3週連続のスキーマラソン、3週とも道東で強烈な低気圧が発達し、今回も予報通り、暴風との闘いとなった。いつも感謝するのは、このような悪天候の中、運営に携わるスタッフである。出場する方は好きでやっているので、覚悟の上の参加である。自分たちも大変なのに、途中のエードやゴール地点で「ご苦労さまです」と声を掛けてくれるのがうれしい。
このコースは、アップダウンがほとんどなく、常に自力での滑走を続けなくてはならないが、年とともに辛くなってきている上り坂がない分、好きなコースである。「60歳以上10km」や15kmの種目もあるが、あそこまで行って、わずか1時間前後で終わるのはもったいない。そこで「50歳以上30km」にエントリー。
恵庭の道の駅で、強風に揺れる車の中で目を覚ました。青空も覗いているが、雪が付くと暴風雪になる。発着点となる畜産共進会場は吹きっさらしの平地である。
9:30にスタートする30kmの部のスタート地点に付く。気温は-1℃と寒くはないが、風が強いので、スタート後を待っている間は寒い。顔なじみと挨拶を交わす。
スタートして間もなく、周りに木が生えているコースとなるので、林の切れる地点では突風が吹くが、それほど風は気にならない。5kmほどまでは渋滞気味の1列滑走が続く。ワックスも合っているようで、自分にちょうど良いペースでだった。立ち停まって後続を撮る余裕もあった。
6km付近で、「坂口さん!」と声を掛けて追い越して行く人がいる。地元恵庭の
旅人さんだった(右の赤い帽子に赤ウエア)。後を追いたくても、狭くて追い越すことができないまま、どんどん間が開いていき、追いかけるのを諦める。
エードは5kmごとにあり、どこもスポドリとパンとバナナとアメ玉があった。10kmのエードで初めてスポドリを飲む。前を見ると下って、その先は緩やかな登りとなっている。このあたりも間がそれほど開いていない1列縦隊の滑走が続いている。
徐々に前後は開いていくが、25kmまでは、ワックスも合っていて、昨年よりトータルで5分ほど速いペースだった。ここまでは、自分としては目標である「滑りを楽しむ」快走のレース運びだった。
ところが、最後の吹きっさらし地形の5kmは地獄だった。推進しても戻されるような向かい風とストックが横に流されてきちんと突けない横風に見舞われた。そこまでの5kmごとのラップは25分強のペースだったのに、最後の5kmは30分を超えた。
結局、5分の貯金も使い果たし、昨年より12秒遅い2時間43分37秒だった。まあ、25kmまでの快走の分、昨年よりは満足できるレースだった。
順位は数日後でなければ分からないが、条件が悪かった分、みんなタイムが落ちていると思うので、昨年よりは良いのではないかと思っているが、果たしてどうか?
ゴールして、完走証と参加賞をもらったが、強風で歩くのも大変である。豚汁も食べないで車の中に飛び込んだ。
登山の用意もして行ったが、明日も天候が回復しそうもないので、無料入浴券の恵庭温泉にも入らないで帰路に就いた。途中の大滝の無料温泉の「ふるさとの湯」に入って、夕食時間までに帰宅した。
もう少し詳しい完走記は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)