癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

真昼岳(1060m)~女神山(956m)兎平登山口からT字縦走〈岩手県/秋田県〉

2019年09月17日 | 登山・旅行

 一昨日、秋田県側の美郷町から眺めた真昼岳(左)と女神山(右から2つ目の端正なピーク)

 この2山は岩手県と秋田県を分ける奥羽山脈の中ほどにあり、真昼山地の山である。鋭く深い沢を伴い、標高の割には急峻でスケールの大きな山として存在感があり、人気もある。
 この2山は縦走路で結ばれていて、岩手県側の西和賀町の兎平登山口から登ると6時間ほどでT字縦走ができるのでそのコースを利用した。
 
 朝になったら、目指す山の方は低い黒い雲で覆われている。しかし、天気予報は晴れである。縦走しているうちに晴れるだろうと思い、濃いガスの中を登った。先に目指した真昼岳は視界20mくらいで何も見えないままの登頂だった。しかし、女神山分岐まで戻るうちに視界が少しずつ開けてきた。
 女神山へ向かうときは展望が広がり、気持ちのよい稜線歩きとなった。結局、分岐に戻る頃には真昼岳も女神山もすっきりとした姿を現してくれた。


 GPSトラックログ(同じコースを歩いた方のサイトから借用)

 6:00スタート~7:00稜線分岐~7:55真昼岳8:10~8:45稜線分岐~9:45女神山10:00~10:45稜線分岐~11:30ゴール。
 登山口~真昼岳1時間55分、真昼岳~女神山1時間35分、女神山~登山口1時間30分。山頂休憩30分。トータル5時間30分。


 登山口


 まもなく苦手な吊り橋を渡る。高さがないので怖くはなかった。


 飛龍の滝~上の紅葉も入れて…。


 3合目でガス中の登りとなる。ガスのブナ林は幽玄の世界を味わえるので結構好きな光景だ。ブナ林は登山口から稜線の下まで続いていた。


 稜線分岐に到着。兎平コースと善知鳥コースと縦走路が交差する十字路になっている。ここは北に進路を取り真昼岳を目指す。


 晴れていれば快適な稜線歩きだが、視界は20mくらいの中を黙々と登る。


 ガス中の真昼岳山頂に到着。


 証拠写真を撮影。


 避難小屋だと思って戸を開けたら、真昼岳三輪神社の祭壇が祀られていた。座る所もあるので避難小屋と兼用なのであろう。
 中でおにぎり1個を食べて、15分後に稜線分岐まで戻り、女神山を目指す。

 稜線分岐まで戻る手前辺りからガスが取れて展望が広がった。


 分岐付近では、秋田県側の横手平野が見えた。


 分岐の先から目指す女神山は見えたが山頂は雲の中。振り返ると真昼岳も同じ状態。
 稜線の縦走路は幅が4mほどに刈り払われ、非常に快適な歩きだった。藪漕ぎの大白森のあとだけに、余計にありがたく感じた。


 女神山山頂手前からは横手平野の向こうに鳥海山が見えた。


 女神山山頂はすでに青空の下だった。なぜか山頂標識を挟んで2基の三角点があった。左は三等三等点と彫られているが、右は主三角点と彫られていた。

 15分休んで下山開始。帰りは、真昼岳と女神山の姿を目にできることを楽しみに歩を進めた。

 
 分岐手前の860ピークから女神山を振り返る。


 分岐の20m先の5合目から真昼岳を眺め、心置きなく登山口へ下った。


 今回の山旅で初めて目にした花々。左上はセンブリ、右上はオトギリソウ、左下はハクサンシャジン、右下はヨツバヒヨドリ。


 下山後の岩手県側の県道から眺めた女神山(左)~真昼岳(右)の連なり。

 昨日入った真昼温泉は定休日だった。さらに走って行って目にした沢内バーデンという温泉に入った。しかし、休憩室がなかったので、国道に出て、西和賀町の道の駅錦秋湖まで移動してブログアップ。

 明日は、岩手県の少し南側の焼石連峰北端の牛形山の予定である。これから登山口のある夏油温泉へ移動する。


 移動前に道の駅のレストランで食べた早目の夕食「西和賀夏のビビンバ丼」。野菜が多くてかき混ぜづらかったが美味かった。