癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

ガス中の下見登山・小鉾岳

2008年08月31日 | 登山・旅行
                (今日の山で目にした気の早い紅葉のモミジ)

 昨日まで10日ほども続いた悪天候・・・さらに明日からもまたしばらく続きそうなので、その合間を縫って、10月上旬に案内することになっている登山会の下見で、3回目になる八雲の小鉾岳に登ってきた。

 北アルプスから戻って以来、半月ぶりの山・・・期待を持たせた天気予報に反して、麓からスッポリ濃いガスに覆われた急な登山道をただ辿ってきただけの登山だった。しかし、登山道は、刈り払い作業が昨日か一昨日に行われたばかりで、快適な歩きだった。

 展望はなかったが、すでに、気の早い紅葉や赤い実を付けた木々に初秋の気配を感じた記録は下記からどうぞ!
http://sakag.web.infoseek.co.jp/koboko08.htm

北海道新聞夕刊「まど」に掲載

2008年08月30日 | 大腸癌日記
 本日の北海道新聞の夕刊の8面の「まど」に、この癌春日記のことが掲載された。

 取材を受けたのが、ひと月半も前の7/15だったのと、それ以来連絡もなかったので、もうボツになったと思っていた。たまたま、さきほど、偶然にその「まど」の欄を見たら、どこかで見覚えのある題名が・・・。

 それにしても、上手にまとめるものだ・・・さすがにプロ!

              

術後6ヶ月経過~定期検診

2008年08月29日 | 大腸癌日記
(ツガザクラ~北海道ではあまり目にしない。北海道で多く目にするのは、エゾノツガザクラとアオノツガザクラ。 名前の由来は、葉がツガ(栂)に花(色)が桜に似ているとのことから)~ 8/12、北アルプス奧大日岳で撮影

 2/27の大腸癌(上行結腸)摘出手術から、早いもので6ヶ月が経過した。ひと月半後から登山を開始したが、体力の衰えや体の不調を感ずることもなく、実に快調な癌春生活の日々を送っている。

 一番の変化は、体重と便通である。そのどちらもプラスに機能しているのがうれしい。術前は63~64kgだった体重は、60~61kgで推移し、登山やジョギング向きのアスリート仕様になったような気がして、すこぶる調子が良い。さらに、便通は、昔からずっと軟便体質で、しょっちゅう下痢をしたりで、便通も不規則だったのが、今では、不思議なくらい、それまではほとんどなかった固形のバナナウンコが、毎日規則正しく、タップリ出るようになった。下痢も全くといってもいいほどしなくなった。

 さて、そんな中、今日はひと月ぶりの血液検査を受けてきた。結果は、総ビリルビン以外は、一つもHが付かなかった。先月はHが付いたγ~GTPも、北アルプスから帰ってきてからは禁酒に努めたせいか、正常値内に収まった。また、滅多にない空腹時血糖値まで正常値内に収まっていた。総ビリルビンは、高校時代に急性肝炎(黄疸)を患ったことが原因なのか、40代になって、血液検査をするようになってからずっとHが付いたままである。担当医に言わせると、「この数値であれば、特に心配はないです。多分体質的なものでしょう。」とのこと。術前よりは高止まりになったが、それは、抗ガン剤服用の副作用が原因なのかもしれない。

 今後は、11月に術後の経過を調べるきめ細かな検査をするらしい。「10月下旬にその日程を組むので、10/24に来て欲しい」とのことであった。

 
 1週間ほど続いた寒い夏は、昨日からようやく最高気温20℃を越え、久しぶりに半袖、素足で過ごした。しかし、天候はずっとぐずついたままである。山も半月ほど遠ざかり、体も鈍りそうなので、5kmではあるが昨日まで3日連続のジョギングをした。2ヶ月ぶり以上のジョギングではあったが、快調に走れて、ちょっと気分的に充実感を味わっている。今夕も久しぶりのビールを楽しみに走ろうと思う。 

チングルマ七変化

2008年08月26日 | 花・紅葉だより
 今日も今にも雨の降り出しそうな空模様の寒い日だ。外に出る気もしない。これで、最高気温が20℃を越えない日が6日連続になった。明後日辺りから少し暖かくなるらしいが、この寒さで大雪山の上の方ではウラシマツツジやタカネナナカマドが色づき始めたらしい。

 紅葉といえば、草紅葉の代表がチングルマだ・・・国内の中部以北の高山ではどこでも目にするチングルマ・・・大雪山の数百メートルも続く絨毯のような大群落は見事だが、今回の北アルプスでも一番よく目にした花だった。

 和名のチングルマは、花後、伸びて放射状に広がる花柱の形が子供の風車(かざぐるま)に見えたことから、稚児車(ちごくるま)から転じて付けられたらしい。

 夏は白い可憐な花を付け、結実して放射状に綿毛を広げ、やがて、草紅葉となって山肌を彩る・・・そんな変化を画像でまとめみた。(上の4枚は今回の北アルプスで、下の3枚は過去の大雪山で撮った写真)

           
           
                      
           
           
           
           

道南の仙境・銀婚湯

2008年08月25日 | 登山・旅行
           

 8月だというのに、連日寒い日が続いている・・・ふと、温泉にでものんびり入って、美味しい料理でも食べたくなる。幸い『山渓』の原稿料も入ったことだし、6月以降パートに出て、こちらの山旅にも付き合えなくなった妻を誘って、昨夕、八雲町の銀婚湯へ泊まりに出掛けた。

 日帰り入浴は何度かあり、好きな温泉の一つでもある。しかし、泊まったことはまだなかった。温泉はもちろん、料理ももてなしも評判の「日本の秘湯を守る会」の温泉旅館である。とくに、数年前に新館がオープンし、益々人気が上がって、いつも混んでいるらしい。
公式サイトは、右記をどうぞ! http://www.ginkonyu.com/

 この温泉の魅力の一つに、5000坪を越す広大な敷地の中に整備されている庭園や遊歩道や野趣溢れる露天風呂などがある。

           
           落部川の吊り橋を渡って、遊歩道や露天風呂へ        

           
           朝食会場の目の前に広がる庭園

                
             玄関前の庭の正面にド~ンと生える樹齢1300年のイチイ 

                     
           
          吊り橋を渡り、川縁にある野趣溢れる露天風呂
          ~あとこのような雰囲気の露天風呂が林の中に3ヶ所点在

              細やかな心配りが随所に見られる快適な宿の中・・・・
     
 
          
           浴室手前の吹き抜けの広々とした待合い・休み処
                     

                
          廊下の角のあちこちに置かれている野の花を使った生け花

           
          客室前の廊下

                     そして、楽しみな食事!
                地元の食材ばかりを使った美味しい料理が・・・・。
                上が、夕食。下が、朝食。どちらにも献立が・・・  

                     
            

           
                品数もたっぷりの夕食~満腹・満足



           
           
                朝から贅沢な朝食・・・・ 
   

 肝心のゆっくりいつまでも入っていたくなる源泉100%掛け流しの広々とした温泉(野天風呂付き)は、公式サイト参照のこと。これで、13,800円は安いと思う。おまけに宿泊補助券2.200円も使えたので、更に安くなった・・・「紅葉のころにでも、また泊まりに来た~い!」とは妻の弁・・・まったく同感!

北アルプス紀行・アップ完了

2008年08月22日 | 登山・旅行

 北アルプスから帰って6日目で、(昨日は会議で札幌往復したので、正味は5日間)このたびの山旅の記録のHPへのアップ作業を完了することができた。山の数も写真も多かったので、結構大変な作業ではあったが、写真を見たり、ガイドブックと照合したりと、いろいろ思い出しながらそれなりに楽しい作業でもあった。

 それにしても、天候に恵まれたことが一番だが、体調も崩すことなく、よくもこんなに精力的に歩けたものだと我ながら改めて感心してしまった。癌春人生の新たな目標として、北海道ではまだ誰もいないはずの?「日本三百名山完登」を意識するようになった。まだ、129座/300と先は遠いが・・・。

 今回の山旅でも、それを目標としている人との出会いもあり、大いに刺激を受けた。まずは、少しでも体力のあるうちにとテント担ぎの必要な北アルプスを踏破できたことは大きい。来夏は、やはりテントを背負っての南アルプスを考えている。

 このあとも、まとめて2週間以上の日程が取れる場合は、積極的に本州の山へと足を運ぶつもりだ。とりあえず、秋には、福島県南部・栃木県、群馬県辺りの山を狙っているが・・・・?

 帰ってきたときは体重も60kgを切り、体脂肪は10%まで落ちていた。今でも体重は戻らないが、体脂肪は15%まで戻ってきた。癌の手術をする前は63~64kgあった体重が、術後は61kg以上増えることはない。その分、山を歩いていても、体が軽くなったような気がして調子がよい。また、下痢をしやすい体質だったのが、術後それも改善されて、山では実に好都合になった。

 さて、気持ちを切り換えて道内の山でもと思うのだが、天気予報を見ると、明日からしばらく雨絡みの予報が続いている。それにしても、まだ8月だというのに、昨日と今日は寒い。函館も2日続けて最高気温が20℃を越えなかった。新聞を見たら、今朝は稚内で1.5℃と、8月の北海道の最低記録を115年ぶりに更新したとか・・・。 

寒い一日

2008年08月21日 | 日常生活・つぶやき
(画像は、内容と関係ないはずの北アルプスの標高2500m付近のクロユリ・・・これが礼文島では海岸に咲く・・・やはり北海道は寒い!)

 今日、スキー関係の会議が札幌であったので、車で日帰り往復した。5:30に出て、会議が4時間、帰宅したのが21:00、往復500km。これは自分にとっては珍しいことではないのだが、珍しいのは今日の寒さだった。

 出るときは13℃、札幌へ着いたときも18℃。帰りも15℃前後。つい一週間前の本州では、車の中はクーラーで25℃でも、外に出ると34℃とかでビックリ・・・。今日は同じく車を25℃に保つとなると、ヒーター状態。車から降りるとブルッとするほど寒い!

 昨日までは、半袖、短パン、素足だったのに、帰宅後は、しっかりジャージーの上下を着込んで、靴下を履いて、オリンピックの女子のソフトボールの決勝戦を見た・・・見事金メダルに輝いた試合に、すっかり寒さを忘れてしまったが、明日も寒いらしい。 

帰路へ

2008年08月15日 | 登山・旅行
昨日は、朝から強烈な雷雨。一昨日の毛勝山の判断に胸を撫で下ろす。

雨の中、あちこち車で見て歩くのも面倒なので、9時から富山市内定期観光バスに乗る。その頃から雨も上がる。コースは、富山駅前~梅かまU-mei館~富山名産ますのすし工場~八尾曳山展示館~日本の道百選諏訪町通り~池田安兵衛商店(富山の薬)~富山駅前。八尾の「おわら風の盆」は、実際に見たいものだ。それにしても、連日標高2500~3000mや早朝登山の涼しい気温に慣れた体には、下界の暑さは堪える。

その後、新潟を目指す。ねぐらの道の駅新潟ふるさと村に着いたのは、21:00を過ぎていた。気温も26℃まで下がったので熟睡できた。

今朝は、早目にフェリーターミナルに行き、乗船手続きを済ませる。お盆前後は27,500円と高くなっていた。さすがに車も乗客も混んでいた。有り余る時間でコメントのレスを入れたり、テレビのオリンピックや高校野球中継を見て過ごした。

それにしても、北アルプス三昧の生活をしているうちに、内閣は改造されるし、オリンピックは始まるし、高校野球は進んでいるし・・・自分にとっては、あっという間の20日間だったのだが・・・。

北アルプス山巡り最後の静かな毛勝岳

2008年08月13日 | 登山・旅行
画像は、2023ポコから対面する毛勝岳山頂

今日は休養を兼ねて富山市内観光に予定を変更したばかりだったが、天気予報が「明日の夜から明後日も雨」。疲れたなんて言ってられない。またまた予定変更。道の駅は外気温29℃。暑くて寝られたものじゃない。山中の登山口の方が涼しいだろうと、60kmほど走って片貝第5発電所の先の橋を渡ったところの登山口手前着21:00。案の定23℃と涼しくて爆睡。しかし、運転し始めたのが、ビールを飲んでから1時間しか経っていなかったことに気付いたのはその後。

この山、数年前までは夏道がなく、残雪期に頂上直下まで突き上げる沢を埋める雪渓登りしか方法がなかった。ところが、4年ほど前に北西尾根に夏道ができたらしい。しかし、道標類や登山口の表示も一切ないとのこと。呆れた二百名山だ。橋から300mほど進むと先行者の2台の車があり、登山口を示すテープがぶら下がっていた。
このコースの核心部は登山口から北西尾根へ合流するまでの急登だ。登りも下りもたっぷり汗を掻かされた。尾根に乗ると、立山スギの巨木が目に付く、それほどの急登もない。2000mを越えた辺りから頂上までは雪田跡の快適な花畑の歩きとなる。

頂上が近くなると、朝日~雪倉~白馬~唐松など、今回の前半に登った山々が見える。頂上に近付くに連れてガスが立ち上り、上空は晴れているのに、雲間に見えるのは、鹿島槍と劔岳だけである。やがて、それも見えなくなり下山開始。

登り4時間半。下り3時間半。出会った人は4人だけ、これまでの北アルプスの最少記録。確かに疲れてはいたが、これで、今回の21山を加えて、一昨年から延べ4回で北アルプスにある日本三百名山33山を完登したことになる。これで、しはらくは北アルプスにくることもないだろう。

温泉に入って、今ブログを打っていたら、予報通り雷がなって本格的な雨になった。明日はのんびり富山市市内観光でもして、新潟へ向かう予定。

静かな奥大日岳とごった返しの雄山

2008年08月12日 | 登山・旅行
画像は、みくりが池に映った雄山

今日も快晴の朝。テントの中のものを整理し、4:30にまず奥大日岳を目指す。昨日の劔岳のコースの別山尾根がはっきりみえるし、この角度からの方が迫力があるような気がする。薬師岳も鍬崎山も、明日登る予定の毛勝山も朝日に輝いている。早朝にもかかわらず次々と登ってくる。みんな快晴は朝しか持たないと知っているかららしい。往復約3時間半。

キャンプ場へ戻って、テントを解体。次の雄山は室堂からピストンするので、重いリュックを担いで室堂ターミナルまで登り返す。ベンチの上に2つのリュックを置いてスポドリのペットボトルだけ持ってん雄山へ向かう。
お盆休みでもあり、こちらは観光客や家族連れでごった返している。足場が非常にわるいのに、子供もたくさん登っている。頂上の雄山神社では500円でお祓いをしているが、それはパス。室堂ターミナルから往復約3時間。

バスとケーブルを繋いで13:00過ぎに立山駅まで戻り、一昨日と同じ温泉へ。その後、立山博物館で、立山信仰の歴史と大正時代の立山登山の歴史のお勉強。

さて、明日は毛勝山の予定だが、4日の雨での停滞以来、8日連続の山でかなり疲れている。今日の簡単な2山でも登りが辛い。そこで、明後日の予備日を前倒しして、明日は休養を兼ねて富山市内観光に切り替える。毛勝山は、明後日、満を持して!それにしても下界は暑い。先ほどまで34℃。今晩眠れるだろうか?今夜のねぐらは富山市郊外の道の駅カモンパーク新湊。レストランで富山名物白エビ料理で乾杯。

劔岳詳報

2008年08月11日 | 登山・旅行
前日の内に立山黒部アルペンルートのケーブルカーとバスを繋いで室堂ターミナルへ。その後、30分ほど歩いて雷鳥沢キャンプ場へ。すぐ側にヒュッテやロッジの温泉まである快適なキャンプ場だ。

満天の星空のまま快晴の朝を迎える。まだ暗い4:15にヘッドランプを点けて劔岳を目指す。これまでの経験から、快晴もせいぜい9:00ごろまでのことが多いからだ。劔岳は、若いころ新田次郎の「劔岳・点の記」を読んで以来の憧れの山だった。

剣御前まで1時間登り、剣山荘まで1時間下って、いよいよ剣への登り。前剣から近くの山荘やキャンプ場からスタートした人たちに追い付き、渋滞に。それでも、さらに2時間で超満員の頂上到着。8:15だった。

北アルプス360度の大展望。これまで登ったピークがすべて見えている。十分堪能し、登りとほぼ同じペースで下山。心配していた「カニのたてばい・よこばい」は大したことはなかった。

剣御前でたっぷり休んで、13:00キャンプ場へ。雷鳥沢ヒュッテの温泉にのんびり浸かり、ビールに酔う。最高に幸せ!

北アルプスでは異質な鍬崎山

2008年08月10日 | 登山・旅行
画像は、鍬崎山頂上。バックは薬師岳頂上。

昨日の薬師岳からピラミダルなピークを見せていたこの山は、稜線で繋がっている北アルプスの山から外れた2000mをわずかに越えた独立峰的な山である。日本三百名山の山で、頂上まで森林に覆われた北アルプスのイメージからすると異質な山である。

立山のらいちょうバレースキー場のゴンドラの山頂駅が登山口。6:00始発に乗ったのは、山形から来たという三百名山狙いの青年と二人だけ。聞くと息子と同じ年齢で、すでに200山ほど登っているとか。非常に落ち着いた感じの物静かな好青年だ。北海道の山は未踏だとか。

スタイルからして走って登りそうな雰囲気なので、先を歩いてもらう。引っ張られる形で、汗だくになりながらなんとか付いていく。3時間で頂上着。自分一人ならあと30分は余計にかかったであろう。

立山連峰や薬師岳の展望が魅力なのだろうが、昨日までのようなスカッ晴れではなく、それらは、立ち上る雲間にかろうじて部分的に姿を見せるだけであった。下りは、2時間10分。ゴンドラの下に着いてちょうど正午。受付の女性に、「もう下りてきたんですか?」とびっくりされる。その後、温泉とコインランドリーまで一緒して別れる。

明日と明後日は立山連峰の3山の予定。ここは、立山黒部アルペンルートの交通機関を利用しなくてはならない。立山駅から室堂ターミナルまで往復4100円ほど。明日の一番のケーブルに乗るつもりだったが、早朝の方が天候がいいのと、テン場までの距離が短いので、これから準備して、今日の夕方までに入る予定。

今日も快晴~丸見えの薬師岳

2008年08月09日 | 登山・旅行
今日は、赤牛岳や水晶岳の向かい側に見えていた国指定特別記念物になっている4つのカール群を擁している薬師岳の日帰り。

折立の登山口へは、有料(入るときだけ1800円)の有峰林道を利用しなくてはならない。ところが開門時間が6:00~20:00なので、早目発ちに備えて前夜の内に登山口へ入る。

快晴の朝、4:40スタート。 北アルプスの入門の山といわれていることもあり、極端な急登や岩場もなく、整備された道を淡々と歩ける。特に急いだわけではないが、ちょうど5時間の9:40頂上着。雲で隠れているピークはひとつもなく、今回の山行で踏破した山々がすべて見えている。これまでと別角度から眺めるのもいいものだ。遠く白山まで見える。

ところが、頂上はごった返していて(画像)、とても落ち着かない。10:00に下山開始。徐々に上空に雲が広がり始め、2時間もすると、雷が鳴り出し、雨まで落ちてくる。カッパを着るほどではなかったが、北アルプスは午前勝負を再認識。それにしても、土曜日ということもあり、凄い数の登山者が切れることなく登ってくるのには驚く。13:50ゴール。トータル9時間10分。そのころには、天候も少し回復していた。

下山後、亀谷温泉の国民宿舎の温泉へ。今夜のねぐらは、明日の鍬崎山の登山口となる立山山麓家族旅行村。