浦和の柏木が沖縄キャンプ中に規律違反を犯して、退団に追い込まれた。契約解除ではなく、移籍を念頭においた退団なので他のクラブへの移籍が決まらなければ、宙ぶらりんになる可能性もある。
杉本と一緒に飲食店を午後4時から午後６時の２時間を貸し切りにして、飲んでいたようだ。長いキャンプの中でストレスがたまっていたからという理由だが、それは他の選手にも共通していることだろう。どうしてこの二人だけわざわざ店を貸し切りにしてまで飲みにいったのだろうか。
大体飲んで帰ってくれば酔っぱらっていることはすぐにばれる。コンビニ以外の外出は禁止されているのに、ご丁寧に貸し切りにしてばれないようにしている。午後４時からというところがみそで、店に迷惑かけないように早めに行ったわけだ。ご苦労さんなことである。
柏木は昨年秋にも規律違反をしていて、繰り返したということでロドリゲス監督の逆鱗に触れた。厳しい監督であれば当然こうなる。杉本は初犯ということで許された。杉本はまだ戦力だが、柏木はほとんど戦力外ということなのかも知れない。
退団させるのであれば契約解除にしたほうが、移籍がしやすいと思うのだが、浦和は契約をそのままにして他のクラブへの移籍を探させる道を選んだ。シーズン途中の移籍だから移籍金もかかる。浦和は移籍金ゼロでもよしとしているのかどうかは分からない。それに今回のように規律違反を繰り返す選手を獲得するクラブが出てくるのかどうかも疑問。
今後どうなるかは別にして、柏木はプロ選手としての自覚が足りない。若手ならばともかくとして、３３才のベテラン選手である。この件は内部からチクられたようだし、自分だけ飲みにいった代償はでかかったわけだ。