バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

抗アレルギー効果のある茶葉成分

2006年12月06日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
山本(前田)万里
日本補完代替医療学会誌 Vol. 3 (2006) , No. 2 pp.53-60

茶に含まれている主要カテキン,エピガロカテキンガレートの 2 倍強の抗アレルギー活性を持つメチル化カテキン(エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート)を「べにふうき」(1993 年野菜茶業研究所枕崎育成)などの特有の茶品種に見いだした.「べにふうき」茶葉中のメチル化カテキンは,発酵(紅茶製造)で消失し,下位葉に多く含まれ,本州では 2 番茶,3 番茶で含量が高まることを明らかにした.「べにふうき」は,輪斑病,炭疽病に抵抗性があり,樹勢が強く非常に多収な香りの良い品種である.メチル化カテキンの作用機作は,初期アレルギーで重要なマスト細胞内の情報伝達系抑制(チロシンキナーゼ活性化抑制,高親和性 IgE 受容体発現抑制,ミオシン軽鎖リン酸化抑制)による脱顆粒抑制であり,「べにふうき」緑茶は,ヒトボランティア試験でスギ花粉症,通年性アレルギーの症状を軽減した.それを受け,食品メーカーと共同で「べにふうき」緑茶容器詰め飲料及び菓子を開発した. J-Stage JOI JST.JSTAGE/jcam/3.53

麹菌遺伝子

2006年12月06日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2002-383868 出願日 : 2002年12月26日
公開番号 : 特許公開2005-176602 公開日 : 2005年7月7日
出願人 : 独立行政法人産業技術総合研究所 外2名 発明者 : 町田 雅之 外11名

発明の名称 : 麹菌遺伝子

【課題】麹菌のゲノムDNA情報を明らかにし、それにコードされる遺伝子等の機能を明らかにすることによって、バイオテクノロジーを利用した物質生産等のような、食品産業において安全な遺伝子資源の有効な活用法を提供するとともに、農薬及び医薬分野における各種遺伝子スクリーニングの為の有用な情報を提供すること。
【解決手段】糸状菌、特にアスペルギウス・オリゼ由来DNA、並びに、該DNAから調製されるヌクレオチド配列からなるGRASグレードの糸状菌遺伝子の増幅用プライマーセット及び糸状菌遺伝子検出用プローブ。

人工的生合成遺伝子クラスターを賦与した放線菌によるフラボノイド化合物の発酵生産

2006年12月06日 | 菌類 細菌
堀之内末治 東京大学大学院 農学生命科学研究科
強力プロモーターの下流に植物由来の4種の遺伝子をタンデムに連結して人工遺伝子クラスターを創出し、放線菌でのカルコンの発酵生産を目標とする。野田産業研究所2001年度野田産研研究助成対象

ミトコンドリアDNA複製の常識の一端が覆る

2006年12月06日 | 生命科学 生物誌
- ミトコンドリアDNA複製開始には遺伝的組換え開始と共通の装置がはたらく -
 理研中央研究所柴田武彦上席研究員と凌楓先任研究員らの研究グループは、これらの現象の根幹となるミトコンドリアDNA複製開始に関して、これまでの生物の教科書を書き換える事実を酵母を使って発見しました。具体的には、ミトコンドリアDNAの複製開始が、これまで言われてきたRNA合成によるものではなく、DNA二本鎖切断など遺伝子組換えと同じ反応であることを突き止めました。理化学研究所 プレスリリース2006-12-06

ファクトシートについて 食品安全委員会

2006年12月06日 | NEWSクリッピング

 食品安全委員会では、食品の安全性に関する以下のテーマについて、ファクトシート(科学的知見に基づく概要書)を作成し公表しています。 これらのファクトシートは、掲載時における研究結果等を整理して作成したものです。http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets.html

第54回食品安全委員会において、ファクトシートを作成し、国民の皆様に情報提供することとされたもの。


Q熱[PDF](平成17年7月25日更新)

食品安全委は「心配なし」
悪玉油「注意大切」の声も

 心疾患を誘発するとされる「トランス脂肪酸」の多い調味油などを外食産業で原則使用禁止とすることが米・ニューヨーク市で決まったが、国内では「脂肪摂取量が米国人より少ないので、健康への心配はない」(食品安全委員会)との見方だ。しかし市民団体からは6日、「特定の食品は注意が必要」との声も上がった。 京都新聞2006-12-06


ファフィア株(アスタキサンチン生成)を形質転換する改良法

2006年12月06日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平9-523340 出願日 : 1996年12月23日
公表番号 : 特許公表2000-507087 公表日 : 2000年6月13日
出願人 : ギスト ブロカデス ベスローテン ファンノートシャップ 外1名 発明者 : フェルドゥース ヤン コルネリス 外1名

発明の名称 : ファフィア株を形質転換する改良法、そのようにして得られた形質転換したファフィア株及び前記方法における組換えDNA

本発明は、転写プロモーター及び発現すべき下流配列を作用可能な結合で含む組換えDNAであって、該転写プロモーターが高度に発現したファフィア遺伝子、好ましくは解糖系遺伝子、更に好ましくはグリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼをコードする遺伝子のオープンリーディングフレームの上流に見られる領域を含む、前記組換えDNAを提供する。本発明の組換えDNAは、好ましくは、リボソームタンパク質コード化遺伝子のプロモーターを含み、更に好ましくは、該転写プロモーターが配列番号24~50のいずれか1つに記載されるアミノ酸配列の1つで表されるタンパク質をコード化するオープンリーディングフレームの上流に見られる領域を含む。本発明の態様によれば、ファフィア・ロドザイマのカロテノイド生合成経路に関与する酵素をコードする単離したDNA配列、好ましくは、前記酵素がイソペンテニルピロリン酸イソメラーゼ活性、ゲラニルゲラニルピロリン酸シンターゼ活性、フィトエンシンターゼ活性、フィトエンデサチュラーゼ活性及びリコペンシクラーゼ活性より選ばれた活性をもつ単離したDNA配列、更に好ましくは配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21又は配列番号23で表される配列より選ばれたアミノ酸配列を有する酵素をコードする単離したDNA配列が提供される。実施態様は、ベクター、形質転換したホスト生物、タンパク質及び/又はアスタキサンチンのようなカロテノイドの作成方法、及びファフィアから高度に発現したプロモーターを単離する方法に関する。

多分化能を有する細胞の分化誘導方法

2006年12月06日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-59705 出願日 : 2004年3月3日
公開番号 : 特許公開2005-95138 公開日 : 2005年4月14日
出願人 : 株式会社 エフェクター細胞研究所 外1名 発明者 : 落谷 孝広 外1名

発明の名称 : 多分化能を有する細胞の分化誘導方法

【課題】多分化能を有する細胞の分化誘導に関与する因子を同定し、該因子の利用法を提供することを課題とする。
【解決手段】cDNAマイクロアレイ技術によって偽処置およびCCl4処置マウス肝臓の間で24時間後に可変の遺伝子を発現分析し、いくつかの増殖因子を選択した。次に、ES細胞の肝細胞分化率に及ぼすマトリクスおよび増殖因子の影響を調べた。その結果、本発明者らは、異なる2つのマトリクス培養皿において、いくつかの増殖因子含有培地での単純な接着単培養によって、EBsを介さずに、ES細胞から肝細胞の分化に成功した。

糖タンパク質若しくは細胞の識別、血清,細胞診断

2006年12月06日 | 創薬 生化学 薬理学
国際出願番号 : PCT/JP2003/010461 国際出願日 : 2003年8月19日
国際公開番号 : WO2004/018513 国際公開日 : 2004年3月4日
出願人 : 504000292 発明者 : 入村 達郎 外4名

発明の名称 : 糖タンパク質若しくは細胞の識別、血清若しくは細胞診断、或いは糖タンパク質若しくは細胞分画のためのレクチンライブラリの使用

細胞等の微妙な違いを反映する細胞表面の炭水化物、例えば糖鎖や、細胞表面糖タンパク質の違いを認識し、それにより各種の細胞等を識別、同定或いは分画するのに役立つレクチンおよび当該レクチンにより構成されるレクチンライブラリーを提供する。

微生物による抗腫瘍性物質BE-54017及びその製造法

2006年12月06日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平10-358266 出願日 : 1998年12月16日
公開番号 : 特許公開2000-178274 公開日 : 2000年6月27日
出願人 : 萬有製薬株式会社 発明者 : 仲瀬 和穂 外5名

発明の名称 : 抗腫瘍性物質BE-54017及びその製造法

【課題】新しい抗腫瘍剤の提供。
【解決手段】ストレプトミセス属に属する微生物またはその変異株を培養し、その培養物から二次代謝産物を採取することによって製造した下記の構造式で表される化合物を用いる。
【効果】マウス白血病細胞及びヒト大腸癌細胞、ヒト肺癌細胞に対して、試験管内試験において増殖阻害活性を示した。

バイオ塾情報創庫 DB更新情報 2006-12-06

2006年12月06日 | 医薬工学 製剤 DDS
◇新規DNAベクター、及び組み換え新規DNAベクターを有効成分とするワクチン
  http://blog.drecom.jp/bio21st/archive/122
◇抗原特異的リンパ球抗原受容体遺伝子のクローニング方法 
  http://blog.drecom.jp/bio21st/archive/121
◇特定の麹菌の同定方法
  http://plaza.rakuten.co.jp/bio21/diary/200612060011/
◇水熱反応装置を組み入れた食品廃棄物の処理方法
  http://plaza.rakuten.co.jp/bio21/diary/200612060010/
◇ノコギリヤシの健康パワーでスッキリ快適な毎日を
  SecondStage 2006-12-06 日経BP