癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

函館市内紅葉巡り~その1~

2006年10月27日 | 花・紅葉だより
昨日(10/26)、函館公園→中野ダム公園→笹流ダムの紅葉巡りドライブをしてきました。


        
               函館公園・その1

        
               函館公園・その2

        
               中野ダム公園・その1


        
               中野ダム公園・その1


        
               新中野ダム湖畔

        
               笹流ダム・その1

        
               笹流ダム・その2

『山と渓谷』11月号に拙稿「海向山」が掲載

2006年10月26日 | 日常生活・つぶやき
                

 国内で最も多くの愛読者を持つ登山関係月刊誌『山と渓谷』に、過去「ふるさとの山」→「全国名低山」→「○月の山」とそのシリーズ名は変わってきているが、ずっと続いている、毎月全国から6~7山ほどの山の紹介のシリーズがある。

 その北海道の山を13年もの長い間担当してきた北海道山岳界の重鎮今村朋信氏から、ひょんなことで引き継ぐ形になって2年。現在、江別在住の山と渓谷社元社員のH氏と二人で北海道を担当している。掲載されるのは、二人で年間4~5山のペースである。拙稿が掲載されたのは昨年の6月号の「仁頃山」、今年の8月号の「チセヌプリ」、そして、今回の11月号の「海向山」と3回目である。

 前年に取材した山(自分の登った山)から4山ほどの候補を年末に提出し、その中から向こうの担当者が選んで執筆依頼が届くというシステムになっている。紹介文の他に、写真が目次に使う物も含めて5枚ほど、その山に関するデータ、登山道地図と周辺地図などである。校正段階で結構シビアな注文やチェックが入るので、いい加減な対応は厳禁である。昨年までは、その本文は客観的なガイド文で良かったが、今年からエッセイ風となり、頭を痛めている次第である。

 今回は、町村合併で函館市の山となった海向山を紹介した。恵山と火口原を挟んで対峙し、サラサドウダンやヤマツツジの紅葉で全山真っ赤に燃えるのが魅力の山である。下記がその紹介文のネタになったページである。
http://sakag.web.infoseek.co.jp/kaikou05.htm

その年によって赤の鮮やかさが違うので、今年は例年より遅い紅葉のようであるが、近々また訪れてみようと思っている・・・・と同時に来年の投稿候補の山を選出しなくてはならない時期でもある。さて・・・・?
 

狂い咲き2輪

2006年10月23日 | 花・紅葉だより
今朝、寒いと思ったら、昨夜の雨が、横津連峰と駒ヶ岳に初冠雪をもたらしていた。
そんな中、我が家の猫額ほどの小庭で、
初夏の花であるツツジとシバザクラが健気に狂い咲きをしている。
愛おしい想いで「元気でいつまでも咲いていて!」と・・・。

               

               

今日、初冠雪の駒ヶ岳と大沼の紅葉鑑賞ドライブに出掛けた。
その写真は、下記からどうぞ!
http://sakag.web.infoseek.co.jp/koma06.htm

谷地山、矢別ダム周辺MTB林道ツーリング

2006年10月22日 | 登山・旅行
 本日の午前中、冬のクロカンスキー仲間7人で(私以外は全員、函館を代表するトライアスリート)、函館市郊外の谷地山放牧場周辺林道のMTB(マウンテンバイク)ツーリングを楽しんできた。ルートは、矢別ダム駐車場~鉄山~谷地山放牧場~矢別ダム駐車場の約25km、累計標高差740mのコースである。途中休みながらも、ゴール近くなって雨に見舞われたが、3時間ほどで駆け抜けた。

 私は今年2回目のMTBであったが、4日前までの東北山巡りの延長で足の筋力も付き、快調に?走ることができた。しかし、尻の筋肉が痛い。また、パンクの初体験もしたが、みんなで手際よくさっさとチューブを取り替えてくれた。私は見ているだけであった・・・。

           
           ルートのGPSのトラックログ

           
              矢別ダムの紅葉

           
            ブナの黄葉をバックに一休み

           
           平坦な道に出て、笑みもこぼれる

           
            見慣れない一団に馬もびっくり

           
          ゴール後、駐車場の東屋で昼食タイム

一緒に参加したMAEさんのビデオ
http://www.hakodate.gr.jp/athlete/mtb_t/20061022yachiyama/video/mtb-yachiyama.wvx

一緒に参加したJrさんのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/tt70087/archive/2006/10/23

さらに、Jrさんから送られた私の写っている写真を入れて、本サイトへアップ
http://sakag.web.infoseek.co.jp/06mtb.htm

山旅最後の「八甲田山」&「岩木山」

2006年10月18日 | 登山・旅行
昨日の雨も上がり、今回の山旅最後の朝を迎える。残っている2山を一日で完登すべく、6:00前に八甲田山の登山口をスタートし、速攻登山後、岩木山登山口へ移動した。

〈八甲田山〉(1585m)

青森県の中央部に位置する大きな火山群の総称である。最高峰は八甲田大岳で、日本百名山である。

八甲田とは、連座する甲形の峰々の総称で、その合間に開けた湿原を神の田に見立てたことからついた名らしい。

20代のころ、春スキーでスキー場の上から酸ヶ湯温泉まで下っているが、今回は、その酸ヶ湯温泉を起点として、仙人岱コースから大岳に登り、毛無岱コースを下った。

上の方は凍っていて、ハイマツにエビの尻尾が発達していた。穏やかな南八甲田と複雑な北八甲田の峰々や毛無岱湿原が印象的であった。この後登った岩木山や下北半島ははっきり見えていたが、北海道の山は見えなかった。

登り1:25、下り1:40(単独)


〈岩木山〉(1625m)

津軽富士の別称を持ち、津軽平野に気高くそびえ立つ典型的なコニーデのこの山は、山そのものが御神体と崇められる信仰の山で、日本百名山でもある。

晴れた日は函館近郊の山からも見えるこの山は、晴れた時に登りたかった。しかし、晴れてはいたが、津軽海峡の向こうは見えなかった。

八甲田の早朝速攻登山後、移動し、嶽温泉コースを下から登った。8合目で岩木スカイラインを車で上がっ妻と合流し、頂上を目指した。下山は、8合目から車で下った。

8合目の下までまったく展望がなく、下から緑~黄~茶と変わっていくブナの葉の色を楽しむだけだった。9合目から上の露岩と瓦礫の急登が楽しかった。

頂上からの展望は羊蹄山同様に独立峰独特のものがある。特に津軽平野の向こうに見える八甲田が印象的だった。

登り2:30、下り0:45 (単独、8合目から妻同行)

下山後、百沢温泉の国民宿舎いわき荘で汗を流して、フェリー乗り場を目指した。


酸ヶ湯温泉で湯治モード

2006年10月17日 | 登山・旅行
岩木山麓の百沢温泉駐車場で朝を迎える。夜明け前には頂上を見せていた岩木山は間もなく裾野まで雨雲に覆われる。天気予報は「曇り時々雨」&強風注意報。

諦めて、天気の崩れの遅い八甲田へ向かう。登山口となる酸ヶ湯温泉に着くも、やはり山は見えず、強風が吹き荒れている。

あっさり諦めて、9時から酸ヶ湯温泉の大広間での休憩付入浴で湯治モードに突入。昼前からビールやワインを飲み、3回も入浴を楽しんだ。午後には、雷まで付いて大暴風雨に・・・。ようやく静かになった夜は駐車場で車中泊。

明日の予報は「晴れ」。早朝に八甲田に登り、その後、岩木山もやっつけて、フェリーに乗る予定であるが、果たして・・・?



念願の世界自然遺産「白神岳」

2006年10月16日 | 登山・旅行
スカッとした秋晴れの朝を迎える。

世界自然遺産に指定されている青森と秋田に跨るブナに覆われた広大な山域の白神山地の最西端に位置する第二峰で、日本二百名山である。ちなみに最高峰は向白神岳である。

白神登山口駅という駅があるのにも驚いた。その奥の登山口から蟶山(まてやま)コースを往復した。ガイドブックでは7時間強の長丁場だが、妻も同行した。

天気がいいのと、長丁場なので初めからゆったりペースで周りの景観を楽しみながら歩く。

蟶山分岐への登りと頂上稜線への登りが急な以外は快適な登山道である。青い日本海をバックに登るのは今回の山旅で初めてなのと紅葉とのコントラストが新鮮である。

ブナの黄葉もこれまでの山でいいだけ見たので感激も薄い。ただし、頂上からの白神山地の広大さには認識を新たにした。


登り 3:40、下り 2:50(妻同行)

下山後、明日の岩木山を目指して、白神山地を横断する白神ラインを走る。くねくねと70km(うち40kmが未舗装)も続く運転には、さすがに疲れた。


お気楽登山「八幡平」&「森吉山」

2006年10月15日 | 登山・旅行
今日も一日二山である。まあまあの天気だったが、両山間の移動距離が3時間と、長かったのが計算外であった。

〈八幡平〉(1613m)

秋田・青森県に跨るアスピーテ型火山の高原台地である。日本百名山であるが、山頂のすぐ下を八幡平アスピーテラインが通り抜けており、頂上感のまったくない山頂を踏むことは二の次と考えたい。そこで、この山の魅力である周辺の高層湿原や火口湖の湖沼群などの高原巡りを楽しむコースを選んだ。

黒谷地入口を起点として、源太森~八幡沼~頂上~県境登山口、さらに、アスピーテラインを歩いて黒谷地入口まで戻った。

登山道のほとんどは木道で、急登もなく、散策感覚で歩いた。上空は晴れていたが、遠望はガスで、源太森からの展望は岩手山くらいであった。八幡沼を中心とした湿原がもっともチャームポイントであった。観光客でごった返していた。

登り 1:30、下り1:00 (妻同行)

〈森吉山〉(1454m)

秋田県のほぼ中央に秀麗な姿を見せるアスピーテ型の古い成層火山で、日本二百名山の山である。かつて山腹は阿仁マタギの活躍の舞台となった山でもある。

阿仁スキー場そばのブナ帯キャンプ場が登山口となっているブナ帯コースを登り、下りは妻に車を移動してもらって、途中からゴンドラで下った。

850mの登山口から1000m付近の紅葉と、その上の頂上までのオオシラビソで覆われた緩やかな斜面の眺めが良かった。眺望は遠くが霞んで、山座同定ができたのは、2日前の太平山くらいのものであった。

登り1:30、下り0:50(単独)

下山後、明日予定の白神岳を目指して走り、途中、能代温泉に寄って、道の駅[みねはま]に落ち着いたのは19時過ぎであった。山はどちらもお気楽登山であったが、やたらと車の移動距離の長い日であった。


「秋田駒ヶ岳」&「乳頭山」

2006年10月14日 | 登山・旅行
雲ひとつないスカッ晴れの朝を迎える。寒いと思ったら2℃だった。今日はすぐ近くの2山の予定。

〈秋田駒ヶ岳〉(1637m)

秋田県の最高峰で、男女岳(おなめだけ)(女目岳)を中心とした火山群の総称で、日本二百名山に選ばれている。

大カルデラ、本州最新の溶岩流、火口原の中の池、コマクサをはじめとする広大な花畑など見所いっばいの山である。

6:30発の始発の八合目までのシャトルバスを利用して、霜柱を踏んで新道コースから登り、途中で男岳に寄って頂上へ。旧道コースを下って周回した。

3日振りにすっきりとした展望が広がり、北は岩木山や八甲田山、明日の予定の八幡平や森吉山、東側には雲海の上に岩手山と早池峰山、すぐ南には一昨日登った和賀岳や鳥海山、西には昨日の太平山など、大満足の眺望を楽しむ。いろいろなコースがあり、この山だけでもたっぷり一日は楽しめそう。あみだ池は一部凍結していた。

登り2:00、下り0:45(妻同行)

〈乳頭山〉(1478m)

山名は山容からくる秋田県側の名称で、岩手県側では烏帽子岳とよばれている。日本三百名山であるが、山名よりむしろ乳頭温泉の方が有名かも知れない。

秋田駒ヶ岳を下山後、その乳頭温泉郷を起点とする周回コースを反時計回りで歩いた。

登り1:35、下り1:20(単独)

温泉郷には、古くからの湯治場の温泉があちこちに点在し、その辺りの紅葉が最盛期である。

頂上からの眺望は、秋駒がすぐ隣に見えるほかは岩手山がすぐ側に、そして、北側の山が近くに見えるだけである。

下山後、登山口にある黒湯に入って、道の駅[にしね]を目指す。


天然の秋田杉が印象的な「太平山」(1170m)

2006年10月13日 | 登山・旅行
奥岳(太平山)を主峰として秋田市北東郊外に連なる隆起山塊である。天然の秋田杉やブナなどの自然林が多く残されており、秋田市民に親しまれている日本三百名山の山である。

標高は低いが、主脈稜線に難所の通過があるところから、山伏修験道の山として栄えたらしい。

古くからの信仰の山だけに、多くの登拝路が開かれているが、一般的な仁別渓谷の旭又口からのルートを登り、鎖場が3ヶ所もある弟子還岳と宝蔵岳経由の周回コースを下りた。
北海道では見られない天然の杉林が標高850mまでブナ林と混生しているのが見事である。中には、杉とブナが合体しているものもある(画像)。

また、登拝路となっている登りのコースは、根張りの道で古い歴史を感じる道である。狭い頂上には「太平山三吉神社奥宮」と休憩・宿泊所の「参籠所」とトイレまで建っている。

今日も晴れ予報だったが、頂上や稜線からの遠望には恵まれなかった。近くの昨日の和賀岳とともに、明日に期待である。

登り 2:05 、下り 1:45(単独)

明日の予定は、秋田駒ヶ岳と乳頭山の2山である。その登山口となる田沢湖高原温泉のシャトルバス乗り場駐車場(6月にオープンしたばかりの温泉付きのアルパこまくさ前)に落ち着く。


原始性が残る奥深い「和賀岳」

2006年10月12日 | 登山・旅行
夜中に雷が鳴り、車の屋根が破れそうな大粒の豪雨となったが、朝方には上がり、日中は晴れそうなので決行する。

奥羽山脈の秋田・岩手の県境稜線を形成する真昼山地の最高峰が今日の和賀岳である。原始性を保っていることが魅力の山らしい。

日本二百名山に選ばれていて、コースはいくつかあるが、いずれも長く奥深い山である。今回歩いた一般的な秋田県の真木渓谷からのルートでも、ガイドブックでは往復7:40の長丁場である。(結果的には5:45で済んだが)

登山口から標高1100m付近までの山腹一帯のブナの原生林は見事である。登って行くに連れての黄葉の垂直変化を楽しむ。薬師岳から小杉山と小鷲倉を越えて頂上に至る快適な稜線歩きは遠望が利いたら最高であろう。ガスは時々切れるものの周りの山々は生憎見えず仕舞いだった。それでも、下山時には田沢湖と仙北平野が見えた。

薬師岳から見えていた頂上はガスの中であった。下山し始めたらまた姿を現した。頂上一帯は夏にはいろいろな花が咲いていそうである。

登り 3:15、 下り 2:30(単独)

下山後、角館温泉に入り、武家屋敷通りを歩く。明日の予定は秋田市の北東に位置する太平山である。秋田市近くの道の駅[協和]に落ち着く。


自然度満点の「神室山」(1365m)

2006年10月11日 | 登山・旅行
福島県を後にして北上し、鳥海山でも神室山でも対応可能な道の駅[天童温泉]で夜を明かした。朝の天気予報から、秋田県と山形県の県境に位置する日本二百名山の神室山へ向かう。

奥羽山脈の中央部、栗駒国定公園南西部に連なる神室連峰の主峰である。この神室連峰は地累山地で高さの割に起伏が激しく、東面(秋田県側)がすっぱり切れ落ちた急峻な荒々しい地形が特色で、「みちのくの小アルプス」のよび名もある。

いくつかコースがあるが、どれもロングで標高差の大きいハードなコースばかりである。当初単独で秋田県側の変化に富むハードな周回コースを考えていたが、妻の同行希望と天気が下り坂なので、最短距離の山形県側の有屋口コースからトライした。それでも、妻の体調不良もあったが、往復で7時間弱も要した。

コースは整備はされているが、人工物などは一切なく、後半の急な尾根は丁寧にジグが切られ、昔から歩き込まれた感じで、自然度満点の快適なコースである。たくさん生えているブナの大木が印象的である。

稜線付近の紅葉がピークだったが、それは山形県側だけで、急峻な秋田側には紅葉するような木も生えていない(画像)。展望は数日前に登った北側の栗駒山と焼石岳が懐かしいが、いつも見えていたこれまでで最も近くの鳥海山は雲の中で見えなかった。

明日も鳥海山は雨絡みの予報である。今回は諦めることにする。さらに北上し、和賀岳を目指し、途中のコインランドリーに寄り、登山口に最も近くの道の駅[なかせん]に落ち着く予定。


スカッ晴れの「磐梯山」&「西吾妻山」

2006年10月10日 | 登山・旅行
ようやく素晴らしい秋晴れの朝を迎える。近くにある日本百名山の両山が一日で可能なので、6時前に登山口をスタートした。

〈磐梯山〉(1819m)

猪苗代湖とセットで古くから福島県のシンボル的な山である。裏磐梯から眺める磐梯山と櫛ヶ岳の双耳峰は素晴らしい眺めである。

最近一番多く登られているという磐梯ゴールドラインの八方台コースを往復した。

最高の展望が広がる。近くの一昨日登った安達太良山やこれから登る西吾妻山を主峰とする吾妻連峰はもちろん眼下の桧原湖や猪苗代湖や荒々しい櫛ヶ岳山容も魅力的である。

登り 2:15 、下り1:35(妻同行)

〈西吾妻山〉(2035m)

福島県と山形県の県境に連なる吾妻連峰の最高峰である。ロープウェイやリフト利用で容易に登られる山である。

磐梯山を午前中に下山して、登山口となる白布温泉へ向かう。そこから天元台スキー場のロープウェイとリフト3本を45分かけて乗り継ぎ、北望台から人形石コースを登り、若女平コースを白布温泉まで下った。

登りの途中は展望の広がる所があったが、頂上は林の中の通過点という感じで標識がなければ通り過ぎてしまうほど頂上感も展望もない。おまけに下山に利用したコースは歩く人が少ないらしく、荒れた道で最後まで展望がなかった。百名山にしては物足りない感じである。

登り 1:15 、下り2:35(単独)

明日は本来の計画の北東北へ戻るつもりで北上している最中である。鳥海山を考えていたが天気予報が良くないので再検討の必要がある。


代打山行「霊山(りょうぜん)」

2006年10月09日 | 登山・旅行
朝起きたらガスで霧雨である。見渡す限りの上空も低い雲で覆われ晴れ間すらない。車で走って見たが、磐梯山も西吾妻山もガスで覆われている。連日頂上からの展望のない山は嫌である。

そこで晴れていそうな阿武隈山地の比較的近い山を『東北百名山』から選んだら、霊山町のこの山になった。 最高峰が825mの低山ながら、奇岩・怪峰を連ねる岩山である。特に西面は、標高差200mほどの垂直に屹立する岩峰が壁のよう連なっている。奇岩の岩峰には名前が付けられ、ほとんどのピークに立つことができるが、高所恐怖症の自分はいくつかパスして来た。それぞれの岩峰ピークからの展望は最高だが、下を覗くのは怖くてできない。

今はその標示板でしかその面影を知ることはできないが、かっては3600人もの僧坊を数える東北山岳仏教の一大中心地として栄えたらしい。また、南北朝時代には城まであったとのことである。

登山口から、途中の奇岩ピークを踏みながら回れる周回コースをのんびり3:30で回った。結構人気の山らしく、車が30台以上もあった。

明日は磐梯山も晴れそうなので、道の駅[裏磐梯]へ戻って明日に備える。