癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

15年振りの再訪・・・遊楽部岳

2009年09月30日 | 登山・旅行
高気圧に覆われて広がった爽やかな秋空に誘われて、15年振りに遊楽部岳(1275m)に登り、楽しく遊んできた。

八雲とせたなに跨る大きな遊楽部山塊の主峰であるが、これを「ゆうらっぷだけ」と読めるのは北海道人だけであろう。

標高900m以上はナナカマドの赤とミヤマカエデの黄色が主体のみごとな紅葉が広がっていた。

往復20km弱、標高差約1000m・・・アップダウンの大きなタフなロングコースである。
登り、3時間45分、 下り、3時間15分

詳しい記録と写真は下記からどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/yurappu09.htm

冬タイヤ購入

2009年09月29日 | 日常生活・つぶやき
              (いち早い紅葉はツタウルシから・・・・本日の大沼湖畔にて)

車が大きくなったら、タイヤサイズも215-60-R17と大きくなった。
車購入時に冬タイヤは買わなかったので、今日、カー用品店を廻ってみた。
まともに買うと、1本25,000もする。それにホールをプラスすると、安くても14万円ほどになる・・・頭が痛い。

昨シーズンの売れ残りでもいいと思い、探して歩いたら、たまたま自分の車にピッタリサイズがアルミホイールセット4本で69,800の半額特売品を見つけた。会員割引で、更に安くなり68,302円也。

メーカーはGOOD YEARであるが、もちろん昨年の売れ残りである。しかし、車を買い換えなければ、2シーズン履いたタイヤを履くつもりだったわけだから、それを考えたら、別に心配ない・・・他の数店を覗いてみたが、それほど安い掘り出し物はなかったので、売れてしまわないうちにと迷わず購入した。

前の車のタイヤは、あと1シーズンは履けるし、夏に履き潰すことも可能である。
誰か欲しい人がいれば差し上げたいのだが・・・サイズは205ー70ーR15(ヨコハマタイヤのアイスガード)で、スチールホイール付き・・・お届けできる範囲にお住まいの方で、欲しい方は申し出てください。

早速、お二人から申し出がありましたが、早い者勝ちで、引取先が決まりました。

函館ハーフの応援

2009年09月27日 | イベント鑑賞・参加


自分が4年間続けて参加して以来5年振りに函館ハーフマラソンの応援に出掛けた。

往路の10km付近(復路の17.5km付近)で、冬のクロカン仲間を初め顔見知りを探しては、カメラで撮りながらの声援であった。
往路は、みんな元気が良いが、復路は、自分も一番苦しい場所だっただけに、その辛さがよく解る・・・。

人数が多いので、見逃すことも多いが、逆に走っている方から声を掛けられることも結構多かった・・・自分もそうだったが、応援者の中に知っている顔がないかと探しながら走ると、苦しさが紛れるからである。



中に、「なんで走らないの?」という声をいただくこと数回・・・私が参加していたことを知っている仲間からである。

現職の頃は、平日は勤務の前後にときどき練習できたが、今は天気がよいと山に向かったり、長期的な山旅に出たりして、なかなかコンスタントに練習できなくなったのが、参加しなくなった一番の原因である。

今でも、気が向けばたまに10kmは走ることもあるので、2時間30分の完走狙いなら山パワーだけで走れる自信はある・・・過去の4回の参加はいずれも1時間45分~50分のタイムだったので、まだかなり余裕はある・・・来年にでも、また参加してみようかな~と思うのは今だけ・・・?

クロカンスキーなら、85kmでも67kmでも、何時間でも楽しく滑走できるのに、このマラソンは、辛いだけで楽しいと感じることはほとんどないことが、どうも好きになれない理由である・・・。

低燃費走行

2009年09月26日 | 日常生活・つぶやき
          (称名寺の境内にあるリンゴツバキの実・・・こんなツバキがあったなんて・・・)

今の車(Xートレイル)になってから、燃費がずいぶんと伸びている気がする。
そこで、今回の日高山行の往復は、低燃費走行にこだわって、どのくらいになるのか試してみた。

留意したことは、オート4駆への切り替えはあるが、終始2輪駆動(前駆)で、一般道路では時速70kmを超えないこと、坂道や峠道以外の走行時はタコメーターの回転数を1500回転以下に抑えること、発進時でも2000回転を超えないこと、高速道路は時速100kmを超えないこと・・・などである。

その結果、往きと帰りの日高町までの720kmでは、高速道路走行のほかに日勝峠の往復や林道走行があったが、13.8km/㍑。
帰りは、日高町から一般道路だけを走り、美笛峠を越えての336kmでは、15.3km/㍑であった。
その前の大雪往復のときは、峠のない層雲峡から千歳辺りまでは16km台/㍑だった。

前の車も同じ2000ccであったが、いくら長距離を走っても12km/㍑が限界であったような気がする・・・さすが、燃費25%アップが謳い文句のエコカー減税対象車である。車の流れを度外視して時速40kmほどでずっと走ったら、もっと伸びるに違いないけど現実的ではない。

オート4駆やフルタイム4駆に切り替えたら、また、人数が増えたらどのくらいになるか判らないが、今後も、エコ運転に心掛けたいものだ・・・。

ブービー賞

2009年09月25日 | イベント鑑賞・参加


爽やかな秋空の下、年に一回の退職団体の親睦パークゴルフ大会に参加。
昨年のこの大会が初体験で、それ以来2度目のパークゴルフである。
役職の関係でのお付き合い参加ではあるが、それなりに楽しんできた。 

 
 
昨年も思ったが、年寄りのスポーツとバカにしていたが、奥が深く、実力の違いというか、経験の差が如実に表れるスポーツだと思った。
その証拠が、今回の私のブービー賞と優勝者である。

まず、私・・・昨年は後から3番目だったが、今年はその一人が不参加だったので、昨年のブービー賞の方が最下位となった。
次に優勝者・・・2年連続の準優勝者が、今年は優勝したが、2年連続の優勝者が不参加の結果であった。
では、参加者は同じメンバーかと思えば、1/3は入れ替わって、全体で28名であった。
9ホールでパー33のコースを4コース廻って、優勝者のスコアはジャスト100で25平均。私は152で38平均。

後半には、狙った方向にはコンスタント打つことはできるようになったが、強さ加減や、グリーンの傾きなどへの対応が難しい。
練習すれば確実に上達することは目に見えているが、とりあえずは今のままで満足である。

しかし、考えてみれば、安い遊びである。用具とプレー代700円で半日でも1日でも遊べる。それだもの、どこのパークゴルフ場も混んでいるわけだし、毎日でも続けられるわけだ・・・実力と日焼けの色の黒さは比例していることを実感!

それに比べて、私の趣味の登山は、贅沢で、移動等、金の掛かるスポーツだと思う。
金がなくなったら、山を止めて、縦走フル装備を背負ってパークゴルフにでも興じることにするか・・・? 

ナメワッカ届かず・・・

2009年09月23日 | 登山・旅行
 素晴らしい仲間からの誘いを受けて、別ルートからの2度目の挑戦となったナメワッカ岳(1799m)・・・結果は、やはり遠い山だった。


(先行グループに追い付いたカタルップ沢の滝
               ~我々は待ち時間がもったいないので左岸を高巻いた)


 1日目、C1予定の新冠川730二股に達することができず、登頂すると予備日を使っても下山が苦しいと判断し、C1地点となった新冠川c900で、ナメワッカ登頂は断念。翌日、北カールからエサオマントッタベツ岳に登り、C2の札内JPとのコルのテン場からエサオマン川を下り、スタート地点に戻った。


(北日高の神威岳頂上にて~バックは、エサオマン北カール)

 しかし、初体験となった3日連続の沢遡行、積雪期しか登れないと思っていた神威岳(1756m)や北カールからのエサオマン(1902m)、まさに錦秋の日高の山々の眺め、素晴らしい仲間との楽しい山行・・・充実した大満足の3日間だった。


(日高側から主稜線を越えて十勝側へ滝のように流れ落ちるガス
              ~エサオマンと札内JPとのコルのテン場にて)


詳しい記録は、写真を40枚ほどアップの下記からどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/kamu-esa.htm

銭失い・・・

2009年09月19日 | 日常生活・つぶやき
 今日から世の中は、5連休・・・誰が付けたか「シルバーウィーク」・・・どう聞いても我々世代のウィークとしか聞こえない。
 これから、ETC1000円割引利用で、明日からのナメワッカ岳沢縦走山行の集合場所・帯広郊外へ向かう予定。

 その前に、昨日の失敗談をば・・・。
 


 いわゆる「バッタ市」といわれる倒産品・破産品の掘り出し市のチラシにつられて初日の開場時間に合わせて行ってみた。まさに、長蛇の列・・・。

 一番の狙いは、妻用のコンデジ998円なり・・・。「初日限り」「一人一台限り」・・・こういう文言に人間は弱い・・・砂糖に群がるアリの如くの中から一台ゲット。



 広い会場には、怪しげな物もあるが、必要な物であれば、確かに格段に安い物が多い・・・・コンデジの他にいろいろ買って、妻に言わせると3万円分が6,000円弱で買えたと喜んで帰った。

 帰宅して、戦利品のチェック・・・まず、コンデジ、これが一番惨め・・・連写も動画も撮れるというのに、まず、本体がプラスチック、画像を映し出すファインダーがない、フラッシュもなければズームもなく、単4の電池式・・・どう見ても、子供のおもちゃか雑誌の付録でしかない。

 30万画素なのは解っていたが、ブログの写真くらいには使えるだろうと撮影してみて、もっとガッカリ・・・画像が粗くて、使い物にならない。こんな製品を作製すること自体が信じられない。初めから998円で売るために作ったとしか思えない。

 次に、ガッカリしたのが、電池交換価格より安いと思って買った6800円の値札の付いた1000円の自分用の洒落た腕時計・・・なんと、金属製の手皮の部分の長さ調節ができない。

 あと、妻が「これは本物だ。同じ物を押切もえ(タレント)がしていた」と言って頑張る1万円以上の値札のついたダイヤのペンダントが1000円也・・・これだって保証書が付いていないし、絶対怪しい・・・。本人は「それでもいい」と満足しているが、ちゃんとした店で、本物だと確信できる物を買ってやれない自分が惨め・・・。

 他の物は、なんとかまともな物だとは思うが、どう見ても、実質6000円では安いどころか高い買い物だったような気がしてならない・・・これこそ、まさに「安物買いの銭失い」 

遙かなる山~ナメワッカ(計画)

2009年09月17日 | 登山・旅行
       
 (日高主稜線上のナメワッカ分岐から望むナメワッカ岳~左奧はイドンナップ岳 04,8,15撮影

 日高山脈の主稜線上の山はほとんど登ってしまっているが、主稜線から外れたところに未踏の山が多い。特に日高側はアプローチが難しく、私の力量で、ましてや単独では、もう登れる山ほとんど無いと言ってもいい。
 
 その中のひとつに北日高のナメワッカ岳がある。誰でも登れる山ではない。
 
 もっとも安全なルートは、エサオマントッタベツ川を遡行して、札内JPから主稜線のナメワッカ分岐まで行き、支稜線上の強烈な薮を漕いでピストンする体力勝負のルートである。

 このコースは、『ガイドブックにない北海道の山々』の著者・八谷和彦氏ご夫妻のお誘いを受けて、07年8月に2泊3日の予定で挑戦している。 しかし、私の体調不良と天候悪化で、ナメワッカ分岐で撤退してきている。私を「ナメワッカに登らせてあげたい」という心遣いからのお誘いだっただけに、申し訳なく、トラウマになっていた山でもある。

 昨年、そんな私に札幌の岳友・Soさんから、同じコースでのリベンジのお誘いがあったが、気が進まずお断りした。結局、Soさんも時間切れで撤退したとのこと。

 そのSoさんから、10日ほど前に、「今月の連休に、別のルートから自分もリベンジしたいので、一緒にいかがですか?水を担がなくてもいい比較的楽なコースのはずです」との再度のお誘いを受けた。それが、下記の5つの沢を繋ぐ2泊3日の遠大なルートである。

       

 戸蔦別川支流のカタルップ沢を詰めて主稜線上のカムイ岳を越えて、新冠川を下り、ナメワッカ西面直登沢を詰めて登頂。帰りは、途中まで同じコースを戻り、エサオマン入ノ沢から主稜線上の1583コルを越えてエサオマントッタベツ川に下りるという遠大な計画である。

 3日連続の沢遡行は未体験である。足手まといになるのではとの迷いから即答を避けた。しかし、これまでペテガリ~コイカク縦走のほかに何度も同行いただいている頼もしいYaさんにも声を掛けているとのこと。「坂口さんが行くなら、私も行くことにします。一緒に行きましょう」とのうれしくも心強いお誘いをいただく。

 滝の上り下りで、ロープを出していただいたりして手間を掛けることは間違いないが、両名の温かい友情に絆されて参加の決意を伝えた。さらに、Yaさんの山岳会のお仲間も1名加わることになった。3人とも沢登りのベテランばかりなのが心強い。

 今日、防寒対策も含めてその準備も終わり、明後日、集合場所の十勝まで走るだけとなった。ただし、今年はまだ沢に一度も入っていないのが気懸かり・・・。もうひとつ気懸かりなのが、台風14号の動きである・・・果たして?

紅葉と雪のコラボを10時間30分も堪能!

2009年09月14日 | 登山・旅行

              (雲の平の紅葉と雪化粧の北鎮岳)


昨日、札幌での会議終了後、大雪山の紅葉狙いで層雲峡へ。屋内駐車場で夜を明かし、スカッ晴れの朝を迎える。始発のロープウェイとリフトを繋いで、黒岳から表大雪の北端の荒々しい尖峰の愛別岳を目指す。

黒岳斜面の紅葉ビューポイントのまねき岩付近の紅葉を楽しみ、一番乗りの黒岳頂上へ。なんと、目の前に雪化粧した北鎮岳やお鉢平を挟んだ間宮岳などがが飛び込んでくる。この時期何度も来ているが初めての経験。

念願の紅葉と雪のコラボを楽しみながら、バチバチと写真を撮りながら、雪を踏み北鎮岳頂上へ。雪化粧をした旭岳やその周辺の山と眼下に広がる裾合平の紅葉も美しい。登山道にずっと雪が残っていて、そこだけは雪山気分。


         (比布岳から吊り尾根越しに望む孤高の岩峰・愛別岳)

3時間45分で誰もいない13年振りの愛別岳到着。15分ほどして、ずっと同じ間隔で登ってきた男性が到着。お互いに初めは気付かなかったが、なんと3月の「十勝大平原クロカン」の夜に集まってくれた幕別町のネット岳友のパパちゃりさんだった。


       (お鉢平展望台からお鉢平と雪化粧した間宮岳方面の稜線)

その後は、彼と一緒に北鎮岳からお鉢平の反対側を廻る。黒岳からの下りで山岳写真家の市場根井さんと会い、10分ほど立ち話をする。


結局、リフト乗場に戻ったのは10時間30分後の17:00。桂月岳にも寄ったので、数えてみたら黒岳・北鎮岳・比布岳は行きと帰りで2回ずつ、お鉢平巡りで中岳・間宮岳・荒井岳・松田岳・北海岳、そして、桂月岳と延べ12座の頂上を踏んだことになる。

ロープウェイを降りてパパちゃりさんと別れて車に戻り、黒岳の湯へ。入浴後、野菜味噌ラーメンに餃子と生ビールの夕食。当然昨夜と同じ駐車場で連泊。明日は天候も良くなさそうなので、目が覚めたら帰路に就く可能性大。

3ページにわたる大小30枚の写真中心で構成した詳しい記録は、下記からどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/aibetu09.htm

早朝散策登山・野牛山&美術館

2009年09月12日 | 登山・旅行
爽やかな秋晴れの朝、会議が11時からなので、早朝散策がてら、滝野すずらん丘陵公園近くの野牛山(539.2m)に登った。

林道ゲート前から清水沢林道を15分ほど進むと登山口。低山ながら整備が行き届いた快適な登山道だ。急なところには綱引きにつかうような太いロープが設置されている。

登山口からは20分で頂到着。残念ながら展望は北側の限られた部分のみ。頂上手前に落雷で燃えたイチイの大木が立っていた(画像)。

下山後、アシリベツの滝を見たかったが、開園時刻が9:00からとのことで断念。

市街に出て、北海道近代美術館へ。65歳以上は常設展はいつも無料だが、今回は、特別企画展も無料だった。

特別企画展は、「北海道版画協会創立50周年記念展」で作品数が多く見応えがあった。版画と言ってもいろいろなジャンルがあるのに驚いた。

さぁ~て、これから会議の会場へ。

札幌・藤野三山

2009年09月11日 | 登山・旅行
札幌に向かうとき、定山渓を越えてしばらく走ると、いつも目に飛び込んでくる藤野スキー場の山の右側に鋭く尖って聳える山がずっと気になっていた(画像)。

この山が豊平山(662.7m)〈地図上では焼山〉で、スキー場の山が豊栄山(562m)、この陰にある豊見山(579m)とあわせた3山は「藤野三山」と呼ばれているらしい。豊栄山はスキー場から登れるが、ほかの2山は夏道がなくもっぱら冬に登られているようだ。


明日と明後日、札幌でスキー関係の会議があるので、好天予報の今日は、15年ぶりの定山渓天狗岳でも再訪しようと考えていた。ところが、たまたま昨夜、札幌のNaさんから「豊平山に荒刈りの踏み跡があり、自分も登ってきた」というメールをいただく。

早速飛びつく。この山だけでは物足りないので、スキー場を登る豊栄山はともかく、薮漕ぎでもいいので豊見山のコースはないかと尋ねたら、「ある」とのこと。おまけに、豊栄山へは豊平山から吊り尾根を辿ることもできるらしいとのこと・・・それらの詳しい情報を教えてもらって3山とも1日で登ることができた。

○豊平山~豊栄山

簾舞から豊平山の西側を走る道のちょうど真西の沢沿いの入口からその荒刈りの踏み跡と赤テープが続いていた。急になる500mより上にはご丁寧にロープまで設置されている。このロープと灌木がないととても登れない斜度である。

頂上からはみごとな360度の展望が広がる。次に吊り尾根の踏み跡を辿って豊栄山を目指す。

コル付近で踏み跡がはっきりしなくなったが構わず前進。採石場を横切って、少し笹薮を漕いでスキー場のリフト終点の横を狙う。そのすぐ上の階段を登ったら頂上だった。

スキー場の上から札幌の街並みを眺めながら昼食を摂る。Naさんに電話を入れたら、「豊平山へ登り返すのが大変だから、コルからトラバースして巻いた方が楽です。薮は薄いです。」とのこと。

確かに薮は気になるほどではなく、c450m付近をトラバースすると来た道に合流。標高差200mの尖った急登部分をみごとにかわしたことになる。

豊平山まで45分。吊り尾根越しの豊栄山まで55分。豊栄山から登山口まで1時間20分。

○豊見山

車ですずらんゴルフ場へ移動。駐車場の300mほど手前の沢型の取り付きに赤テープが下がっていた。そこから沢型に沿って冬山用のものと思われるテープと微かな踏み跡が続く。

頂上へはわずか20分で到着。しかし、周りの木に遮られ展望はなし。下りで方向を間違えて、反対側に下ってしまい、頂上まで登り返すおまけ付きで無事下山。

一部薮漕ぎもあったが、Naさんのお陰で、今朝まで思っても見なかった、札幌人でもやる人は稀だと思われる夏の藤野三山を踏破することができた・・・。感謝・感謝!

下山後、小金湯温泉まつの湯でのんびりし、道路情報館の駐車場で車中泊。

登山道が再整備された「七ッ岳」

2009年09月09日 | 登山・旅行
 ここ数年、林道や登山道の決壊で登ることができなかった上ノ国町・福島町・知内町3町の境界点に聳える「七ッ岳」(957m)を11年振りに再訪した。

 今年の6月下旬に新しい登山道が再開削されたという情報をもとに、厚沢部町にある檜山森林管理署で林道ゲートの鍵を借りて、上ノ国町湯ノ岱から長い林道を走った。登山口は以前と同じだったが、七ッ岳大沼からは大幅に登山道が変わっていた。

 生憎天気予報が外れて、雨が降ったり止んだりを繰り返す不安定な天候だったが、我々が登るとのことで、昨日も一部整備作業をしていただいた気遣いに感謝しながら、眼下に七ッ岳大沼を眺める新しい登山道を辿った。

詳しい山行記録は、下記をどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/nanatu09.htm

立待岬

2009年09月08日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ
墓参りの帰りに秋晴れの立待岬に寄ってみた。
森昌子の歌にもあり、ロマンチックな雰囲気を感じさせる地名だが、
アイヌ語のヨコウシ(待ち伏せするところ、すなわち、ここで魚を獲ろうと立って待つ)に因むという。

18世紀末に幕府が蝦夷地を直轄すると、警備のため、ここに台場が築かれたことがあった。
また、第二次世界大戦中は、要塞地帯法により市民は立ち入りを禁じられていた。
現在は、津軽海峡を望む景勝地として、多くの観光客が訪れている。
近くには石川啄木一族の基や与謝野寛、晶子の歌碑もある。


函館市街地とバックの駒ヶ岳~横津連峰の山並み


突端の岩場と汐首岬


寄せる波が打ち砕かれる断崖の下


津軽海峡の向こうは下北半島


函館山の南端大鼻崎と断崖絶壁~奥の岩場はロッククライミングのメッカ


遅咲きのハマナスの花と熟し終わった実


十字架のようなセンニンソウ(仙人草)
    ~実の先端につく白い羽毛状のものを仙人のひげに見立てたことから。

国家戦略局への期待

2009年09月07日 | 日常生活・つぶやき
(数日前の我が家からの夕焼け空~民主党への政権交代も明日の好天を約束できるよう期待して・・・)

 政治ネタや経済ネタをこのブログに書くのはこれまでなかった自分だが、感動的な歴史への序章が始まったのでちょっと・・・・。

 民主党の歴史的な圧勝に終わった選挙から、政権交代への1週間・・・新しい政治への移行に期待大の自分としては、毎日、新聞やTVに釘付けになっている。

 いろいろなマニフェスト実現のための財源確保が不安視されているが、これら実現の鍵は、官僚対策しかないと思っている。民主党自身も言っている「官僚主導から政治主導へ」の転換である。

 日本の官僚は優秀だし、それぞれが専門集団である。だから、日本の国は政府や大臣がいい加減でもなんとかここまで持ってきたと思う。言い方を変えると、官僚が政治家や大臣を牛耳って来たことになるし、これまでの自民党もその上に胡座をかいてきたわけだ。

 予算編成やぶんどり合戦においても、省益を第一に考えてきた官僚を逆に牛耳るのは至難の業だと思っている・・・幸い、その要となる「国家戦略局」が設置され、その担当大臣に菅さんが就任しそうなので大いに期待している。

 菅さんの厚生大臣のときの薬害エイズの対応が、まさにその官僚との闘いであった。それをみごとにやってのけた彼はうってつけの存在である。私の四国遍路の前後にやはり四国遍路をされていたからと言うわけではないが、個人的に好きな政治家の一人でもある

 さらに、そのために期待したいのは、官僚経験者や官僚出身の議員である。彼等はその術や裏を知っている。国家戦略局や大臣にそれらの議員やそのことに詳しい外部の人間を登用してほしいものだ。

 あと、何かと言われている鳩山さんと小沢さんの関係だが、二人の性格や持ち味や関係を考えると、今回の小沢さんの幹事長登用は最適だと思っている。党をまとめる実力者に党を任せて、自分は政府の方に専念する・・・これでいいと思う。鳩山さんが小沢さんを立てていくことがこの先一番上手くいくコツだと思う。

 もう一つ、鳩山さんの黒子に徹してきた地味な存在の平野さんの官房長官への登用にも拍手を送りたい。なかなかユーモアのある誠実な方のようだ。あとは、どんな顔ぶれがどの大臣やポストに就くのかが、当座の楽しみでもある。

 その後の楽しみは、マニフェストがどのよう実現されていくのかである。しかし、絶対にいろいろな抵抗や障害があるはず・・・そんなに簡単にはできるとは思っていないし、見直しを迫られることも多いだろう。じっくり温かく見守りたいものだ。

 惨敗のショックから立ち上がる兆しの見えない自民党にも、早く立ち直ってもらいたい。将来的には、政権担当が可能な二大政党による切磋琢磨が、日本の将来にとってもっとも大切なことだと思うからである。

レトロ銭湯「大正湯」入浴

2009年09月05日 | レトロ建築・古民家カフェ

 先日、岳友を案内した西部探訪の途中に、以前からずっと気になっていた銭湯「大正湯」に初めて入浴した。



 函館市弥生町14-9にあり、創業は1914年(大正3年)と古く、現在の建物になったのが1927年(昭和2年)。西部地区に多く見られる洋風建築風の外観が印象的で、古いながらも当時のモダンさが偲ばれる外観だ。函館市の景観形成指定建築物にも選定されている。ピンク色にしたのは終戦後直ぐだそうだ。

 我々以外に入浴客は誰もいなかったので、許可を得て撮影をさせてもらった。



 建物に一歩入って古めかしい木の番台を通ると、時計が巻き戻されてしまったような錯覚を覚える。脱衣籠も籐の籠で懐かしさこの上ない・・・・。

 脱衣所の天井も古そうなので「湿気にも大丈夫なのですか?」と聞いてみたら、95年前の創業当時のままだそうだ。湿気に強い木材を使用しているらしい。しかも、建築に当たったのは通常の大工ではなく“船大工”さんによるものなんだとか。だから湿気に強いのか・・・。



 しかし、浴室は改修されているようで、新しい感じである。



 確かに、タイルが貼り替えされ、いろいろなところが改修されているようだが、浴槽の配置や洗い場の配置は昔のままのようだ。浴槽の深さも深くて懐かしい感じである。
 全てが当時のままと願うのは郷愁を感じるこちらのわがままで、営業サイドからしたら、少しでもきれいで快適なお風呂に入って欲しいと思っての改修は当然だろう・・・確かに気持ちの良いお風呂だった。

 この銭湯の詳しい最新の新聞記事は下記。こちらに載っている方が番台にすわっていた。
 http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=914

 ちなみに、今をときめく宮崎あおいがわずか15歳のときに主演のオール函館市内ロケの映画「パコダテ人」の中で、宮崎あおい扮する、或る朝突然シッポが生える主人公・ひかるの住む家が、ここ「大正湯」。

 直ぐ近くの姿見坂にある大黒湯は、市内で最も古い銭湯で、ここもしっかりした外観で、中も同じような感じらしい。あまいものこさんは、こちらの方が気になっていたようだ・・・。
http://neohako.gooside.com/neo-hako/tokusyu-daikoku.htm