夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

愛と義と紅い月 vol.1 ♪

2011-05-21 21:32:11 | 宝塚観劇つれづれ
宙組公演の初日から3回連続で観てきました
幸せ~


『美しき生涯』

私は一応、元・歴女ですが戦国時代は詳しくありません。
でも、ストーリーはわかりやすかったです。
史実に忠実ではないのですが、そこは許容範囲ということで

それを踏まえると…

脚本はさすがによくまとまっていて、加えて大石静氏ご本人が長年の宝塚ファンであるという事がよくわかる、ツボを狙った脚本だと感じました。

そこに、いい具合に石田昌也氏のあの感性がミックスされておりました。

そして、回を重ねるほどに、いろいろと心に入り込んでくるものが、増えていきました。

以下、微妙にネタバレしています。



ゆうひさんは青天ではなく長髪で後ろで一本に束ねて、両サイドにも髪を垂らしておりました。
月代(さかやき)は嫌いではないので、月代姿のゆうひさんでも清廉な三成らしくて良いと思うのですけれどねー、個人的には

どのお衣装もお似合いでしたが、私は茶々との紅葉の場面の、シンプルな薄紫の裃(でいいのかな?)と袴がいちばん好き
茶々との“今宵一夜”から疾風との銀橋での“光と影”に至る水色がかった薄灰色の裃&袴も好きです。
ラストの紅葉の舞の場面の直衣風なのもいいです。
その他にも、たくさんきらびやかなお衣装をお召しです。

三成という人間の造形については、語りたいことがまだまだまとまらないので、後日…


茶々@すみかちゃんは、嵌まり役だと思いました。
まず、子供時代の茶々がすごく上手い
北の庄から助け出された後の娘時代(史実としては10代後半)も、「この茶々ならば三成は愛してしまうだろう」と納得する茶々でした
また、淀殿になってからは、母としての凛とした佇まいも加わっていました。
最後の三成との別れの場面(まるでコンシェルジェリのアントワネットのもとに忍んでいくフェルゼン伯爵のようです)は、初日は「マリアだ」と感じましたが、次の回では、淀殿にシフトしてきたように思います。


疾風@かなめちゃんは、役柄のせいもあるのでしょうが、組み替えの違和感がまったくなく、とても芝居の中に溶け込んでいたと思います。
野性的でいて、はかない孤独感が似合っていました。
さぎり@純矢ちとせちゃんとのふたりの場面、三成とのやりとりもかなり良いのですが、なんと言っても、ラストの、こときれる場面がいいです


おね@美穂圭子さんに銀橋渡りのソロがあって、嬉しかったです
すべての娘(女)役さんの中で、わたしの中のNO.1の方なので


七本槍の面々は、お笑い担当とまではいかないのですが、大石氏が三成に傾倒するあまり、不当な描かれ方をされている気がします…
せっかくの、宙組を代表する男役の面々なのだし、もっとストーリーに深く関わる台詞が有ればいいのにと思います。
おねさまから徳川方に付くように言われる肝心の場面は、中途半端なコメディになっているし
さすがに、福島正則@みっちゃんには、少しは喋らせていますが…
七本槍のビジュアルは、ばっちりです


とりあえず、先ずは、こんなところで…


ショーについては、
「紅い月、燃える夜、あなたもいっしょに旅してみませんか?」
ということで別に書きます
写真はショーのオープニングの幕。
横になってしまいましたが
第一印象は、
ゆうひさんがたくさん踊っている
ということでしょうか。

これは、是非複数回、観るものだ~と思いました


21日の3時の貸切公演の司会をなさったのは、眉月凰さんでした。
ともよさんは退団なさっても、相変わらず“王子”でした
終演後のゆうひさんへのインタビューで、
「お久しぶりです」
「卒業おめでとう」
「わたしのことはいいので…」
「(ともよさんの)白いスーツが似合うね」
等々、同期ならではの、緩い話題から入っていって、なかなか楽しかったです
また、三成の兜について訊かれるとゆうひさんは
「いしだみつにゃんです
と満面の笑顔で答えていました

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