夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『“ D ”ramatic S !』(2017 雪組全国ツアー)

2017-09-09 23:46:03 | 宝塚観劇つれづれ

「♪ドラマティック!S!S!」のテーマソングがまだまだ耳に残っていますが、“ S ”ではなくて、“ D ”をフューチャーした新生・雪組のためのショーです。

「♪ドラマティック〜」のところの振りが、“ D ”を客席に向かって描く振りになっていましたね。

早霧せいなさんがメインの場面は変わるだろうなあと予想していたら、やはりいろいろと変わっていました。

この全国ツアーの2番手は、彩凪翔くんなので、プロローグのあとはまずは翔くんがメインで。
翔くんは目ヂカラがありますね〜✨
その他、真那春人くんや煌羽レオくんが短いながらも真ん中に立つ場面もあって、全国ツアーならではですね😄
ショーは、まなはるくんとかりくんがW3番手な扱いでした。

あのドラマティックな「絆」はなくなって、望海風斗くんが「新しい雪組が旅立つよ❗️」的な、これもドラマティックな新曲(だよね?)を歌い上げてくれました。
だいもんの歌はやっぱり歌詞が聴き取りやすいですね。
だいもんが真ん中で歌うのを聴きながら、「ついにだいもんもトップになったのね〜🎉」と感慨深かったです。
まさか雪組でトップになるとは思いませんでしたけれど、最近は生え抜きのトップは珍しくなってしまいましたものね……

ロケットの振り付けが斬新で面白く好きだったのですが、これも変わっていました。
真ん中で星南のぞみちゃんが頑張っていました🙂

大好きだった「♪ベサメムーチョ」から始まるフィナーレ。
すっごく好みだった背中に流水模様の、あの黒燕尾をだいもんが着て❤️「♪ベサメムーチョ」で男役さんたちの黒燕尾のダンスが始まり、次の「♪珈琲ルンバ」まではだいたいそのまま。
次のデュエットダンスの曲はさすがに変わっていましたが。


笑顔と情熱の雪組から、職人集団的な雪組になったかな?という印象もありますが『CAPTAIN NEMO』組が合流してみないとまだまだ未知数ですね。
でも真彩希帆さんに拮抗できる娘役さんがまだいないようなのが、残念です。
本人の資質のほかに、育て方とかオトナの事情(笑)とかあるのでしょうが、若手の娘役さんたちに一皮剥けてもらいたいですね。がんばれ❣️

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『琥珀色の雨にぬれて』(2017 雪組全国ツアー)

2017-09-05 00:05:01 | 宝塚観劇つれづれ


雪組の全国ツアーを仙台で観てきました。

『琥珀色の雨にぬれて』。

柴田侑宏センセの名作で、演出は正塚センセ。
調べたら、花組の再演から正塚センセが演出に入っているのですね。
「♪ ジェラシー」に乗せて白と黒の衣装で踊るプロローグが、いつ観てもいいですね〜💕

だいもん(望海風斗)と真彩希帆ちゃんのコンビのプレお披露目です。
主演コンビが歌が上手いので、歌に関してはストレスなく観劇できたのは良かったです。

だいもんのクロードは、スーツの着こなしも慣れた感じで、堂々としたトップさんでした。
とてもまっすぐで素直な気性が表に出ていて、シャロンが「私たちとは違う星の住人」と言っているのが頷ける感じ。
だからこそ、誰も幸せにならないラストになるわけで……
そう、この話は真ん中の4人が誰も幸せにならないという、掛け違えたボタンはもう直せない…的な、切なさがあるのですよね。

ルイは彩凪翔くん。
だいもんとの並びが、大人同士の男、という感じで良かったですし、見た目だけではなくて、役としてもちゃんとクロードに対峙しているルイでした。
フォンテンブローの森でシャロンを見送ったあとのクロードとルイのふたりの場面。セリフの掛け合いから歌になだれ込むのが楽しい。
そしてルイの最後の登場場面。ノアーユ子爵に「彼はもう大丈夫だね」と言われているけれど、大丈夫を装っている感じがして、切なかったです。

この『琥珀〜』の3番手はまなはる(真那春人)くん。
これは嬉しい驚きでした😃
だって、どちらかというと可愛い雰囲気の下級生時代が終わって、大人の男役ができる中堅になったら、最近はおじさま役ばかりが回ってくるようになって💧
今回はフランソワーズの兄で、クロードの友人のミッシェル。
久しぶりに見るまなはるくんの2枚目青年が眩しかったです✨
貴族らしい育ちの良さと鷹揚さがありました。が……最後の「少しばかりがっかりした」(うろ覚え💦)というのがクロードへの本音なのでしょうね……

この辺りから辛口になりますm(_ _)m

注目のフランソワーズは星南のぞみちゃん。
大健闘でした。
まだ世間知らずの令嬢のフランソワーズ。
でも、タンゴを習いに行ったり、パリからニースまで運転したり、と活発な面もあるのですよね。
クロードのことが好きで好きで、という“ 陽 ” の雰囲気があると良かったです。
なんだか、「私は全然悪くないのにクロードから去られてしまったかわいそうな私」に見えてしまったのでした。
歌もやはり弱いよね……ちゃんと歌えているのだけれど。
まだまだ経験が浅くて、初の大役に挑戦している星南のぞみちゃんにはかなり酷な事を言い連ねていますが、ヒロインができる娘役らしい雰囲気があるので、これから頑張ってくださいね😀✨

そしてシャロンの真彩希帆ちゃん。
(ここからはあくまでも個人の見解です❗️)
真ん中の経験値の低さがもろに出てしまった役作りに感じました。
何事も自分のしたいようにする自由な女性、を前面に出し過ぎていた感じでした。
シャロンをどのくらい強い女性に作って良いかわからず、その結果、シャロンがわがままな女に見えてしまって、クロードがなぜあんなにシャロンに魅かれるのかわからない😰という見え方になっていました。
クロードとシャロン。
大人の男女のヒリヒリした切なさが感じられず、クロードが優柔不断の情けない男に見えてしまった面も😱
トップの男役がそう見えたら、致命傷よね💦
主演経験が長いトップ娘役だと、自分の主観だけでなく、相手役あっての自分の役の見え方が解っているのだなぁ、と、希帆ちゃんの役作りを見て、図らずもわかってしまったのでした。


『琥珀〜』は初演は観ていないのですが、再演の花組の東京公演と星組の全国ツアーは観ました。
シャロンは大鳥れいさんと夢咲ねねさん。
どちらもトップ娘役として充実期に入っていた時期に演じています。
このふたりのシャロンの場合、クロードに歯痒さは感じませんでしたし、最後のマジョレ湖の場面は本当にしみじみとしたものでした。

プレお披露目の演目に『琥珀〜』を選んだのは冒険だったのでは?と思います。
これは男役の問題ではなく、トップ娘役が、ある程度、経験を積んでからでないと演じるのが難しいし、シャロンと対峙するフランソワーズもトップ娘役と拮抗できる人材でないと難しいからです。

みんな自分の実力を発揮したのに、なんだかちぐはぐな余韻が残ってしまった雪組の全国ツアーの『琥珀〜』だったのでした。
しつこいけれど、あくまでも個人の見解です💦











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『Sante!!』

2017-09-03 23:48:38 | 宝塚観劇つれづれ

今さらですみません (^^;;
8月27日11時公演。

楽しいショーでした。

2番手〜6番手までの女装( ̄▽ ̄;) からはじまりましたね。
キキちゃん、きれい!
ちなつちゃん、きれい!
みんな綺麗✨
ここで歌われたフレーズは、もう一度フィナーレで、今度はかっこいい男役で、それぞれまた歌うのですよね。

観客と乾杯🥂するという客席降りも、通路側でなくても、キャトルで販売しているグラスをデコって、掲げている人もいて、盛り上がっていました。
どセンターの座席だったので、見ているだけでしたけれど。

楽しい場面、シリアスな場面、いろいろありましたが……

美穂圭子さんの「♪ 愛の讃歌」は聴きごたえありました。
いったん歌い終わって、少しの沈黙のあとに、アカペラで歌い始めるところとか、さすがに専科さんのお仕事😄
このくらい歌える娘役さんは花組の中にもいるかもしれませんが……路線でないと、場面は任せてもらえませんものね……

みりおくんは、歌だと滑舌が気にならないのよね。
キキちゃんの歌が上手くなったと思います。

黒燕尾は懐かしい『Cocktail !!』の「♪ 乾杯」を再現。
2002年でしたから、これを当時踊ったメンバーで、今、花組生なのは高翔みず希組長だけでしょうか?
チャーリー(もちろん英語!)の電飾が輝く誰もいない大階段のセンターに、ピンスポットだけが当たっていました(涙)
もちろん、今回はそんなことはなく、みりおくんを中心に華やかな大階段の黒燕尾の群舞。

ショーのアイデアも枯渇してくると思うので、駄作な場面を捻り出すよりは、過去の名場面を再現することは、私は賛成です。

前回のショーは日本ものだったし、その前は『ミーマイ』だったから、久しぶりの花組のショーだったのでした🎉

〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜

さて『ポーの一族』の一部の配役が発表になっていますね。
キキちゃんが組替だから(涙)、そうすると……エドガーとアランは予想どおりでしたが、仙名彩世ちゃんはシーラ夫人でした。
メリーベルは絶対出てきますよね〜。
個人的には城妃美伶ちゃんに演ってほしいけれど……もっと下級生を抜擢するのでしょうね。
そして、ポーツネル男爵は、ちなつちゃんだといいな。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『邪馬台国の風』

2017-09-01 00:36:30 | 宝塚観劇つれづれ

前楽の友の会貸切公演で、やっと友人と観劇しました。
8月27日・日曜日・11時公演。
なので、今回は恒例の(笑)千秋楽のLIVE中継はパス。

日比谷シャンテは外壁を工事中。
地下2階も改装のため12月中旬までクローズ。
3階のブックセンターは今月末で撤退(涙)。
劇場前の道路はほぼ完成した感じですが、警備員さんがたくさんいました。
工事中のお隣のビルは、とても大きくて高くて、元は道路だったところに3階分くらいの巨大な階段が作られていました。
どんなテナントが入るのでしょうね?
来年、日比谷にTOHO系のシネコンができるというから、それは入るのかな?
バウホール公演が東上できるような小劇場を作ってくれたらよかったのに。



『邪馬台国の風』は、大劇場公演ではあまり良い評判が聞こえてこなかったのですが……
東京公演の評判はいいのですよね。

で、観終わっての、休憩中に友人との第一声。
(期待値が低かったせいか)思っていたよりずっといいよね、というより、わかりやすくて面白かった〜 😄
というのが、ふたりの共通の感想でした。
西と東では感じ方が違うのかしらね?
それとも東上する際に手直しされてる?

タケヒコの明日海りおくん。
ますます細くなっていってますね(涙)
神の声が聞こえなくなったマナを連れて逃げようとしたものの、マナに神の声が降りてくると潔く諦め、マナのためにヤマタイを救うべく動き出し、マナと結ばれることは不可能となったら魏の国に渡ろうとする、という流れも自然で良かったと思います。
クガダチとかうーん?なエピソードもあったのですが、そこはまだ半分神話の時代ということで 💦
みりおくんは歌う時は歌詞がはっきりしているのに、セリフの滑舌が惜しいかな……
イサカや他の女官にも想いを寄せられる、爽やかさがありました。

マナ(卑弥呼)は仙名彩世ちゃん。
本公演でのトップ娘役のお披露目です。
こちらは滑舌はいいよね。
圧倒的な華やかさはありませんが、みりおくんを立てることができる娘役さんですね。

敵側の狗奴国のクコチヒコに芹香斗亜さん。
まず、わたしはキキちゃんの組替がショックで 😱💧
甘くてノーブルな雰囲気のある男役さんは、花組のトップにこそふさわしいと期待していましたのに。
それはさておき、敵側のリーダーを熱演していました。
登場場面が全て血なまぐさい場面で、クコチヒコにもラヴロマンスのひとつくらいあれば……と思いましたが、それを入れてしまうとストーリーが散らかってしまいますからね……ファンには物足りなくても、その辺りが座付き演出家がベテランである証拠なのでしょうね。
キキちゃん、必ずどこかでトップになってね❣️

ヤマタイの兵士の長アシラに鳳月杏さん 💓
本公演だと見た目から、どうしてもメンバーをまとめる役になってしまいますね。
知的で統率力があるリーダーが似合っていました。
ちなつちゃんももう研12だし、黒い役を見てみたいな〜。

瀬戸かずやくんの奴王ヨリヒクは権謀術数に長けた役。
まず、王たちの中で衣装が豪華 ✨
悪い役ではありましたが、おいしい役だと思います。

そのヨリヒクと組んで狗奴国と通じるアケヒは花野じゅりあさん。
オーラが必要な、なかなか大きな役です。
じゅりあさまが活躍していると嬉しいです 🙂

アケヒの侍女に今公演で退団する梅咲衣舞さん。
最後のお芝居でちゃんとした通し役で活躍できて良かったですね。

もうひとりの退団者の夕霧らいさんは、王チームの一員で、落ち着いた王でした。

柚香光くんはヤマタイの兵士のフルドリで、声を無くしたツブラメの親友で、イサカを恋う設定もあって、3番手らしい役の大きさ。

ツブラメは水美舞斗くんで、セリフは心の声として一度しかないのだけれど、おいしい役。
「ツブラメがこう言っている」とフルドリが言うと、どうしてもマイティに目がいくし、棒踊りでもセンターだったし。

勇ましい女兵士のイサカが城妃美伶ちゃん。
やっと本公演でちゃんとした役がついて良かったね 😄

そのぶん?いつもそれなりの役がついていた桜咲彩花ちゃんの役が小さい(涙)
ベーちゃんの笑顔が好きだから、たくさん見たいのに。
ベーちゃんがもう少し小柄だったら、みりおくんの相手役になれていたかもしれませんね。
だって、ゆきちゃんと扱いはほぼ同じだったのだし……
因みに今は、ちなつちゃんとベーちゃんの並びが好きです💕

ワンポイントで出てきた大巫女の美穂圭子さんはやはり威厳があり、狗奴国の王ヒミクコの星条海斗さんは、あまり軍略に長けてはいない王らしく、威勢よく威張りちらしている感じがあって、専科さんをうまく使ったという印象です。(クコチヒコは上司に恵まれなかったのね…涙…)

そのほかでは、ヤマタイの臣の天真みちるくんはやっぱり目をひくなぁとか、投馬王の和海しょうくんはノーブルだなぁとか、(特に)男役は下級生にまでちょっとずつセリフがあって、さすがに座付き演出家だなぁとか、感じたのでした。

気になったのは、暗転がとても多くて、暗転中に次の場面の出演者たちが走ってきてスタンバイするのが、まるで動く紙芝居を見ているように感じたことでしょうか?
途中まで、せりも盆も動かなかったので、ずっとこのまま?😱と思っていましたら、せりも盆も動き出したので、よかったよかった🙂
回収できない無茶なエピソードがなくて、ストーリーが成立していたので、ストレスなく観れて良かったです😄





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする