癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

キャンピングカーのお客さん

2019年07月31日 | 日常生活・つぶやき

 北海道も連日の30℃超えの真夏日が続いているが、函館は昨日は29・7℃、今日は29.9℃で、まだかろうじて30℃は超えていないが暑いことには変わりはない。

 そんな中、このブログを毎日チェックしていて、たまにコメントも下さるnao@埼玉さんがキャンピングカーで我が家までやってきた。19日にお父さんの法要で帰函し、23日から昨日まで北海道旅行を楽しんで来たそうだ、明日の花火大会を観て、明後日に埼玉へ帰るとのこと。


 彼も登山やスキーなどのアウトドアが趣味で、現職時代は、ミニバンや同じX-TRAILで車中泊をして楽しんでいた。しかし、「車中泊をもっと快適に過ごしたい」と思うようになって、キャンピングカーへ興味を持ち始めたという。そこで、退職を機に購入となったそうだ。


 中を見せていただいたが、リビングには電子レンジも冷蔵庫もエアコンも付いていた。これらの電力は、屋根に3枚設置されているソーラーパネルから供給されるとのこと。これらもすべて標準装備だそうだ。
 ベッドは、リビングのソファーに1人、奥のベッドルームに2人寝れるようになっている。室内は天井が高く立って歩けるのが魅力である。
 
 エアコンの効いた車中の方が快適だったが、エアコンのない我が家に上がってもらって、いろいろな旅行や登山、スキー等の話を聞かせてもらった。
 
<7/11発売の雑誌「ハイエースfan vol.44」に掲載されたという記事>


煮干し豚骨中華そば専門店「八四六製麺所」

2019年07月30日 | 食べ物

 7/25に赤川通りにあったラーメン店「嵐」のあとに、煮干し豚骨中華そば専門店「八四六(はちよんろく)製麺所」がオープンしたことを知った。
 この奇妙な店名は、北斗市の「初代 社」の系列店で、社を八四六(やしろ)と漢数字で表したことが由来のようだ。

 「煮干し中華そば」の存在を知ったのは、今春の奥州街道歩き旅で、青森から盛岡に移動する際に入った、青森駅前にある青森のご当地ラーメンである津軽煮干しラーメンの有名店「長尾中華そば青森駅前店」だった。
 珍しさもあって食べてみたが、これまでに食べたラーメンとはまったく別物と言った感じの新鮮ながらもどこか懐かしさを覚える美味しさにすっかり虜になった。また機会があったら食べてみたいと思っていたので、早速訪問してみた。
 
 なお、この煮干ラーメン、最近は東京方面でもブームになっているらしい。


食券販売機のメニューは、太麺と細麺の2種類(750円)のみ。餃子や別売りのトッピング等もある。
自分は、麺類はなんでも歯ごたえのある太麺が好きなので、太麺と小ライスを購入。
小ライスは、青森の「長尾中華そば」で、残りの汁を掛けて食べてとても美味しかったからである。
「長尾」は無料で好きなだけ食べれたが、こちらは小ライス100円、ライス150円だった。


店は、2列のカウンターと4人掛けのテーブルが2つ。上の壁には古い製麺機が飾られている。


ひと口スープを飲んだ時はしょっぱいと思ったが、かき混ぜて食べているうちに気にならなくなった。
確かに、青森で食べて感動した懐かしい煮干し中華そばである。
煮干しの味と香りが醸し出す濃厚な「和」のハーモニーが堪らない。
煮干しの香りが強すぎず、かと言って豚骨の味も気にならない、独特の美味しさがある。


太麺の様子。噛み応えのあるもちもち感が堪らない。
店名からしても、ここで打っているのだろう。


最後は、小ライスに汁を掛けて食べる。これも付きものといった感じで外せない。

トレッキングシューズ購入 & 埼玉からのじゃがいもほか

2019年07月29日 | 日常生活・つぶやき

 ここ数年の登山と歩き旅用の靴は、サロモンのトレッキングシューズ X ULTRA 3 GTX®(ゴアテックス)が気に入って、すでに数足は履き潰している。 
 フィット感とホールド感が抜群で、紐も結ばないで済むレースアップ方式なのも気に入っている。

 現在履いているのは、昨春の四国遍路の最中に靴底から水が染み込むようになって、松山市で買い替えたが、結局は法起坊見習いさんからのお接待という形になってしまった。
 まだ履けるが、いつ履けなくなっても良いようにAmazonで購入した。当分は古い方は山専用とし、新しい方は歩き旅専用にするつもりだ。

◎埼玉からのじゃがいもと枝豆


 さいたま市に住んでいる弟から「我が家庭菜園のじゃがいもと枝豆送ろうと思いますが・・・」というメールが入った。
 じゃがいもと言えば、北海道が本場だと思っているので、向こうから送ってもらうのはどうも妙な感じだった。
 マンション住まいだが、退職してから土地を借りて家庭菜園を始めたようだ。「考えていたより多く獲れたので」とのことだった。退職までの仕事や役職からしても、有機栽培か無農薬栽培に違いない。

 昨日届いたが、じゃがいもは北あかりと男爵だった。どちらも大きくて形も揃っているのに驚いた。こちらより収穫時期は少し早いようだ。
 枝豆は、新鮮なうちにとすぐに塩ゆでにしていただいた。店で買ったものなら、何の感慨もないのだろうが、ことのほか美味しかった。

◎久しぶりのスロージョグ&ウォーク


 函館マラソンから約3週間、大雪の山旅から1週間、そろそろウォーキングでもと思った。涼しい早朝の6時に出ようとしたら雨が降って来た。朝食後雨が上がったので五稜郭公園へ。初めは歩いていたが、歩いていても汗が出る。それならとスロージョグに切り替えた。

 もうマラソン大会への参加は卒業したので、タイムとかペースとかを考えなくても済む。ゆっくり走って、辛くなったら歩くを繰り返して10km・・・気持ちよい汗を流した。最後は雨に降られたが、火照った体が冷えて気持ちが良かった。これからも涼しい朝の内に、気の向いたときに続けようと思う。

◎今朝の新聞の写真に写っていた・・・。


北海道新聞の写真の右側最前列にカメラを構えた自分と妻がしっかりと写っていた。

「あっさぶメークイン巨大コロッケ」ができるまで

2019年07月28日 | イベント鑑賞・参加

厚さ7~8cm、直径2.1mもの巨大コロッケが完成した瞬間

 厚沢部町はジャガイモの品種である「メークイーン」の発祥の地とされている。これは、厚沢部町内にあった北海道庁桧山農事試作場で、大正14年に初めてメークインが試作されたことに由来している。
 メークイーンは煮崩れしずらいことから、コロッケの材料として適しているとされ、厚沢部町ではこのメークイーンを使ったコロッケを「道の駅グリーンプラザ227」で名物として販売している。
 このコロッケをPRしようと毎年「あっさぶふるさと夏祭り」で商工会青年部によって披露されているのが「世界一あっさぶメークイン巨大コロッケ揚げ!」。

 その巨大コロッケがどのように作られるのか興味があって初めて観に行ってきた。霧雨が舞う中、最初の準備の段階から2時間近く最前列で、撮影かたがたじっくり観察させていただいた。


10:30、すでに大鍋の下には数台の大きなガスコンロが設置され、10本ほどのプロパンボンベと繋がれて熱せられていた。
上の金網は、コロッケを揚げるときに使う。


材料の量と提供者が掲示されている。馬鈴薯はメークイン250kg、サラダ油15缶、小麦粉25kgほか


10:35、鍋が熱せられたところで、サラダオイルを投入。
その隣のテントでは、生地づくりの準備が進められる。


11:00、前もってこねて作ってある生地のブロックを大きなテーブルの上に出して広げ延ばしていく。


次々付けたして大きくしていく。


11:15、でき上がった生地の上に小麦粉を振りかける。


とき卵を小麦粉がまぶされた生地の上に撒く。


小麦粉ととき卵を手で延ばしながらきれいになじませる。


11:20、最後はパン粉を上からまぶしてA面はでき上がり。

B面はどのようにするのかが、一番の興味だった。

A面の上から金網を被せる。こちらが揚げるときには下になる。


その上から、もう一枚の大きなテーブルを被せて、下のテーブルと金具で固定する。
その後、中にコロッケの生地が挟まれている2枚の固定されたテーブルをクレーンで持ち上げる。


クレーンで持ち上げて、反転させる・・・ここがハイライトで、大きな拍手が湧き上がった。


上になったテーブルが外されると、B面側の生地が現れた。ここからの工程はA面と同じ。


11:50、両方のテントが移動され、でき上がった生地をクレーンで吊るし、鍋の上へ移動。


11:55、鍋の中に入れられた瞬間。油が跳ね上がっているのが分かる。ここでも大きな拍手。


12:00、わずか5分ほどででき上がって鍋から上げられる。斜めにして油を切って、中の温度を測る。


再びテーブルの上に戻され、テントを移動して、切り分けの準備をする。


婦人部のみなさんが切り分け作業に入る。会場にはそれをいただくための長い列ができる。


この大きさで1000人分はできるという。衣はカリカリ、中まで十分熱が通ってホクホクしていた。


我が家の2人分。箸と比べると、その大きさが分かる。1個食べただけで腹一杯になった。味はもちろん最高!


コロッケを食べる妻とメイン会場の様子。

 これで16回目だという。最初の内は試行錯誤の連続だったに違いない。長年の経験からの段取りはみごとだった。最初から最後までじっくり観察でき、それをご馳走になって、大満足で会場をあとにした。


翌朝の新聞に掲載された写真。右側最前列でカメラを構える自分と妻が写っていた。

15年ぶりの「東川会」

2019年07月27日 | 日常生活・つぶやき

 15年前に還暦・退職祝いを開いてくれた3校目の校長を務めた旧東川小学校のときの職員が、「東川会」を開催し、10名が参加してくれた。会場は前回同様、五稜郭の鮨の若竹だった。

 当時は旧大森小学校との統合を控えていて、6学級しかなかったので、職員数は14名ほどだったと思う。ほとんどはすでに退職されていて、一番若かった先生が市内の教頭になっていた。

 在職は56・57歳の2年間だけだったが、現在のあさひ小学校となった旧大森小学校との統合の準備に明け暮れた2年間であった。気持ちの良い職員ばかりで、非常に楽しい思い出ばかりである。

 15年前と参加者が3名入れ替わっていたが、久しぶりに会う懐かしい顔ぶればかりだった。いろいろ話が弾み、食べきれないほどの料理と美味しいアルコールにすっかり酔ってしまった。あっという間に2時間半が経過していた。


15年前の東川会~お祝いにいただいた赤いトレーナーが懐かしい
 

同機種3台目のスマホ & 交通事故見舞い

2019年07月27日 | 日常生活・つぶやき

シムを入れ換えた3台目(左)、これまでの2台目(右)

 スマホデビューは2015年7月、格安スマホのUQモバイルだった。機種は中古で安く買えるのと、シムを3000円で購入して設定してもらうだけ。さらに、通信費はネット使い放題で月1000円ほどで済むことが魅力だった。
 そのとき購入したのが中古の京セラのTORQUE G01という機種である。この魅力は下記である。

 何と言っても、雨やガスの中の悪条件でも使う山では最適の高耐久性が魅力である。数年前に山仲間が10人ほど集まった会合があったが、そのうち3人がこれと同じ機種を使っていた。また、これまでにアスファルトの上に10数回は落としているが、それで故障したことはない。

 2台目に切り替えたのは2年前だが、そのときは通信上の不具合で、同じ機種の安い中古を購入して使っていた。今回の切り換えは故障ではなく、妻が以前使っていた同じ機種が残っていたのと、使いこんであちこちガタガタになり、見苦しくなった上に、電池の減りが早くなったからである。今回も1000円だけで変更ができた。

 アプリのダウンロード等に手間が掛ったが、機種が古いので、これまで使っていたアプリを新しくダウンロードしようとしたら、このバージョンンには対応していませんというものが2個あった。次は、同じ機種の少しでも新しいもの(G02~G04)の中古にするつもりである。

 ちなみに、電話はガラケーをそのまま使っている。いわゆる電話専用とネット専用の2台持ちである。それは、電話番号を変更するのが面倒なのと、山で何かあったときの連絡用ににスマホだけでは不安だからである。こちらと合わせてもひと月の通信費が月2000円ちょとで済んでいる。

 妻から、「スマホも妻も大事に扱えば長持ちするから、大事に扱いなさい。特に妻はもう機種変更はきかないんだから…」と言われた。

◎交通事故による怪我のお見舞い

 数日前に、ライフスポーツ仲間の元同職の方が交通事故に遭い入院していると耳にしたので、お見舞いに行ってきた。
 事故はひと月半も前だという。信号が青の交差点の歩道を歩いて渡っていたところ、右から来た左折車に撥ねられたそうだ。

 長引いている怪我の状態だが、右肩の骨が砕けたことと、大腿部の中からの出血が止まらない状態が続いているそうだ。幸い、頭や顔の方は検査の結果異常がなかったとのこと。
 肩の方は、転院して手術をしてボルト2本で留めたという。そのレントゲン写真も見せてもらった。手術が成功して、あとはリハビリで動くようになるとのこと。
 しかし、心配なのはひと月半も止まらない大腿部からの出血である。当初は内出血が凄くで腫れあがっては血を抜いたそうだ。今でも抜き続けているが、幸い少しずつ減って来ているそうだ。それが止まるのを待つだけのようだ。

 撥ねたドライバーは、案の定、女性だという。自分も、信号が変わって渡ろうとすると、こちらの存在に気づかないで右左折してきて、慌ててブレーキを踏む車に遭遇することが多い。この場合は、ほとんどが女性のドラーバーである。車の流れしか見ていないようである。最近は、信号が変わってもすぐに渡らないで、右左折車の動きを見てから渡るようにしている。

 1日も早い全快を祈り、お互いに、事故に遭わない、事故を起こさないように気を付けなければならないと肝に銘じて病室をあとにした。 

『箱館戦争終結150』展

2019年07月26日 | イベント鑑賞・参加

 市立函館博物館で6/12~9/22に開催されている箱館戦争終結150』展を観てきた。

 明治元年(1868)8月に品川沖を脱走した榎本武揚が率いる旧幕府脱走軍艦隊が同年10月に蝦夷地に到着し戊辰戦争の最後の戦いとなる箱館戦争が開始されたが、翌明治2年(1869)5月に明治新政府軍による箱館総攻撃によって旧幕府脱走軍は敗北し、ここに箱館戦争は終焉する。
 それから150年の節目の年にあたるということで、同展は企画された。

 市立函館博物館や市立図書館が所蔵する錦絵、スケッチ、戦地図、手紙、写真、詩書、軍服や砲弾など貴重な収蔵物が展示されている。
 中でも、印象的だったのは、旧幕府軍にも新政府軍にも戦いの様子等をスケッチする役目の人が必ずいて、その記録がまとめられたり、錦絵にも描かれていて、戦いの様子が良く分かることである。榎本武揚や土方歳三や伊庭八郎などの遺品も展示されている。

 カメラ撮影がOKだったので、撮影してきたものの中から数点アップさせていただく。





















エゾルリソウとハマベンケイソウは同じ仲間だった

2019年07月25日 | 花・紅葉だより


エゾルリソウ
今回富良野岳で撮ったエゾルリソウ


今回化雲岳で撮った花のアップ

ハマベンケイソウ

先日穴澗海岸で撮ったハマベンケイソウ


先日穴澗海岸で撮った花のアップ

 26年前に初めて富良野岳に登ったときに目にしたエゾルリソウだが、ほかの高山植物ではあまり見られないその花の色と形に感動したものだった。
 しかし、その後、同じような色と形の花を海岸で見つけた。それがハマベンケイソウだった。
 花だけ見たら、区別が付かないほどである。どちらも蕾が開いた時は赤っぽい色だが、徐々に青紫色に変わるも同じである。
 おまけに葉の色まで、同じ感じの青白いというか白味を帯びた緑色である。
 エゾルリソウは、北海道の高山の限られた場所に生え、ハマベンケイソウは東北以北の海岸に生える。余りにも極端に違う生育条件である。

 今日、気になって、この2つに共通点はあるのかと検索してみた。なんと、どちらも「ムラサキ科ハマベンケイソウ属 」だった。
 植物に詳しい人にとっては当たり前のことかもしれないが、科とか属とかには全く疎い自分である。この両者は同じ仲間だということなのであろう。ずっと気になっていたことが解明されて大感激だった。それにしても、高山と海岸・・・?

大雪花見山行を振り返る

2019年07月24日 | 登山・旅行

 最近は本州の梅雨の影響で、花の季節の大雪山行はなかなか思うようにできなくなっている。今年は、梅雨前線が南の方にあり、昨年ほど悪い天候でなさそうあので、大雪花見山行の計画を組んだ。予定は10日間の予定だったが、7/17~7/23の8日間で移動日の2日を除いて6日間の内4日登ることができた。7/20のかみふらの岳~三峰山~富良野岳のだけはガス中の稜線歩きとなったが、あとは、それなりに良い天候に恵まれた。特に最終日の化雲岳はスカッパレの天候に恵まれ、それまでに登った山々をすべて見ることができた。

 それにしても、本州やほかの山では見られない、大雪ならではの花の種類の多さと一面の絨毯状のチングルマの群生を初めとする花畑の広さにも改めて感激した。


 初日の標高年の緑岳と抱き合わせの小泉岳のチョウノスケソウやホソバウルップソウは、もう終わっていると思っていたが、まだ残っていてくれた。この稜線は4回目だが、これでもかというくらいの種類の花々とそれらの群生のみごとさに飽きることはない。チョウノスケソウは今年は当たり年のようで、これまでで最も多く目にすることができた。
 このほかに、黄色で埋め尽くすキバナシオガマやタカネスミレの群生は見るたびに感動する。


 2日目の黒岳~雲ノ平~お鉢平展望台は、一面のチングルマの絨毯がメインだったが、黒岳までの登山道沿いの花の種類の多さにも改めて驚いた。

 3日目の富良野岳をメイン稜線歩きは、残念ながら濃いガスだったが、最初に登った93年以来26年ぶりに1株だけのエゾルリソウを目にすることができて感激した。


 4日目の化雲岳は21年ぶりの天人峡コースだけに、とても新鮮な感じがした。他では見られないヨツバシオガマの赤い絨毯、黄色が引き立つミヤマオグルマの群生、青色のエゾヒメクワガタの群生の競演はみごとだった。



 
 また、富良野岳以外では目にしたことがなかったエゾルリソウや平山以外では初めて目にしたタカネシオガマにも感激した。

 今日は、朝から1日いっぱい、これらの記録を(花の写真がメインだが)ホームページへのアップ作業に費やした。下記から、改めてご覧いただきたい。
http://sakag.web.fc2.com/ 

8日ぶりの帰宅

2019年07月23日 | 登山・旅行

上富良野町の日の出公園展望台からの眺め

 天気が良ければ、どこかフットパスでも歩いてみようと思っていたが、思わしくないので帰路に就いた。
 途中、少し寄って、岩見沢のコインランドリーで洗濯をした。あとはどこも寄らずに17時に無事帰宅することができた。


上富良野町の国道沿いのかんのファーム


日の出公園から十勝連峰を眺める。


中富良野町のスキー場のゲレンデのラベンダー畑


芦別市の三階滝

スカッパレの下、広大な眺望と花々を満喫した「天人峡から化雲岳」

2019年07月22日 | 登山・旅行

1945ピークと化雲岳の間の花畑とトムラウシ山

 今回は1998年にトムラウシ山までテント泊で往復しているロングコースで有名な天人峡コースを21年ぶりに歩くことが目的だった。このコースのゴールは縦走路に合流する化雲岳(1954m)だが、漠然と余裕があれば五色岳を越えて五色ヶ原まで足を伸ばせればという思いもあった。しかし、良く考えたら20年前ならともかく、現在の自分には無理だということが分かった。五色ヶ原は、花の時期に2回と秋に1回、それぞれ別のコースから登っている。
 「このコースを歩くのはこれが最後であろう」という思いで、じっくり味わいながら無理はせずに6時間をメドに行けるところまで行って戻る計画にした。

 今回の山旅で最高の快晴の天気に恵まれた。大雪山系の山はすべて見えた。花は第一公園の広大な高層湿原と1800mより上の花畑や多種多様な色彩の花々を堪能することができた。

 21年前はテント泊装備で6時間だった化雲岳に5時間40分で到着。ここをゴールとした。下りは4時間40分だった。山頂で30分休憩し、総所要時間10時間40分の大満足の山行だった。



 4:20、標高600mの登山口をスタート。表大雪の山の登山口はすべて1000mを越えている。
ここは、もっとも標高の低い登山口かも知れない。したがって、標高差は1350mもある。
登山口から忠別川の深い峡谷の急斜面を33回もジグを切りながら登っていく。


標高900mまで登り、500mほど進む。5:05、対岸の羽衣の滝が見える滝見台に到着。正面に旭岳も見える。


6:30、1250m付近から木道が1kmほど続く第一公園に入っていく。一面広ワタスゲに覆われた広大な花畑が広がる。


エゾカンゾウとワタスゲ


木道の杭の間に咲くツルコケモモ


ミヤマリンドウの大きな株

1350m付近にも同じようなワタスゲがメインの小規模な第二公園もあった。
その後、1800m付近までは小化雲岳(ぽんかうんだけ)の斜面を登る。1800mでハイマツ帯を抜けるとガレ場斜面が広がる。


ガレ場でまず目に飛び込んできたのはコマクサ。エアカンキンバイも多かった。


やがて、小化雲岳を右に見て、左側の1945ピークへ登山道は続く。この辺りから花畑が広がる。


イワイチョウの斜面の手前のエゾコザクラ


ミヤマキンバイとエゾコザクラ


エゾノハクサンイチゲの群落


小さな池と越えなくてはならない1945ピーク


1945ピーク手前のチングルマの斜面。後ろは旭岳から緑岳までの連なり。


8:45、1945ピークを越えると、五色岳(左)と化雲岳(右)が見えてくる。


1945ピーク下のエゾノハクサンイチゲとチングルマの斜面。後ろは十勝連峰


ミヤマオグルマとミヤマリンドウ


エゾヒメクワガタ


一面ピンクの絨毯状態のヨツバシオガマの群落


ヨツバシオガマの赤、ミヤマオグルマの黄、エゾヒメクワガタの青の競演。


やがて、目指す化雲岳が近くなる。


旭岳からトムラウシへ縦走して、天人峡へ下山する3人パーティ。


クワウンナイ川源頭部の池塘帯と十勝連峰


忠別川源流部を見下ろす。手前右は忠別岳


源流部を崖の上から見ようと、崖斜面の上に進んだら足元に咲いていたエゾルリソウ。
シュッとした姿の株がたくさんあった。富良野岳以外で初めて目にした。大感激!


頂上直下にたくさん見られたタカネシオガマ。平山以外で初めて目にした。


10:00ちょうど、化雲岳到着。後ろの岩は「化雲のへそ」と呼ばれている。


十勝側は雲海に覆われていて、その向こうに石狩連峰やニペソツ山の連なりが見える。


雲海のガスがトムラウシ山の左側から上ってきて、覆い始めた

着いたときはひとりだったが、今朝白雲避難小屋をスタートしたトムラウシを目指す縦走者たちが次々7人ほど到着して賑やかになった。
やがて、彼らも去り、10:30、下山を開始。15:10、無事下山。


 下山後、天人峡の温泉は高いので、東神楽町の森の湯花神楽に落ち着く。夕食もここで食べ、すく下の森林公園のトイレ付き駐車場でどこでもホテルの予定。

 大雪の予定はこれで終了することができた。明日は天気が良ければ、どこかで遊び、そうでなければ帰路に就く予定。

美瑛点描

2019年07月21日 | 登山・旅行

 美瑛道の駅「丘のくら」で朝を迎える。これまでで一番の好天である。しかし、もっと良い天候になりそうな明日に賭けて、今日は休足日とした。
 朝早くから、パッチワークの丘と呼ばれている美瑛のベストショットを求めてドライブ。かたっぱしからカメラに収め、その中から気に入ったものをアップしたい。
 なお、美瑛の光景は麦が刈り取られる前の7月がお勧めである。



















古くからのHYML仲間のMakonianさんが館長を務める美術館「美瑛印象派」に寄る。



オーナーのアトリエ兼作品が展示されている美術館


行く度に花が増えていて、母屋をぐるっと取り囲むようなガーデンになっていた。

 明日は、好天予報に期待して、天人峡から化雲岳~五色ヶ原ピストンの予定である。12時間は覚悟のロングコースである。いろいろ調べたら五色ヶ原までは難しそうだ。6時間をメドに行けるところまでになりそう。
 今日は朝のうちは山は見えていたが、昼前には完全に雲に覆われていた。明日は、花狙いとは言え、ロングコースなのでガス中登山は御免蒙りたい。

ガス中の花見山行・かみふらの岳~三峰山~富良野岳

2019年07月20日 | 登山・旅行

26年ぶりに目にできた1株だけのエゾルリソウ

 旭川の道の駅で雨上がりの朝を迎える。雨の心配はなさそうだが、雲は低い。もし登れたら、富良野岳をメインに、これまでとは逆回りで、かみふらの岳から三峰山を経由して周回するつもりだった。

 ダメでも、登山口の十勝岳温泉の上ホロ荘は、7:00から入浴も休憩もできるので、そこで1日過ごしても良いと思い、そちらへ向かう。途中雨に降られたが、向かっているうちに雲が切れて、山肌も見えるようになった。
 稜線のガスが晴れることを期待してスタートしたが、結局最後まで1600m以上は、濃いガスに覆われたままだった。それでも、風もなく、多くの花を見ることができた。また、土曜日なので、登山者も非常に多かった。



まずは、かみふらの岳を目指す

 7:00、雨上がりの十勝岳温泉駐車場をスパイク長靴でスタート。


安政火口を見ながら進む。


登山道沿いにミヤマリンドウの群生を目にする。


安政火口分岐を越え、さらに登ると、荒々しい安政火口壁が見えてくる。

その上で、上ホロ分岐からかみふらの岳を目指す。
このコースは前回は下っているが、富良野岳へのコースより距離は短いが非常に急な登りが続く。


ウコンウツギの花のアップ


いろいろな花の咲く花畑。エゾノツガザクラ、エゾコザクラ、ミヤマキンバイ、チシマフウロなど。
1600mを越えた辺りで濃いガスの中に入る。濡れるのでカッパを着た。


あちこちに見られたイワヒゲの群生


8:55、約2時間でかみふらの岳に到着。天気が良ければ上ホロカメットク山へも寄りたかったが、そのまま三峰山を目指す。

次の三峰山へ


なにも見えないガレ場の稜線を進む。


やがて、両側一面のチングルマの群生の中を進む。いろいろな花が多くなってくる。


エゾノアキノキリンソウ(コガネギク)


イワブクロの群生


9:30、三峰山(1866m)を通過。

いよいよメインの富良野岳へ


エゾツツジとマルバシモツケ


斜面を覆うチシマフウロ


ウサギギク


下山口分岐のヨツバシオガマの群生


ミヤマオグルマとホソバイワベンケイ


ガスの水滴で頭を下げるコマクサ


斜面一面を覆い尽くすエゾノハクサンイチゲ


頂上手前のチシマフウロとチシマノキンバイソウの斜面


ミヤマアズマギク


10:40、6回目(3回は原始ヶ原から)の富良野岳(1912m)山頂に到着。
展望もないので、簡単に腹ごしらえをして、10分後に下山開始。


1600mより下になると、視界が開け、雲の下に下界が見える。

13:00、ちょうど6時間で登山口到着。着替えてすぐ下の上ホロ荘へ。

 1000円でラーメンと入浴セットを利用。いつのまにか外は雨になっている。16:00にはブログをアップすることができた。しかし、編集し直そうとしているうちに、なぜか、記事のほとんどが消えてしまった。充電をしながらの作業でスマホが熱を持ち過ぎておかしくなったようだ。
 テレビの相撲を見ながら充電をして、気を取り直して書き直した。

 稜線は濃いガスで展望には恵まれなかったが、すでに2回歩いた稜線なので、風もなく、花が見られただげでも大満足だった。でも、山はやはり晴れた方が良い。
 残りの天人峡からの化雲岳~五色ヶ原は、なんとしても晴れたときに登りたい。明日は無理みたいだが、明後日は、予報では最近で一番良い予報である。その後はまた雨絡みの予報が続いている。

双瀑台~旧国道・遊歩道探索 & 紅葉谷散策路 & 浮島湿原

2019年07月19日 | 登山・旅行

双瀑台から眺める銀河の滝と流星の滝

 今日は山はお休みにした。3連泊した層雲峡公共駐車場をあとにして、まずは、銀河の滝と流星の滝が見られる双瀑台に登る。そのあと、その駐車場の奥に続いている新大函トンネルができてから通行止めになっている石狩川沿いの旧国道とその横の遊歩道跡を小函入口まで歩いてみた。
 次に、ホテル大雪の奥にある紅葉谷散策路を歩いた。さらに、少し離れているが、浮島湿原へ。
 朝の内は山を休みにしたのが悔しいほどの良い天気だったが、昼前には雨が降り出し、山も見えなくなっていた。

◎双瀑台~旧国道・遊歩道跡探索


駐車場から見上げる銀河の滝


流星の滝

このあと、初めての双瀑台(788m)へ登る。標高差130mの急な登りに、朝から汗を流す。※トップ画像


下りたあと、通行止めになっている旧国道・遊歩道跡を歩いてみた。(ゲートは横から抜けられた)


雲井の滝を見上げる。


15分ほど歩くと、昭和62年に崩落して国道を通過していた車を巻き込んで3名の死者を出した天城岩が見える。今でも剥がれた赤茶けた岩肌が生々しい。
この事故で大函までの遊歩道が通行止めになり、長大な新大函トンネルができた。


天城岩覆道入口から天柱峰を見上げる。


天柱峰覆道を進む。


その先はトンネルの入口になっていて、塞がれていた。
しかし、右側の川沿いには旧々国道と遊歩道跡が続いていたので進んでみる。


しかし、まもなく越えられないゲートがある。ここが昔の小函入口らしい。「小函」「羽衣岩」「姫岩」ほかの標識が立っている。ここまてで約2kmだった。


きれいな柱状節理の姫岩を眺めて戻った。


帰りに反対側から見上げた天柱峰

紅葉谷散策路
 層雲峡には何度も来ているが、この存在は知らなかった。紅葉の名所らしい。


散策路の案内図。駐車場も整備されている。700m、往復45分とかかれている。


すぐに、左上に「天狗の引臼岩」が見える。


小滝を連続して荒々しく流れる赤石川


啄み跡が生々しい「クマゲラの給餌木」


岩の上から根と幹を伸ばす「オンコ岩」


終点の「紅葉滝」。水飛沫ですぐにずぶ濡れになりそう。


◎浮島湿原散策


散策路入口。湿原まで1.6kmもある。遠かった。


25分ほど歩いてようやく湿原入口。東大沼から中ノ沼を8の字に回った。
南沼の方は通行止めになっていた?


湿原入口付近の東ノ沼から奥を眺める。


北沼方面の湿原


一面に広がる終わりかけのワタスゲ



直径2cmほどの可愛いエゾコんヒツジグサ


トキソウ


モウセンゴケの白い花


ホソバノキソチドリ?(ピントが合っていないのではっきりしない)

 駐車場に戻ったら、雨が降ってきた。予定はこれで終わりなので、当麻町の温泉ヘルシーシャトーへ。外は29℃まで上がって暑いので、夕方までここでのんびりすることに…。
 明日の天気予報がどうもはっきりしない。もう少し様子見とする。

花狙いの黒岳~お鉢平展望台

2019年07月18日 | 登山・旅行

雲の平のチングルマの群生

 黒岳はこれまでに残雪期の3回を含めて9回は登っているが、花の時期に登ったことがなかった。しかも、黒岳だけの登山は標高年の1984年に家族で登った切りで、それ以外はすべて他の山へ足を延ばしている。 
 今回は初めて花の時期の訪問なので、花の群落が広がっている雲の平をメインに、天候が良かったらお鉢平を周回する計画だった。

 朝起きたら、雲が低いので諦めてのんびりしていた。6時半ごろになったら、雲が薄くなり黒岳も姿を見せた。慌ててバナナ1本口にして、準備をし、7:20のロープウェイに乗った。

まずは、黒岳へ


リフトを乗り継いで、7合目登山口へ。正面に黒岳が聳える。
7:50、7合目登山口をスタート。登山道沿いの花が予想以上に多いことに驚きながら登っていく。


モミジカラマツ


チシマノキンバイソウの群落


チシマフウロ


クロユリ


エゾヒメクワガタ


キバナノコマノツメ


エゾノレイジンソウ
 

紅葉時期のビューポイント、9.5合目のまねき岩。手前の黄色なウコンウツギ、奥の白はウラジロナナカマド。


エゾノホソバトリカブト


チシマアザミ


8:50、ちょうど1時間で黒岳到着。お鉢平周回コースの北海岳や間宮岳の稜線は濃いガスに覆われている。
見えている途中の雲の平がメインなので、ガスが取れなければお鉢平展望台で戻ることにして前進。

雲の平経由お鉢平展望台まで


キバナシャクナゲの群落


ヨツバシオガマ


ウラジロナナカマド。2ヶ月あとには見事な紅葉になる。

メインの雲の平の花々

チングルマの群生


手前はエゾノツガザクラ、後ろはキバナシャクナゲ


エゾコザクラとチングルマとエゾキンポウゲ


チングルマの塊


クロマメノキ


ミヤマリンドウ

なお、昨日画像にアップしたコマクサ、イワウメ、チシマキンレイカ、メアカンキンバイ、ミヤマキンバイ、イワヒゲ、マルバシモツケ、イワブクロ、エゾノイワツメクサなども多く見られた。


お鉢平から流れ出る北海沢


8:50、お鉢平展望台到着。周りの稜線がガスで覆われているお鉢平を見下ろしながら休憩。
お鉢平とは、中央部直径約2㎞の窪地で、約3万年前にあった新期大雪火山が爆発した跡(カルデラ)。
有毒ガスが出ているので立入禁止。熊が死んだこともある。

 ガスの稜線歩きは嫌なので、お鉢平巡りはやめにして、ここで戻ることにした。なお、お鉢平周回は2回しているので無理することはない。

 10:00下山開始。11:10黒岳へ戻る。12:00 7合目登山口到着。リフトとロープウェイを乗り継いで12:30下山。7合目から登り2時間、下り2時間。


ホテル大雪の7階展望風呂からの眺め

 このあと、『Ho』の半額入浴クーポン(400円)が使えるホテル大雪の温泉に入り、のんびりブログを打つ。
 次の予定は天人峡から化雲岳~五色ヶ原のロングコースなので、明日は天気の良し悪しに関わらず山は休養日。明後日は雨予報なので、21日以降に期待。