サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

酒井高徳インタビュー

2021-02-26 08:24:31 | 日記

NEWS PICKSの配信記事の中で酒井高徳のインタビューが出ていた。タイトルは「日本サッカーは世界のサッカーと全く違う」である。インタビューを要約すると、ドイツから日本に戻るにあたり、選手としてヨーロッパでプレーしていたときのレベルの維持は難しいと覚悟していたということだ。

 

その覚悟は間違いなかったようで、特に守備ブロックから攻撃への転換がJリーグは遅く、ちゃんとできているのは川崎Fだけ。それは神戸もできていない、云々である。まあ彼の言う意味は理解できる。そもそも選手の移籍金を見た場合の価値、選手の年俸はJクラブとヨーロッパの5大リーグの1部クラブでは全く違うので、そこでリーグのレベルを比較するのは無理がある。

 

さてそれならばドイツで8年間もプレーしてきて、ドイツの高いレベルを見に付けた酒井高徳はそういうプレーを神戸で見せてくれたかと言えば、そんなことはない。ミスも多いし、こんなプレーをしている選手がよくブンデスにいられたなという思うこともある。

 

ヨーロッパで体得したプレーをJリーグに還元して欲しいというのがサポの心理だと思う。たとえばイニエスタは弱小神戸にいても、老いたりとはいえ往年のプレーを見せてくれている。またイニエスタがいるからという理由でJリーグが海外から関心を集めることもある。

 

イニエスタと比較するのはかわいそうだが、酒井高徳は神戸、Jリーグに何を還元してくれているのか。ドイツではこうやっていたから、そのレベルに近づこうとチームメートを鼓舞しているのだろうか。別に伝道師になれとは言わないが、日本と世界のサッカーは違うというのであれば、自分がもっと積極的にそのレベルを変えようという気概が欲しい。


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