バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

音を認識する神経細胞部位を特定 京大大学院の研究班

2006年12月01日 | NEWSクリッピング
 京都大学大学院医学研究科の久場(くば)博司助手(神経生理学)らの研究グループが、ニワトリのヒナの脳を使った実験で、脳の神経細胞の中で音を認識する部分を特定した。30日発行の米科学雑誌「ネーチャー」電子版に研究成果が掲載される。人はフクロウなどとともに、音の来る方向を認識することについて優れた能力を持っているとされ、今回の研究は人が音を認識するメカニズムを解明することにもつながる成果とみられている。izaBlog 2006-12-01


電子線殺菌方法

2006年12月01日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平11-161054 出願日 : 1999年6月8日
公開番号 : 特許公開2000-342234 公開日 : 2000年12月12日
出願人 : 農林水産省食品総合研究所長 外2名 発明者 : 林 徹 外4名

発明の名称 : 電子線殺菌方法

【課題】 殺菌効果を有するとともに、機能特性に影響を及ぼさない固形素材の処理方法を見出すことを目的とする。
【解決手段】 本発明によれば、タンパク質又は糖質を主成分とする固形素材を、その水分含量が、第二屈曲点以下、好ましくは単分子吸着水分含量以下になるように調整し、次いで素材に電子線を照射することにより、素材を汚染する微生物を殺菌する固形素材の殺菌方法が提供される。

線溶活性蛋白質およびその製造法

2006年12月01日 | 菌類 細菌
中西 晃一郎ほか:日本ケミカルリサーチ株式会社
特公平8-13271 公告日:平成8年(1996)2月14日
特許2119017号
 納豆もしくは納豆菌培養物の水性抽出物をアルコール分画および(または)塩析に付し、析出物を少くとも一工程の疎水クロマトグラフィーを含むクロマトグラフィーで精製し請求項1記載の蛋白質を含む分画を採取することを特徴とする線溶活性蛋白質の製造法。

出願番号 : 特許出願平7-39083 出願日 : 1995年2月3日
公開番号 : 特許公開平8-208512 公開日 : 1996年8月13日
出願人 : 日本ケミカルリサーチ株式会社 外1名 発明者 : 藤田 貢 外3名

発明の名称 : 血栓形成阻害剤

【目的】 血栓形成を阻害できる薬剤を提供する。
【構成】 納豆菌の生産する線溶酵素を有効成分とする血栓形成阻害剤、血栓再閉塞阻害剤またはフィブリノーゲン限定分解剤。
【効果】 本発明の酵素剤は経口投与により腸管から吸収させることができ、血中のフィブリノーゲンを限定分解してフィブリン網の形成を妨げ、血栓の形成や再閉塞を阻害することができる。

好調なベルギーのバイオテクノロジー関連市場

2006年12月01日 | NEWSクリッピング
バイオ新薬での新株公募で波に乗るThromboGenics 社(ベルギー)
 株式市場Euronext Bruxelles では、バイオテクノロジー関連の銘柄が好調だ。2005年には、バイオテクノロジー関連の企業が、市場で1 億2,000 万ユーロあまりの資金を調達し、Devgen 社、Galapagos 社のような企業がEuronext に上場している。
 OncoMethylome 社は、2006 年中にも上場する可能性がある。バイオテクノロジー部門への投資は、ベルギーのみならず欧州各地で増えており、2004 年度には、12 億ユーロ以上が欧州で同部門に投資された。市場や銀行がバイオテクノロジーへの理解を深めたことや、バイオ企業の経営がより厳格になったことなどがその背景にある。NEDO海外レポート NO.990, 2006.11.29

米国におけるヒト胚幹細胞研究を取り巻く状況

2006年12月01日 | NEWSクリッピング
米国でのヒト胚幹細胞問題に関する商業的な研究(特に治療薬の開発)に関しては、今のところ少ない状況にある。現在の政治情勢によりもたらされている問題に加えて、治療の基礎となる自然の生物学的作用機序についての科学知識の不足や、それに伴う商業的な展開のための技術的リスクの高さは、商業的投資を行うことに対する大きな障壁である。しかし、新薬を発見するための基盤(プラットフォーム)として胚幹細胞を使用することは、当面は、多少魅力があると思われる。NEDO海外レポート NO.990, 2006.11.29

EU のFP7 におけるライフサイエンス研究への取組(欧州)

2006年12月01日 | NEWSクリッピング
本誌(NEDO海外レポート)967 号(2005 年11 月)では、欧州第7 次研究開発フレームワーク計画(FP7)の原案のライフサイエンス関連部分を紹介した2。その後、EU 内で検討・修正が進められ、2006 年7 月にFP7 の内容が実質的に決定した。本稿では、FP7 の最終案の中からライフサイエンス、バイオテクノロジーに関係する「テーマ1:健康」と「テーマ2:食糧・農業・バイオテクノロジー」の全文を紹介する。NEDO海外レポート NO.990, 2006.11.29

速効型インスリン分泌促進薬の動向

2006年12月01日 | 医療 医薬 健康
国際医療福祉大学臨床試験研究分野 教授 田中 俊一

 今日は速効型インスリン分泌促進薬についてのお話をさせていただきたいと思います。近年、フェニルアラニン誘導体系のナテグリニドを中心として、速効型のインスリン分泌促進薬が使われるようになってまいりました。この経緯について、まずお話したいと思います。もともと2型糖尿病の治療薬として、かなり古くから知られているものにスルホニル尿素系の薬剤(SU剤)があります。これは効き目、いわゆる薬の強さとしては、十二分なものでして、それに優る薬はございません。ただし、SU剤の欠点として 通常、受容体に接続しますと、その刺激時間が長いという特徴がございます。従いまして、朝1錠服用しても昼食前とか、あるいは夕食の前であるとかに食前の低血糖を起こすというような欠点がございました。そこで開発されてきたのが、このフェニルアラニン系のナテグリニドでございます。詳細>><スズケンDIアワー> 平成16年3月11日放送内容より

◇味の素-アステラス、糖尿病薬併用療法を申請
 味の素とアステラス製薬は11月30日、味の素のナテグリニド(商標ファスティック/スターシス)と塩酸ピオグリタゾン(武田薬品工業の同アクトス)の2つの抗糖尿病剤による併用療法の承認申請を厚生労働省に提出したと発表した。ナテグリニドの速効・短時間作用型の作用を生かして食後の高血糖を改善する。08年に承認を見込み、アステラスと第一三共も販売する。ピオグリタゾンはインスリン抵抗性改善剤でインスリン作用を増強することで血糖値を低下させる。これに対して、糖尿病患者の特徴である食後に高血糖に陥るのを防ぐには、速効型のインスリン分泌促進薬であるナテグリニドが向いている。化学工業日報2006-12-01

◇糖尿病 【薬物療法】
  http://www.mog.gr.jp/dm053.html
◇糖尿病の新薬情報-経口剤編
  http://www.uemura-clinic.com/dm.htm