「ジリフラワーを持ち、恋人役の衣装を着て、コロネーションとソップス・イン・ワインを持っておいで」
エドマンド・スペンサー
「羊飼いの暦」より
ジリフラワー、コロネーション、ソップス・イン・ワインは皆カーネーションのことだという。
E・スペンサーはエリザベス1世の時代にソネットなども書いたイギリスの詩人。
3つの名を用いて詩に詠んだスペンサーはどんな色のカーネーションを見て詩にしたのだろうか。
このように1本から4色のカーネーションが出現するなど想像もしなかっただろう。
画像は母の日に1本売りでリボンがかけられていたカーネーション。
今は花に色を吸わせて実際にはない花も出現する世になった。
色素を交配して出来る花と違い、少し抵抗を感じるが
花のアートとして使える材料といえるかも知れない。