日々遊行

天と地の間のどこかで美と感じたもの、記憶に残したいものを書いています

小代焼の茶こし「ちゃぷちゃぷ」

2016-05-17 | 日常

すてきな茶こしと出合った。
福田るいさんによる小代焼(しょうだいやき)の作品で、
福田さんが創るオリジナルの茶こしを「ちゃぷちゃぷ」というのだそう。
ダイナミックさと、アンティークのような風合いに一目ぼれした。



福田さんは、お父様である福田豊水さんが興した「小代瑞穂窯」で2代目として創作し、
海外で展示会なども行った経歴を持つ陶芸家。
福田さんが創り出す器は、生活の中に心地よくなじむ物ばかりで
機能的でありながら、手のぬくもりとアートを感じる魅力的なものばかり。


横浜 港の見える丘公園のガーデニング

2016-05-16 | Flower

今までバラ園だった公園がリニューアルされ、
イギリス館のそばにある場所が色とりどりの草花に変わり
まさに花園のような公園になった。

(左)カンパニュラ (右)矢車草の間をダスティミラー(白妙草)が伸びて。
 

(左)ピンクのジキタリス (右)金平糖のようなカルミア
 

(左)白の露草 (右)草花の中に咲く赤い薔薇
 

(左)青いすじがきれいなペチュニア (右)シルバーのラムズイヤーのような巨大な葉
 

(左)赤い葉はヒューケラ (右)ジャーマンアイリス
 

この場所のすぐそばには港が広がる。
生まれ変わったイングリッシュガーデンの花々は
時間によって変わる光の中で汽笛の音を聞きながら咲いていた。


横浜 アメリカ山公園付近の薔薇

2016-05-15 | Flower

横浜へ出かけた際に薔薇を見てきた。
5月の公園は薔薇があふれんばかり。



(左)ツル・フラウ・カール・ドルシュキ
 

(左)人気のあるピエール・ロンサール
 

(左)バター・スコッチ (右)万葉
 

 

(左)ほのか (右)オレンジスプラッシュ
 

香りのある薔薇、香らなくとも姿を整えて咲く薔薇。
爛漫と咲く薔薇におぼれた詩人たちは薔薇の数よりも多い。

「春の花々を無駄に過ごさすまい。しおれない前に、バラの蕾の冠をかぶろう」
            シェークスピア『知恵の書』より


蜷川幸雄さんの訃報

2016-05-12 | アート・文化

蜷川幸雄さんが逝ってしまった。
海外からも高い評価を得て「世界のNINAGAWA」といわれるほど希有な演出家であり
日本の誇りでもあった蜷川さん。

何度も舞台を観たわけではなく、
シェークスピアものや「近松心中物語」などしか観ていないが
どの作品にも意表をつく演出が多く、
舞台から壮大な人間の世界を見たあの感激、
そしてその余韻など
蜷川さんの舞台を観たあとは甘美な疲労感が残っていた。

「誰も見たことがないものを作りたい」
その言葉どうり、人々の胸に焼きつけた舞台は数知れない。


初期の頃の作品「王女メディア」の写真(メディア役の平幹二朗さん)