癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

孫2号との対面

2013年05月30日 | 日常生活・つぶやき

 今回の山旅中の5/25、予定より20日以上も早かったが、札幌の娘のところに男の子が誕生した。昨年の息子のところの女の子に続き、孫2号である。

 昨日退院するとのことだったので、タイミングの良い札幌でのスキー関係の会議が終わってから、自宅の方へお邪魔して初対面が叶った。

 ずっと眠ったままだったので、良く分からないが、生まれてから5日しか経っていないのに、すっきりとした顔立ちの子だった。娘は今は立派すぎるくらいの髪の毛だが、生まれたときにはほとんど髪の毛が生えていなかった。それに比べると、髪の毛もふさふさしている。

 次に会えるのはお盆の予定。孫1号はすでに1歳半になっているし、賑やかなお盆になるだろう。

 旦那のご両親も名古屋から来ていて、楽しいひとときを過ごした。その後、高速に乗って無事10日ぶりの我が家に戻ることができた。

   

馬追丘陵の長官山と瀞台(馬追山)

2013年05月29日 | 登山・旅行

一等三角点と天測点の設置された「瀞台」頂上

 昨夜は珍しく二次会最後のメンバーとなり、12時まで飲み、8時まで爆睡した。ずっと20時には寝て3時か4時には起きる生活だったのに・・・。

 今日は天気予報が雨がらみだったので、山の予定は組んでいなかった。まず、コインランドリーで洗濯をした。ところが、夕方まで雨は降らない予報なので、ふと思いついて、長沼町と由仁町の町界線上に拡がる馬追丘陵の「長官山」(254m)と「瀞台」(しずかだい)(273m)を登ることにした。

 馬追丘陵は「馬追自然の森」と呼ばれ、大規模な遊歩道が設けられ、丘陵上の主ピークが「瀞台」と「長官山」である。「瀞台」は、一等三角点の山(点名・馬追山」で、全国に48箇所設置された天測点の第1号が設置された山でもある。山名は明治19年北海道庁技師 内田瀞氏がこの山に登り、植民地地区選定を行った業績を讃えて「瀞」の一字を入れた山名としたことに因る。また、長官山は、第3代北海道庁長官の渡辺千秋がこの山へ登って石狩平野の開拓の構想を練ったことを記念して名付けられたとのこと。

 整備の行き届いた遊歩道は、7箇所の入口がある。その中で、長沼から由仁へ向かう道道3号線が馬追丘陵を越える峠の途中にある「馬追温泉」を基点として、それぞれを往復するのがもっとも効率良く両方の山に登れそうだ。

 まずは、距離の短い「長官山」へ。戻ってきて、向かい側の遊歩道から「瀞台」を往復した。途中の展望はないので、足元の花を見ながら登ったが、時期的に・地味な花ばかりだった。しかし、頂上からは、遠望は霞んでいたが、長沼町の展望が広がっていた。

 12:10スタート、「長官山」登り35分、下り20分、「瀞台」登り40分、下り30分 14:35ゴール。

 下山したら、タイミングよく雨が降ってきた。長沼温泉でのんびり過ごし、この後は長沼の道の駅マオイの丘で泊まり、明日午後からのスキー関係の会議に備える予定。 
 

遊歩道入口に設置されている案内板


展望台のある長官山の頂上

 
ツクバネソウ(葉が4枚)とクルマバツクバネソウ(葉が6~8枚)


ヤマシャクヤクのつぼみ


ニリンソウで彩られた「瀞台」への遊歩道

 
ニリンソウの群生があるとつい探してしまうミドリニリンソウ


「瀞台」頂上からの長沼町の展望

アポイ岳と札幌でのHYML懇親会

2013年05月28日 | 登山・旅行

 昨日の白雲岳から下山後、途中の音更道の駅で泊まり、アポイ岳を目指した。たまたま同じ日程だった函館からのメンバー4人と合流し、のんびりと花を楽しみながら登った。

 例年より1週間ほど花が遅れているとのことだったが、この山ならではのサマニユキワリ、アポイアズマギク、アポイタチツボスミレ、エゾキスミレ、ヒダカイワザクラなどがちょうど良い具合に咲いていた。

 幻の花になりつつある念願のヒダカソウは、数年ぶりに1株だけ咲いているという情報と場所を教えてもらった。しかし、葉も見当たらず、花びらも虫に喰われたのか、無残な姿で、教えられなければ、それがヒダカソウだとは判らない状態だった。下山後に寄ったビジターセンターのスタッフも「せっかく数年ぶりに咲いたのに残念です」と話していた。

 夕方には札幌へ着きたかったので、途中からは別行動で13:00には下山した。アポイ山荘で汗を流し、札幌へ向かった。


アポイアズマギクの群生


サマニユキワリの群生


 
サマニユキワリ           アポイタチツボスミレ

 
エゾキスミレ            アポイキンバイ


 
初めて目にしたが見るも無残な状態のヒダカソウ          ヒダカイワザクラ

 
八重咲きのヒメイチゲ             フイリミヤマスミレ

 
花が大きく茎の短いタチツボスミレ          オオサクラソウ

 
センボンヤリ              頂上の様子


○HYML(北海道の山のメーリングリスト)懇親会
 アポイ岳を下山後、札幌へ。まずは、北海道新聞車社へ寄り、「ほっかいどう山楽紀行」来週掲載予定の「大千軒岳」の原稿の校正をした。いつもは自宅へFAXで送ってもらうのだが、今回は旅行中なので、担当編集委員のKuさんと直接お会いしての作業だった。

 その後、つぼ八札幌駅前店で開催されたHYML懇親会へ参加。この懇親会は発足以来14年間欠かすことなく毎月開催されている。このMLは自分が創設メンバーの一人だが、最近はご無沙汰でほぼ1年ぶりの参加だった。

 最近はやや少なめになっていて20人ほどの参加だったが、中には「坂口さんが参加するというので、自分も参加しました」というメンバーが何人かいて、とてもうれしかった。人数が少ないので、みなさんとじっくりお話ができた。結局二次会へも参加し、珍しく12時までの最後のメンバーとなってしまった。

2年越しの念願・白雲岳「幻の湖」・・・バッチリ!

2013年05月27日 | 登山・旅行

 例年、5月中旬から下旬に10日~15日間ほどしか姿を現さないという大雪山の白雲岳「幻の湖」・・・メカニズムは、湖底となる表土が凍り、その上に雪解け水が流れ込んでできる湖・・・というよりは沼だが・・・。この湖底の氷が解けると水が抜けてしまうので消えてしまうらしい。

 昨年の5/21にもこれを狙ってやってきたが、異常に早い4/30に現れ、その時点ではすでに幻となっていた。市根井さんの大雪山写真ミュージアムへの表敬訪問だけで帰った。

 今年は、雪解けが異常に遅いので、好天に恵まれた今日に掛けてやってきた。黒岳ロープウェイ駅で聞いたら、「意外と早い5/10ごろから現れているようです。数日前に行った人の話では見られたとのことです。もしかしたら小さくなっているかもしれませんが、まだ大丈夫だと思います。」とのことだった。期間的にやや不安もあったが、7:00発のロープウェイに乗った。同乗者は美幌のテレマーカーと3人と観光ツアー客。

 リフトは5月中は夏季営業切替作業のため動いていないので、5合目からのスタートである。昨日まではスパイク長靴だったが、今日は黒岳への急斜面に備えてプラブーツとアイゼン着用。アイゼンはその登りだけだった。黒岳から小屋までは雪がなかったが、あとは登山道を無視して、古いトレースを参考に最短距離を狙って効率よく歩くことができた。

 白雲岳の裾尾根を巻いて登りきると、「現実の湖」が満々と水を湛えて迎えてくれた。思わず万歳を叫んだ。湖畔を観察すると、小さくなるどころか、ここ数日の暖かさで周りの雪解け水が流れ込み、今年最大の状況のようだ。いつ底が抜けるか知れないが、今週末までは持ちそうな感じだ?

 頂上からも見下ろしたいので白雲岳へも登った。湖畔で昼食を摂り、大満足に内に下山の途へ着いた。

 5合目7:10スタート、登り4時間、白雲岳往復35分、下り2時間45分、14:45合目ゴール。

 ロープウェイの係員に写真を見せて報告したら、「まだこんなに大きかったのですか、良かったですね。今年は意外と長く見れるかもしれませんね」と話していた。黒岳の湯に入っていたら、ユースホステル会員向けの雑誌の取材で、お願いされて入浴シーンを斜め後ろから写された。 


 リフトは動いていないので、ゲレンデを歩いて登る


 黒岳頂上から目指す白雲岳を望む


 白雲岳頂上から「幻の湖」を俯瞰する 


 白雲岳頂上にて

 白雲岳からの後旭岳~旭岳~熊ヶ岳とその手前におなじみのストライブ模様


 高根ヶ原越しのトムラウシ山方向を望む


 戻りの途中から、熊の後姿のような黒岳とニセイカウシュッペ山を望む


 これで、雪山モードは終了。あすは花狙いモードでアポイ岳の予定。これから帯広経由で移動し、適当なところで泊まる予定。

通称・中ノ沢岳(1189m峰)

2013年05月26日 | 登山・旅行


 朝、携帯に電源を入れたら、娘から「予定よりかなり早かったが、元気な男の子が生まれました。」とのメールが入っていた・・・孫2号の誕生である。

 さて、今日の中ノ沢岳は、今回こちらへ来てから登れそうな山を探していて見つけた山である。地図上に山名の記載もなく、三角点もない1189mである。しかし、増毛市街地方面から眺めると立派に存在感のある山で、名前があるのも納得できる山容である。

 無風、快晴のすばらしい朝を迎える。あわよくば西暑寒別岳(こちらも地図上に山名の記載もなく、三角点もない)への縦走も考えて、4:45分に暑寒別川とポンショカンベツ川の合流点に架かる暑寒橋を渡ったところから直登尾根に取り付く。幸い、尾根の末端から残雪が繋がっていた。

 いきなりこのコース最大の急登の標高差200mを登りきると、あとはずっと広大な緩やかな尾根が続く。700m付近までは、展望も変化もなく飽きてくる感じだ。700m付近で、ようやく暑寒別岳~西暑寒別岳~中ノ沢岳が見えるようになり、登りも変化に富んでくる。

 高度を上げると、今回登った天狗岳や幌天狗を初め、群別岳、浜益岳、雄冬岳などが見えてくる。特に緊張する場面もなく、8:15には頂上に到着。しかし、西暑寒別岳への向かうには、下り始めてすぐに、多分無理だろうと思っていた一番の難所である雪の落ちてしまった岩稜が見える。雪の斜面も急でとてもトラバースできる状態ではない。ここを通過するには右のハイマツが雪で覆われているときでも自分にはむりであろう。時間はたくさんあるが命はひとつしかない・・・あっさり断念。

 西暑寒別岳に安全に登るには、ポンショカンベツ川が塞がっている時期に直登尾根を登るのが一番・・・来年以降の楽しみに残しておこう。

 4:45スタート、登り3時間30分、下り2時間15分、11:00ゴール。下山後、昨日ものんびりしたオーベルジュましけの温泉に入り、ブログを更新。

 これで、増毛山塊は切り上げて、この後層雲峡へ移動し、明日は大雪山の黒岳から、まだ現れたという情報はないが白雲岳の「幻の湖」を考えている。もしまだだったら雪で覆われているときしか登れない凌雲岳と烏帽子岳でも・・・。


だだっ広い緩やかな長い尾根がずっと続く


700m付近で、暑寒別岳~西暑寒別岳~中ノ沢岳と対面


969ポコを越えて目指す中ノ沢岳へ


西暑寒別岳(左)と中ノ沢岳(右)


西暑寒別岳をバックに


西暑寒別岳への縦走を阻んだ岩稜・・・雪に覆われていても自分には無理だろう


群別岳(左)と一昨日登った幌天狗


昨日登った天狗岳

増毛・天狗岳(岩尾天狗)

2013年05月25日 | 登山・旅行

標高670m前後の稜線上に残る増毛山道の電柱と天狗岳への登り

 今回の山旅は、増毛山系を中心として、幌天狗以外は計画を立てずに、状況を見ながら、現地で考えることにしていた。昨日の残雪状況から、標高400m辺りまで林道の延びている山を地図で探したら、お誂え向きの増毛・天狗岳(973m)がみつかった。

 ネットで調べてみたら、HYML仲間の記録も多かった。600mほどまで林道が続き、その先で昔の増毛山道の一部を歩くことができる上に、最高ピークには三角点がなく、その両側に三角点ピークが2つあるという興味津々の山である。

 大別トンネルの増毛側入口からスタートし、別苅林道を進んだ。20分ほどで雪が現れ、30分ほどの標高300mで完全に残雪の道となった。c450m地点の林道分岐で右へ進むと天狗岳へは近いが、増毛山道を歩きたいので左へ進んだ。610mで増毛山道の通る稜線に到着。「増毛山道I63」と書かれた丸く赤いプラ板見つける。そのすぐ先に古い電柱が立っていた。左手に暑寒別岳を中心とした増毛山系の山々が広がる。

 そこから、番号の書かれた丸いプラ板標識(B40~49のほかにI58などあり)と10本ほどの木製の電柱を見ながら進む。天狗岳への登りに掛かるc640付近の平坦な広い場所には武好駅逓があったらしい。そこから増毛山道は天狗岳の南側をトラバースしているようだ。

 増毛山道と別れて急な尾根を登り、まずは、手前の938.5mの三角点ピーク(二等・点名天狗岳)へ。藪の中に三角点はあっさり見つかった。次に最高ピーク(973m)を目指す。藪があちこちに顔を出しているが、残雪を繋いで何とか登頂。最後の944.3mの三角点ピーク(三等・点名岩尾天狗)へは、藪に阻まれて止めようと思ったが、ウサギの新しい足跡に導かれてなんとか残雪を繋くことができた。しかし、いくら探しても三角点は見つけることができなかった。3つのピークを踏むだけで1時間を要した。

 下山は、2つのピークをパスして、藪のないところを歩き、さらに、増毛山道と合流した駅逓跡からは山道の稜線を歩かずに、下の林道をめがけて下った。その林道を辿ると、450分岐で登りのトレースと合流。

 7:30スタート、登り4時間10分(奥の岩尾天狗まで)、下り2時間10分、14:10ゴール。その後、増毛出身三國清三シェフ監修のホテル・オーベルジュ(増毛出身三國清三シェフ監修)のトロン温泉へ。そこで、ブログ更新中。

 「増毛山道」については、増毛山道の会の公式サイトが詳しい
http://www.kosugi-sp.jp/sando/top.html


 GPSトラックログを基にした、今日の歩いたコース


 650付近の最初に目にした増毛山道標識


天狗岳への登りから見下ろす増毛山道の稜線(右)と海岸線


手前の三角点ピーク(点名・天狗岳)から最高点ピーク(奥)を望む


最高点ピークで、雄冬岳(増毛山道はこの山を越えてくる)をバックに


一番奥の三角点ピーク(点名・岩尾天狗)をバックに昼食タイム


増毛山道途中から望む暑寒別岳~群別岳~幌天狗~浜益岳


増毛山道途中から望む浜益岳(左)と雄冬岳

幌天狗(1222.1m)<増毛山地>

2013年05月24日 | 登山・旅行

石狩市浜益区実田地区より

 増毛山地の主峰暑寒別岳の南側に連なる群別岳と奥徳富岳は踏破済みだが、通称幌天狗へようやく登ることができた。

 群別岳の南東尾根の途中のピークで、地図上には山名の記載がないが堂々とした山である。三等三角点名の幌天狗が通称として定着していて、積雪期に人気の山である。実はGW時期にスキーで登る予定だったが、天候が悪く諦めていた。しかし、今年は異常に雪解けが遅く、先週末に登ったという方からの情報をもとにトライすることができた。

 あわよくば、吊尾根を伝って群別岳への可能性も含めて5時にスタートする予定だったが、霧雨のために天候待ちで6時になった。スパイク長靴で、雪のない長い廃道化した林道歩きからスタートして尾根を目指す。約1時間、標高400m付近でようやく残雪が続いた。600mを超えるとだだっ広い平坦な尾根に出て、左手に踏破済みの浜益岳が見え、正面に目指す幌天狗が見えてくる。

 あまりにも平坦で広い尾根に、どこを歩いて良いのか判らないくらいだ。登りは高みを狙ってばよいが、下りはGPSがなかったら大変だった。1000m付近の急登以外は実に緩やかな尾根だった。

 最高の天候に恵まれた頂上からは、増毛山地全体の山々、振り返ると、石狩湾を挟んで札幌近郊の山々、羊蹄山からニセコ連峰と積丹半島の山並みがみごとだ。群別岳への縦走は雪は繋がっていたが、往復4時間はかかりそうなので止めてのんびり過ごした。

 6:05スタート、登り3時間50分、下り2時間40分、13:40ゴール。

 下山後、群別岳のときにお付き合いいただき、昨年は黄金山では登山道整備をしていた幌のWaさんのお宅へご挨拶に寄って、しばし、奥様ともども山談義に興じる。その後、濃昼岳への林道偵察をして、浜益温泉へ。 


雪のまったくない林道歩きから


600m付近から望む左の浜益岳と幌天狗


1030m付近から頂上を望む


頂上直下から登ってきた緩く広い尾根を振り返る。
石狩湾を挟んだ山並みは、札幌近郊~羊蹄山~ニセコ連峰~積丹半島


登山道はないが頂上標識はあった・・・さすが人気の山だ


吊尾根の先の群別岳とその後ろの暑寒別岳、右は奥徳富岳


望遠ズームレンズで群別岳の頂上をアップ


望遠ズームレンズで捉えた石狩湾越しの札幌近郊と羊蹄山の山並み


増毛町の歴史的建物群探訪

2013年05月23日 | 登山・旅行

重要文化財の旧商家丸一本間家

 真夜中に月も星も出ていたのに、朝になったら低いガスで覆われていた。それでも回復を期待して増毛山塊の幌天狗へ向かった。しかし、30分も歩いたら雨が降ってきたので、迷うことなく撤退。

 その足で、増毛町へ北上。この町は昔はニシン漁で栄えた町で、今でも古い建物が多く残っていて好きな町のひとつだ。それをカメラに収めて歩いた。

 詳しい歴史的なことも知りたかったが、残念ながら「元陣屋」資料館は休館日だった。しかたないので、時間つぶしに車でブログの更新準備と読書。11時から新しくなった岩尾温泉あったま~るで、4時間ほどまったり読書。


国稀酒造~明治15年創業、北海道の造り酒屋としては最古の老舗で、日本最北の酒蔵。

増毛駅~留萌線の終着駅。1981年製作、高倉健主演の映画 “駅 STATION の舞台

旧旅館成田屋~駅前旅館の古格を残す昭和8年建築の木造3階建て

風待食堂と多田商店

旅館の増毛館と海栄館

お食事処志満川

旧増毛小学校~昭和11年築。2012年3月まで現役。一辺が優に100mを超える木造建

増毛灯台

穴滝~小樽峠~松倉岩(小樽)

2013年05月22日 | 登山・旅行

 余市道の駅で夜を明かし、小樽の「穴滝」(400m)~「小樽峠」(650m)~「松倉岩」(711m)を往復した。これらは、札幌や小樽近郊の登山愛好家に人気があり、ネット上の情報も多い。古いスノーシューやスキーのトレースも残っていたところを見ると、夏も冬も人気があるようだ。

 小樽の奥沢水源地の奥に続く奥沢林道入口ゲートは、夏には閉鎖されているようだが外されていて、車で1kmほど入ることができた。しかし、その先は残雪で覆われた林道歩きだった。今年は異常に雪解けが遅いようだ。

 1.5kmほど歩き、標識の立つ分岐から500m先の穴滝へ向かった。名勝地らしく道もあるようだ。大きな洞窟状の横に懸かる滝は、雪解け水で豪快に落ちていた。それが、洞窟の中をカーブして流れていく。

 分岐まで戻り、さらに林道を辿って小樽峠へ登っていく。この小樽峠は小樽と赤井川村を結ぶ道の峠だった。その大部分が現存していて、バイクでは赤井川村の落合ダムへ抜けれるようだ。(黒ウサギさんの記録)

 ここは、赤井川村との往来のほかに、松倉岩付近に「松倉鉱山」があったので、良く利用された峠道だったようだ。小樽峠から左の道に続く古いトレースを辿って松倉岩を目指す。コル付近から岩が見えてくる。頂上近くまで行ったら雨が降ってきてカッパを着た。約2時間30で松倉岩へ到着。

 小樽峠まで戻ったら雨が上がり、青空が広がった。小樽峠を越えてから下の林道を目掛けて大幅にシュートカットしたので、林道を辿るよりはかなり早かったようだ。

 5:40スタート、登り2時間30分、下り1時間30分、9:50ゴール。


 車デポ地点の先もずっと残雪に覆われていた 
 

洞窟状の横に穴滝が懸かり、落ちた水は洞窟の中をカーブして流れていく


 小樽峠には何の標識もなかった。赤井川村へ下って行く道(右)と松倉岩方向へ向かう道(右)の分岐があった。


 岩の西側で記念撮影
 
岩の南側からの全容・・・この岩は小樽の町からも見えるそうだ


GPSトラックログ


 帰りに奥沢水源地へ寄ってみた。

 水源地のサクラとその奥の春紅葉がきれいだった。

水管橋の上から眺めるきれいな段差の流れ


 下山後、小樽で買い物をして石狩市の浜益温泉へ。雨は降っていたが、増毛山塊はきれいに見えていた。明日も山が見えていれば、幌天狗の予定だが、果たして・・・?

山旅に出たけれど

2013年05月21日 | 登山・旅行
28日に札幌で山関係の会合、30日にやはり札幌でスキー関係の会議があり、それまで何もないので山旅に出ることにした。

計画は、雪解けが遅い今年ならではの増毛山塊、雪のあるときでないと登れない表大雪の山、道内で最も早く高山植物の花々が咲く南日高のアポイ岳の予定。

今日の午後に家を出た。明日の天気が良ければ、一気に幌天狗の登山口となる石狩市浜益区幌まで走るつもりだった。しかし、明日は雨絡みの予報。無理しないで、余市の道の駅まで走って、『HO』の半額クーポンの使える鶴亀温泉へ(画像)。初めて入ったが、新しく、天然かけ流しの気持ち良い温泉だった。

ライフスポーツ登山会「殿様街道」

2013年05月20日 | 登山・旅行

復路の茶屋峠で集合写真

 中高年のスキーを中心としたスポーツクラブ「函館ライフスポーツ」の春の登山会は、福島町の「殿様街道ハイキング」だった。

 江戸時代に、松前から箱館(函館)に至る街道は27里あり、蝦夷地の幹線道路だった。この中で福島町から知内町に至る道路は、殿様も頻繁に通ったことから通称「殿様街道」と呼ばれ親しまれている。また、土方歳三、伊庭八郎、人見勝太郎他、幕軍の勇士がこの街道を駆け抜け、松前城を目指した激戦の地でもある。

 この歴史豊かな「殿様街道」は砲台跡コースと茶屋峠コースの2本あり、それを周回する約7km区間を40人で約3時間半を掛けて歩いた。柔らかなブナ林の新緑に包まれて、季節の花々を愛でながら、山菜も採ったりのハイキングを楽しんだ。霧雨の中出発したが、途中から雨も上がった。なお途中まで北海道新聞社の同行取材もいただいた。


柔らかなブナ林の新緑に包まれて、砲台跡コースの尾根を登る


旧国鉄松前線の鉄橋を渡る


福島川の四十八瀬に架かる丸太橋を渡る


茶屋峠のすぐ西側に聳えるこのコースで最大のブナの巨木~推定樹齢200年


茶屋峠から下る


知内こもれび温泉は定休日だったので、木古内のビュウのとや温泉の前で


もっと多くの写真や花の写真、詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)

5/22の夕刊「みなみ風」に掲載された記事

サラキ岬のチューリップと薬師山の芝桜

2013年05月19日 | 花・紅葉だより

 木古内町サラキ岬は、勝海舟や福沢諭吉などを乗せて初めて太平洋を横断し、激動の幕末から明治維新に活躍した咸臨丸(オランダで製造)の終焉の地である。

 咸臨丸は、明治時代には開拓使の輸送船として活躍したが、仙台藩(伊達氏)の家老片倉小十郎の家臣達401名を移住させるため、北海道小樽へ向け出航し、その途中北海道木古内町和泉沢沖で暴風雨により遭難し、サラキ岬で沈没した。


 津軽海峡を望む風光明美な場所に、郷土の歴史遺産である咸臨丸をテーマにして、約80種5万球のチューリップ花園を初めとし終焉記念碑や咸臨丸モニュメント、オランダ風車型休憩所などが整備されている。


 サラキ岬のチューリップ花園は、咸臨丸が木古内のサラキ岬に眠っていることを知った、当時のオランダ北海道人会会長の松本善之氏から「咸臨丸終焉の地に誕生の地であるオランダの国花を植えてほしい」と咸臨丸の偉業と功績を讃えるためにチューリップの球根が贈られたことが始まりとのこと。




○木古内・薬師山の芝桜

 薬師山は標高80mほどの小山で、国土地理院の地形図に記載されている道南の最低山である。新緑の5月、その側面には一面ピンク色に輝く芝桜が群生する。国道228号沿いに市街に入ると目にすることができる。芝桜に囲まれた展望台からは、木古内市街や津軽海峡、周辺の山並みの絶景が広がる。隣接する萩山との山中には、整備された遊歩道もあり、そこも歩いてきた。





○花より団子

帰路途中の農道で今年初ゲットのタラの芽・・・早速夕食のてんぷらに


 日本一おいしいと思う濃厚な当別トラピスト修道院売店のソフトクリーム

朝霧の五稜郭公園

2013年05月17日 | 日常生活・つぶやき

 4時半には太陽が昇っていて、朝から久しぶりの素晴らしい青空が広がっていた。
サクラ満開の五稜郭公園へカメラ持参で早朝ウォーキングに出掛けたら、朝霧に包まれていたので、幻想的な写真が撮れた。











今日は、これから退職組織の道本部の総会・懇親会へ参加するために、列車で札幌を日帰り往復の予定。

日替わりワンコインランチ

2013年05月16日 | 食べ物

 我が家のすぐ近く、JR五稜郭駅前通りのレストラン・パブ・ザ・ビーツで、毎日日替わりワンコインランチが提供されている。
 
 その日のメニューは、午前中に上記のHPを見ると掲載されている。ちなみに、今日は下記のように書かれていたので、妻と昼食に食べてきた。

「 beats_lunch 16日(木)の日替わりは、さっくり揚がったやわらかお肉にスパイシーなカレーソースがたっぷり「チキンカツカレー」と、生姜のきいた醤油ダレでご飯が進む定食メニュー「しょうが焼き」の2種類です!」


 生姜焼き定食


 チキンカツカレー


 どちらもとても美味しくて、500円では申し訳ない感じだった。いつも、何を食べても美味しいので、お勧めのワンコインランチである。

『山と渓谷』6月号拙筆ページ

2013年05月16日 | 登山・旅行

 5/15発売の『山と渓谷』6月号の特集が「北の山への招待状」で、東北と北海道の山が約50ページに渡って掲載されている。


特集部分の目次~なかなか見応えのある内容となっている

 
その中で、自分が執筆依頼を受けて書いたのが、下記の地図を除く5ページである。
 

「東北・北海道の山を知る」の内の北海道の山の概要(左ページ・p69)


「大雪山系とは」(右・p76)


「日高山脈とは」(右・p78)


「大雪山系/トムラウシ山」(天人峡~トムラウシ温泉への縦走)のガイド記事~(右・p80)、
「日高山系/幌尻山」(北戸蔦別岳経由~七ッ沼幕営)のガイド記事~(左・81)