30年の平成が終ろうとしている。
色々なことがあった平成の時代を振り返り感慨深く感じる。
せめてこの日の日付が残るものが欲しいと
新橋の烏森神社でご朱印をいただいた。
そして丸の内で見かけた可愛らしいカード。
ご退位された天皇皇后両陛下は
上皇陛下、上皇后陛下になられてもいつまでもお健やかにと願う。
そして来たる令和の時代も平和であるよう。
西口から見た旧田園調布駅舎。
田園調布を象徴する旧駅舎はおとぎの国のような可愛らしさで
1918年(大正7)に田園調布の街が誕生して以来、
地元民をはじめ、多くの人から親しまれてきた。
子供の頃からなじんでいた駅。
当時は入るとすぐ改札口になっていて右側に出札口の窓があった。
東口も同じ造りで駅の看板はないけれど
現在の改札口があるのはこの階段下の左側なので人の往来が多い。
1990年(平成2)に線路が地下に入ったため駅舎は解体されてしまったが
地元民の強い要望で2000年(平成12)に当時のままの姿で復元された。
噴水がある西口方面を撮影。
東口の改札前は広場になっている。
周囲はベージュの建物で統一されてスペイン風のイメージ。
どこから見ても当時の姿そのままに。
下の写真は 月刊誌「ITSCOM Life」2018年10月号から
駅前から放射状に道が伸びて緑の中に家々が並ぶ田園調布は
実業家・渋沢栄一が理想的な街づくりを、と
都市計画を進め、アーチ状に並木が続く豊かな街が実現した。
渋谷の歩道橋を歩いていて目に入った六本木ヒルズ。
夕陽でオレンジ色に染まったヒルズの光景に目を奪われた。
横にあるクレーンまでがかっこ良く、
一瞬、非日常の中に立っているような気がした。
今日4月8日はお釈迦様の誕生を祝う花まつりの日。
釈迦は母であるマーヤー(摩耶夫人)から
ルンビニ(ネパール南部)の花園で生まれたとされている。
花御堂には、釈迦が生れた時に七歩進んで
「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)と言い
右手を天に向けた姿の像が置かれている。
御堂に花があしらわれているのはルンビニの花園を表現。
気温が下がり寒かったが
今年も花御堂でお釈迦様に甘茶をかけて帰ることが出来た。
今年も千鳥ヶ淵の桜を見に行った。
桜の時期は特に美しい風景を見せてくれる場所。
目に広がる桜の風景。
当然ながら一度にこれだけの花がいっせいに咲く植物の不思議を改めて感じる。
そして人々を虜にするこの時期が終るのはあまりにも早い。
隅田川の桜を見に出かけた。
地下鉄の浅草駅から吾妻橋を渡るとアサヒビールのビルがあり
その隣にある墨田区役所の公園に勝海舟の像が建っていた。
まだ迷走していた幕末期に広い視野で日本の礎を築き
明治という新しい時代に導いた功労者であり
西郷隆盛との会談で
無血開城を実現させ、多大な偉業を成し遂げた。
JR田町駅からすぐのところにある第一田町ビル(三菱自動車本社ビル)が
薩摩藩邸跡であり、ここで無血開城の会談が行われた碑が建っている。
(昨年11月に撮影)
碑の裏側には無血開城の決定により
江戸の街を大火から救ってくれた感謝の意を表した言葉が刻まれている。
今、元号が「令和」へと変わり時代は新しい時を迎えようとしている。
遠くを指さす海舟が常に先を見ていた眼は
今を見ているように満開の桜に囲まれていた。