摩周湖付近の山々、広々とした根釧大地とオホーツク海など見渡す限りの大展望に大満足!登山道もない山なのに、国土地理院が設置したと思われる山頂標識があったことにもビックリ。

登り、3時間40分。下り、1時間50分。

下山後は、二人の案内で養老牛温泉の奥にある天然露天温泉「からまつの湯」でまったり。中標津市街地に出て、Miさん宅でコーヒーをご馳走になり、ここしばらくの根城とする中標津総合文化会館のトイレ付き駐車場に落ち着く。

明日も午前中は天気が持ちそうなので、お二人の案内で養老牛山の予定。

お急ぎの方は、早くも今晩中に大きな画像でアップされるはずMoさんのホームページ(2日前のブログからアクセス可能)を参照のこと。

一気に十勝まで

2010年03月23日 | 登山・旅行
予定通り、13時に家を出る。カーナビに現れた距離は600km強。今日と明日の2日で、観光も兼ねてのんびり走り、夕方に中標津到着の予定だった。

道中、ラジオの天気予報を聞いていると、明日は全道的に快晴らしい。しかも、それは明日1日だけで、明後日からまたしばらく悪天候が続くとのこと。

そんな貴重な明日を移動日だけに費やすのはもったいない・・・急遽予定を変更して、占冠でビールと弁当を買って、道東道に乗り、十勝平原SAまで走った。あと残り200km・・・明日の朝3時に発てば、標津山地で最も登りたいサマッケヌプリに登れそうだ。それでも、まだ6時間は眠れそう・・・。オヤスミナサ~イ!

標津山地・知床の山へ

2010年03月22日 | 登山・旅行
    (昨年の遠征で、天候悪化のため途中撤退した尖峰・・・この急登が気になるが再挑戦してみたい)

 明日から2週間ほどまとまった日程が取れたので、北海道を斜め横断して、標津山地と知床の山へ遠征することにした。

 相互リンクを結んでいる中標津のMoさんが、今冬、次々と登りまくっている標津山地の山々の写真を見ている内に、昨年3月の遠征で眺めた山々への登高意欲が刺激されたことが大きい。いくつかでもご一緒いただければ幸いである。

 計画の山は、標津山地では、サマッケヌプリ、養老牛山、俣落岳、尖峰。知床の山は、知西別岳と知床岳。もし日程的に余裕があったら、帰路、渚滑岳、上川3山(天幕山・摺鉢山・突角山)、大麓山~トウヤウスベ山などを考えている。

 ただ、天候が悪いときは無理しないので、後半の計画は次の機会になるだろう。

 明日の午前は会議が入っているので、午後に発って、日高道の駅まで走り、明後日には中標津入りの予定。長期予報があまり良くないのが気懸かりだが、のんびり冬の道東観光も楽しんでこようと思っている・・・。 

明日以降は、いつものように、速報を携帯からモブログ更新しますので、ご贔屓に!

二日酔いと暴風と・・・

2010年03月21日 | オフミ・飲み会
 昨夜は、クロカンスキークラブ「XC-KID'S」(クロカンキッズ)の納会だった。メンバーの経営する喫茶店を借り切って、安い会費で、持ち寄りの飲み物と手料理に仕出しの寿司とオードブル・・・食べきれない、飲みきれないほど豪華でアットホームな会合となった。

 このような楽しい仲間内の会合は、あっという間に時間が過ぎる・・・気が付いたら12時近くに・・・後半は何を話したか記憶がない・・・数年ぶりの二日酔い。

 
 今日は、函館スキー指導員会の「第40回スキー・スノーボード大会」の予定だった。大嵐の中、二日酔いのままスキー場へ出掛ける。歩くのもままにならない暴風で、当然リフトもゴンドラもストップ・・・「もしやるならリフトだけでも動かしますが・・・」というスキー場のご好意もいただいたが、とても開催できる状態ではなく、やむなく中止。

 自分が指導員の資格を取った年から始まって40回を数える大会だが、中止になったのは今回が初めてだ。大会役員と参加を申し込んだ選手には、参加賞を渡して引き取っていただいた。残りの賞品と業者からの40回記念大会協賛の景品は、4/10の「納会・祝賀会」のビンゴの景品とすることに・・・。

 帰路、途中の温泉で、二日酔いを少しでも醒まそうと汗を流して帰宅・・・。 

ニョロニョロ探訪

2010年03月18日 | 登山・旅行
        
                  (洞窟の奧から入口方向を撮す) 

 自分は、8年前に一度見に行っているが、妻の「ぜひ見たい」という希望を叶えるべく、伊達市大滝区にある円山百畳敷洞窟の氷筍(通称・ニョロニョロ)や氷柱の探訪をしてきた。

奥行き約20㍍の洞窟の天井から滴る地下水が様々な形の氷筍となり、数百本が僅かな光に反射し、幻想的な雰囲気を醸し出している・・・。ちなみに、「ニョロニョロ」というのは、氷筍の形が『ムーミン』の中に出てくるニョロニョロという可愛いオバケに似ていることに因るらしい。

 時期的にやや遅いかと心配したが、今年は寒い日が多いせいか、まだ十分健在だった。

         
           (トトロのようなデブッチョも・・・)         (着ぶくれダルマとスマート氷柱)

 洞窟までの道は、しっかりとスノーシュー等で踏み込まれ、長靴だけでも歩けるようになっていた。ニョロニョロ見学も含めて、往復2時間のお手軽雪上散策を楽しんだ。

 8年前は秘境スポットだったが、最近は、すっかり人気スポットになってしまい、週末ともなると、出発地点となる最終人家では、駐車問題等で多大な迷惑を被っているらしい。「路上駐車禁止」とか「立ち入り禁止」とか「ニョロニョロ見学は地元のツアーガイドにて」などの看板がたくさん立っていて、何となく進みづらい雰囲気が漂っているが・・・。
 
まだまだ様々なニョロニョロたちの表情等は、下記からどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/nyoro2.htm

どこでもホテル・・・車中泊のススメ

2010年03月16日 | 登山・旅行
 18年目を迎えるこれまでの登山の一番の相棒は、何と言っても愛車である。

 登山口へのアクセスはもちろんであるが、あちこちの山を登り歩くには、経済的にも、行動時間の有効活用からも、車での移動と車中泊が最適である。冬山もスキーマラソン大会の参加のときも、車中泊で対応している。

 とくに、退職後は、「日本三百名山巡り」で、2週間以上、最大ひと月もの山旅をするようになって、車中泊も年間100日近くを数えている。

 質問をされることも多いので、これまでの経験から、その効用や工夫等について、HPの方に整理してみた。ただし、面倒くさがり屋なので、他の方がしているような凝った工夫はほとんどしていない、極めて簡便法である・・・・。

○内容的には、下記の項目であるが・・・・。
1,車での移動と車中泊の効用 
2,車の選び方
3,車中泊の場所
4,快適な車中泊の工夫

○具体的な記述内容については、下記からどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/syachuhaku.htm

ご一読いただき、ご意見やご感想等をいただければ幸いです。

免許更新

2010年03月14日 | 日常生活・つぶやき
 先週の金曜日、免許更新をしてきた・・・免許取得以来33年になるが、これで何度目になるのだろう・・?今回も残念ながら、2年前に思いもしないところの一時停止違反で捕まったので、2時間の違反講習・・・。

 退職前の25年間は、違反は繰り返していたが、“運良く”一度も掴まったことがなかったので、ずっとゴールド免許だった。それが、「これからは、掴まっても胸を張って無職です!・・・と言える」と思った途端に、スピード違反で捕まった・・・退職してわずか2週間後だった・・・ゴールドからブルーへの涙の陥落・・・というわけで、これで2回連続の違反講習・・・。

 手続きの長い列に並ぶ・・・前回もそうだったかもしれないが、写真を持参しなくても良くなっていた。いつも思うのは、領収印だけで良さそうなものだが、必要経費は4種類もの収入証紙を買って、それを貼るのが面倒くさい。さらに、IC免許証になるので、2種類の4桁の暗証番号が必要であった。視力検査をして、写真を撮って、いよいよ講習会場へ・・・。

 ここで、優良講習と違反講習に分けられる・・・会場を覗くと、優良講習の方が圧倒的に多い。ちょっと肩身の狭い罪人の思いに駆られる。

 講習内容は、前半は、交通法改正の内容の説明・・・普通免許が中型免許(8tまで)に変わったこと、酒酔い運転や酒気帯び運転の点数や罰金が厳しくなったことがメインだった。その後、30分ほどのビデオ視聴・・・ついうっかりの一時停止し忘れで、人を死なせてしまった加害者と被害者遺族の悲惨な苦労が中心で、身につまされる内容だった。後半は、最近多い事故事例の説明だった。
 
 講習が終わって、新しい免許証をいただいて終了・・・本籍が記入されていなかったこと、免許の種類が普通から中型になっていたこと、ICチップが組み込まれているために厚くなっていたことなどが、以前と変わったことのようだった。

 ちなみに、暗証番号1は、ICチップに記録されている「氏名」「生年月日」「免許証交付年月日」「有効期間」「免許の種類」「免許証番号」を読み取り、暗証番号2は、「本籍」「顔写真」を読み取るらしい。

 なんとか頑張ってゴールド復帰への思いを新たに、これから3年間ハンドルを握り続けたいものである・・・それでなくともあと5年で高齢者講習も受けなくてはならない寂しい現実も待っている・・・。

5年越しのキムンタップコップ

2010年03月11日 | 登山・旅行
      
          (キムンタップコップ岳山頂から2/28に登った坊主山(左)とルコツ岳を望む)

 八雲町と今金町の境界稜線(道南中央分水嶺)上に位置するアイヌ語の山名がなんとも魅力的な感じのキムンタップコップ(322m)に登ってきた。

 実は、この同じ稜線上の北東にトワルタップコップ岳(314m)という山もある。この山には5年前に登っている。そのとき以来、こちらのタップコップにも登らなければ・・・と思いつつも5年の月日が過ぎていた。2年前の夏に一度上八雲側からトライしたが、林道ゲートが思ったより手前にあって諦めたこともある。その後、なかなか登ろうと決断するきっかけがなかった・・・。

 ところが、前日に、「はこだて自然倶楽部」のkamaさんから、昨日、門下生を引率して登ってきた・・・という情報をいただく。幸い天候も良いので、大勢のスノーシューのトレースが残っているうちにと急遽トライすることにした。

 ちなみに、タップコップは「コブのように盛り上がった山」の意で、支笏湖畔の多峰古峰山(たっぷこっぷやま)も同じ意味である。キムンはkim(生活圏としての山~内地で言う里山?)、un(そこにある)で、キムンタップコップは「山の方にあるコブのような山」の意。トワルタップコップは「トワルベツ(温い川)の上流のコブのような山」の意。

      
             (暖かそうな綿毛に包まれて3cmほどの長さに膨らむキタコブシの花芽) 

 今金町のサックルベツ川沿いの奥沢線に入り、最終人家からサックルベツ林道?をツボ足で進む。途中で分かれた林道の先に、地図に掲載されていない林道が続き、頂上のすぐ下を通過していたのには驚いた。トワルタップコップとは違って頂上感もあり、360度のすっきりとした眺望が広がっていた。

 南隣の333.6m(三等三角点名・国境)の方が高いので、そちらにも寄って下山した。そのコル付近に花芽を膨らませたキタコブシの木がたくさんあり、その花芽を写真に収めることができた。

 登り 2時間10分、下り 1時間30分。

 詳しい山行記は、下記からどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com/kimunta.htm