10月20日 オバマ・アメリカ大統領とエルドアン大統領が10月19日、電話会談を行い、コバニの状況を含むシリアの現状と今後の対策について討論しました。シリアのクルド人の町コバニはもう1か月以上、ISILの戦闘員に包囲されています。
Hurriyet
電話会談はエルドアン大統領がアフガニスタン公式訪問から帰国後、行われました。大統領府報道室は、オバマ大統領とエルドアン大統領は対ISILで協力をつづけることで合意し、また、コバニからのクルド人難民18万人を含むシリア人150万人を受け入れているトルコの努力にも触れました。
ホワイトハウスの声明によると、この会談を持ちかけたのはオバマ大統領だということです。この声明でオバマ大統領は、100万人を超える難民を受け入れているトルコに対し謝意を述べています。
両大統領はまた、アフガニスタンに平和と安定をもたらすための両国の協力の重要性を力説しました。
ホワイトハウスの声明によると、この会談を持ちかけたのはオバマ大統領だということです。この声明でオバマ大統領は、100万人を超える難民を受け入れているトルコに対し謝意を述べています。
両大統領はまた、アフガニスタンに平和と安定をもたらすための両国の協力の重要性を力説しました。
「PKK指導者オジャランの収監条件は変更の要なし」とエルドアン大統領
終身刑の判決を受け、マルマラ海ウムラル島の刑務所に収監されているクルド労働者党(PKK)の指導者アブドゥラ・オジャランが、刑務所内から党に指令を発し、現在トルコ政府が推進しているクルド平和プロセスに協調していることはご存じの通りですが・・・。
Hurriyet
PKKの指導者アブドゥラ・オジャランが収監されているウムラル島
最近、政府上層部に、オジャランをクルド平和プロセスの“チーフ・ネゴシエーター”とし、現在の収監条件を改善したらどうかという意見があるのに対し、エルドアン大統領はこれをきっぱり斥け、オジャランはすでに可能な範囲で最善の処遇を与えられていると言いました。
「彼は終身刑の判決を受けている人物だが、できる限りの人道的処遇を受けている。これ以上の条件は問題外だ」と、エルドアン大統領は、10月19日、カブールからの帰途の機内で、記者団の質問に答えて言いました。「オジャランはすでに2つの部屋と2台のテレビを持っている。他の収監者と話すこともできる。この処遇はAKP政権が与えたものだ。これ以上、なにをするのか?」とエルドアン大統領は言い、オジャランを“チーフ・ネゴシエーター”にすることを拒否しました。「その発想は非常に危険だし、まちがっている」
エフカン・アラ内相は、「クルド問題の解決に役立ち、国益に反することでなければ、必要なら・・・」と、大統領と異なる見解をのべています。また、ヤルチン・アクドーアン副首相も、以前、クルド平和プロセスの過程で、「オジャランの収監条件を再検討し、改善が行われることもあり得る」と言っていましたが、いまは「この問題をいま話題にすることは、平和プロセスを損なう」と警告しています。
「彼は終身刑の判決を受けている人物だが、できる限りの人道的処遇を受けている。これ以上の条件は問題外だ」と、エルドアン大統領は、10月19日、カブールからの帰途の機内で、記者団の質問に答えて言いました。「オジャランはすでに2つの部屋と2台のテレビを持っている。他の収監者と話すこともできる。この処遇はAKP政権が与えたものだ。これ以上、なにをするのか?」とエルドアン大統領は言い、オジャランを“チーフ・ネゴシエーター”にすることを拒否しました。「その発想は非常に危険だし、まちがっている」
エフカン・アラ内相は、「クルド問題の解決に役立ち、国益に反することでなければ、必要なら・・・」と、大統領と異なる見解をのべています。また、ヤルチン・アクドーアン副首相も、以前、クルド平和プロセスの過程で、「オジャランの収監条件を再検討し、改善が行われることもあり得る」と言っていましたが、いまは「この問題をいま話題にすることは、平和プロセスを損なう」と警告しています。
「ときどきダイアリー」ヘ