夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

愛月ひかるさんの卒業

2021-12-31 20:13:50 | ライブビューイング・配信
12月26日、愛月ひかるさんが宝塚歌劇団を卒業しました。

千秋楽の公演は、例によって、配信で見ました。
ショーのフィナーレでは、堂々とした2番手羽根を背負い、階段を降りてきました。
まこっちゃんと愛ちゃん。
個性の違うふたりの舞台を『アルジェの男』から約2年半、堪能させてもらいました。
とはいえ、「星組の愛月ひかる」を生の舞台では一度も観れなくて、ライヴビューイングと配信ばかりでした。

2007年の初舞台から約14年半、最後の何年かは紆余曲折で、光が見えない道を歩いている時期もあったと思うけれど、悔しくてたまらないこともあったと思うけれど、男役が好き過ぎる愛ちゃんが卒業を決心するのは並大抵な気持ちではなかったと思うけれど・・・
卒業おめでとうございます。

研15での退団。
同期の咲ちゃんもキキちゃんも活躍中だし、たぶん長期トップであろうまこっちゃんの2番手として、もう少し愛ちゃんには活躍してほしかったです。
誰かと個性が被るわけでもないのだし・・・
と、愛ちゃんの卒業に水をさすようなことを言ってはいけませんね🙇

さて、愛ちゃんのサヨナラショー。
構成は大劇場と同じだと思うのですが、画面越しでも、オーラをびんびんと感じました。
大階段でひとりで板付している姿は、男役として完璧な体型と姿勢、押し出しと求心力を感じました。

そしてご挨拶のために階段を降ります。
同期からのお花渡しは、宙組の新人公演時代に、切磋琢磨し合った蒼羽りくさん。研4から研7までほぼ全ての新人公演の主役をこのふたりで分け合ったのも懐かしい思い出です。

ご挨拶は大劇場のときとはちょっと違って、好きだった台詞として「今を盛りと咲き誇る桜よりも、終わりを知って色づく紅葉のほうが好き」(意訳です💦)をあげてくれました。これは、愛ちゃんが新人公演で主演した『美しき生涯』の石田三成の台詞です。ねね(淀君)に「そちは桜と紅葉、どちらが好きじゃ?」と尋ねられての答えなのですね。
愛ちゃんにとって、「終わりを知って色づく紅葉」は「限りを知って輝く男役」だったのかな?

最後にまこっちゃんとふたりで幕前に出てきてくれたのですが、肩の荷が降りたのか、愛ちゃんが乙女モードで、微笑ましかったです。

どうぞお幸せに。


この日は、同期生からのお花渡しということで、蒼羽りくさんの他に、十碧れいやさんや麻央侑希さんが来られて、華やかでした。
でもそれは、組を支えてきた上級生が卒業していくということなのですよね(涙)
退団される皆さま、どうぞお幸せに。

また、まこっちゃんがトップスターに就任して初めて、東京公演を完走出来たのも、本当に良かったです。

どうか公演の完走が当たり前の世の中に戻りますように。

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2 コメント

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Unknown (麻里子)
2022-01-05 22:23:28
桜さん。
素敵な記事をありがとうございます。
愛ちゃんは、本当にまさに宝塚の男役の色気を纏い、濃さと端正な正統派の間で揺れ動くような男役人生でした。
翼ある人々のフランツ・リスト、サンクチュアリのアンリ、神々の土地のラスプーチン。ロミジュリの死。
余人を持って変え難い独自のオーラを放っていて素晴らしかったです。
祐飛さんを慕われていた姿も思い出されます。
ご卒業が残念でなりませんが、おめでとうございます。
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Unknown (桜🌸)
2022-01-06 21:39:56
麻里子さん🌹
コメントをありがとうございます😃
愛ちゃんは、本当に品があって正統派で、今の宝塚では貴重なタイプの男役で、退団が本当に残念です。
『サンクチュアリ』や『翼ある人々』など宙組時代の小劇場公演をご覧になっている麻里子さんが羨ましいです。
劇団も愛ちゃんがここまで完成された、かつ人気のある男役になるとは予想していなかったのでは……と思います。
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