渋谷のBunkamuraミュージアムへ2月14日に見に行った「ソール・ライター展」。
どんな写真があるのかと心待ちにしていた展示会だった。
2006年、ドイツのシュタイデル社から
ニューヨークの写真家ソール・ライターの初の写真集が出版された。
その反響は大きく世界中が熱狂したという。
その時ソール・ライターは80歳を越えていた。
1950年代にはファッションフォトグラファーとして
「ハーパーズ・バザー」「ELLE」「VOUGU」の仕事などで活躍したが
その後、表舞台から姿を消した。
2006年の写真集によって脚光を浴びたソール・ライターの写真が人々の心に響いたのは
一瞬の風景や人の表情、
そこにある気温や空気さえもフイルムに収めた彼の個性に他ならない。
「無題」1955年
「セダン」1950年
「夜のバス」1950年
「ショッピング」1955年
「無題」1950年
身近な所にも物語はあるもので
どんな視野でその場を見つめるのか
ソール・ライターは自分が住むニューヨークの街を歩き
偶然というその瞬間を
彼自身の感性でシャッターを押した。
展示会の後、
映画「ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」を見た。
写真はもとより、彼の生き方を追ったドキュメンタリーで
特別が必ずしも幸せなのではなく
自然に、素直な自分でいる事こそ本来の自分なのだと
何にも流されないソール・ライターの姿があった。
展示会は1/9(木)~3/8(日)だったが
コロナウイルスのため 2/28日(金)から展示会が中止になったまま終了し
残念だったが懸命な対策だったと思う。
開催されていた時のBunkamuraのショーウィンドー。
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