癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

「雨返し」もなく、晴れのちうろこ雲

2007年01月30日 | 日常生活・つぶやき
 最近の冬の天候で気になることのひとつに、昔から冬の雨の日には必ず吹雪になる「雨返し」が少なくなったことである。

 寒さが緩んで雨となるのは、低気圧が接近して暖気が入ってくるからで、この低気圧が通過すると、冬型の気圧配置となって吹雪となる・・・これが子供ころからの「雨返し」という認識であった。

 ところが、昨日も雨が降ったのに、今日は無風の晴天であった。しかも、気温が下がるどころか、最高気温が5℃という3月中旬の天候であった。そのお陰で山に登ってきたのだが・・・。

              

 それでは、明日にでも冬型になるかと思ったら、もっと気温が上がって雨となるとのこと・・・下山時に、上空を見上げたら、これまでに見たことのないような見事なうろこ雲が広がっていた・・・「うろこ雲の翌日は雨になる」・・・これは当たっているようである。しかし、冬にこれほどきれいなうろこ雲を見たのは記憶にない。

 どうも、最近の天候はおかしい・・・これも地球温暖化のなせる異常気象なのであろうか?

              


融雪剤の害?

2007年01月29日 | 日常生活・つぶやき
 土日に、スキー関係の会議と北海道スキーマラソン大会参加で札幌と北広島を中山峠経由で往復した。積雪が少ないこともあるが、幹線道路は融雪剤が撒かれ、どこも夏道状態である。走りやすいし、事故も少なくなるのは間違いない。しかし、車は溶けた融雪剤と汚れた雪のしぶきで真っ黒けになり、帰路、自宅の近くのスタンドで洗車後、帰宅した。

 以前は高速道路に撒かれることが多かったが、最近は国道などでも多く撒かれるようになった気がする。融雪剤は塩化カルシウムが用いられているようである。昨年、マイカーのリアウィンドウのワイパーと後ろのトランクの錠が壊れたので、修理に出したら、どちらも錆びていて修理ができず、部品の交換となった。どちらもRV車ゆえの後ろに跳ね上げる塩化カリの影響らしい。

 車の錆は、マメに洗車することで防止はある程度可能だが、環境への影響はどうなのであろうか?溶けた水が川に流れ込んでも大丈夫なのか?・・・・気になって、調べてみたら、下記のようなことが書かれていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E5%8C%96%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0
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融雪剤として撒布された塩化カルシウムは周辺の植生にとって有害である。都市内の道路のように周辺に植生のない場所なら問題ないが、山間部などでは必然的に塩化カルシウムの撒布が多頻度で行われるため、土壌における塩化物イオンの量が過剰となり植生が衰退傾向を見せることもある。
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温泉セットのXCスキー

2007年01月26日 | スキー・クロカン
 積雪不足の函館近郊であるが、やや雪の多いグリンピア大沼のクロカンコースが先週末にようやくオープンした。道南でここだけがクロカンスキー専門のコースとして幅広くきれいに整備されているところである。

 有料で、ゼッケンを着けての滑走ではあるが、なんと言ってもホテルの温泉とセットで500円という価格設定がうれしい。日帰り入浴だけでも500円であるから、メインのクロカンはただみたいなものである。ちなみに、温泉に入らないと300円である。クロカンは当然汗を掻く・・・そのあとの温泉は天国である。

昨日も、午後からたっぷり2時間汗を掻き、疲れた身体を癒し、500円の至福に酔った。

 実は、函館市内の陣川温泉のパークゴルフ場にも、今シーズンからクロカンコースが開設される予定であるが、まだ、積雪不足でオープンできていない。ここがオープンすると、ぐっと近くなり、しかも、温泉とセットの料金設定をしてくれることになっているのだが・・・。 

確定申告

2007年01月26日 | 日常生活・つぶやき
 現職の時は、この手の面倒くさい書類は、全部事務担当者にやって貰っていた。それでなくても、説明書を読んで細かな書類や作成したり数字を操作するのは大の苦手である・・・・というより面倒くさい。しかし、退職後は、全て自分でやらなければならいのが辛い。

 ただし、仕組みも全く判らないまま、いろいろ証明書類を揃えて、パソコンに入力すると、全部面倒くさい計算をしてくれるのがうれしい。一昨年も昨年も税金が戻ってきたので、それを楽しみに今日もやってみた。今年も3万円弱だが税金が戻ってくるらしい。なぜ戻ってくるのか、全く判らないが・・・・まあ、いいか

届いた良心

2007年01月25日 | 日常生活・つぶやき
 4日ほど前、知らない人から電話をいただく・・・「お金を拾っていただいた○○という者ですが・・・」 

 暮れの12/28、羽田空港での出来事・・・函館豆記者交歓会の子供たちを引率しての沖縄取材旅行の帰り、早めに搭乗手続きを終えてゲート番号の座席で出発時刻を待っていた。まもなく、二人の子供が会社名の入った何も書かれていない小封筒を拾ってきた。「中にお金が入っているんですけど」・・・中を開けて見たら10数万円が入っている。私の感覚では大金である。

 拾った場所は、直ぐ隣の札幌行きのゲート番号の座席とのこと。時刻を見たら、出発時刻まであと数分・・・もう遅い。そばを通ったガードマンに事情を話すと、時間的余裕があるのなら中央案内所まで付いてきて欲しいとのこと。長い通路を走るように歩き、そこへ届けて帰りの飛行機に乗った。

落とした人は、まだ気づいていないのでは?気づいたときにはどんな想いに駆られるだろう・・どんな人が落としたのだろう・・・などと飛行機の中でいろいろ推理する。その封筒に記されている会社は全国あちこちに支社や工場を持っている私でも知っている会社である。手がかりは札幌行きの飛行機に乗ったということだけである。12/28という日にちからして、仕事納めを終えて札幌へ帰省する若者か単身赴任者を想像した。

 帰宅した翌日、ネットで調べてその札幌工場へ電話を入れたが、すでに正月休みに入っていて通じない。正月を過ぎてまもなくもう一度電話を入れる。金額を言わないで、羽田で現金の入った貴社の名前入りの小封筒を拾って届けたことを伝えた。

 それから2週間ほども音沙汰がなかったので、落とし主はもう現れないのではないか?・・・と思っていたのだが・・・・。

 電話の主は、みんなお金の欲しい年の暮れでもあり、すっかり諦めていたとのこと。そこへ、会社から「状況からして、ひょっとしたらお前でないのか?」との連絡を受けたとのこと。聞くと、案の定、もともと札幌工場に勤めていて、今は埼玉工場の方へ単身赴任していて、帰省するときのことだったという。

 お礼の言葉とともに、2割の礼金を送りたいとのこと。私が拾ったのであれば、こちらの思いが伝わって落とし主が分かって喜んでいただけで十分であったが、残念ながら拾ったのは私ではない。二人の子供たちへの礼金としてそれぞれ1万円ずつを送っていただくことで話は付き、そのお金が昨日届いた。

 拾ったのが子供であったことと封筒に会社名が入っていたことが幸いし、なんとか落とした人が判れば・・・というこちらの気持ちが届いたうれしい出来事であった。

 実は、40年以上も昔のことである・・・大学2年の暮れ、九州への研修旅行の為にアルバイトで稼いだお金を貯金しようと郵便局へ向かう途中に通帳と共に落としたことがあった。気づいて同じ道を戻って探したが見つけることができなかった。やはり、年の暮れでもあったので諦めていたら、警察から電話をいただいた。やはり、拾ったのが子供で、通帳の名前から落とし主が私と判ったのこと・・・そんな懐かしい思い出が蘇った。

昭和レトロ探訪

2007年01月24日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ
 本日、妻のリクエストに付き合って、最近注目を浴びている懐かしの昭和ブームを探訪すべく、函館市西部方面へ電車で出掛け、徒歩であちこち見て歩いた。

 まず、最初に函館公園の中にある建物自体が博物館化している?函館博物館へ出掛け、「昭和の暮らし」の展示を見た。写真や生活用品等を見ながら、懐かしさに浸った。

              

 その後、創設当時の姿に改修されたという十字街の昔の丸井デパートの様子を見に行った。私が子供のころにはすでにあった4階部分は取り外され、入り口の上に展望室のようなものが取り付けられていた。今後は市民交流センターとして利用されるらしく、内装も新しくなっているようだ。

              

 その次は、昼食を摂るために、その近くにある昭和10年創業の「来々軒」という食堂に入った。以前から一度入ってみたかった店である。店名と内装のミスマッチに驚いたが、開店当時は有名なカフェだったらしく、当時のままのレトロな内装で営業を続けているらしい。そこで、懐かしの函館の味・塩ラーメンを食べた。それも美味しかったが、帰宅後、辻仁成の『函館物語』を見たら、オムライスが超美味いらしい。

              

 その後、昭和の雰囲気を残している弁天町の大黒通りへ出掛けた。ここには、当時の面影を残す店が建ち並ぶ。特に、妻の2人の叔父さんたちが中心となって昔の大黒町の賑わいを取り戻そうと数年前から「大黒町フェスティバル」というイベントに取り組んでいるところである。今年は、ちんどんやも登場すべく練習に取り組んでいるようである。

               

 妻の目的は、この一角にある、先日、北海道新聞の「みなみ風」に掲載されていた昔の駄菓子屋「ミニショップかぶと虫」である。妻の子供のころと同じクジや駄菓子が20円~30円、お面やおもちゃが100円程度で所狭しと並んでいた。
            
              

 妻はすっかり子供のころに戻って、懐かしいものを買い、クジを楽しんでいた。中には、もう手に入らないであろう?不二家のミルキーもあった。
              
               

納豆騒動に思う・・・

2007年01月22日 | 日常生活・つぶやき
 2週間ほど前放送のTV「あるある大辞典」で、「納豆でダイエット」の特集を視聴した。「明日からきっと納豆が直ぐに売れ切れになるぞ」と話していたが、案の定、全国的に生産が追いつかないほどの大騒動になった。いかに、世の中ダイエット指向の人間が多いかということである。おまけに最近はメタボリック・シンドロームという言葉に注目が集まっていることが、余計に拍車を掛けているようである・・・。

 かく言う我が家でも、正月太りを解消できるならと、2週間朝晩食卓に納豆が上り、それを食べ続けたが、これといった効果は見られなかった・・・・。

 そして、数日前、その放送のデータがねつ造されたものであるということが判明。またまた大騒ぎになった・・・。

 私自身、納豆は、以前までの朝食だけに戻したが、ここ数年、毎日いくつかのサプリメントを服用し続けている。また、ハードな山やクロカンレースなどのときは、それ用のサプリメントを服用することが多い。しかし、その効果や変化を実感することはほとんどない。服用しているから安心だろう、多分利いているだろうと信ずるしかないのである。

 健康であることは何にも代え難い宝である。しかし、いくら努力しても、健康管理には人一倍厳しかった亡妻のように「大腸癌にならない10ヶ条」が自他共に満点と認めるほどだったにも関わらず、無情にも大腸癌から肝臓に転移して逝ってしまう場合もある。大腸癌だけを告知された妻が「私が癌になるのだったら世界中の人が癌になったって不思議ではないよね・・・」と悔しげに発した言葉が重たい・・・「う~ん、難しい!」

 まあ、今が健康であることに感謝しながら、その日その日を悔いなく、いわゆる健康的な生活に心がけて、楽しく過ごすのが一番なのであろう・・・・。そして、そうでなくなった場合には、それを運命として受け入れる心づもりで生きるしかないのであろう・・・?

アクセス70万件突破!

2007年01月21日 | PC・HP・ブログ
 明日だろうと思っていた拙サイトのアクセス700,000件突破が、気づいたら、とっくに廻っていた。

 トップページに「キリ番をゲットされた方はご連絡を!」と書いて置いたのだが、まだ連絡はない。50万件のときも、60万件のときも、狙っている方はいるのだが、ゲット者からの連絡はなかった。

 継続は数字なり・・・?開設8年以上の積み上げであるが、年々そのペースは速くなり、最近では多いときでひと月に2万件、今回の60万件からの10万件は半年しか経過しなかった。

 毎回書いているが、この数字は、私の山行とその紀行文アップの励みとなっていることは間違いない。たかが数字、されど数字である。この場を借りて、読者の皆様に心からお礼を申し上げたい。

 ありがとうございます。そして、今後ともよろしくお願い致します。

 この記事を書いた後に、いつも夫婦してお邪魔しているブログ「野山とバイクと釣りと戯言」の管理人・黒ウサギさん(函館在住)から、掲示板に画像入りで「ゲットしていました」の連絡をいただく。感謝!               

大沼国際XCフェスのコース試走

2007年01月19日 | スキー・クロカン
              
 
明後日の「大沼国際クロカンスキーフェスティバル」の開催が心配で、その準備が行われているかどうかを確かめに会場となる大沼プリンスホテルのゴルフ場へ向かった。

 思ったより積雪が多く、全く支障のない状態でコースも整備されていた。今日の午前中にスノーモービルで整備したばかりのようだ。まったくスキーのトレースのないコースに入り、下見を兼ねて試走をしてみた。
             
                

 私の出場する2時間トライアルの3km周回コースは、周回地点付近以外はコースが例年と大幅に変わっていた。以前よりゆったりとしたコース設定で、林の中の狭いところや片下がりの急な登り坂もなくなり、狭い橋を渡るところもその手前の狭い登りもなく、直線の多い非常に滑走しやすいコースとなっていた。コース幅も例年より広く設定されているので、あとは大雪が降らないことを祈る。流して1周12分掛かったので間違いなく3kmはありそうだ。3kmを3周と例年と同じ設定の1kmコースを1周して切り上げた。

                

 ちなみに、今年の大会エントリーの予定は下記の7週連続であったが、最初の記録会と最後の一番楽しみな「湧別85km」は中止となったので、5週連続で終わるのが残念である。

1/14 XC-KID'S記録会<積雪不足で中止>
1/21 大沼国際クロカンスキーフェスティバル(2時間トライアル)
1/28 北海道スキーマラソン(30km)
2/4  おおたき国際スキーマラソン(15km)
2/11 札幌国際スキーマラソン(50km)
2/18 恵庭クロカン(30km)
2/25 湧別原野オホーツク85km<コース崩壊のため休止>

今シーズン初の函館七飯スキー場

2007年01月15日 | スキー・クロカン
 今日、今シーズン初めて函館七飯スキー場へ出掛けた。年が明けてからこのスキー場で滑るのは、このスキー場が出来て20年ほど経つが、多分初めてのことであろう。それだけ、今シーズンは雪が少なかったということである。下の緩斜面のリフトは年末に運行されたが、核となるゴンドラは正月休みに間に合わなかった。さらに、高速4人リフトが運行され、全面オープンされたのは先週末である。

 支配人のところへご挨拶に伺い、積雪不足・オープン遅れのお見舞いを申し上げた。支配人の口からは「もう、大変ですよ~」という言葉だけであった。これまでのコクドグループから別会社に買い取られての営業存続だけに、その辛さは嫌でも伝わってくる。

 それでも、このスキー場の売りである駒ヶ岳に向かっての標高差700m4kmのロングコース、樹氷の美しさは健在であった。

              

 うれしいことに、今年からもっとも手頃な4時間券が新設された。一般大人は2500円、60歳以上のシルバーは子供料金と同じ1500円というこれまた大歓迎料金で、割引券を利用したら1200円であった。申し訳ないほどの割安感である。11:30~15:30の4時間たっぷり滑らせていただいた。

 明日は、どこでも練習が出来ないXCスキーのトレーニング目的で、このスキー場の下の緩斜面を利用しに行く予定であるが、リフト代の売り上げには貢献できないのが心苦しい・・・・。 

XC初滑走~大滝で~

2007年01月12日 | スキー・クロカン
 函館近辺は積雪が少なく、グリンピア大沼のXCコースもまだオープンしていない。今年からXCコースを営業することになった陣川パークゴルフ場もしかり・・・。ということで、今シーズンの初滑走は、車で4時間ほどの旧大滝村(現伊達市大滝区)常設コースへの遠征となった。これで3年連続、この時期に名水亭に泊まりがけで練習に出掛けているコースである。

 早朝より、クラシカル用のカッターも入れられる圧雪車できれいに整備され、ワックス台まで設置された休憩所には暖房が入っている。総合グランドのコースには夜間照明まであるが、使用料が無料というのもうれしい。

 1/10の朝、函館を出て、午後からの初滑走となった。コースに架かる橋の改修工事のため、8kmコースはまだオープンしていなかったが、基点となる総合グランドの1周300mほどと5kmと3.5kmコースがオープンしていた。しかし、この5kmコースにきついアップダウンが集中しているので、練習には十分である。

 グランド内のコースで30分ほどフォームのチェックや足馴らしをして、5kmほどのコースへ出た。しかし、登りに掛かるとスムーズに体が動かず、心拍数が一気に上昇し、ノンストップで登り切ることができない。休み休み2周して休憩所で一休み。その後も2周したが、このときはノンストップで登り切ることが出来るようになり、1日目の練習を切り上げた。

 名水亭の三大蟹ほかの食べ放題バイキングと飲み放題プランに、ついつい、貧乏人ゆえのほいど根性から食い過ぎ・飲み過ぎになる。その後、腹苦しさに後悔することとなり、翌日の朝食バイキングはあっさり切り上げる。

 2日目、足馴らし後、快調にノンストップで4周(20km)もできた。昼食・休憩後は、風が強くなり、時折吹雪き模様となる。午前中の疲れも出て、1周しただけで気持ちが切れてしまう。2周目は撮影モードで廻って切り上げた。

                

              (コース途中の長流川と鉄分を含む上野川との合流地点とその奥に見える滝)

 残念ながら、2日間とも徳舜瞥岳の鋭鋒は姿を現すことはなかったが、気持ちの良い初滑走を楽しむことができた。

                
                (昨年の写真)

道南スキー・ボード技術選手権

2007年01月08日 | スキー・クロカン

 本日、雪不足で心配したが、昨日降った雪と大沼グリンピアスキー場の夜を徹しての懸命のゲレンデ整備のお陰で、第28回道南スキー技術選手権大会&第3回道南スノーボード技術選手権大会が開催された。私も来賓挨拶と副大会長としての運営のお手伝いに出掛けた。

 函館市内は相変わらず積雪ゼロの状態が続いていることもあって、出場者は例年の2/3程度であった。しかし、選手は北海道大会の出場枠を掛けて、日頃の練習の成果を大いに発揮していた。

 この大会を見るたびに、当時、函館地区スキーデモンストレーター選考会といわれていた同じ大会に出場し、6年連続北海道大会に出場していた20代後半~30代前半のころを懐かしく思い出す。             

 スキーの選手は滑り終わっても静かだが、スノーボードの選手たちはお互い選手仲間の滑りに大きな声を掛け、ゴール後も賑やかなパフォーマンスで会場を盛り上げる。競技が終わった途端、「会長!会長!一緒に写真に収まってください。」と囲まれてしまった。

             
             開会式の様子
                          
             
             スキー総合2位の村本選手の滑り

             
             スノーボードの選手たちに囲まれて

『北海道中央分水嶺踏査記録』

2007年01月06日 | 登山・旅行
 1/3の檜倉岳でご一緒させていただいた函館在住の日本山岳会会員のU氏より、貴重な氏自らの踏査報告も掲載されている『北海道中央分水嶺踏査記録~宗谷岬から白神岬まで~』(日本山岳会北海道支部発行・2006年10月14日出版)を戴いた。

 この本は、日本山岳会創立100周年記念事業である日本列島中央分水嶺踏破計画のうち、北海道支部が2004年~2006年の2年半で、宗谷岬から白神岬までの約1130kmを踏査回数201回、延べ参加者968人を掛けて、1本の線で繋いだ貴重且つ壮大な記録である。

 その分水嶺上に登山道があるのは極々わずかで、ほとんどは藪に覆われ、高度な登はん技術が要求される岩稜もある。当然夏期の登山は限られ、そのほとんどは積雪期に集中して行われたものである。しかも、この計画に参加した会員の平均年齢が64歳というから、これまた凄い!

 昨日から、取り合えず「道南」の部分だけであるが、PCでカシミールの1/25000地形図と照合しながら、全コースをじっくりと読ませていただいた。 

 「道南」は276kmで延べ85日を要している。そのうち60代後半のU氏とやはり檜倉岳でご一緒した70代のKa氏とのコンビで半分以上の150km(姫待峠~白神岬ほか)を踏破しているのが凄い。もちろん何度にも分けてであるが、積雪期の林道は奥まで入ることができず、分水嶺の距離以上にそのアプローチの長さが何倍にもなる・・・夜明け前にスタートし、日が暮れてからの下山はしょっちゅうで1日12時間以上の行動時間はざらである・・・熊とのニアミスも数多い・・・信じられない体力・気力と情熱と責任感である。

 さらに敬意を払いたいのが、分水嶺に到達するまでと、踏査後に下山するための地図上でのアプローチルート工作である。特に道南の場合、その情報など皆無に等しい。読んでいて、その努力にも頭が下がる。

 先日、U氏とKa氏から直接聞いたことであるが、「それまでは、登山道の整備された山ばかり登っていたので、この様な登山は初めてだった。」と言うから、これまた、日ハムのヒルマン監督ではないが「シンジラレナ~イ!」

 また、お二人以外の記録ではあるが、高度な登はん技術を駆使しての、私には絶対無理な難関・雄鉾岳北峰~割岩前後、岩子岳南稜、沖沢山南稜などの突破は圧巻である。

 中には、私の積雪期の今後の計画に入っている山も多くあり、大変参考になるとともに、まだまだ生ぬるい自分の山に対する姿勢の反省とまだまだ進化できる希望と夢を与えたいただいたことに心から敬意と感謝の念でいっぱいである。

 さらに、このお二人以外にも、記録を見ると、親しくお付き合いいただいている北海道山岳界の重鎮やHYML仲間も名前を連ねているのがうれしい。特にmy掲示板に、私のトワルタップコップの記録が役に立ったと、キムンタップコップとトワルタップコップ踏査の報告をご丁寧に書き込んでくださり、びっくりさせられた、重鎮の札幌のYa氏も70代のはずである。氏も両山の更に詳しい報告を掲載しておられる。 

雪のない正月

2007年01月02日 | 日常生活・つぶやき
 2007年、平成19年が明けた。しかし、街中には全く雪がない。雪のない正月は何年ぶりであろう? 日陰に少し残っていた雪も元日の高温と雨ですっかり消えてしまった。しかし、この雪不足は全国的・世界的な現象らしい。エルニーニョ現象のせいだとか・・・。これも、地球温暖化の一環なのであろう。

 雪の早かった昨年は年内からスキーやクロカンスキーで汗を流すことができたが、今年は、近郊のどのスキー場も完全オープンには至っていない。ただでさえ、青息吐息のスキー場には泣き面に蜂である。

 今日はスキーへでもと思ったが、雨上がりで、ゲレンデ状態も良くないだろうと止めにした。朝からTVの前に寝ころんで箱根駅伝の鑑賞?となった。5区の山登りの区間に合わせて、エアロバイクをTVの前に引っ張り出し、1時間ペダルを漕いでこちらも汗を流しながら興奮を味わった。それにしても、3年連続5区の区間新記録を更新し、5位から4分ものタイム差をひっくり返して順天堂大学を2年連続往路優勝に導いた山のスペシャリスト今井選手には驚いた。

 雪不足で運動不足の上に食べ過ぎもあり、関東山巡りから帰ってから、体重が2kg近くも増えてしまった。いよいよ、明日は、誘いに乗って今シーズン登り初めとなる福島町の檜倉岳へ出掛ける予定である。雪が少なくて藪こぎの雪山山行になるかも知れない。