夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『神々の土地 〜ロマノフたちの黄昏〜 』(1)

2017-09-19 23:36:23 | 宝塚観劇つれづれ

大劇場で宙組公演を観て来ました 💕

9月17日(日)11時公演と翌9月18日(祝)11時公演の2回。

平日に出かけられる身でありながら、わざわざ連休中になぜ出かけたのかと言いますと……
一路真輝さんのコンサートを大阪でも観ましょう🎶と計画したのが発端です。
しかも台風に向かって飛ぶというスリリングさが加わりました( ̄0 ̄;)


さて、『神々の土地 〜ロマノフたちの黄昏〜』。

東京を含め、複数回の観劇になるので、公式HPの人物相関図を見たり、友人等のブログを読んだりはしましたが、基本的にはネタバレ無しでの初見でした。

まず、“おとしどころ”をそこに持ってきたのね〜という意外さがありました。
(この作品はあくまで、上田久美子センセが虚実入り混ぜて構築した歴史世界なので、史実にこだわってはいけない、という事は事前に聞いていました。なので、史実との違いを云々する気はないです。)

次に、初見と2回目では印象が変わりました。
初見時は、まぁさまの退団公演がこんな暗い作品はいやだなぁ、という気持ちがけっこう大きかったのです。
で、翌日 ☀️
これは、文芸作品なのね〜という印象を受けました。
じっくりと“読ませる脚本”なのだわ。
だから、私のようにポカーンとざる頭で観ていると、初見時の印象が、まず「暗い!」になるのですね(; ̄ー ̄A
きちんとした観察眼と理解力のある方は大丈夫!!

2回目は、私には珍しく全体の起承転結を考えながら観ていましたが……“結”部分のウエクミセンセの癖みたいなもの?がちょっとわかったかも 🙄

さて9月18日11時公演の「近衛騎兵隊任官式」の場面。
大階段に近衛将校たちが整列したところで幕が上がりきらず、機材トラブルに見舞われました。
舞台の進行が止まって緞帳が下りるまでの間、大階段に整列していた男役さんたちは微動だにせず、整列したまま。
さすがです。
結局、15分くらい中断しました。

この場面って、完全に軍服の男役のショー場面ですね。
ボルシェビキ側の桜木みなとくんも出ていますものね。
カッコいい場面だからいいけれど(^◇^)
トップスターの退団公演用の場面ですね 😄


以下、思い出したことを脈絡なく、つらつらと。
すみませんが、敬称略しますm(_ _)m

セルゲイ太公妃の舞踏会の場面のドレスがちょっとワタシ的には残念。
もっと帝政ロシアらしい重い感じのもの(一路さんが外部で演った『アンナ・カレーニナ』の舞踏会のドレスみたいなバッスルスタイルのもの)が良かったです……

ドミトリー(朝夏まなと)と農夫イワン(風馬翔)の戦争についての会話がなかなか深い。
かけるくんはワンポイントながら、いい芝居をしますよね。
終幕近くにも出てドミトリーと会話していますから、ツーポイントですね 🙂

いい芝居といえば、セルゲイ大公邸の家令役の星吹彩翔くんも。

まぁさまがイリナ(伶美うらら)に語る、ロマノフが前線に赴いて兵士たちを鼓舞しなければ、という言葉が今後の伏線になっているのかな?

うららちゃんは綺麗です。
歌もそんなに悪くはありませんでした。
まぁさまと真風くんと一作ずつ組ませてあげても良かったのにね……

アレクサンドラ皇后(凛城きら)はすごく美味しい役。
りんきらくんはふつうに綺麗で、豪華なドレスに負けていない。
ラスプーチン(愛月ひかる)に傅かれて銀橋を渡り、大階段を昇り、大階段の赤い絨毯に白のドレスが映えること!
台詞が棒っぽいのもの、ドイツから来て、宮殿に閉じこもっている皇后らしいです。

ここで疑問 ❓😶
この時代の宮廷の公用語はロシア語でいいのかしら?
さすがにもうフランス語ということはないですよねー。

愛ちゃんのラスプーチンはふつうに気色悪いです。(もちろん褒めてます!)
愛ちゃんも、お歌がんばれ、なのですが、こういう個性的な役のときはあまり気にならないのですよね。
ラスプーチンは思い切りのいい演技でした。

フェリックス・ユスポフ(真風涼帆)はドミトリーの旧友で、いつもドミトリーのことを気にかけています。
服装も1人だけスーツです。
まぁさまとまかぜくん、いいコンビになりました 😀

ドミトリーは、ニコライ2世の長女のオリガ(星風まどか)との結婚話が持ち上がります。
まどかちゃんは、だんだん大人っぽくなってきましたし、芸達者なのですが、やっぱりこの話のヒロインはうららちゃんでした。
白のブラウスに燕脂色っぽいスカートに軍服の上着だけを羽織っているオリガの服装ですが、何か意味があるのでしょうか?

で、ドミトリーのまぁさま。
考えて考えて行動する、何よりもロマノフの“ 義 ”を重んじる、ノブリスオブリージュを体現しています。
登場場面は多々ありますが、今のところは、雪原でのイワン、イリナとの場面、銀橋に出てきてラスプーチンと対峙する場面が好きです。
まぁさまが歌う場面は、思ったよりも少なく、というか、全体を通してセリフだけで進んでいく場面が多い印象でした。



突っ込みどころはけっこうありますが、ウエクミセンセの脳内では解決しているのでしょうね。
あるいは、ちゃんと行間を読みながら観てくださいね❗️と念を押されている感じ?

ウエクミセンセは、エンターテイメントではなく文芸作品を作り上げたいのかな、という気がします。
プログラムのご自身の挨拶にもある通り、「何を成し遂げるか、ではなく、どう生きるか」。


次は来月、東京で 🏙

コメント
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