997展望所から雲海に覆われた十和田湖とバックの八甲田連峰を眺める。
この白地山は、巨大カルデラ十和田湖をぐるりと囲む外輪山のひとつで、湖の西側に位置している。
丘状の山頂部を持ち、周辺から見るとなだらかな山容で、山頂を特定しにくい山でもある。頂上の手前には白地湿原が広がっている。
最も高い位置から登れる、樹海ラインからの中小屋コースをピストンした。登山口から7.9kmもある長いコースである。しかし、標高差はわずか200m。くねくねと曲がりくねりながら、いくつものアップダウンを繰り返す。登ったというよりは、たどり着いたという感じだった。
途中の展望は、ときどき右手に雲海に覆われた十和田湖が見えるだけ。しかし、山頂からは、360度の展望に恵まれた。
6:30登山口~6:55白雲亭展望台~7:30ミソナゲ峠~8:25 997展望所~8:50頂上。登り2時間20分、頂上休憩10分、下り2時間。所要時間4時間30分。
もしかしたら、次の山と1日2山ができるかも知れないと少し急いだが、結局は移動距離が長くて無理だった。
日本三百名山以外の山ばかりなので、今回の山は地味な山が多い。しかし、土曜日ということもあり2名と出会った。
広い駐車場が整備されている樹海ラインからの登山口。
登山道は整備が行き届き、丁寧な標識も設置されている。しかし、十和田湖以外の展望はなく、ひたすらアップダウンを繰り返す変化に乏しいブナ林の歩きが続く。
997展望所を越えると湿原に入っていく。左奥の頂上とようやく対面。
湿原に咲くオヤマノリンドウ、コガネギク、ウメバチソウ。
ツバメオモトの実とミツガシワ
登頂感のない頂上だが、一等三角点の山で、360度の展望が広がる。
北側の岩木山
南側左奥の岩手山とそこから連なる八幡平。
今回は、日程も長いので、三百名山巡り以来の簡単な自炊モードにし、おにぎり山で作ったおにぎり持参。
基本的に朝は自炊、昼は手作りおにぎり、夜は外食かコンビニの予定。
下山の白雲亭展望台から、雲海の消えた十和田湖が見えた。
11:00に下山したが、次の予定の大館市の田代岳の登山口までの移動距離が長く、1日2山は無理だった。
田代岳は後回しにして、長い20kmもの林道が良く通行止めになる藤里町の小岳を明後日から影響のありそうな台風の前に登ることにして、藤里町を目指した。
途中の道の駅で食べた、秋田名物ババヘラアイス。
14:00、藤里健康保養館の温泉でのんびりし、日程もブログアップ。このあと、レストランで早目の夕食を食べて、小岳への途中の素波里ダム園地で車中泊予定。