トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「トルコはシリア反体制派の訓練と軍備を支援する」アメリカ

2014年10月11日 | 国内
10月11日 「トルコはシリアの穏健な反体制派の訓練と軍備を支援することに合意した」と、アメリカ国防省は言い、アメリカ軍チームが来週、この件を討議するためアンカラを訪れると発表しました。

 Hurriyet
 
アレッポー北部戦線でISILと戦うシリア反体制派。装備がこれでは、ちょっとかわいそう。


「トルコはシリアの穏健反体制派への訓練・軍備の支援に合意した」と国防省のスポークスウーマン、マリー・ハーフ氏が記者団に語り、イスラム国(ISIL)と戦うための連合を組織する任務を負った上級官僚2人がトルコを訪れると言いました。「アメリカ国防省のチームが来週、アンカラに赴き、計画を練るでしょう」


トルコには50万人の統合失調症患者がいる

トルコには少なくとも50万人の統合失調症患者がいると、10月10日の世界精神保健デーに、トルコ精神医学協会(TPD)がが発表しました。その声明によると、世界の統合失調症患者の半数は必要な医療ケアを受けていないが、トルコではもっと多いだろうということです。

 Hurriyet

「トルコでは政界を含むすべての社会で、精神障害の発生を防ぐ予防的精神保健のコンセプトを採用するべきです」とTPDは言っています。TPDはまた、患者、家族、医療関係者が精神障害を報告する必要があると言い、最優先課題は新しい精神保健法の制定であり、机上に置かれたままの政策を実践することだと訴えています。

TPDはリハビリ中の患者を雇用すること、また、暴力のない、包容力のある社会をつくることも重要だと言っています。


古代ローマの村の集団墓のナゾ調査中

古代都市ピシディア・アンティオキアの3つの地点で集団墓が発見され、研究者たちはそのナゾを解こうと、24体の人骨を調査中です。

 Hurriyet

南部ウスパルタ県ヤルヴチ地区に位置する遺跡は、キリスト教の生まれた土地のひとつと考えられてきました。その古代ローマ遺跡にある2つの竪坑は食物を貯蔵するために使われていたと思われていましたが、昨年、2つの竪坑から集団墓が現れました。

今年もまた、この遺跡でもう一つの集団墓が見つかり、24人分の人骨はいま、ブルドゥル・メフメト・アキフ・エルソイ大学の研究者たちによって検査されています。人骨は6~9世紀に伝染病で死んだ人々のものと思われます。

発掘隊長メフメト・オズハンル教授は、遺体に刃物の跡が見られないと言っています。「おそらくこれらの人々は伝染病で死に、遺体は手当たり次第に冷却用の坑に投げ込まれ、石と土で覆われたのでしょう。今年、新たに見つかった3つの坑のひとつも集団墓でした。人骨は3歳くらいの子供を含む5人の家族と思われます」


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トルコ軍戦車がぞくぞくとシリア国境へ

2014年10月11日 | 国内
10月10日 シリアの国境の町コバネでは、イスラム国(ISIL)とシリアのクルド人の戦闘がつづ木、トルコ国内でも緊張が日に日に高まっています。

 Hurriyet

10月10日、10数台の戦車を含む軍の車両団が、厳戒態勢の中、欧州横断自動車道を通って、西部から東南部へ移動していきました。移動中の戦車群が、北部の町ボルのショッピングモールの前に停車したときは、その不調和な眺めが人々の目を惹きました。


「最近の反ISIL騒動で死者は37人に達した」内務相

トルコ国境に近いシリアの町コバネがイスラム国(ISIL)の戦闘員に包囲され、あわや陥落かという状況です。コバネの住民のほとんどはクルド人なので、トルコのクルド系の人々は、トルコはコバネを助けるべきだ、政府の無関心は許せないと怒り、これに反対する集団と衝突し、このところ、各地で暴動化して死者まで出る騒ぎになっています。

 Hurriyet
 
 10月8日、イスタンブルで、機動隊とプロテスターの衝突


コバネのクルド人を支持しようというプロテスターと、これに反対する集団の武力衝突で、「10日までに30人以上が死亡、1000人以上が拘束された」と、エフカン・アラ内務相が発表しました。「10月7日以来、35の県でこの種の事件が起こり、31人が不幸にして命を落とした。その多くは反対派の集団との衝突による」

その後、入院中の負傷者が死亡して、死者数は警官を含めて37人に達しました。「10日夜、東部アナトリアのビンギョル県で、警官2人が死亡、警察署長も重傷。暴力行為に加わった者たち1024人が拘束され、うち58人が逮捕され、目下取り調べ中」ということです。

212校の学校を含む1100戸の建物・・・67戸の警察の建物、25戸の役所、29戸の政党の建物、トルコ赤新月社の血液供給センター、780戸の市町村建造物、1100台の役所の車両、救急車、警察車両が、衝突中に損傷・破壊されました。

・・・キチガイ集団イスラム国のとばっちりで、人が死んだり、経済的損失を出したり、ナンセンスですね。アタマ冷やしてください。


エーゲ海の島ボズジャアダの都市化計画に住民投票

以前から論議の的になっているボズジャ島の都市化計画について、ボズジャ島のハカン・ジャン・ユルマズ区長は、都市計画相が提案した住民投票というアイディアを歓迎しました。ボズジャ島はチャナッカレから近いエーゲ海に浮かぶ小島ですが、最近、最後の楽園として人気上昇、訪れる人も増えています。

 Hurriyet
 
島のお城から見たビーチ


島の都市化プロジェクトとは、島の90%の土地に、新たに“ブドウ畑ハウス”と“農園”を建設するというもので、すでに公式認可が下りているのですが、住民の反対でもめてきました。このほど、イドリス・ギュルリュジェ都市計画相が住民投票を行うことを提案し、住民がこの計画を不服とすれば、島のために必要なことをすると約束しました。

「島の都市化に反対する請願は、これまでに1000件以上提出されています。島民は住民投票に賛成しています」とユルマズ区長は言っています。「島の都市化プロジェクトは、最初から一般島民と区とNGOの意見を聞けばよかったのです。区は島民の決定を待ちます」

「私たちは建設プロジェクトを全面否定しているのではありません。ただ、都市化計画には島を損なう危険があると思うのです。私たちは計画の修正を求めているのです。都市計画省は修正に賛成してくれると思っています」

・・・ボズジャ島は、私、2度も訪れている大好きな夢の島です。区長さんも住民の方々も、島を守るために頑張ってくださいね。


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