癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

冬への舞い戻り

2019年03月31日 | 日常生活・つぶやき

 2月の後半から3月に入っても、ずっと異常なほど気温の高い日が続いて、早い春の訪れを満喫していた。
 しかし、3/27から連日最低気温がマイナスになり、最高気温もそれほど上がらない日々が続いている。これが、4/4頃まで続くらしい。寒の戻りというよりは、冬への戻りである。暖かさに慣れた体には辛い日々である。春の訪れも少し足踏み状態が続くようだ。



 昼には解けてしまったが、朝からみぞれ気味の雪が降り続いた。せっかく咲いた花も凍ってしまいそう。
 天候も良くないし、朝のうちに床屋に行き、あとはTVで高校野球と日ハム戦を見て過ごすことに。


 そんな中、新聞に挟まってきたチラシの「台湾まぜそば」という見慣れないメニューに食い気をそそられた。台湾が発祥かと思ったら、名古屋が発祥地らしい。

 場所が、割りと近い港1丁目のパチンコ店の中にある情熱食堂で、840円→590円のクーポンも付いている。これにも弱い。

 ピリ辛の台湾ミンチやピリピリ花椒、ピリピリ辣醤、生ニラ、おろしニンニク、生卵を載せたもっちり太麺を豪快にかき混ぜて食べる。
 料金は変わらない大盛りを頼んだので、麺は1.5人前。


 思ったより辛くはなかった。スタミナが付きそうな濃い味で太麺も好きなので、自分好みの1品となった。最後に残ったタレに、付いてきた追い飯を入れておじやのようにして食べた。これも美味しかった。
 検索してみたら、市内のラーメン店でも提供しているところが数店あるようだ。

早春の花の株を分けていただく

2019年03月30日 | 花・紅葉だより

いただいて移植した貴重な八重咲きのスノードロップ

 今年は2月中旬から高温が続き、雪解けも異常なほど早かったので、早春の花も早く咲きだした。そんな中、3/27にyamaさんのお宅にスノードロップの株を分けていただきに行った。


スノードロップにも八重咲きがあることが分かり、普通のものと2種類を分けていただいた。

 このほかに、すでに咲いていたキクザキイチゲとクリスマスローズも分けていただいた。

キクザキイチゲ


クリスマスローズ

 早速、我が家の猫額庭に移植した。ただし、その日から毎日マイナス気温が続いている。根付かないうちに凍ってしなうのではないかと心配している。なんとか、無事根付いて、来春以降に株を増やしてくれることを願っている。

ゲレンデスキーの滑り納め

2019年03月29日 | スキー・クロカン

 自分が楽しむスキーは、ゲレンデスキーのほかに、山スキー(バックカントリースキー)とクロカンスキーの3種類である。それぞれ用具も服装もフィールドも違うこの3種類を楽しんでいる人は少ないはずである。

 それぞれの滑り納めだが、クロカンスキーが一番早く、2月第4日曜日の「湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会(80kmの部)」である。ゲレンデスキーは、最近は、春分の日の「函館指導員会スキー・スノーボード大会」が多い。そして、一番遅いのが春山スキーを楽しむ山スキーである。

 ところが、今年の指導員スキー大会は、雪不足でポールを立てることができないので中止となった。その前に滑ったのが、ライフスポーツの第5回講習会の1/29だった。そのときはまさか滑り納めになるとは思っていなかった。毎年「これが滑り納めだ」という思いで滑りを楽しんで終了しているが、今年はまだそれがないのが心残りだった。

 たまたま、ここ数日間寒の戻りともいえる気温の日が続いている。七飯スノーパークは、3/25から「春スキー料金」になり、グランドシニアで5時間券が2000円である。ゴンドラの運行開始と同時に乗って、早めに滑ると腐った雪ではなく、少しは条件が良いだろうと出掛けた。

 しかし、予想以上に冷えていて、腐るところかガリガリだった。時間とともに緩んでほど良いザラメになるかもしれないと思ったが、予報に反して天候も良くなく、気温も上がらない。結局2時間で5本をノンストップで滑って打ち上げた。思うような快適な滑りを楽しめないままの滑り納めとなった。


下の方は、雪を集めてゴンドラ登り場まで滑り下りれるように繋いでいた。


上の方はまだたっぷりの雪


準備運動をするスキーヤー


眼下の大沼とその周辺はもう雪もなくすっかり春の装い

ついに後期高齢者の仲間入り

2019年03月28日 | 日常生活・つぶやき

妻がお祝いにご馳走してくれた「うなぎ処高はし」のうな重

 今日で75歳を迎え、ついに後期高齢者の仲間入りとなった。客観的に考えると「もうそんな歳なのか?」とちょっと愕然とする。65歳の前期高齢者のときはあまり感じなかったが、後期高齢者という表現にはやや抵抗を感じるのは自分だけではあるまい。85歳からは末期高齢者か?とひがみたくもなる。
 しかし、薬要らずの生活で今日を迎えられたことには感謝しているし、好きなことをしているときは年齢なんか忘れて、楽しめていることは幸せなことである。
 
 周りには、元気で活躍している80代はたくさんいる。その方々を目標に、決して無理はせず、楽しみながら、今まで通りアウトドアスポーツを中心に常に前向きに挑戦し続けたいものだ。そのことが健康維持と老化防止に繋がると確信している。あと、天候の悪いときに楽しめたり、夢中になれたりできるものをみつけたいと思っているのだが・・・?

 75歳になった自分は国民健康保険から北海道後期高齢者医療広域連合へ移行となる。しかし、扶養家族である妻の健康保険は今まで通り国民健康保険だ。保険料はともにこちらの年金から天引されるのだが、まだそれぞれの金額は分からない。二人分合わせて今までより高くならないことを祈るばかりである。


おやつに食べたケーキ


 夕食は妻がお祝いに、庶民には?入ることのできなかった「うなぎ処高はし」で、うな重をご馳走してくれた。昔は「天ぷら高はし」だったが、2代目からうなぎの方に主力を移したらしい。


 川魚があまり好きでないこともあり、これまでにうなぎを食べることはほとんどなかったし、うな重を食べたのも初めてである。なので、違いは良く分からないが、ここのうなぎは国産うなぎだそうだ。妻に言わせると、「国産のうなぎをこの値段で食べさせてくれるところはそうそうない」とのこと。
 身が厚くふっくらとした食感と香ばしく焼き上げたうなぎと甘辛のタレがとても美味しかった。改めて「うなぎって美味しいんだ」と認識した。


追加で食べたかにシュウマイ

今年最初の函館どつく進水式

2019年03月28日 | イベント鑑賞・参加

 今日は自分の75歳の誕生日である。たまたま同じ日に、函館どつく(読みはどっく)第1号船台においてHIGH BULK 34E(載貨重量34,000トンばら積み貨物船)第895番船の命名式および進水式が行われたので、久しぶりに見学に行ってきた。
  
 この船はパナマ船籍で、株式会社名村造船所と共同開発した船で、全長180m、幅30m、深さ14.05m、喫水9.8m。
 
 今年最初の進水式で、この船も今日が誕生日である。時折雪の舞う寒い中、多くの見学客が来ていた。函館どつくでは現在年間約7隻のペースで新造船の建造が行われており、進水式は誰でも見学することが可能である。


進水式前の船。船名が紅白幕(船首右側)で覆われている。


進水式セレモニーが行われるステージ。ここで船主が綱を切ると、くす玉が割れて、船が滑り出す。


船名を覆っていた紅白幕が下ろされ、船名が現れる・・・これが命名式なのであろう。


「軍艦マーチ」が流れ、割れたくす玉から五色のテープや風船が舞い、船体が滑って行く。


完全に海に浮いた状態


帰りに西埠頭から海上に浮いている船体を眺める。

「恵山観光施策ワーキンググループ会議」

2019年03月27日 | イベント鑑賞・参加

函館市観光アドバイザー会議座長奥平理氏の挨拶

 毎年、恵山のつつじまつり登山会と紅葉登山会のガイドをお願いされている関係で、14:00から石田温泉旅館を会場に開催された恵山支所主催の標記の会議に案内をいただいた。会議のあとに懇親会もあり、そのまま宿泊した。一昨年も参加したが、会議への参加者は関係機関や関係団体の方々が22名、懇親会は17名だった。 
 
 会議の内容は、(1)前回会議からの経過報告では、恵山紅葉登山会はわずか1日で定員に達したこと、プロモーション活動の成果がでてきて、東京や札幌なとからの民間の登山ツアーが増えていること、登山会に合わせた恵山登山弁当が好評だったこと、恵山テキストガイドが充実し、あちこちに配布していることなどが述べられた。
 (2)恵山レクリエーションの森については、現在は協議会立ち上げの経過や登山道の整備・管理のボランティアを中心に行おうとしている。
 (3)平成31年度の事業予定では、いろいろあるが、自分には、例年通り、6/9の海向山登山会と10/27の紅葉登山会のガイドを依頼された。


 恵山でロケされ、6月放映予定の北海道150年記念のNHK番組、松浦武四郎(主演松本潤)を描いた「永遠のニシパ」のポスター写真


 恵山観光の振興についてのいろいろな考えが出されるなど、会議は16時に終了。18:00からの懇親会まで、温泉に入り、鎌鹿さんに缶ビールをご馳走になって部屋でお喋りをしていた。


田中元観光会長の乾杯




鎌鹿さんが1994年の高原コース登山会の映像を見せて、今は鹿に食べられてなくなった植物の説明をする


道南口説を詠う松本主査


「鵜川五郎作品展Ⅳ」

2019年03月26日 | イベント鑑賞・参加

 昨日の山の帰りに、北斗市文化センターで開催されている、「鵜川五郎展作品Ⅳ」を見て来た。

 鵜川先生は、大野中学校時代の恩師でもあり、一時隣に住んだこともあり、特別可愛がっていただいた方である。

 鵜川先生の作品は、そのするどいまなざしで人間社会・現代社会を風刺した暗い雰囲気の作品が多いが、今回は、現新函館北斗駅近くの自宅付近で描いたと思われる画業中期~後期にあたる風景画が抜粋されている。
 これまでもいろいろな所で先生の作品展は目にしているが、この文化センターでも、これまでに3回も別の作品展が開催れていたようだ。気付かなくて残念。

 なお、ポスターには「昭和31年から大野町に住み」と書かれていたが、これは昭和26年からの間違いである。それを、電話で指摘した。年譜で確認したら、やはり昭和26年が正しいとのことたった。


懐かしいご尊顔


会場の様子。左の絵は「北海道大野村風景」


「仁山六月」


「冬の仁山」 


「遠望函館山」


「長橋風景」

3度目の正直・つぼ足で歩き通せた「柿崎山(637m)<松前>」

2019年03月25日 | 登山・旅行

3度目の挑戦で登頂することができた柿崎山山頂
往復30kmを10時間の予定だったが、つぼ足で歩けたことで、8時間40分で踏破することができた。

 この柿崎山は、松前の茂草川と赤神川の間の尾根上に位置する奥深い山である。最短距離は、日本海側の静浦集落からの林道を利用し、アップダウンの大きな西尾根を往復するコースである。
 去る3/5に、龍さんの同行を得て、そのコースからトライした。しかし、林道の先の尾根にはすでに雪がなく、林道の往復だけで断念。
 3/15に、単独で、今回と同じ道々607号(石崎松前線)~土岐沢林道~南東尾根を狙ったが、地図を車の中に忘れ、GPSも修理中で、地図に掲載されていない林道を進み、遠回りをしてしまい、608ピークで撤退。
 そして、今日が3度目の挑戦となった。来年の厳冬期に海岸からのトライも考えたが、距離は長くても、ラッセルの楽な今時期の内に登ってしまいたかったからである。
 幸い、昨日までの3日間の低温のお陰で、昨日降った新雪の下の雪が堅くしまって、最後までつぼ足で歩き通すことができた。前回見落とした南東尾根へ続く林道から当初の計画通りのコースで無事登頂することができた。
 

 5:00第1ゲートスタート~6:45土岐沢林道入口~8:00林道分岐~8:35作業道終点(尾根取り付き)~9:00 608ピーク~9:35山頂9:50~13:40ゴール
登り4時間35分、山頂15分、下り3時間50分 <所要時間8時間40分>

 昨日の夕食後に道々607号(石崎松前線)の入口まで走って、国道沿いの空き地で車中泊。

 アルミカンジキをリュックに括りつけ、まだ暗い5:00に第1ゲート前を出発。昨日の新雪が一度雪が解けてしまった路面を覆っている。


 5:25、入林届ボックスのある壊れた小屋の第2ゲートに到着。


 道路沿いには0.5kmごとに距離標識がある。標高300mを越えると、堅い雪の上に新雪が被っている。


 6:45、約8km地点の土岐沢林道入口に到着。スノーシューで歩いてきた前回より25分も速かった。


 土岐沢林道に入っても、新雪は少し深くなったが、つぼ足ですたすた歩くことができた。途中からこのあと進む南東尾根に連なるいくつものピークが見える。頂上は一番右奥のようだ。


 8:00、林道分岐に到着。前回見逃して左へ曲がってしまったが、右が地図に載っている南東尾根にまっすぐ続く林道。

 その林道終点は、広い土場跡のようになっていた。そこから先は右の次のピークとのコルまで下りなくてはならない。その尾根を探していたら、そちらへ続く作業道が続いている。

 その作業道を辿ったら、沢の向こうに次のピークが見える。急斜面だが、山肌に作業道(伐採道)がたくさん見える。さらに右へ下って行ったら、狭いコルを通過し、その先の尾根にやはり急な作業道が続いていた。それを辿ったら、ピークを左から巻くようにして登りきることができた。


 その作業道を下って行くと、前回左の林道からこの先で合流して登った608ピークが見える。柿崎山はその陰で見えない。


 9:00、遠回りした前回より1時間15分も早く608ピークに到着。そこを越えると、さらに越えなくてはならない2つのピークが見える。前回はここまでで予定の15kmで、この先の2つのピークを見て、気持ちが切れてしまい撤退した。


 左には、海岸からの西尾根コース上の大きな490ピークが見える。このピークを越えて380まで下って登り返すのが辛いらしい。


 ようやく右側に山頂が見える。途中細い吊り尾根もあった。


 9:35、4時間35分で山頂到着。予定より1時間近く速かった。つぼ足で歩き通せたことが大きい。


 茂草川を挟んだ北側に、2/27に海岸側から西尾根を登った前八兵衛岳を望む。
 北東方向に見えるはずの大千軒岳は山頂部を雲で覆われていたのが残念。


 西側には日本海が見える。左の尾根が西尾根コースの下部である。

 15分ほど休んで下山開始。急斜面の下りは速い。4つのピークを越えて、林道終点に到着。あとは登り返しの少ない林道歩きである。途中で雨が降ったり止んだりを繰り返していたが、道々607号へ出たら、30分ほど本格的な降りが続いた。ウィンドブレーカーもびしょ濡れになった。雨の上がった道々の後半は、朝の新雪が解け舗装路面の歩きとなった。


 往復で10時間は覚悟していたが、8時間40分でゴール。この時間は、1月中旬に海岸から西尾根を往復した函館山の会のメンバーのタイムより速い。思い切って、この時期に再挑戦して本当に良かった。

 これで、道南219座の今冬のピークハントは終わりである。あとは夏に奥尻の神威山と勝澗山、来冬に持ち越しとなった上ノ国町の丸山~撫付山、滝澗山、せたな町の天狗岳(太田)、丸山(鵜泊)、丸山(北桧山)は来年の1~2月に挑戦予定である。

GPSを修理していただく

2019年03月24日 | 日常生活・つぶやき

修理前の壊れた電源スイッチ

 6年使用のGPS、GARMIN eTrec30だが、ゴムカバーの上から押しても電源スイッチが入らなくなり、車のキーやボールペンで押して使っていた。そのうちにそれもできなくなり、破れて来たゴムカバーを剥がして中を見ても良く分からない。要するに電源スイッチの押される部分も壊れてしまったようだ。

 今では、スマホでもいろいろなGPS機能を持った無料アプリのヤマップ、ヤマレコ、山旅ロガーなどが使えるようになっていて、それを利用している人が多い。今やGARMINの専用機は空前の灯と言った感じである。しかし、このまま捨ててしまうのはもったいない。

 安く修理はできないかと、いろいろネット検索をしていたら、下記のサイトが見つかった。

 まったく同じ機種で、自分と同じように電源スイッチやほかのスイッチが故障して、メーカーに修理を依頼すると27,000円も取られるので、自分で修理したという。
 その詳しいようすが画像入りでアップされていたが、細かな代替部品まで自分で作製している。メカ音痴の自分からすると、まさに神業にしか見えない。

 「凄い人もいるもんだ」と感心して読んでいったら、最後の方に「このレベルで良いという方であれば、修理の依頼を受け付けるので、メール戴きたい。」とのこと。 

 そこで、早速メールを差し上げてみた。現在東京在住だが、北見出身の方とのことで親近感も湧いた。画像添付などしてメールのやり取りの結果、1万円程度で修理できるらしい。それならと、現物を送って見積りをお願いした。

 結果、電源スイッチの基板上のスイッチがバラバラに破損しているので作り直しが必要。BACKスイッチのゴム内側が減っており、内側にめり込んで脱落寸前になっているし、ほかのスイッチも順次同じように切れて陥没するので、その予防措置が必要とのこと。防水のためのシリコンボンドの注入や修理ボタンの防水の薄いゴムシートを貼るなども含めて、9,500円との見積もりだったので依頼することにした。


送られてきた、いろいろなスイッチの修理中の画像


 
現物を送って12目目の本日、修理されて戻って来た。


修理されて送られていたGPS。下の小さな部品は交換した電源スイッチの部品?

 外観の違いしか分からないが、電源スイッチの破れたゴムカバーに防水のゴムシートが張られている。この電源スイッチのクリック感の調整に手間取ったようだ。これだけ見ても丁寧な仕事ぶりである。早速スイッチを入れて使ってみた。
 スイッチのクリック感覚も変わっていないし、あとは以前同様順調に使用できるようになっていた。

 スマホのヤマップも少し使いこなせるようになってはいるが、やはり長年使いなれたこちらの方が使いやすい。何より、PC上でカシミール3Dと連動して使えるのが良い。次に壊れるまで使い続けようと思っている。


 こんな凄い人ってどんな方なのだろうと、珍しい姓なので、興味本位で氏名を検索してみた。
 すると、いろいろなソフトウエアやゲームの開発をされている方だった。
 また、GPSを駆使して作製した『巨大山城八王子城精密ルートマップ (戦国浪漫)』という詳細地図も発刊されている。

 昨年、逆走した台風から逃れるために登ることができなかった高尾山を訪れるときには、この八王子城址をぜひ訪れてみたいものだ。

古民家カフェ「甘味茶房 花かんろ」

2019年03月23日 | レトロ建築・古民家カフェ



八幡坂と旧函館区公会堂のほぼ中間にある「甘味茶房 花かんろ」

 1921(大正10)年に建てられ、昭和の始めごろから駄菓子屋を営んでいた実家の商店兼住宅を、1995(平成7)年に一部改装(2階部分はその時の増築)して始められた店である。
 函館市の伝統的建造物指定を受けた、和洋折衷の粋な外観は当時の姿そのままの外風情のある外観が魅力である。竣工時の平屋の部分と増築の2階部分は何の違和感もなく見事に融合している
 今でも実家時代から続けて、たばこや切手・はがきなどの販売もしている。

 一昨日の旧函館公会堂保存修理工事現場見学会の受付後、見学までの時間つぶしに入店してみた。


窓側のテーブル席


突き当たりの小部屋


カウンター席


窓際の置物


手作りのみたらし串団子(1本108円)


一番人気のメニュー「白玉クリームあんみつ(税込648円)」。
これを頼むのは勇気を要したが、ほかに客がいないのか幸いだった。


日和坂に面した両開きの縦長で洋風のデザインの窓


 囲炉裏のある和室もあるようだ。(他サイトから借用)
 それらしいところちらっと覗いたが、居住スペースと思って、じっくり見なかった。

旧函館区公会堂保存修理工事・現場見学会

2019年03月22日 | イベント鑑賞・参加

 昨日、重要文化財旧函館区公会堂の保存修理工事を一般公開する現場見学会が開かれた。
 この公会堂は、1910年(明治43年)建築の木造2階建てだが、昨年10月から21年春まで老朽化対策と耐震化工事を行っている。


 参加した約60名は、20名ずつ3回に分けて案内された。明治時代の洋風建築技法について、学芸員の説明を聞きながら、普段は目にできない床下の基礎や壁、天井などを見ることができた。
 写真撮影もSNS掲載も個人利用ならOKとのことである。


 床下の基礎はレンガが利用されていることにも驚いた。


 現場では暗くて分からなかったが、フラッシュを焚いて撮影した画像には、床下に屋根瓦が積まれているように見える。屋根に使った余りを保存したのか・・・・?


 板を剥がした漆喰壁の裏側・・・木材の隙間を漆喰で埋める工法


      漆喰を剥がした天井


      2階の床下と1階の天井裏


      2階の大広間の入口と漆喰を剥がした壁


 2階大広間入口上の意匠・・・洋風建築ではあるが、このように和風を採り入れたところもある。漆喰を剥がした壁に紐状のものが下がっているが、これは漆喰を固定する働きがあるそうだ。


       2階の大広間で説明を聞く。

  普段は目に触れることのできない部分を興味深く目にすることができた。建築から110年を経過しているが、それを感じさせない状態ににも感心した。市教委は、今後も同様の見学会を開催するという。

雪不足で中止~「第49回指導員スキー・ボード大会」

2019年03月21日 | スキー・クロカン

いつも競技大会バーンとなる斜面。ほとんど雪がなくポールをセットすることができない。

 例年春分の日に開催される「49回函館スキー指導員会スキー・スノーボード大会」は雪不足で中止となった。会場となる七飯スノーパークはまだ営業しているが、大会で使用する下の方の競技専用バーンの雪が少なくてポールを立てることができないという。

 中止の連絡がなかったのは、参加賞や賞品に賞味期限のあるものが多いので、参加申し込み者に、抽選会をして全員に配布しようという考えからだった。そうでない賞品は納会・祝賀会での抽選会で配るという。

 開会式のあと、予め受付時に引いて置いたあみだくじの抽選発表があった。上位11人には各部門ごとの優勝か準優勝の賞品、それが当たらなかった人には参加賞という計らいだった。


 なんと、1番くじを引いたのは自分だった。1番先に呼ばれ、テーブルの上の袋から好きなものを選ぶというスタイルなので、たまたまカメムシが這っていた袋を選んだ。


 帰宅後に開けてみたら、五島軒の「四季のメルヘン」という焼き菓子の詰め合わせだった。


 最後に、恒例のシーハイルで締めくくり。来る4月6日(土)の納会・祝賀会で今年度の事業は終わりとなる。


 今月末まではゴンドラは運行するようだ。少ないが滑っている人はいた。結局、スキーは滑らないで。そのまま帰宅した。自分の今シーズンのゲレンデスキーの滑り納めは、1/29のライフスポーツの第5回講習会だった。こんなに早いゲレンデスキーの滑り納めは初めてだろう。
 あとのスキーは、できればニセコ辺りで、自分の足で登って滑る春山スキーを楽しみたいと思っているが、果たして・・・?
 

すべてが昭和遺産「甘太郎食堂」(長万部)

2019年03月20日 | 食べ物

 昨年の新聞にも取り上げられ、ネット上でも話題になっているJR長万部駅から北側に徒歩3分ほどのところにある「甘太郎食堂」。
 いつかは訪れてみたいとは思っていたが、なかなかチャンスがなかった。しかし、昨日黒松内の山からの帰りにたまたま昼どきに通ったので、寄ってみた。

 何が評判かと言えば、レトロというよりもザ・昭和。そこだけ、時が止まったかのような大衆食堂らしい。潮風にはためくのれん、年季の入った看板。見た目からしてノスタルジックだが、店内も期待を裏切らない。何十年と客を迎えてきたのであろう空間に、簡素なパイプテーブルとパイプイスが並ぶ。壁には、ラーメンやそば、うどんなど、大衆食堂らしい “何でもアリ” なメニューがズラリ・・・・とのこと。


 簡素なパイプテーブルとパイプイスが並ぶレトロな店内の様子。長い煙突の石油ストーブ。国鉄時代に栄えた長万部時代のままなのであろう。


 リーズナブルなメニューがずらり。一番高いのが天ぷら定食の950円。カツラーメンや味噌カツラーメンなどという珍しいメニューもある。


 厨房の中をチラッと・・・老夫婦ともう一人年配の女性と3人でやりくりしているらしい。調理は老夫婦が担当しているようだ。

 この店の人気メニューはチャーハンと味噌ラーメンらしい。先客の全員がそのどちらかを食べていた。そこで、自分も半チャーハン(350円)と味噌ラーメン(550円)を注文。


 出された半チャーハンを見て、ビックリ!普通の店の1人前はたっぷりある。味噌ラーメンのボリュームも半端ではない。果たして完食できるか心配になるくらいである。


 まずは、ラーメンの中の麺と具を掻きあげてみる。たっぷりの玉ねぎともやし、キャベツに細切れの豚肉。チャーシューはなし。
 スープを飲んでみる。なんか非常に懐かしい味。札幌ラーメンの味噌が出回るよりずっと以前の味噌ラーメンのスープという感じ。まさに昔にタイムスリップするような味である。

 次にチャーハンに匙を付ける。オイスターソースを絡めた茶色のチャーハンにネギとチャーシュー、かまぼこ、卵、紅ショウガなどが入っており、さらに紅ショウガがトッピングされている。この見た目だけでもなぜか懐かしい。
 特別個性的な珍しさや奇抜さはないが、やはり懐かしい安定感のあるおいしさである。昔、我が家で母が作ってくれたチャーハンを思い出した。


 なんとか完食して腹一杯になり、味も店内の様子も何もかも、すべて昭和遺産とでもいうようなタイムスリップ感に浸って、会計をと思ったら、目の前にど~んと懐かしいレジスター・・・。まだ使えるらしいがこの存在に違和感がないのもすごい。

 これだけの満腹感と満足感をいただいて、わずか900円というのが、これまたうれしい。
 妻に話して写真を見せたら「自分も行きたかった~。一人だけでずるい!」と言われた。


 外に出てみたら、昔の駅前商店街なのに、ほとんどの建物のシャッターが下りている。国鉄で栄えた時代のこの通りを知っているだけに、非常にさびしい思いに駆られた。この通り自体が昭和遺産なのかもしれない。

 
昨日の「みなみ風」掲載された拙筆による「どうなん・とうほく山楽紀行」
57回目「乳頭山」は、下記でどうぞ!

http://sakag.web.fc2.com/57-dnyuutou.htm

午前中の2山「天狗岳(368m)〈島牧〉&丸山(218m)〈黒松内〉」

2019年03月19日 | 登山・旅行
天狗岳(368m)<島牧村豊浜>



狩場山塊と日本海をバックの天狗岳山頂

 島牧村には狩場山塊にも天狗岳がある。そちらは「狩場天狗」と呼ばれ、狩場山塊からは離れた西側の海岸近くに位置するこちらは「島牧天狗」と呼ばれている。
 島牧の道の駅で夜を明かす。豊浜地区まで走り、法善寺横から林道へ入る。


 林道を上がって行くと墓地があり、そこから目指す天狗岳(右奥)が見える。林道から左のピークの北尾根を登って、右に続く尾根から登頂するつもりだった。


 ヤマップのトラックログ。当初は231ピークへ登って頂上へ続く尾根を辿るつもりだった。しかし、その取り付き地点から、右の川沿いに古い林道が続いていたので、それを辿ったら、最短距離で上の尾根に出た。

6:15スタート~6:35古い林道へ~7:05上の尾根へ~7:35山頂7:45~8:25ゴール
登り1時間20分、山頂10分、下り40分<所要時間2時間10分>


 スノーシューで、墓地の先の除雪終点から林道を進む


231ピークへの尾根に取り付く地点から、谷間いに古い林道が続いていたので、どれを辿って見ることにした。


 そのまま登って行ったら、源頭部を巻いて上の尾根に出た。


 尾根から山頂部を望む。頂上は陰で見えない。


 東側からの尾根を回り込むように登って行くと、木の生えていない山頂に到着。木の生えていないせいか360度の展望が広がる山だった。
 天狗岳という山には、ほとんど岩場があるが、この山には見当たらなかった。



 南側に大平山を望む。


 東側に島牧村と寿都町との境界となる月越山脈と中央の母衣月山の連なりを望む。


膨らむネコヤナギ


丸山(218m)<黒松内町>


黒松内市街地の北側の電波塔の立つ丸山

 電波塔の管理道路があるので、この時期に登る必要はなかったが、短時間で登れそうなので、スノーシューで登ることにした。


 ヤマップのトラックログ。登りは管理道路を、下りは最短尾根の予定でスタートした。しかし、下りの尾根にNHKの「電送線埋設経路」と表示された開けた直線コースがあったの、そこを下り、その終点からトラバースして登りの管理道路へ出た。

 9:15スタート~10:05山頂10:15~10:40ゴール。
 登り50分、山頂10分、下り25分<所要時間1時間25分>


 管理道路の入口は南麓の最終人家の横から続いていた。


 徐々に急になって行く


 直進するこの先は林道となっているが、管理道路は右へ続く。


 手前の電波塔はNHKのものだった。


 三角点のある山頂はその奥の電波塔の地点だった。どこの施設か見るのを忘れた。周りが林で、展望は全くなし。


 尾根を下ろうと思ったら、NHKの「電送線埋設経路」の表示板があり、その下に開けたコースが続いている。自分が下ろうと思っていた尾根はもっと右だが、途中でトラバースしても良いと思って、そこを下ってみることにした。


 下って行くと、開けたコースは途中で終わり、そこにパラポラアンテナのようなものが立っていた。右の開けたところは下って来たコース。夏は管理道があるのかもしれない。
 そこから登って来た管理道の下へ合流するためには、右へトラバースしなくてはならない。
 人工林を抜け、国有林境界の開けた尾根も横切って右の斜面をトラバースして下って行く。


 突然、幼木が繁茂した斜面の上に出る。初めて展望が開けて畑地が見えた。トラバース気味に下って行くと、登りの管理道路のカーブ地点に出た。

 下山しても、まだ11時だった。とりあえず黒松内温泉へ。長万部で昼食を食べて、15時前には無事帰宅した。

真冬並みのラッセルと最後の急登が辛かった「丸山(672m)(左股)」

2019年03月18日 | 登山・旅行

3時間も歩いてようやく対面した急斜面を巡らす丸山

 この山は、遊楽部山塊の西側に位置するせたな町北檜山区左股の奥深いピークである。スタート地点は国道229号の桧山トンネルの北側入口の駐車場。2月の峠丸山もここからスタートしている。
 ここ数日の新雪が深いので、スノーシューでスタート。旧国道に上がったら、真冬並みの20~25㎝の深雪ラッセルに驚く。


 ヤマップのログを基にしたコース図
 
 旧国道の太櫓越峠から東に続く長い林道を歩き、500m地点から丸山に続く尾根を辿った。深雪ラッセルに辟易しながら登った。
 最後の急登は、ストックを2本横にして四つん這いになって登った。スノーシューを蹴り込みながらもずり落ちたりして、ひたすら忍耐の一歩の悪戦苦闘の登りだった。

 5:45スタート~8:30尾根取り付き~10:15山頂10:30~11:30尾根取り付き地点~13:15ゴール。〈登り4時間30分、山頂15分、下り2時間45分。所要時間7時間30分〉


スタート地点から桧山トンネル入口へ向かう。トンネルの左側から旧国道へ登る。


 旧国道の太櫓越峠から林道へ


 林道は徐々に高度を上げて行くが、ずっと灌木などは生えておらず、今でも車が走っているような道で、両側に人工林が広がるところも多い。


 4kmほどの林道なのに、真冬並みの深雪ラッセルで2時間45分も要して、尾根に取りつく。


 608ピークへ続く尾根を眺める。


 608ピークから山頂斜面を眺める。果して登れるのだろうかと心配になるほどの急斜面。


 山頂写真。遊楽部山塊をバックに撮ったが、雲で覆われていて、バックは真っ白。


 山頂部を雲で覆われた遊楽部山塊。晴れていれば、ドーンと見えるはずだが、残念。


 黒い雲の下に、せたな町から今金町の平地が見える。これも晴れていれば、その上に狩場山塊が見えるはず。


 山頂から、越えてきた608ピークの左の尾根を眺める。山頂からの下りは、スノーシューなら滑落しそうなので、つぼ足で下りた。608ピークへの登り返しが辛かった。


 ゴール近くになって青空が広がり、正面に2月にスキーで登り下りした峠丸山が見える。


 旧国道の太櫓越峠に残る距離案内板。

 下山後、とりあえず北檜山温泉へ。ここでブログを打ち、夕方まで過ごし、夕食を食べてから島牧の道の駅まで走る予定。


島牧への移動中、兜岩トンネル手前で捉えた夕陽