癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

今年最後の「箱館ハイカラ號」

2015年10月31日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ

十字街交差点のカーブ

 この「箱館ハイカラ號」の運行期間は、4月15日~10月31日で、今日が今年最後の運行日だった。
 ふと思いついて、運行時刻を調べて、最後の運行を追いかけて、写真に収めてみた。

 この箱館ハイカラ號は、1910(明治43)年に千葉県成田市の「成宗電気軌道」という会社が購入した車両を、1918(大正7)年に「函館水電」が譲り受け、旅客車として運行。その後、1937(昭和12)年に除雪用の「ササラ電車」排2号へと改造され、半世紀にわたって活躍。1992年の函館市市制施行70周年記念事業の一環として、旅客車時代の図面を基にして現在のように復元された。

 車体は往時の木製ではなく鋼製となったが、台車はササラ電車時代から使用されているものを再使用しているほか、車体側面には不燃処理された木目の美しいナラ材が張りつけられ、内装にも木が使われるなど、オープンデッキの運転台とも相まって、明治時代の路面電車の姿が再現されている。

 他の電車とは異なり、専用のレトロ調制服を着用した運転士と車掌が乗務する「ツーマン運転」で運行されている。発車の際に「チンチン」と鐘が連打されるが、これは車掌から運転士へ「出発してOK」という合図。この音が、路面電車の通称「チンチン電車」の語源のひとつと言われている。


大手町付近


青柳町電停付近


専用のレトロ調制服を着た運転士と車掌


折り返しとなる谷地頭電停


函館駅前交差点のカーブ


谷地頭電停での一番新しい「らっくる号」との珍しいツーショット。

第92回赤光社公募美術展

2015年10月30日 | イベント鑑賞・参加

 北海道で最も古い歴史を持ち、第92回を数える「赤光社公募美術展」が、10/29~11/3、棒二森屋デパートを会場に開催されている。

 毎年、会の重鎮yamaさんから招待状をいただいて鑑賞することができている。
 今回は、一般の部36点、会員55点、会友16点の合計107点が展示されている。
 美術のことはよくわからないが、出展者に元同業者の知人が多いので、毎年どのような作品を出展しているのか楽しみで出掛けている。




毎年青を基調とした抽象画を出展しているyamaさんの「碧」


毎年楽しみしている、独特のタッチで山を描くIさんの「赤い山(昭和新山)」

山好きとしては、当然山を描いた作品に眼が向く。今年が駒ヶ岳を描いた作品が3点もあった。






 貴重な、前日の作品搬入~審査~展示の模様は、yamaさんの下記ページで見られます。
 http://blogs.yahoo.co.jp/tyouhanatori/33934352.html

グリーンリーフのワンコインランチ

2015年10月29日 | 食べ物


 今年の4月に松陰町1-32(おおわき整形外科の裏手)にオープンした「カフェ&レストラン グリーンリーフ」
 食事はすべて500円でコーヒー付きという情報を得て、早速出掛けてきた。 


 店内も非常におしゃれで、とても快適。


 なんとうれしいことに、一番高いメニューがワンコイン!


 自分の頼んだ1日15食限定の日替わり定食。手も込んでて野菜も食材も豊富。

 
本格的なコーヒーも付く   本日の日替わり定食の献立・・・野菜・肉・米などは国産というのも安心


妻の頼んだ「おむすび定食」

  
テーブルの上の花      角度を変えた店内の様子

店内にも料理にも、オーナーのセンスの良さや細やかな心遣いが溢れている。
これまで、あちこちのワンコインランチを食べてが、ここは間違いなく総合的にナンバーワンである。
近かったら、毎日でも通って、ほかのメニューも食べてみたいと思うような店だった。
12時前に行ったので、そのときは空いていたが、帰るときにはほぼ満席になっていた。

黒松内フットパス26km

2015年10月26日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

黒松内フットパスコース図(田舎おじさんのページから拝借し、印刷して持参した)

実際に歩いたGPSトラックログ


 今回の一番の目的は「歌才ブナ林」の黄葉だった。しかし、それだけでは物足りない。そこで、その遊歩道も含めた「黒松内フットパス」の4コース(合計26km)を全部踏破することにした。

 「黒松内フットパス」は、道内のフットパスの先駆け的な存在で、平成16年にチョボシナイコースを整備し、17年に西沢コース、18年に寺ノ沢川コースを整備している。それに以前からあった歌才ブナ林までの森林公園コースを加えて、全コース繋げて歩けるようになったようだ。

 4:30に家を出て、ゴール地点の「特産品手作り加工センター」にマウンテンバイクを置き、スタート地点の「道の駅くろまつない」へ向かった。

 フットパスの標識が適切に設置されていて迷うこともなく、既成の道路以外の道もとても整備が行き届いていた。歌才ブナ林の往復がもっともアップダウンが激しかった。
 西沢コースは、直線的な農道歩きがほとんどで、同じような風景が続き、変化に乏しく飽きてくる感じだ。

 今回は、まったく走ることはなく、歩きに徹した。時間は、昼食タイムを入れて、約7時間だった。帰りに黒松内温泉ぶなの森に入って帰路に就いた。


チョボシナイコース<道の駅くろまつない~町役場>(10km)
 このコースは、熱郛川沿いの道を進み、さらに林道を通り、山を越えて市街地まで下る景色の変化に富んだコースだった。


7:15、道の駅くろまつないをスタート

 
こまめにフットパスの標識が設置されている  熱郛川沿いの農道を進む

 
林道に入り、山へと登っていく   190ピークには無線中継施設


190ピークの下から黒松内市街地を見下ろす


寺ノ沢川コース<町役場~歌才自然の家>(2km)
市街地を流れる寺の沢川沿いを歩き、歌才自然の家に至るコース。


9:20、今年改築されたばかりの黒松内役場前から寺ノ沢川コースへ

 
寺ノ沢川沿いの遊歩道を進む   黒松内小学校裏の公園を通過

 
「黒松内温泉ぶなの森」の横を通過し、歌才自然の家までの遊歩道を進む


森林公園コース<歌才自然の家~歌才ブナ林終点・往復>(4km)
基本的には森林公園内の周遊コースだが、自分は歌才ブナ林終点までの往復をした。アップダウンがきつくて結構疲れた。


9:55 歌才自然の家(黒松内の自然体験の拠点となる宿泊施設)をスタート



天然記念物「歌才ブナ林」のみごとな黄葉


ブナ林終点。ここから自然の家まで戻る


森林公園の高台から自然の家(左下)と市街地を見下ろす


11:30~12:05、自然の家のレストラン樻里花で昼食タイム。イカスミラーメンサラダを食べた。


西沢コース<歌才自然の家~特産品手作り加工センター>(10km)
歌才自然の家を出発して、森林公園、ブナセンターを経由して、素朴な農村風景を楽しみながらトワ・ヴェール(特産物手づくり加工センター)に至るコース。自分的には、距離の割には変化に乏しく単調な景観で楽しくなかった。

 
12:05、歌才自然の家の前をスタート  10分ほどで歌才ブナセンターへ到着

 
のどかな牧場風景    まっすぐ続く農道    


ゴール地点の特産品手作り加工センター入口

 
14:10、ゴール地点の特産品手作り加工センター(定休日だった)   デポしておいたMTBで11.5km先の道の駅へ

 この後、黒松内温泉ぶなの森に入って帰路に就いた。

毛無山(森町濁川)&新栄館(濁川温泉)

2015年10月25日 | 登山・旅行

ブナを中心とした黄葉に彩られた尾根の刈分け道を登る

 道南だけでも毛無山は5山もある。今回の毛無山(684.3m)は、森町の濁川カルデラの南側に3つのピークを連ねて聳える山である。
 
 登山道がなかったので、07年3月に堅雪の上をつぼ足で登っている。しかし、このたび、頂上への北西直登尾根に国有林境界線の刈分け道があるという情報を得て、SHOさんと森のwajiさんと3名で訪れた。

 濁川に着いた時には雨になり、濁川ダムの上の桂川林道からの刈分け道の取り付き地点に着いた時にはみぞれに変わっていた。諦め半分であちこち林道探索をしているうちにみぞれも止み、山が姿を現したので、登ることができた。

 国有林境界の刈分け道は登山道ではないので、ものすごい急登があることは経験済みだ。しかし、このコースは地形図からも覚悟はしていたが、予想を遥かに超える急登の連続だった。登りで1時間50分要したところをわずか50分で下った。夏山で、下りが登りの半分以下というのは初体験である。

 下山後、濁川温泉の中でもっとも鄙びた温泉宿で、隠れた人気の新栄館で冷えた体を温めた。


刈分け道の入り口付近から頂上(手前左)と雪で覆われた南西峰斜面を見上げる。
手前の304ポコの左横とその上の433ポコを越えて登る。


最初は沢へ降りて沢の中を辿る。10分くらい沢の中を歩いて、左の急な尾根に取り付く。


沢からの急な尾根を四つん這い状態で登る。この後2ヶ所ほど急登があったが、ここが一番きつかった。


450付近からブナの大木と頂上尾根を見上げる


反射板が2つ設置された頂上の刈分け道で記念撮影。この先の刈分け道は反対側の南西斜面に続いていた。


頂上から樹間越しに狗神山を望む


眼下に濁川カルデラを見ながらの433ポコの下の急な下り



濁川温泉の新栄館

 濁川温泉は1807年ごろに湯治場が開かれた古い温泉である。現在は6軒の温泉旅館がある。その中でも、新栄館は1900年の開業当時からある浴室で知られている秘湯人気の鄙びた温泉である。今回は、ここが目的のひとつであった。

 正面に旧館、右に新館、左に浴舎がある。浴舎は明治の創業当時からのもので、旧館は明治時代の建物を大正時代に増築しているという。新館は1986年に建てられている。浴舎は混浴で、3つの湯船はそれぞれ湯温が違うように調整されている。新館に女性専用の浴室があるという。

 
古びた階段を下って浴室へ    脱衣所に掲げられている昭和10年の温泉分析書?  


歴史を感じる浴室。手前が中温、左奥が低温、右奥が高温


★もっと詳しい山行記録は、下記どうぞ!
http://sakag.web.fc2.com 

今後の「ほっかいどう山楽紀行」

2015年10月24日 | 登山・旅行

昨日、当別トラピスト修道院の裏で目にしたムラサキシキブの実

 2012年6月2日からスタートした拙筆による北海道新聞(札幌圏版)連載の「ほっかいどう山楽紀行」(隔週金曜日)は、早いもので、86回を数え、105山を紹介することがでた。
http://sakag.web.fc2.com/sangaku.htm

 引き受けたときから、掲載時期に合わせた旬な山の紹介ということで、そのような紀行文の提供に心がけて来た。特に、1年の半分を占める積雪期の山は、一般登山者でも、夏も登れて冬も登れる、割とメジャーな山を選んで執筆してきた。

 しかし、ここへ来て、今迎えようとする冬期間の山の手持ちがなくなってしまった。ぎりぎり、取材しながらの執筆も不可能ではないのだが、夏も冬も登れる山で、ある程度メジャーな山もほとんどなくなり、11月下旬~5月上旬の10回~11回分は無理な状況となっている。

 しかし、積雪期の山にこだわらなければ、まだ執筆したい山は、下記の通り、たくさん残っている。

 忠別岳、愛別岳、オプタテシケ山、三国山、平山、エサオマントッタベツ岳、楽古岳、イドンナップ岳、神威岳(日高)、ペケレベツ岳、知床岳、神居尻山、カルルス山~来馬岳、佐幌岳、乙部岳、武佐岳、ニトヌプリ~チセヌプリ、礼文岳、東ヌプカウシヌプリ~西ヌプカウシヌプリ、横津岳~袴腰岳などなど・・・。

 そこで、最初と現在の担当編集委員へ、「11/6の87「横山中岳」(執筆中)の後は、掲載時期と合わない無雪期中心となりますが、上記の山で引き続き執筆させていただきたいと思っております」とお願いをした。

 2人で相談し、さらにデスクに相談した結果、この後は、「雪の季節を迎えますが、まだ紹介していない無積雪期の北海道の山を紹介します」と断り書きをしてくれることになった。

 ただ、向こうからの要求として、各回の原稿に、1~2行で結構なので「冬はどうなるか」(アイゼン、ピッケル利用の厳しい登山になる、初歩的な冬山技術がないと難しい、冬に登る人はいなくなるなど) という記述を入れてほしいとのことだった。そうすることで、掲載時期に少しでもリンクさせることができること、さらには、連載を読んで、そのまま冬場も登れると思って現地に行かれてしまうことを防ぐことができるとのことだった。

 お陰で、これで、当初考えていた100回の連載は確実となった。これからも、なんとか頑張って書き続けたいと思っている。 

北斗市紅葉名所ドライブ

2015年10月23日 | 花・紅葉だより

茂辺地川上流盤の沢の紅葉

 妻の仕事が急に休みになったので、ネットでいろいろ調べて、北斗市内の紅葉名所巡りのドライブに出掛けた。

 コースは、当別トラピスト修道院~盤の沢~木もれ陽の森~上磯ダム~戸切地陣屋跡~八郎沼公園。
 このうち、「盤の沢」と「木もれ陽の森」は、初めて行く場所で、あちこち迷いながらの到着だった。

当別トラピスト修道院






盤の沢
茂辺地川上流の「茂辺地自然体験の森」の「見晴らし憩いの場」エリアにあった。
岩盤の上や掘れた岩盤の中の流れや滝など自然の美しさと豪快さを見せる場所だった。
近くにこんなところがあり、今まで知らなかったのは意外だった。






昼食に寄ったラッキーピエロ北斗飯生店
全くの偶然だが、みごとなツタの紅葉に覆われていたので、ここも紅葉名所?に加えた。



木もれ陽の森
 峩朗鉱山入口手前右に入る「峩朗支線」から上磯ダムへ抜ける道の途中にあった。
 展望台まで一周できる遊歩道があったので、そこを歩いてきた。展望台からは北斗市街地と函館山が見えた。



展望台からの眺望。四等三角点(点名・木地挽屋敷)があるはずだが見つけられなかった。




上磯ダム


戸切地陣屋跡




八郎沼公園





知内川林道の紅葉

2015年10月22日 | 花・紅葉だより

紅葉に彩られた知内川と正面に見える大千軒岳

白神岬のヒヨドリを見た後、知内川林道を大千軒岳登山口まで走って紅葉観賞をしてきた。
この林道を走るのは、初夏の大千軒岳登山のときだけで、紅葉の時期は初めてだったが、予想以上の美しさだった。










すっかり葉の落ちたサワグルミの木


実を付けたコマユミ


ミヤマガマズミの実

白神岬のヒヨドリ

2015年10月22日 | 道南の風物詩

 北海道の最南端に位置する白神岬。10月ともなると、越冬のため、北海道から津軽海峡を超えて本州へ向かう渡り鳥が岬にたくさん集まってくる。60種を超えると言われている。

 中でも特に目立つのは、1000羽以上の大群をつくるヒヨドリ。海上でハヤブサに襲われながらも、ヒヨドリの群れはたくましく海峡を渡っていく。

 その様子を一度目にしたいと思っていた。たまたま昨日になって、毎年出掛けている山仲間のyamaさん、山道楽さん、Kudoさん、kuboさんのグループが、今日行くことが分かったので、仲間に加えてもらった。

 鳥の写真を撮る人は、専用の大きいカメラと大きな望遠レンズを使用している。自分のミラーレスカメラの望遠でもそれなりに雰囲気が伝わる画像を撮ることができた。動画も撮るつもりだったが、すっかり忘れてしまった。













◎向かう途中、大千軒岳と七ッ岳が冠雪していた。帰りにはすっかり溶けていた。



函館ライフスポーツ登山会「仁山~きじひきパノラマ展望台」

2015年10月21日 | 登山・旅行

駒ヶ岳をバックにしたパノラマ展望台横での集合写真

 スキーを中心としたシニアスポーツクラブ「函館ライフスポーツ」の秋の登山会(参加者34名)で、「ニヤマ高原スキー場~仁山~きじひき高原パノラマ展望台」を登った。
 天候に恵まれ、紅葉もちょうど見ごろだった。
 帰りは、パノラマ展望台までバスで迎えに来てもらったので、下山のない楽チン登山会だった。 
 下山後は、全員、北斗市のせせらぎ温泉でのんびり入浴。


ニヤマ高原スキー場下をスタート


紅葉に囲まれたスキー場ゲレンデ


紅葉の山肌


山道をのんびり登る


仁山山頂下のゲレンデ斜面を登る先行グループ


同じ斜面を函館平野をバックに登る


仁山からこの後登る旧第3ゲレンデ斜面を眺める
右上の黒い建物がゴールの屋内パノラマ展望台


ススキを潜りぬけて旧第3ゲレンデの上部を登る


牧柵の有刺鉄線を潜ってゴールイン


昼食休憩した屋内パノラマ展望台


パノラマ展望台から眺める駒ヶ岳と大沼。


パノラマ展望台から望む函館平野
 

早めのタイヤ交換

2015年10月20日 | 日常生活・つぶやき

 右後ろのタイヤの空気が本州から帰って以降、少しずつ減ってきている。どうやらパンクしているようだ。
 どうせ3シーズン履いたツルツルタイヤなので、ここで修理代を払ってまで直す必要はない。

 そこで、例年よりひと月ほど早いが、来月初めには札幌へ会議で出掛る予定もあり、冬タイヤへの交換をすることにした。
 
 今のX-TRAILにしてからは、タイヤが重くて自分で交換作業はすることがなくなった。
 タイヤを買い換えるときには、タイヤを買った店で、そうでないときは、ディーラーへ持ち込んでいる。
 今回もディーラーで交換してもらった。税込みで2,200円だった。パンクの修理代でタイヤ交換ができてしまったことなる。
 これで、いつ雪が来ても安心だ。

「勅使河原蒼風の眼と美の潮流」観覧

2015年10月19日 | イベント鑑賞・参加

 9/12~11/8、北海道函館美術館で開催されている「草月流秘蔵コレクション展 勅使河原蒼風の眼と美の潮流」の招待券をいただいていたので、観覧してきた。

 いけばな草月流の創始者で、その天才的な造形力から『タイム』誌に「花のピカソ」と称された勅使河原蒼風。華道の概念をくつがえす独創的な仕事で戦後、前衛いけばなブームを巻き起こし、いけばなを国際的な芸術表現まで高めたことでも知られている。さらに絵画、彫刻、書、オブジェへと表現世界を拡大し、異色の表現者として活躍した。

本展では、勅使河原蒼風はじめ、蒼風の長女で第二代家元の勅使河原霞(1932~80)、蒼風の長男で映像作家として活躍した第三代家元勅使河原宏(1927~2001)の作品とともに、蒼風から歴代家元へと受け継がれた「草月流アートコレクション」のなかから、俵屋宗達、岡本太郎、ピカソ、ミロ、ダリ、ウォーホルなど、多彩なコレクション約70点を厳選、展観している。


勅使河原蒼風作 ≪八雲 古事記連作≫
伊勢神宮の神木を素材にした巨大オブジェ。
横幅およそ4メートル50㎝、高さ2メートル30㎝。国内に現存する古事記連作の中で、最大の作品。


勅使河原蒼風作《半神半獣》
 蒼風の代表的な書作の一点。


◎「草月流アートコレクション」
 蒼風ならではの審美眼と感性で、東西の古代美術から日本の古美術、優れた現代美術の数々を収集し、それらは現在「草月流アートコレクション」として注目を集めている。
 
 
岡本太郎作 《足場》       ジョアン・ミロ作 《女》


美術館の前のナナカマドの紅葉

快走! 紅葉の「大沼グレートラン」

2015年10月18日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

 第30回記念大会の「大沼グレートラン・ウォーク」の「湖畔1周ラン14.1km」に妻と一緒に参加した。
 種目は、ランニングもウォークも、大沼一周コース14.1kmと半周コース6.3kmである。
 今年は、大幅に参加者が増えて最高の2100名を超えた。その中でランの大沼一周コースは1300名だった。
 暑いくらいの好天に恵まれ、紅葉も見ごろを迎え、最高のマラソン大会日和だった。

 9月から2回の長い山旅でひと月以上も走っていなかった。しかし、1週間前にコースの試走をしてみたら、全く練習していないのに、山パワーだけで6分/kmペースで走れそうな感じだった。水曜日に10km走ってみたが、やはり大丈夫そうだった。

 そこで、今年の「伊達ハーフ」「函館ハーフ」同様、カメラ持参の撮影モードで参加し、目標も同じく「6分/kmペースを守って、走りを楽しむこと」に設定した。
 
 結果、1kmごとのラップは、6分を超えたのは4回だけで、あとの10kmは5分34秒~5分57秒で走ることができ、タイムも2時間22分38秒、総合順位は586位で、全体の半分以内だった。

 妻は、ほぼ同じペースで走っていたが、こちらの撮影タイムで少しずつ間が開いていき、30秒先にゴールした。

 今年のマラソン大会は、これで終わりだが、3大会とも、60代後半からカムバックしたマラソン大会の目標としてきた6分/kmをクリアでき、悔いのない快走ばかりだった。


会場に到着して、例年よりかなり参加人数が多いことを実感


30回記念大会のゲスト・谷口浩美さんの挨拶

 
今回は所属を「函館ライフスポーツ」とし、その10周年記念Tシャツで走った


スタート地点の様子


スタート地点の函館トライアスロンクラブやXC-KID'Sの仲間ほか


3km付近の妻


5km付近の後続ランナー


東大沼キャンプ場付近の「大沼半周コース」の参加者を中心とした応援


ゴール前700m付近


ゴール前100m

 
ゴール後の七飯町特産品サービスコーナー
5種類の七飯スイーツの中から一つを選び、その先はりんご、りんごジュース、山川牛乳、コーンポタージュと続く

 
完走証      参加賞の王様しいたけとスポドリと2人分のスイーツ


妻との記念写真に応じてくれた谷口浩美さん
日焼けで黒い顔をしていたが、往年のころよりだいぶ太られた感じ。


 帰りに、無料券で入れる大中山のアップル温泉に入り、五稜郭駅前の一文字でラーメンを食べて帰宅。

日浦御殿山&恵山御殿山ほか

2015年10月17日 | 登山・旅行

日浦御殿山からサンタロナカセ岬越しに、恵山と海向山を望む


 札幌の花好きの岳友hirokoさんが、「日浦の御殿山にこの時期に咲くセンブリが生えている」という情報を得て、その探索にやってきた。やはり彼女とおなじみのマンタンさんと一緒にお付き合いした。

まず、その日浦の御殿山に登り、センブリを探したが見つけられなかった。
 その後、来春にサクラスミレを見るために登りたいという恵山の御殿山(428峰)に案内した。
 そこを下山後、場所がはっきりしているセンブリの生えている恵山山麓へ。
 今年は花が早いらしく、すでに終わっていたがいくつかの花と対面できた。
 そして、賽ノ河原駐車場まで上がって、恵山の紅葉を観て、お別れした。


まずは、日浦の御殿山(219.6m峰)へ


その日浦の御殿山というのは、旧日浦小学校に勤めていた後輩に聞いたら、日浦トンネルの上の山(219.6m)だという。
 
 
旧日浦小学校グランド跡に車を置いて、頂上までの地形図にも載っている無線施設の管理道路を登った。
センブリは見つからなかったが、コハマギクが咲いていた。


頂上から武井の島(左先端)を見下ろす

 
<左>頂上にあった三等三角点(点名・金木)     
<右>山頂の下にあった津軽要塞の遺構(トーチカ?)。上から覗くと水が溜まっていた。このほかにも要塞の遺構と思われるものがあった。


山ぶどうの紅葉



恵山御殿山(428峰)
 こちらの御殿山は、今年の5/27にサクラスミレを観に登った海向山の南にそびえる428峰である。


林道跡から急な尾根に取り付く土場跡から恵山御殿山の山頂部を見上げる


山頂から眺める紅葉真っ最中の海向山


山頂から眺める恵山


恵山山麓でセンブリとの対面


 このセンブリは道内では、この恵山山麓と白老でしか見られない貴重な花である。
 ツツジ公園の下とツツジ山の上に繋がっている林道沿いで探したが、ほとんど終わっていた。

 大きな株を見つけたが、すでに花は終わっていた。

 


賽ノ河原駐車場から眺めた海向山