目黒駅から3分の場所にある「STUDIO EASE (スタジオイーズ)」で
20日(金)~25日(水)までの6日間のクリスマスの街が出現した。
STUDIO EASEは雑誌やMVの撮影などに使われるスタジオで
普段は一般人は入れないが
この限られた6日間だけは自由に誰もがここのクリスマスを楽しめる。
撮影スタジオらしく飾りやディスプレイが
独創的で通りを歩いて立ち止まることがしばしば。
フードマーケットでハーブウインナとクレープ、レモネードを。
入場料は1000円。布のバッグとオリジナルポストカードがもらえる。
カードにはすでに切手が貼ってあり、会場のポストから送ることも出来る。
揺れてきらめくミラーボールや星。
あちこちに置かれたキャンドル、そして雪が降る演出も。
公園で開かれる大きなイベントとは違うけれど
どこかの街にまぎれ込んだような錯覚が残った一夜だった。
今年のドアスワッグはベーシックな形にした。
実を多く使用したが
いつ来るのか鳥がついばみ、ドアの下には葉や枝が散乱している。
何度直しても引っ張るようで今ではすっかり形が崩れてしまった。
それでも鳥が来てくれるのはうれしい。
使用した材料
モミ、ヒバ、スズメウリ、ククミス、バーゼリア、ユーカリトランペット、ポプラス、ナンキンハゼ
短い間の旅だったが函館の元町で見かけたリースなどは
ほとんどが造花ではなく本物の杉やモミの枝を使用していた。
そして、今飾ったばかりのように新鮮な緑が印象的だった。
雑貨店に飾られたリース。モミ、ヒバ、杉などに赤いサンキライの実などで
ボリュームを出し、魅力いっぱいのリース。
アートっぽくてかっこいいリースはパン屋さんに飾られていた。
ミモザ、ユーカリ、ドライの蓮の実など。
函館ハリストス正教会の門扉に下げられたリース。
雪冠杉の輪にサンキライの実や松かさにリボンを巻いて。
中心のベルが教会らしい。
「CAFE TACHIKAWA」の正面に大きな宿り木が飾られて。
宿り木がこうして飾ってあるのを見られるのはとても貴重。
リボンが風になびき、客人を歓迎するかのようだった。
暖かい日が続いていたけれど12月らしい気温が訪れた。
寒いのは体にこたえるが
温暖化は地球に深刻な痛手を与える。
季節を感じられるのは気温が四季の風景を作るから。
クリスマスも近い。
今年もモミの枝を飾って。
(右)使用した花材
モミ、ブルーアイス、ヒイラギ、リューカデンドロン、ビバーナム・ティナス
クリスマスは、christ(キリスト)のmas(ミサ)であり、12月25日はイエス・キリストの生誕祭だが
歴史をたどれば、宗教観の争い、政治的背景、暦にもとづく祝祭などが絡みあい、12月25日がクリスマスと決まるまでには
複雑な経緯があった。欧米ではこの時期になると、どの家庭でもツリーやリースを飾り、部屋にモミをあしらい、
クリスマスには教会へでかけてキリストの誕生を祝う。
リースは環であり、終わりがないことから永遠を表し、
常緑樹を使うのも日本の松と同じで、やはり永遠の象徴としてモミの枝を使うようになった。
本来、枝を環にするのは豊作の願いや祈りのものであり、
クリスマスに限らず、蔓や実のついた枝を環にしてドアにかけていたといわれる。