日々遊行

天と地の間のどこかで美と感じたもの、記憶に残したいものを書いています

コクトーが描く迷路の顔

2009-03-20 | Jean Cocteau

Cocteaurito ジャン・コクトーのリトグラフ。

迷路のようなアラベスク模様をコクトーは好んで描いている。

この絵は左右に横顔を配し、線をつないだり離したりしながら

イメージを思いのままにパステルで引いている。

タイイトル、製作年月日不明。 作品No,175枚中の20番台。


「私は手で仕事をすることで、絵を描いたり、デッサンすることで、書くことの気晴らしをする…
あたかも描くことは、手書きを別な風に結び直したものであるかのように」 (1962年 コクトーの言葉)