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シリアのクルド人難民がトルコから北イラクへ移動

2014年10月18日 | 国際
10月18日 北シリアの町コバネからイスラム国(ISIS)に追われてトルコに逃げ込んできたクルド人は18万人に達していますが、彼らが北イラクのクルド自治領に移動することになり、トルコはその移動にに助力しています。

 Sabah
 
北イラクのクルド自治領へ移住するシリアのクルド人たち


トルコの国境の町スルチに逃げ込んでいるシリアのクルド人たちのグループが、トルコとイラクの国境の町シロッピに移動し、国境を越えてイラクへ入国しました。移動のためのバスは、トルコの地元行政が提供しました。

難民の1人ニシュテヴァン・フセインさんは、「ISISに追われてコバネから逃げてきました。親戚が大勢殺され、危険が迫ってきたので、トルコに逃げてきました。北イラクには知り合いもいるので行くことにしました」と言いました。ムハムマド・アフメトさんは「イラクへ行くことにしましたが、コバネの戦闘がおさまったら、コバネに帰ります」と言いました。

トルコ政府はコバネからのクルド人難民のためにスルチにテント村を設営していますが、冬に向かって、さらに2万人収容できるキャンプを新たに設営します。トルコの災害・緊急管理局(AFAD)は9月以来、コバネへ46台の人道支援トラックを送っています。

AFADによると、トルコにはいま、157万5272人のシリア人が居住し、その中の22万人が、シリア国境近くのテント村その他の施設に暮らしているそうです。


新駐トルコ・アメリカ大使がアンカラに到着

新アメリカ大使ジョン・バス氏がアンカラに到着しました。10月18日、アンカラの空港で短いスピーチをしたバス氏は、トルコとアメリカは“長い友人であり戦略的パートナー”だと語りました。

 Hurriyet

「私はトルコを何度も訪れ、トルコを愛しています。いまここに暮らすことになって、たいへん幸せです」とバス氏は言いました。
9月17日、アメリカの上院は、50歳のジョン・バス氏を駐トルコ大使に任命し、10月7日、彼はワシントンDCで宣誓されました。彼が指名されたのは6月でしたが、上院は8月まで彼の指名を棚上げにしていました。

バス氏はシラキュース大学卒、2009年から2012年までグルジア大使を務めました。彼はフランス語とイタリア語を話し、2008年から2009年、イラクで地方再建の任に当たりました。トルコ大使に任命されるまで、バス氏はジョン・ケリー国務長官の特別顧問を務めていました。


エルドアン大統領が歴史的アフガニスタン訪問

エルドアン大統領と随行員が10月18日、カブールに到着、1日だけの歴史的サプライズ訪問を果たしました。アフガニスタンのアシュラフ・ガニ新大統領は軍事式典とともに、エルドアン大統領を官邸に迎えました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は大統領としての訪問の6か国めにアフガニスタンを選びました。エルドアン大統領の副参事官イブラヒム・カルン氏はアルジャジーラに、これはトルコ大統領の初のアフガニスタン公式訪問になると語りました。

カルン氏はまた、「ISAFがアフガニスタンを去った後も、トルコは700人の兵士を派遣して、今後の国際的任務を果たすだろう」と言いました。「トルコ=アフガニスタン=パキスタンのトリオは、ふたたび接触し合うだろう。トルコ大統領はアフガニスタンに提案してゆくだろう」


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