日々遊行

天と地の間のどこかで美と感じたもの、記憶に残したいものを書いています

代官山の蚤の市

2014-05-22 | まち歩き

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5月19日(月) と20日(火)の
2日間、代官山のT-SITEで行われた蚤の市。







パリのマレ地区をテーマに並んだアンティークの品々が遠い記憶を呼び覚まし、
訪れた人々の瞳に憧れが宿った2日間。

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時の向こうにあった物たちが集まった代官山の2日間。


洋書 「美女と野獣」の脚本 ジャン・コクトー

2014-05-17 | Jean Cocteau

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「LA  BELLE  ET  LA  BETE 」
映画「美女と野獣」は1945年から撮影が始まった。
ボーモン夫人の童話からイメージをふくらませたコクトーは
この映画の製作に際して「言葉よりも映像が言葉を語る」ような映画にしたかったと語っている。

謎と魔法によって虚構(野獣の城)と現実(家族)を
コクトーの思い描く手法で行き来させ神秘的に仕上げた物語。


この大型本はコクトー自筆のシナリオを豪華な1冊にしたもので
没後50年にあたる昨年に出版された。
2013年9月 フランス Saints Peres社
限定1000部の700番台


  左が場面設定、右側が台詞       作品のためのデッサンが8枚
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多色なり カーネーション 

2014-05-12 | Flower

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「ジリフラワーを持ち、恋人役の衣装を着て、コロネーションとソップス・イン・ワインを持っておいで」
   エドマンド・スペンサー
      「羊飼いの暦」より

ジリフラワー、コロネーション、ソップス・イン・ワインは皆カーネーションのことだという。

E・スペンサーはエリザベス1世の時代にソネットなども書いたイギリスの詩人。
3つの名を用いて詩に詠んだスペンサーはどんな色のカーネーションを見て詩にしたのだろうか。
このように1本から4色のカーネーションが出現するなど想像もしなかっただろう。

画像は母の日に1本売りでリボンがかけられていたカーネーション。
今は花に色を吸わせて実際にはない花も出現する世になった。
色素を交配して出来る花と違い、少し抵抗を感じるが
花のアートとして使える材料といえるかも知れない。


今日は八十八夜

2014-05-02 | 日常

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緑がまぶしく萌える5月。
「八十八夜の別れ霜」の言葉どおり、
もう霜が降りることもなく天候は安定期に入り、
茶摘みや稲作の準備が始まる。

Internet explorerアップデートの自動更新を確認して気持ちも落ち着く。
初夏のような気温に風がわたり揺れる5月の木々、そして揺れた脅威。